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最終更新:2007年01月07日 17:52

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だれでも歓迎! 編集

長編


  • 長編
    • 「喜び」 (SS-97_3、98)
    • 「マーキング」 (SS-96_3、97_3)
    • 「未完成SS」 (SS-96_3)
    • 飛蝗あき氏 (SS-96、96_3、97_2、100_2)
    • 「ノブは苦労人で使用人(聖なる夜に)」 (105)
    • 鳩あき氏長編 「ジュリィ・ジュン編」 (111)


「喜び」 (SS-97_3、98)

No.8223687氏

ヌプッヌプッ
「あぁ…としあき…」
風呂場でうずくまりながら指を自分のお尻の穴に出し入れして呟く。
自分の指をとしあきの指やアソコと重ねて穴に入れ、広げる。
洗濯槽に入れられたとしあきの下着をこっそり取り出し、その匂いを嗅ぎながら隠れてするオナニー。
それがここ最近のノブの日課だった。
自分が男のことを好き…そんなはずはない、自分はホモじゃないと必死に否定しながら
体はとしあきのことを思うだけでどうしようもなく火照ってしまう。
それを鎮めるために始めた行為だったが、今ではこれ無しではいられないほど
この快楽が体に染み付いてしまった。



ゴト。
物音に慌てて振り向く。
「ふぅん…」
いつの間にか扉は開けられ、それに体を預けてとしあきが立っていた。
腕を組み、物珍しさと嫌悪感と侮蔑の表情を浮かべて。
「あ…あ…これは…違うんだ」
タオルで体を隠し否定するノブ。行為の一部始終を覗かれていたにも関わらず反射的に言葉にしてしまう。
それを見てとしあきはニヤリとほくそえむ。
「いいぜ、メイジには内緒にしてやるよ」
意地悪く言う。
「お前が男の名前を言いながらケツ穴でオナニーする変態のホモ野郎だってことを
メイジには黙っていてやるよ」



「いや…そんなこと言わないで…」
目頭が熱くなる。視界がみるみるボヤけてくる。
「なら誓えよ。俺のケツ穴肉便器になるってよ」
としあきが近づいてくる。
「うぅ……い…ます…」
「あ? 聞こえねーよ」
目の前にとしあきの素足が見える。
「誓…い…ます」
「ハッキリ言え」
冷たく言い放つ。
「とし…あきの……ケツ穴…便器に…なります…」
涙がこぼれる。それは憎しみ、悲しみ、屈辱、どの感情からでも無かった。
自分が心のどこかで望んでいたことが現実になった『喜び』。その感情からだった。



「そうだな、まずは…」
そう言いながら洗濯機の中を漁る。そしてメイジのパンティを取り出すとノブの目の前に突き出す。
「これを履け」
「え…?」
事態が飲み込めなかった。
「俺もホモじゃねーからな。流石に男の格好じゃ勃たねーよ。お前メイジの格好しろ。
メイジのつもりで犯してやるよ」
としあきの言葉には『絶対』の力があった。おずおずとそれを受け取るととしあきの前で足を通す。
(ほとんどヒモだ…こんなのじゃ全然隠れない…)
布で覆いきれずにノブの象さんがピョコンと顔を出す。その先端は既に濡れていた。
「よし…いいぞ」
ゴクッと喉を鳴らして生唾を飲む。口が渇いてくる。ペロっと唇の端を舐める。



恥ずかしそうに腕で胸を隠すノブ。パンツがあることで逆に裸の上半身を意識してしまうらしい。
「いいぞ…しゃがめ」
としあきの命令に無言で従う。足元に膝をつきとしあきを見上げる。
ジーッ。
チャックが下ろされる。パンツの中からポロリととしあきのペニスが顔を出す。
自分の物とは形も大きさも色も違うそれを見て少し戸惑うノブ。
「くわえろ」
反射的にとしあきの顔を見る。その瞳は冷徹に光り反論を許さない。
「……」
無言のまま手を伸ばし、そっと指を添える。熱い。どうしたら良いかわからずただ握っていると、
としあきが含みを帯びた声で囁いてきた。
「いつもしてるようにすればいいんだよ……お前が俺のことを考えながら自分でするようにな」
その声で体がビクンとはねる。としあきの足に白い液体がかかっている。自分の腰が重い。見れば射精していた。

「言葉だけでイったか。全くどこまで淫乱なんだ、お前は」



「よーし、自分でテメーのケツ穴広げろ。そうだ。こっちに来い」
としあきのチンコはガチガチに固まりそそり立っている。
ノブの両手を押さえつけ、肛門に亀頭を押し付ける。
ニュプ。
鈴口がノブの肛門を押し広げ内部に侵入する。
「へへ、先っちょしか入ってねーがあったけーな、クソの穴の中ってのは」
恥ずかしさで死にそうになる。
両足を抱えられ持ち上げられる。そのまま体を下に下ろされていく。
「ほーらノブ、お前の肛門バージン奪っちゃうぞ~。ほらっほらっ」
自身の体重でとしあきのペニスを飲み込まされていく。
「頭が入ったぞ。これでお前はもう処女じゃないんだ」
圧倒的な存在感を味あわされた後に言葉でそれを確認させられる。



