セレクト隊
登場:1 2 3 4 5 2CORE BRAVE 真型 DS 7 DUAL 8 9 GM S
組織概要
メダロット世界における治安維持組織、あるいは警察にあたる組織のようなもの。
主にメダロットに関する事件などの対応を行っている。
組織解説
本部は
メダロポリス(ゲーム版2〜4)やメダシティ(ゲーム版7)といった大都市で、各地に支部が存在する。
メダロットに関する事件解決に奔走したり、施設の警備を行ったり、ロボトルの相手になってくれたりと幅広い業務を行っている。
「~であります」という語尾が特徴、というよりそういう風に喋るよう教育されているらしい。(下のメダロットDUALの項参照。)
一方漫画版やアニメ版ではいかにも犯罪取り締まり組織・防衛組織といった感じで、ギャグ的要素は皆無。
なお、漫画版では明確に警察とは別の組織だと区別されている。
メディアミックス作品におけるセレクト隊
ゲームにおけるセレクト隊
初代メダロットから登場しており、対立する
ロボロボ団とともに世界観構築を担っている存在である。
メダロットDSまでのシリーズでは作品を重ねるにつれ、メインストーリーに関わる頻度も減っていた。
隊員達が
ロボロボ団同様どこか間の抜けていることが多く、
イッキたち(主に
アリカや
コウジ)からはあてにされていないことが多い。
ただ、メダロット3でアースモール崩壊時にはきちんと住民を誘導し避難させ、メダロット4では浮遊要塞フユーン跡の遺跡荒らしやごみ問題に対応している。
そのため、市民の安全を守る組織としての役目は、一応しっかりと果たしている。
メダロット
セレクト隊の隊長=ロボロボ団のリーダーであったため、セレクト隊=ロボロボ団と思う方も多いだろう。
しかしながら、
魔の十日間事件の際に
ヒカルの家の近所のセレクト支部の隊員がパニックになっていたため、全てのセレクト隊員がロボロボ団だったワケではない。
タイヨー達が逮捕されてからは、正義の組織として再出発を果たす。
メダロット2~メダロット4
イッキ編にては、ストーリーに絡む形で登場。
だが話をちゃんと聞いてくれなかったり、ロボロボ団を取り逃がしたりすることも多く、あてにならなかったりすることもしばしば。
メダロット2では
アワモリが隊長を務めていたが、イッキの手柄を横取りするなどといった横暴や、自分の立場を利用した職権乱用が発覚。
なお、アワモリが権力志向なのは、ゲーム版だけの性格付けである。
コレが原因となり部下たちの信用を失い、隊長の職を外されている。
メダロット3以降は副隊長だったトックリが隊長を務めている。
トックリが隊長になってからは比較的まともになったものの、やはり隊員たちが肝心なところで間が抜けていることは変わりなかった。
メダロット5
今まで何度も登場してきた一般隊員に加え、当番制で交代で行うすすたけ村の自営団のような描写も登場。
ゲーム中のねじり鉢巻きのおっちゃん達である。
メダロットG
デンスケランドの警備業務に加え、ゲーム版ではロボトル大会の予選相手も務めている。
メダロットBRAVE
トルトルランド内の警備やスタッフとして登場。
メダロットDS
ゲーム版ではセロリ山にしか支部が存在せず、警備以外ではシナリオにまったくといっていいほど関わらなかった。
メダロット7
がっつりストーリーに関わっており、隕石事件の調査をしている。役には立たないのだが…
今回は完全新型メダロットの他、過去作品に登場した機体のセレクト隊仕様機を多く配備している。
そのせいかロボトルをすると強い、ストーリー上は完全に役立たずなのだが…。
メダロット嫌いの
ゲンジ隊長が指揮をしており、彼の独断的な采配で運営されている。
あまりに酷い体制のため、隊員である
コハクは弱冠中学生ながら、内側から組織を変えようと奮闘している。
終盤、本部であるセレクトビルがラストダンジョンになっており、メダロットの暴走を止めるため、屋上で
Gエンペラーと戦うという、微妙に初代をなぞった展開である。
+
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コラム【メダロット7での学生の就労について】 |
物語の序盤、学生でありながら隊員をしているコハクにアズマ達が驚くというシーンがあります。
ですが、 アズマはその少し前に、 メダロッターズで働いている クルミと会っており、普通に接しているのです。
メダロット7世界では学生が働くことが普通なのか、と思っていた管理人(編集者注:当時)はアズマの驚きに驚いてしまいました。
しかし、考えてみれば、あくまでメダロッターズは商業施設であり、セレクト隊は準警察とも言える防衛組織です。
メダロッターズよりはセレクト隊に入る方が難しいのでしょう。
管理人はそう思うことにしました。
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メダロットDUAL
メダロット7の後、組織が巨大になりすぎたため、独立部隊である
