えいさかほいさか……掛け声。《えっさかほっさか》
えいとばかりに
えいほえいほ……駕篭屋さんがお客を乗せて運転してるときのの掛け声。
えいやっ
えいゆうごうけつよもにおこり(英雄豪傑四方に起こり)
えきびょうふうじ(疫病封じ)
えごころがある(絵心がある)
えこのさた(依怙の沙汰)
えこひいき(依怙贔屓)
えず(絵図)……地図。
えずめん(絵図面)
えたいのしれぬやまいでしてな(得体の知れぬ病でしてな)
えっさっさ……荷物などを運ぶときの掛け声。雲助なども。
えど(江戸)
  • えどおもて(江戸表)
  • えどしちゅう(江戸市中)
  • えどではいちにをあらそう(江戸では一二を争う)
  • えどふないついほう(江戸府内追放)
  • えどへあしをむける(江戸へ足を向ける)……江戸にやって来る。
  • えどみやげ(江戸土産)……浅草海苔と錦絵。荷物として軽いことから喜ばれた。
  • えどわずらい(江戸患い)……脚気。白米を食べることに因る。
えとくする(会得する)……おぼえる、習得する。
えどっこ(江戸っ子)
  • えどっこだってこわいものはこわいですよ(江戸っ子だって怖いものは怖いですよ)
  • えどっこはさつきのこいのふきながし(江戸っ子は五月の鯉の吹流し)……腹の中身はさっぱりしてる。
  • えどっこはよいごしのぜにはもたねぇ(江戸っ子は宵越しの銭は持たねぇ)
えどまえ(江戸前)……うなぎ屋の宣伝文句。
えにかいたもち(絵に描いた餅)……画餅。
えにし(縁)
  • えにしのうすいもの(縁の薄い者)
  • えにしをむすぶ(縁を結ぶ)
えになるねぇ(絵になるねぇ)……きれいなもんだ。
えびすさま(恵比寿さま・蛭子さま)……耳の聴こえないことをこう呼んだりもした。
えふでのこころえ(絵筆の心得)
えみしをしりぞけつくしをきよめ(蝦夷を退け筑紫を清め)
えらいこと
  • えらいことになった
  • えらいことになっちまったな
  • えらいことにまきこまれまして(えらいことに巻き込まれまして)
えをかく(絵を描く)……計画を立案すること。
  • えをかいたのはこのあたしだよとりぶんはこっちのもんだ(絵を描いたのはこのあたしだよ取り分はこっちの物だ)
えんい(円伊)……まる(円)さんかく(伊)のこと。文字や記号のこと。
えんやらやー……木遣り歌。
えんだんがふる(縁談が降る)
えんづき(縁付)……姻戚関係。
えんづく(縁付く)……嫁入り聟入りをすること。
えんにち(縁日)……日ごとに神仏が割り振られており、毎月その日に寺社でおこなわれる。
えんぶだい(閻浮提)……人間たちの住む世界。贍部洲。「閻浮提のうちなり」
えんぶにこうず(閻浮に降ず)……人間界に生じる。
えんまの(閻魔の)……あだ名などにつく語句。こわい人物。「閻魔の仁蔵」など。
えんとう(遠島)……島流し。
えんりょなくもっていきな(遠慮なく持って行きな)
最終更新:2024年06月02日 17:12