「僕…もう処女じゃない…」
全身に細かい汗が浮かびがる。
「そうだ、非処女だ。ビッチだ。メス豚だ」
酷い言葉が投げかけられる。
「どうだ? 処女喪失した気分は」
頭がグルグルして言葉にならない。キモチイイ。気持ち悪い。ダイスキ。大嫌い。
「ククッ…そうか、俺のチンポのことで頭が一杯か!」
ノブの顎をクイっと引き寄せキスをする。唇で、舌で、歯で。息で唾でノブの口内をレイプする。
おもむろにノブの体を落とす。
「うあ…あぁ…」
突然の衝撃に言葉が出ない。息ができない。
「ノブのウンコの穴、柔らけーな。ほら、もう半分まで入ったぞ」
としあきの肉が自分の肉を割り裂いている。温かい。固い。熱い。大きい。太い。
「くく、まったくたいしたエロガキだな、ノブ」
としあきのペニスはもうほとんど飲み込まれていた。



「駄目、死ぬ、死んじゃう。これ以上入れられたら僕死んじゃう!」
「いいぞ、直腸でもっと感じろ。大腸で妊娠させてやる。大便で受精しろ! うっ! うっ!!」
ノブに罵声を浴びせながら絶頂に達する。
トプッ。ドプッ。ビュッ。ブプッ。
熱い物がとしあきのペニスを通ってノブの体内にさかのぼってくる。腸を汚そうとほとばしる。爆ぜる。
ヌポッ。
ノブの穴の中を犯し尽くしてとしあきのペニスが抜け落ちる。
肛門の皺が伸び、ポッカリと口を開けた暗い空洞の奥から、大量に吐き出された精液が零れ落ちてくる。
白い排泄物のように糸を引き流れていくザーメン。
ノブは目も空ろで肩で息をしながら圧倒的充足感に身を任せていた。
だらしなく足を広げ、精液を垂れ流しながら年上の男性に力なく寄りかかる少年の姿に
としあきの股間はまたムクムクと鎌首をもたげる。
小柄な少年の肛門を性器として扱い獣欲を残さず叩きつける。



「はぁっ、はぁっ、男の子の、こんな小さな子のウンコ穴でっ、
セックスしてるっ、俺、セックスしてるっ」
自分の行為を言葉にすることで快感が何倍にも高まるのがわかる。
そしてそれはノブも同じだった。自分がされている行為を愛する人に言葉にされることによって、
自分の中の何かがかつてないほどに刺激されていた。
自分からとしあきの首に手を回しキスをせがむ。性的なキス。口でする性行為。
「うぅ…出すぞ、クソ穴に出すぞ!」
「駄目ぇ…出しちゃ駄目……」
言葉を無視して二度目の射精。ノブの腹の中に溜まっていく熱い流動物。
それに促されて自身も射精する。
「に…妊娠しちゃうよぉ…」
甘く声を出す。
「ああ良いぜ。しろよ」
としあきの言葉に頭が白熱し、無我夢中で吸い付く。
「僕…妊娠しちゃった…受精しちゃった…」



あの日、あの時、僕はとしあきに犯された。
それまで経験したことのない快感。あの瞬間、僕はとしあきの奴隷になった。
あれ以来、としあきのこともメイジのこともまともに見れなくなってしまった。
メイジの顔を見る度に重い罪悪感を覚える。としあきはメイジの恋人なのに、メイジに隠れてあんなことをしてしまったという罪の意識。

そしてとしあきの顔を見る度に……いや、今も僕のスパッツの中は痛いほどにいきり立っている。
としあきのことを思うだけでカチカチになってしまう僕のおちんちん……



あれから何度もあの時のことを思い起こしてオナニーを繰り返した。
また襲われることを期待して、としあきが家にいる時に洗面所でとしあきの下着でオナニーをしたりもした。
でもあれからずっと、としあきは僕に何もしてこなかった。僕ととしあきの間には何も無かった。
「これ、おいしいじゃない」
「そうか? 残り物で作ったんだがそれなら良かった」
メイジが肉を口に運びながら言い、それにとしあきが笑いながら答える。
今日の夕飯の当番はとしあきだ。僕、メイジ、としあきの3人は、日替わりで炊事、洗濯、ゴミ捨てなどの当番を決めて、
それをしている。
週の5回は僕の番だけど、としあきが喜んでくれるなら6日やってもいい。



あまり広いとは言えない食堂。
そこに置かれているちょっと小さ目のテーブル。四人がやっと座れるくらいの大きさ。
そこに、としあきと向かい合って僕とメイジが座っている。
「でもとしあきの作る物っていっつも失敗作みたいよね」
メイジは悪態を吐きながらも、形が崩れて色も黒ずんだその肉片をフォークで刺して引っ切り無しに口に運んでいる。

