めい(銘)
  • めいはないがなかなかのわざもの(銘は無いがなかなかの業物)……すばらしい刀だ。
めいこん(迷魂)
めいさつ(名刹)……名高い寺院。「めいせつ」とも。
めいじょがある(冥助がある)
めいていのようす(酩酊の様子)
めいど(冥途、冥土)……あの世。
めいどのみやげ(冥途の土産)
  • めいどのみやげにおしえてやろう(冥途の土産に教えてやろう)
  • めいどのみやげにきかせやろうか(冥途の土産に聴かせてやろうか)
めいはんがん(名判官)……よい裁判官。
めいめいもうもう(冥々朦々)
めいわくせんばんのぎ(迷惑千万の儀)
めうつりするのう(目移りするのう)
めおと(夫婦)
めおとぢゃわん(夫婦茶碗)
めおとのやくそく(夫婦の約束)……「ふうふやくそく」
  • めおとのやくそくをかわしたなか(夫婦の約束を交わした仲)
  • めおとのやくそくをかわす(夫婦の約束を交わす)
めがくさる(目が腐る)
めかけ(妾、小星)
めぎつね(女狐、雌狐)
  • とんでもねぇめぎつねだ(とんでもねぇ女狐だ)
めくされがね(目腐れ金)
めぐり(月経)……つきのもの。
めこぼしする(目溢しする)……見逃す。「どうかおめこぼしのほどを」
めしうど(召人)
めしくったらしごとにでかけるぜ(飯食ったら仕事に出掛けるぜ)
めしどきじぶん(飯時時分)
めしとらせろ(召し捕らせろ)
めしのしたく(飯の支度)
めしもろくにくぇやしない(飯もろくに食ぇやしない)……忙しい。
めしもろくにのどをとおらない(飯もろくに喉を通らない)……心配で仕方がない。
めだったきずはありませんぜ(目立った疵はありませんぜ)
めっそうもない(滅相もない)……とんでもございません。
めったなこと(滅多な事)
  • めったなことがあってたまるものですか(滅多な事があってたまるものですか)
  • めったなことでおどろきをかおにださぬのがぶしのたしなみだ(滅多な事で驚きを顔に出さぬのが武士の嗜みだ)
  • めったなことをいうもんじゃない(滅多なことを言うもんじゃない)
  • めったなことをいうもんじゃないよ(滅多な事を言うもんじゃないよ)
めったにみられるもんじゃねぇ(滅多に見られるもんじゃねぇ)
めったやたらに(滅多矢鱈に)
めっぽううでのいい(滅法腕の良い)
  • めっぽううでのいいいたまえだぜ(滅法腕の良い板前だぜ)
めっぽうかいにはやい(滅法界に早い)……とても早い。
めでたいことだ(目出度いことだ)
めでたいしるし(休祥)
めとはなのさき(目と鼻の先)……すぐ近く。
めにあおばやまほととぎすはつがつお(目に青葉山ほととぎす初鰹)
めのくろいうちは(目の黒いうちは)……生きている間は。
  • めのたまのくろいうちは(目の玉の黒いうちは)
  • わしのめがくろいうちはそのようにはさせんぞ(わしの目の黒いうちはそのようにさせんぞ)
めのしたのみ(目の下の身)……高貴な方はお魚のそこだけ召しあがる。
めぼしをつけて(目星をつけて)
めもくれないにそめわたる(目も紅に染めわたる)……紅葉の錦。
めやすばこ(目安箱)……▼史実では徳川吉宗が1721年に設置した。
メリキ……ミルク。牛乳のこと。
めをつぶる(目をつぶる)……見ないふりをする。
  • めをつぶれともうすのか(目をつぶれと申すのか)
めんくらったとみえまして(面喰らったと見えまして)
めんていさもにたる(面体さも似たる)
めんどうごとにまきこまれて(面倒ごとに巻き込まれて)
めんどうなことにあいなるかもしれませんぞ(面倒なことに相成るかも知れませんぞ)……おどしのことば。
めんどうをみてくれたおんじんだ(面倒を見てくれた恩人だ)
めんぼくない(面目ない)……《面目ねぇ》
めんぼくがたたない(面目が立たない)
めんぼくしだい(面目次第)
  • めんぼくしだいもございません(面目次第もございません)
  • めんぼくしだいもござらん(面目次第もござらん)
  • 門前
最終更新:2025年06月11日 15:32