MMFを創設することになった。
創設に当たって、それまでの隊長である
ゲンジとエース・メダロッターの
コハクが引き抜かれる。
そしてセレクト隊新隊長には、小之町
タスケ?が就任することになった。
機動性が高く優秀なMMFに市民の人気を取られ、タスケはイライラしてる。
一方一般隊員達は、そんなに焦らなくてもと冷ややかに見ている。
MMFのことは完全に同等の組織と見ているため、MMF隊員である主人公
ナギ・ナミ相手には「~であります」口調で喋ることはなく、フランクに話しかけてくる。
ゲーム中では隊長であるタスケの他、名前あり一般隊員としては人里マモルが出てくる。
メダロット8
メダロットDUALまでと世界観の連続性のない本作でも、引き続き登場。
本作ではオレガノが隊長を務めている。
怪盗ジル逮捕のために、ソルト達の所属するローレル探偵事務所と協力関係にある。
だが、隊員であるエリカはこのことに不満を抱いていた。
メダロット9
メダロット8とも連続性がない本作では、「
財閥」所属の組織という設定となった。
隊長は
テンシン。
メダルイーター討伐計画の一環とはいえ、
ロボロボ団を利用していた。
マケットの腕パーツや
バスターティラノなど、セレクト隊仕様メダロットをロボロボ団が運用していたのはこのせいである。
その行動は、表面的にはメダロット第1作以来の悪の組織という印象が感じられる。
ロボロボ団の隠れ蓑にされていたのではなく、ロボロボ団を利用していたのが違いである。
メダロット ガールズミッション
本作では、セレクト防衛大学校が存在するという設定である。
メダロットDUALまでとも、メダロット8とメダロット9とも連続性がないため、他作品にも同様の組織があるのかは不明である。
プレイアブルキャラの国城さゆりと滋野清美は同校の生徒で、ついにセレクト隊からプレイヤーキャラが登場した。
メダロットS
メインストーリー第1部「はじまりの物語」と第5部「大波乱の新学園生活!」以降に登場。
イベントにおいても度々姿を見せる。
本作ではメダロットDUALまでの世界観の、
防衛組織としてのセレクト隊である。
ロボロボ団絡みの事件はもちろん、街で起こったゴミの不法投棄や、
コウボウ学園での火事騒ぎの際にも姿を見せている。
イベントシナリオでは防犯啓発イベントを開催しているなど、警察組織に近くなっている。
その働きぶりから、少なくとも市民にはそれなりには信頼されている様子である。
ただし
イブキの様に、あまり信頼していない者も居る。
メダリンピックの最中、小中学生をロボロボ団事件に関わらせることを危険視して、スタジアム地下に向かおうとしていた
アラセ達の前に立ち塞がってしまった。
また、コウボウ学園校区で起こったコンビニ強盗の犯人をアラセ達だと誤解してしまったこともある。
本質的には悪役ではないが、アラセ達は度々戦う破目に遭う。
漫画版におけるセレクト隊
メダロットでの初登場時は「ロボロボ団に対抗すべく作られた私設軍隊」のような描写であった。
だがごく普通に自社ビルや本部・各地に支部が存在することや活動内容とその範囲、世界観こそ異なるがゲーム版メダロット4で「セレクト隊がメダロット社の特別回線を通してロボロボ団の釈放の指示を受けていた」(メダロット社はセレクト隊にそのような指示をしておらず、外部から特別回線がハッキングされたことが原因)と言及がある。
以上のことから、セレクト隊は
メダロット社の中に存在する組織、あるいはバックにメダロット社が関わっていることが推測できる。
デンゲキニンテンドーDS内メダロット研コーナーの記事にも、
「メダロット社にはメダロットを利用した犯罪を取り締まる組織が存在する」
という
社長代行の発言から、現在もセレクト隊はメダロット社が関与しているものと考えることができる。
漫画版では具体的関係が明かされないものの、メダロット社からの指令でいくつかの作戦行動をとっているため、何かしらの関係はあったようだ。
メダロットDSでもタルトが「メダロット社のセレクト隊」と発言しているため、DS時点ではメダロット社の指揮下に入っているようだ。(それ以前の関係は不明)
ロボロボ団との関係についてはメダロット2で、あくまでタイヨウがいた第一部隊の起こした大不祥事であるという事が語られた。
このため、アワモリはイメージ回復に躍起になっていた。
アニメ版におけるセレクト隊
第1作にのみ登場。
本作のみ
国連の治安維持部隊、という設定。
ジャイアントエンペラー相手に戦力を投入して大々的に立ち向かう。
余談だが、国連軍は、メダロットに限らず様々なフィクションで描かれる。
だがフィクションは個々の作品で違うだろうが、現実世界の国連そのものは、軍事力を保有していない。
「本来の強制軍としての」国連軍も、現在国連軍として認識されているであろう国連平和維持軍のいずれも、国連加盟国から兵士が提供される形である。
関連項目
最終更新:2023年05月16日 18:37