僕も食べてみる。見かけと違って確かにおいしい。
「お前よりマシだろ」
テーブルに肘を突いてフォークで肉をいじくり回しながらとしあきが言う。
「何よー、あたしのは素人にはわからないげーじゅつ作品なのよ、げーじゅつ」
「そんなものを人に食わせるなよ」
としあきとメイジはいつも通りの態度で話している。
メイジは僕たちの間にあったことを知らないみたいだ。つまり、としあきはあの時の約束を守ってくれている。



……僕たちのことを知ったら、メイジはどんな顔をするだろうか。
あれから僕に何もしてこないとしあきのことを思い出し、むしろバラしてみたい衝動に駆られる。
「ノブ、どうしたの? 私の顔に何か付いてる?」
ハッとして顔を逸らす。いつの間にかメイジの顔を見ていたらしい。自分でもわかるほど赤面する。
「お前に気があるんじゃないか?」
「まさかー。この子、他人に全く興味ないのよ。ブルガリアでもだーれも友達作らなかったんだから」
としあきの顔をそっと見る。
瞬間、目の前が真っ白になってしまった。上半身に血が集まる。
としあきは、あの時の顔をしていた。僕の処女を強引に奪った、あの時の顔。
いやだ、そんな顔で僕を見ないで……



「ノブ、具合悪いの? いいのよ、こんな変な物を無理して食べなくても」
メイジが心配そうに声をかけてくる。僕は避けるように顔を逸らす。
「ううん…平気だよ。何でもないから…」
「どれどれ」
としあきがテーブルの向かいから手を伸ばす。大きくてゴツゴツした手が僕のおでこにあてがわれる。
「……!」
それだけで確実に僕の体温は2度上昇した。
としあきの…手……暖かい…僕を包んでくれた…優しい手……
「顔が真っ赤じゃない。風邪でも引いたんじゃない?」
メイジが僕の顔を覗きこんでくる。溜まらず席を立ち
「な、何でもないよ!」
と全力で否定する。しかし頭に上っていた血が一気に下がり、立ちくらみを起こしてしまった。



「おっと」
いつの間にか隣に来ていたとしあきに支えられる。
逞しい腕。この腕で僕を押さえつけ、この腕で僕を抱きしめてくれた。
いつまでもこうしていたい。メイジの前なのにそんなことを思ってしまった。
「やっぱり熱があるな。メイジ、悪いけど後片付け頼むよ。お前の番の時、俺が変わるからさ。ちょっとノブを寝
かしつけてくる」
「うん、お願いね」
メイジは皿に残った最後の肉にまたフォークを突き立て口に運ぶと、幸せそうに顔を綻ばせる。
としあきがよっと声をかけて僕を両腕に抱きかかえる。お姫様抱っこ。まさかメイジの前でこんなことまでされるなんて。

でも頭がボーっとしてそれ以上何も考えられない。



としあきの匂いがする。煙草と体臭の混じった匂い。あの時の匂い。駄目だ…この匂いを嗅ぐと…
「まだ我慢しろよ。メイジにバレるだろ」
耳元で囁かれる。その声に軽くイってしまう。スパッツの中が熱くなる。としあきの服をギュっと握る。
食堂を出、階段を登る。その間中、僕はただとしあきにすがり付くしかなかった。
二階の踊り場に出た時、としあきがキスをしてきた。軽く、鳥のついばみのように、何度も。
頬やおでこや耳や、唇に。
「…この匂い、お前やらかしたな」
鼻をヒクヒクさせてとしあきが言う。僕にもわかる、強烈な栗の花の匂い。
股間がジットリと濡れていた。



「やれやれ」
僕の部屋に入ってベッドの上に僕を降ろすと、としあきは僕の下着が入っているタンスを漁りだした。
「…ごめんなさい…」
としあきの背中に力なく声をかける。としあきは振り向かず言う。
「可愛かったぜ、ノブ。食堂でメイジの前でお前を犯したくなったくらいにな」
その言葉に、奇妙な安堵感を覚える。あの時、としあきも僕のことを考えていてくれたんだ。
忘れていたわけじゃなかったんだ。とても嬉しかった。
「メシの間、お前ずっと俺のことを考えていただろ」
下着を取り出し、スパッツを下ろしながら言う。僕のおちんちんが丸見えになる。
精液がベットリとまとわり付いている。
それをティッシュで丁寧にふき取りパンツを履かせてくれる。



