ちいさくなったらなくなっちまうよ(小さくなったら無くなっちまうよ)……「おおきくなったね」への返答。
ちえくらべ(知恵くらべ)
  • ちえくらべってわけですね(知恵くらべってわけですね)
ちえをかりる(知恵を借りる)
  • ちえをかりてぇ(知恵を借りてぇ)
ちえをふるいだす(知恵を振るい出す)……がんばって知恵をしぼりだす。
ちかごろめずらしいいいわかいもん(近頃珍しい良い若い者)
ちがたな(血刀)
  • ちがたなぶらさげて(血刀ぶら下げて)
ちかよるてづるがないところから(近寄る手蔓がないところから)
ちからがつく(力が付く)
ちからもち(力餅)
ちからもち(力持ち)……力自慢。
  • むらいちばんのちからもち(村一番の力持ち)
ちぎょうち(知行地)……領地。
ちぎょのうれい(池魚の患)……火事。「池魚の患に罹り」
ちぎょのわざわい(池魚の殃)……火事。▼消火のために池の水が使い果たされた故事から。
ちくでん(逐電)……逃亡すること。
ちくもり(血曇り)……血や脂で生じる刀に出るくもり。ちぐもり。
  • たしかにちくもりがある(確かに血曇りがある)
ちしお(血潮)……血。
ちしゃてんとう(智者点頭)……うなづく。理解される。
ちじょくをあたえん(恥辱を与えん)
ちしる(血液)
ちそう(馳走)
  • ちそうしてくれるのか(馳走してくれるのか)
  • ちそうになる(馳走になる)
  • ちそうになったぞ(馳走になったぞ)
ちちうえ(父上)
ちっきょ(蟄居)
ちっきょさしひかえのみ(蟄居差控えの身)
ちったぁなのとおったものなんだよ(些ったぁ名の通ったものなんだよ)……わしの名を知らんのか。
ちっとやそっとじゃねぇ……《ちょっとやそっとじゃない》
ちともうしあげにくい(ちと申し上げ憎い)
ちなまぐさい(血腥い)
ちのかよったにんげんのやることたぁおもえねぇぜ(血の通った人間のやることたぁ思えねぇぜ)
ちのけのおおい(血の気の多い)
  • ちのけのおおいやつがそろってますんで(血の気の多い奴が揃ってますんで)
ちのにじむような(血の滲むような)……努力や研鑚。
ちのみち(血の道)……婦人病
ちのめぐりのわるいやつだな(血の巡りの悪い奴だな)……察しが悪いな。
ちはあらそえねぇ(血は争えねぇ)
ちはとうなんにかたむきてんはせいほくにたかし(地は東南に傾き天は西北に高し)……古代中国の考え方。このため水や天体の動きに変化がある。
ちまよう(血迷う)
  • おのれちまようたか(おのれ血迷うたか)
  • ちまようでない(血迷うでない)
  • ちまようんじゃねぇ(血迷うんじゃねぇ)
ちもなみだもない(血も涙もない)……非道な人物。
ちゃくみおんな(茶汲女)……茶店の娘。
ちゃぶるまいのしたくでもしようかの(茶振舞の支度でもしようかの)
ちゃみせ(茶店)
ちゃめっけ(茶目っ気)
ちゃでもちそうになろうか(茶でも馳走になろうか)
ちゃわんざけ(茶碗酒)……だらしない飲み方。
ちょいとくすりがききすぎたみたいですね(ちょいと薬が効き過ぎたみたいですね)……効果がありすぎた。
ちょいとにいさん(ちょいと兄さん)
ちょいとまっておくんなせぇやし(ちょいと待っておくんなせぇやし)
ちょういき(兆域)……墓場、陵墓。
ちょうけんかいば(長剣快馬)
ちょうしいいことばかりいいやがって(調子いいことばかり言いやがって)
ちょうしっぱずれのこえ(調子っ外れの声)
ちょうじりあわせ(帳尻合わせ)
ちょうじりがあわない(帳尻が合わない)……帳面の会計があわない。整合が取れない。
  • そいつはちょうじりのあわないはなしだな(そいつは帳尻の合わない話だな)
ちょうせんにんじん(朝鮮人参)……にんじん、高麗人参。薬として頻発する。
ちょうちゃくせい(打擲せい)
ちょうちんにつりがね(提灯に釣鐘)
ちょうちんや(提灯屋)……筆で字を二度書き以上してかたちを整え直すこと。清書の際にするとよくないことだとよく言われた。
ちょうてき(朝敵)……朝廷に刃向かうものども。
  • けがらわしきちょうてきよばわり(穢らわしき朝敵呼ばわり)
ちょうてきのやから(朝敵の輩)
ちょうないでもなのとおった(町内でも名の通った)
ちょうにん(町人)……市民。
  • ちょうにんのわたしにはすぎたよめごじゃないか(町人の私には過ぎた嫁御じゃないか)……浪人の娘などとの縁組。
ちょうはん(丁半)……さいころ賭博。
ちょうはんこまそろいましたっしょうぶっ(丁半駒揃いましたっ勝負っ)
ちょうめん(帳面)……綴じた書類。
  • ちょうめんをしらべる(帳面を調べる)
  • ちょうめんをつける(帳面をつける)
ちょっくらもち(ちょっくら持ち)……下等な盗賊。ひとの持物そのまま持ち逃げする。かっぱらい。
ちょっとたこうございますね(ちょっと高うございますね)……値が張る。
ちょこざい(猪口才・猪牙才)
ちょこざいせんばん(猪口才千万・猪牙才千万)
  • それがしとたちあいをのぞむとはちょこざいせんばんさぁまいれっ(それがしと立ち合いを望むとは猪牙才千万さぁ参れっ)
ちょぼ……義太夫。芝居でのことば。
ちらしがみ(散らし髪)……結ってない髪。ざんばら。
ちりめんのはれぎ(縮緬の晴着)
ちりめんのふんどし(縮緬の褌)
ちんぎょらくがんかりんとう(沈魚落雁花梨糖)……美しさの形容の洒落ことば。落雁からの菓子連想。
ちんしみょうしょう(沈思冥想)……しずかに瞑想にふける。
ちんだん(珍談)……特別な情報・おはなし。
ちんぷんかん(陳奮翰、陳芬漢)……わけがわからない。ちんぷんかんぷん。
ちんぷんかんぷん……わけがわからない。
  • ちんぷんかんぷんなことばかりぬかしやがって……わかるようにしゃべりやがれ。
ちんりん(沈淪)……沈み込む。
最終更新:2025年06月09日 15:25