「パジャマはこれでいいのか?」
そう言ってオオカミのぬいぐるみのようなパジャマを取り出す。
僕のお気に入り。この家に来た時に服の替えが無かった僕にとしあきが買ってくれた大事な物。
「うん……」
としあきが、他にもあるパジャマの中から、それを選んで取ってくれたことが素直に嬉しかった。
「ほら、手をあげて。あぁ、こんなに汗をかいて」
タオルで体を拭いてくれながら、パジャマを着せてくれる。僕はただとしあきに任せきりだった。
その合間合間、としあきは空いた方の手で僕の頭を撫でてくれた。親指でおでこをさすりながら前髪をはねあげる。

残りの四本の指を後頭部に回し髪の毛の中を櫛のようにすく。髪を弄っていた親指がおでこから頬に下りてきて唇
の上をなぞる。



「ごめんなさい…あの日からずっと、ずっととしあきのことだけを考えてた…」
としあきの親指が僕の唇をいじくり回す。上唇を裏返したり、下唇を押し込んだり。
口の中に入り込み、歯をこすったかと思えば頬の内側の粘膜を引っかいたりする。
「いいぜ、舐めろよ」
としあきの指に口の中を犯されながら、僕の舌は物欲しそうにわなないていた。それを見透かしての言葉。
「とひあひぃ…」
僕は口全体を使ってとしあきの指を愛撫した。吸って、舐めて、噛んで、としあきを愛した。
いつの間にかとしあきの腕を掴んで抱きしめていた。
長い間、僕はとしあきの指をしゃぶっていた。その間、としあきはずっと僕のことを見つめてくれていた。



「……そろそろ戻らないとメイジに怪しまれる」
そう言われてハッとする。僕は僕のことしか考えていなかった。慌ててとしあきの手を離す。
僕から開放されたとしあきは、僕の口の中に入っていた指を見つめると、それを舐めた。
そこに付いたツバを綺麗に舐めとる。ふやけて色も変わっている。
「一人で平気だな?」
そう言って僕の頭を撫でる。僕は無言で首を縦に振った。としあきにこれ以上迷惑をかけちゃいけない。
としあきは汚れた下着やタオルを持ってすっと立ち上がる。ドアを開けると、部屋の電気を消した。



「…嫌われたと思ってた」
としあきが静かに言う。
「え…」
「その…あの時、酷いこと…したからさ」
意外な言葉。
「ごめんな。今度、デートしような」
そう言って扉を閉じた。少しして階下に下りる音が聞こえてくる。

僕は長い間、暗闇の中で放心したままだった。



「マーキング」 (SS-96_3、97_3)

No.8218324氏

「ノブ…お前のケツ穴最高だぞ。オレのデカチンポをこんなに美味そうに飲み込んでやがる。
ほら、わかるか? 今亀頭がコスってるのが直腸だ。
ここも、もう俺のチンポの味を覚えたようだな。今日はもっと奥の快感を教えてやる」
男のペニスが、ゆっくりとしかし確実にノブの腸内を侵していく。肛門は喜びに震え、限界まで拓いて男を迎え入れる。

「コツコツ当たってるだろう。ここがS字結腸だ。そのさらに奥に大腸がある。今日は特別にそこにマーキング(射精)してやる」
男の言葉にノブの顔が淫靡に濡れる。舌を突き出しキスを求める。



男はノブの足を強引に開くとペニスに全体重を乗せた。極太の生殖器が小さな男の子の排泄器官を蹂躙する。
不意に唇を奪う。ヌルっとした舌がノブの口の中に割り込む。唾液を送り込まれ、飲まされる。
舌と舌を繋ぐ糸が垂れる。舌を絡める度に男の下半身が太く、固く、熱くなる。
男の物が結腸を擦る。ノブの腸が蠕動し男の侵入を拒む。男は意に介さずさらに奥へと突き入れる。



S字結腸の突っかかりにペニスが引っかかる。男は亀頭がその奥に入り込むように腰を十字左右に振る。
ツ…プ。
腸が弾かれついに男の先端が大腸に突き入れられる。ノブは腹を満たす圧迫に呼吸ができなくなり目を白黒させる。

「出すぞノブ。大腸で妊娠しろ! ウンコの通り道で孕め! クソ穴に溜まった大便で俺の子供を受精しろ!」
男の生殖器から熱湯のような精液が溢れ出しノブの腸内にぶちまけられる。その熱さに何度も絶頂に達し失神するノブ。



意識の無いノブの唇を舌で犯しながら男は射精を続ける。ノブのお腹がボコっと膨らむ。根元まで腰を打ち付けて精液
の一滴も残さずノブの胎内に出す。

静かに男のモノが引き抜かれる。ノブの肛門が男のペニスにまとわりつき、精子の残りカスを綺麗に舐めとる。
ヌポン。
カリに引っかかり穴が大きく開き、そしていやらしい音を立てて閉じる。しかし完全には閉じ切らずにだらしなく腸内を晒している。
しばらくすると精液と腸液が混じってドロドロに溶けた液体が零れ出してきた。



「未完成SS」 (SS-96_3)

No.8209298氏

実は1スレ目からずっと見てたけど自演に忙しくて投下できなかったSSを今貼る。未完成でも泣かない

カンカンカン
子気味良く鉄の階段を駆け上がる音が響く
制服のスカートがひらひらと風に揺れている
タタタ、チャリ、カチャカチャ
廊下を走りドアの前に立ち、ポケットから鍵を取り出す
期待に胸が弾み手が思うように動かない
カチャッ
少し手惑い、鍵を開ける
その音に少女の顔が笑みで綻ぶ



木造の、見かけからしてそう新しくないアパート
そのドアを勢い良く開け、部屋の中に入ると中に向かって声を張り上げる
「お待たせー!」
鞄を手に持ったままいそいそと靴を脱ぎ、部屋の中に入る
まるでここが自分の部屋であるかのように慣れた動作で居間に上がる
「・・・」
時が止まった
そこには、期待していた人の姿は無く、代わりにキャミソールにパンツ一丁の格好で胡坐をかき、
座卓の上の煎餅をポリポリと食べているだらしない金髪の少女がいるだけだった
外人? 小学生くらい? それが何でこんな所に
「誰よ貴方」
当然の言葉だった。しかし
「誰アンタ」
相手の少女もほぼ同時にこちらに向かって言葉を投げてきた



「貴方こそ何よ。ここはお兄ちゃんの部屋よ! 貴方ここで何してるのよ!」
「お兄ちゃん・・・どいてソイツ殺せない?」
「私はネットゲーなんてやらないしストーカーでも無いわよ!」
「そう、じゃあその鍵はとしあきから奪ったの? それとも留守の間にベランダをよじ登って二階の窓をガムテー
プで固めてドライバーで割って部屋の中に進入して持ち出したカギで合鍵を作ったの?」
「お兄ちゃんから貰ったの! だいたい何よその変に具体的な説明は」
「私がそうしたから、アンタもそうしたのかなと思っただけよ」
「・・・ど、泥棒!」
「人聞きの悪いこと言わないで。としあきが私に鍵を預けるのを忘れただけよ」
部屋の中で下着姿でくつろいでいる少女は、悪びれずそう言う
「だいたい何よ貴方、随分図々しいけど」
「私? そうね、としあきのご主人様って所かしら」
「!??」



そこにタイミング悪くとしあきが帰ってきた
「ただいま~」
何も知らずに鼻歌交じりで靴を脱いでいる
しかし部屋の中の険悪な空気に気づき、顔をあげる
「ひ、ひぃ、ごめんなさい」
なぜか理由はわからないが謝っていた
心の中で、土下座したほうがいいのだろうか、とさえ思っていた

「お兄ちゃん、この図々しい子、誰?」
「としあき、この態度のデカイ女、誰だ?」



態度のデカイ女・・・そう言われて頭に血が上った
「わ、私はお兄ちゃんに初めてを奪ってもらったんだから! 貴方とは違うのよ!」
「うわーうわーうわー聞こえない何も聞こえない」
としあきが慌てて両手で空中をバタバタとさせる
金髪の少女は顎を少し傾けて睨むと口の端を歪めて笑った
「ふーん、私はとしあきの処女を奪ったぞ」
「あーあーあー聞こえない聞こえない」
としあきは自分の耳に両手を当てて大声をあげる



「お兄ちゃん・・・妹を犯しただけじゃ飽き足りず、こんな外人の女の子を部屋に連れ込んであんな事やこんな事までして・
    • 手遅れになる前に自首しよ? ね? 私はいつまでも待ってるから」
「だーかーらー、こいつの話を聞いてなかったのかよ! 俺は被害者! こいつが勝手に俺の部屋に居座ってるんだよ!
 第一お前が俺の初めてを無理やり奪ったんじゃないか、人聞きの悪い」
「あの夜のこと、私忘れないよ・・・お兄ちゃんが私の中に入ってきた夜・・・熱くて固い物が私の」
「いや、頼むからここでそういう事を語らないでくれ。ほんとお願いします」
「えー、私たちの愛の物語の第三章なのにぃ」
「・・・勘弁してくれぇ」
「フフフ、お前も苦労してるようだな」
二人のことを楽しそうに見ていたメイジが意地悪そうな口調で言う
「お前が言うなお前が! 何で俺ばっかりいつもこんな目に合うんだ・・・」
胃から出血しそうな勢いで落ち込む



飛蝗あき氏 (SS-96、96_3、97_2、100_2)


あらかた支度を終え、寝ている父を起こしに二階へ上がるメイジ。
トン、トン、トンと、階段を上る足取りも軽やかだ。
父の部屋はメイジの部屋の隣。階段を上った直ぐ手間、向かって左の部屋だった。
そっと部屋のドアを開けるメイジ。ベッドにはまだ大きな山があった。
メイジは、少しだけ悪戯っぽいに笑みを浮かべながら、床を軋ませぬ様、慎重にベッドへ近づいた。
父を起こしに来たのだから、大きな音を立ててしまっても本当は構わないはずだった。
しかし、メイジはこういった悪戯じみた事が大好きだったので、ここで起こしてしまうつもりはなかった。
息を殺し、そっと、ベッドの傍らまで近づく。父は静かに寝息を立てていた。
「おとーさん…」
耳元で、吐息の様な声をふきかけるメイジ。父はピクリとも動かない。
しかし、これくらいでは父が起きない事はメイジもよく知っていた。
少し満足げな表情を浮かべながら、靴を脱ぎ、そっと布団へ忍び込む。



布団の中は、父の体温と父の匂いでいっぱいだった。
父の匂い…。少し鼻を突くけれど、決して嫌じゃない、メイジの好きな匂いだった。
温かい布団の中へ暫く潜り込んでいたものの、一向に起きる気配のない父。
わざと寝返りをうってみたり、耳元で寝言の真似事をしてみても、やはり起きない。
「おとーさん、おとーさん」
普段の声量で声を掛けても、ゆすってみせても、相当眠りが深いのか全く反応を示さない。
ならば仕方ない、と、掛け布団を取り去り、勢いよく父に馬乗りになる。
えいっ
ボスンッ
「おふッ!」
勢いよくメイジに乗られ、メイジの父は情けない声を上げた。



「起きた?」
顔を覗き込みながらメイジは言う。
「うん…」
寝起きの頭のせいで焦点が定まらず、目がいったりきたりする父。
そんな父親にメイジは続ける。
「もう朝だよ」
「うん…」
「朝ごはん、できてるからね」
「うん…」
「早く来ないとシチュー冷めちゃうからね」
「うん…」
「ナンシーもまってるからね」
「うん…」
そう言い終わると、メイジはゆっくりベッドから降り、靴を履き、部屋を後にした。
早くしないと食べちゃうからね。と、最後に付け足して。



メイジの居なくなった部屋は、パレードの過ぎ去った路地の様な、もの寂しい空気に包まれていた。
(誰に似たんだろう…)
頭に血が巡るのを待ちながら父はそんな事を思う。
一瞬、メイジの顔と誰かの顔が重なりかけた気がしたが、
肩から落ちたメイジの長いブロンドの髪の毛によって、思考は断たれてしまった。
(寝ぼけてるな…)
父は、朝食の匂いを頼りに、おぼつかない足取りで部屋を後にした。



「えー、お父さん行けないの?」
メイジは全身で不満感を表した。
三人で行くはずだったオペラに、父が行けなくなったと突然言い出したからだ。
「ごめんね、お仕事がまだ終わってないんだ。それに、
メイジのお誕生日の支度もあるからね」
予想通りの反応であったが、やはり心苦しくなってしまう父。
「お誕生日は明日でもいいの。それより、三人でオペラを見に行きたいわ」
必死に説得するメイジ。だが…
「ごめんね、メイジ。行けない僕の分もしっかり見てきておくれ。
帰ったらお話を聞かせてくれないかな?」
父にはどうしても行けない理由があった。仕事とは関係のない別の理由が。
「メイジちゃん、残念だけど仕方が無いわ。帰ったら、いっぱいお話しましょう?」
ナンシーも、メイジの父の事情は知っている。
二人に言われてしまっては、メイジも諦めるほかなかった。



「うん…分った。行ってくる」
メイジはズルズルとトラベルバックを引きずり、車へ乗り込んだ。
トラベルバックを引きずる重い音は、まるでメイジの心そのものの様に感じさせた。
「それじゃ、行ってくるわね。時間もあまりないから…」
「うん、よろしく頼むよ」
ナンシーも少し残念な笑顔を父へ向け、車へ乗り込んだ。
「いってらっしゃい!」
後部座席からこちらを見ているメイジに大きく手を振る。
車が見えなくなる前に、メイジが少し手を振ったのが見えた。
(ごめんね、メイジ…)
心の中で何度も謝罪を繰り返しながら、父は家へ戻った。



夕刻。
依頼のあった宗教画を仕上げ、一息つくメイジの父。
そろそろメイジたちは開場へついた頃だろうか。
そんなことを思いながら、冷めたコーヒーを一気に飲み干す。
一応仕事は一段落だが、今日はまだやらないといけない事があった。
ふうっと膝に手を付き、重い体を持ち上げる父。
その足で画材庫として使っている部屋へ向かう。
画材や、描きかけの絵が散乱する画材庫の奥から、
隠すように置かれていた画架を引っ張り出しす。



そこには半年以上前から描き続けてきたメイジの肖像画があった。
メイジの成長に合わせ、父の思う、その日のメイジの「色」を大事に、
メイジの寝静まった後に描いてきた大切な肖像画だ。
キャンバスには、生き生きとした中に優しい笑みを浮かべるメイジが描かれていて、
あとは瞳を描き上げるのみである。
メイジと一緒に出かけることができないのはこの為であった。
今日の色はどうしても今日、その日に描きたかったのだ。
申し訳ないとは思いつつ、画家として、プライドを捨てきれなかった父。
いい父親ではないな…。と苦笑する。
「…さぁ」
今日一日を思い出しながら筆を取る。今日の彼女はどんな色が似合うだろう。
パレットの上で色を躍らせながら、父は今日のメイジの姿を思い浮かべた。



「ただいまー!」
出かけた時は打って変わって、元気良く帰宅を告げるメイジ。
「ただいま帰りましたよ」
ナンシーは少し疲れたような声だ。
無理もない。
会場まで車を出してもらい、その上メイジの面倒も見てもらっていたのだから…
「ご飯の支度、できているよ」
メイジとナンシーの荷物を預かり、居間まで持ち込むメイジの父。
居間には綺麗な装飾が施され、更に、テーブルの上には沢山の料理が並んでいた。
「ハーブチキンもある!」
ハーブチキンはメイジの大好きな料理だった。
出かける前、ナンシーが下ごしらえしてくれた物を父が調理した物だ。



「それじゃ、メイジちゃんのお誕生日祝いを始めましょうか」
コートを壁に掛け、ナンシーは言った。
「うん!」
メイジは待ちきれない様子で、既に椅子に座っていた。
「それじゃ、始めるよ」
クラッカーを二人に手渡し父は目配せする。
メイジはモジモジとクラッカーを構えている。
ナンシーは嬉しそうにメイジと父の顔を見ていた。



「お誕生日おめでとうメイジ」
「おめでとうメイジちゃん」
パンッパンッ パンッ
「ありがとう!お父さん、ナンシー!」
「メイジ、クラッカー鳴らすの少し早かったでしょ」
「えへへ…」
「今日の主役はメイジちゃんだものね。ちょっとくらいいいのよね」
「うん!それじゃ、ケーキの火、消すね」
「一辺に消せるかな。今年は」
「消せるよー」
楽しい会話と、美味しい料理と、大好きな家族。メイジ9歳の夜はあっという間に更けていったのだった。



「ノブは苦労人で使用人(聖なる夜に)」 (105)

通い妻あき氏?

――ピンポーン
いつも通りだが、呼び鈴を鳴らしても出る気配はない。
しかし、TVの音がかすかに聞こえ、在宅の可能性を示していた。
こちらもいつも通りに、合い鍵を使う。
「お邪魔します」
挨拶に返事がないのは寂しいものだ。
「頼まれてたケーキも買ってきましたよ。冷蔵庫に入れておきますね」
がらんどうな冷蔵庫に食材を詰め込む。買い物行ってないのかな。
頼られるのは嬉しいが、少しは自立というものを考えて欲しかった。
「ノブゥぅぅ」
メイジが半泣きで出てくる。
泣くほどひもじいなら、買出しに行けばいいのに。
「どじあぎがぁぁ」
としあき?放っておけばいいだろ。



どうもメイジの様子からは、そうも言ってられない状況のようだ。
袖を引っ張られ仕方なく様子を窺う。としあきはベッドで寝込んでいた。
また何か拾い食いでもしたのだろうか。
それとも、妙なオナニーでもしてヤバい菌でも貰ったのか。
「あ゛ー、悪りぃ、来てたのか。ちょっとノドやられちまって」
どうやら風邪のようだ。鼻水と咳が止まらないようだ。
これは献立の変更を考えねば。
「メイジが昨日から何も食ってないんだ。何かすぐに出してやってくれないか」
驚いた。自分より先にメイジの心配をするとは……。
「わかりました。あなたには何か消化にいいものを作りますね」
パパッと調理する。 
メイジはすでにヨーグルトを2個ほど空けていた。
今日は、ずいぶんと質素なクリスマスになりそうだ。
「いいんです。としあきが治ってくれれば……それでいいんです」
自分に言い聞かせているメイジに、言いようのない感慨を覚えた。



睡眠不足もあったんだろう。食事を終えたメイジは完全に夢の国だ。布団を持ってきて敷いてやる。
としあきのほうも食べ終わったようだし、食器を片付けてお暇しよう。
「うまかったよ、ありがとうな」
普段言われない礼を真正面から言われ少し照れてしまう。
デザートのりんごヨーグルトも完食で、これだけ食べられれば治りも早いだろう。
「ちょっと、頼んでいいか?クロゼットにカバーのかかったハンガーがあるんだが……」
としあきのスーツがかかっているはずのハンガー。しかし、中から出てきたのは女の子用のコートだ。
ごほごほと咳き込みながら体を起こす。
「メイジが寝たら、ソレを枕元にでも置いといてくれないか」
ここでイヤだと言うような神経は持ち合わせていない。
「それから……」
手渡された包みにはキーケースが。
「趣味に合うかわからないけど、キーホルダーって歳でもないだろ」

メリークリスマス。帰り道、街の灯りが滲んで見えた。



鳩あき氏長編 「ジュリィ・ジュン編」 (111)


――前回までのあらすじ。
ディスが、セプトが、オゥガスが、そしてオクタがメイジ抹殺に仕損じた。
しかし星を観て天を読むブルガリア黒社会の巨魁、『パパ』の胸中はいささかの陰りもない。
『組織』の武力の精髄である12人を極東の島国に派遣したのは、メイジ抹殺と謀る、
兄弟たちの演習であったのだ。
『パパ』は新たな指令を、ジュリィに、ジュンに、そして兄弟のトップ4、『四天王』に命ずる。
その内容とは何か。
そして、見え隠れする『龍の宝玉』とは何か……。
メイジが極東に携えた、組織の秘密とは……。


ご主人様を店まで追いかけてきた借金取りを銃剣でミンチにしたらバイト先をクビになった。
「しかたないわ。何故ならそれは、メイドのつとめだからなのですっ」
ジュリィは拳を握って声を大に、メイドの道の険しさを自己確認する。
冬のビル風が一迅吹き付け、しかしフレンチメイドは邪道と断ずるスカート丈ロングの、
もちろんモノトーンのエプロンドレスは少しも寒さを寄せ付けない。
街角にメイド服。
しかし、メイドたちがティッシュをせっせと配る街角では問題にならない。電気街なのだ。
問題があるとすれば、ジュリィがフランス系の見事なブロンドと豊満な肢体である事と、
「こんなところにも……いけませんいけません」
ジュリィは電柱に張ってあった張り紙を剥がして街頭の燃えるゴミに放り込む。
『全国指名手配 殺人、殺人未遂、障害、暴行、その他容疑……』
皺になってしまった張り紙には、そんな文字と、面接顔写真、満面の笑顔のジュリィ。
「とにかく、はぐれメイドはメイドの恥。待っていて下さいませ、まだ観ぬご主人様。
 ジュリィは今参りますの!」
ジュリィは、冬の曇り空を希望に満ちた瞳で見上げ、電気街の路地に消えた。


「では、本日のお話し合いはこれで。失礼します」
三ツ星ホテルのロビーで、セプトは灰色がかった黒髪を揺らし、革の装丁の本を手に立ち上がる。
「……なぁ、お嬢さん」
髪をポマードで撫で付けた、いかにもかたぎには見えない男――いや、れっきとした極道なのだが、
あつらえのスーツを着こなす敏道は、怜悧な視線をセプトの灰色の眼にあわせた。
「あンた最近、負けたって顔、してるよな」
セプトの無表情が、かすかに動くのを敏道は見逃さない。「私個人の問題です。貴方には……」
「立ち入るつもりはねぇよ。体を冷やさねぇように気ィつけて帰ンな」「……失礼します」
セプトが去り、敏道は「アキツ」
へい、と隣の席の眼鏡の男が応じた。
「やれ」
「判りました」アキツが一言、懐からマイクを取り出し一言呟く。
表の通りで車が何かと衝突する音がした。
「確保したとの事です」と、アキツがリムレスの眼鏡をかすかに摘む。
「いい眼をしてたんだがな……あの嬢ちゃん」敏道は酷くつまらなそうに吐き捨てる。



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  • 十師 亜希 (とし あき)
  • 刺客ショタ (ノヴ/ノブ)

<組織>
組織
├No.0 BOSS
├No.1 January
├No.2 Febrary
├No.3 March
├No.4 April
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├No.7 July
├No.8 August
├No.9 September
├No.10 October
├No.11 November
└No.12 December
  • 男女別エージェント設定案まとめ
  • 共同制作エージェント・キャラ案まとめ

<サブキャラ>
  • 極道
  • 黒メイジ
  • 女医
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  • 整理屋RZ (遼一&善二郎)

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    ├モリナガ
    └あろえ (牛乳トリオ)
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    ├めぐみ (牛乳トリオ)
    └近賀 芹 (きんが せり)

<ラーメンズ/校舎裏トリオ>
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    └いちご (ラーメンズ/校舎裏トリオ)
  • 江崎家
    └ぐりこ (校舎裏トリオ)
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    └ばにら (校舎裏トリオ)

<ノヴいぶ>
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<一覧>
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即興あき氏設定
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駄目な人たち
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├大学生メイ
└捨てる話
かなあき氏設定
クールデレあき氏設定
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204スレの編集者
▼短編、その他
ネタあき?SS
女将明治
宿題
メカメカメイジ
(保管庫の「SSまとめ」に掲載)

▼共同制作ストーリーまとめ
「バッドエンド」(初出:190回目スレ)
「シチリアンマフィア」(初出:195回目スレ)
「モニターの中のメイジ」(初出:197回目スレ)
「ふたりのメイジ」(初出:206回目スレ)
(保管庫の「過去ログ」に掲載)


銃器

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Rifle
Machine Gun
Shot Gun
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