詩篇 第５０章 - モルモンの本

詩50: 詩篇　　第５０篇
詩50:*-* アサフの歌
詩50:1 全能者なる神、主は詔して、日の出るところから日の入るところまであまねく地に住む者を召し集められ
る。
詩50:2 神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。
詩50:3 われらの神は来て、もだされない。み前には焼きつくす火があり、そのまわりには、はげしい暴風がある。
詩50:4 神はその民をさばくために、上なる天および地に呼ばわれる、
詩50:5 ”いけにえをもってわたしと契約を結んだわが聖徒をわたしのもとに集めよ”と。
詩50:6 天は神の義をあらわす、神はみずから、さばきぬしだからである。
詩50:7 わが民よ、聞け、わたしは言う。イスラエルよ、わたしはあなたにむかってあかしをなす。わたしは神、あな
たの神である。
詩50:8 わたしがあなたを責めるのは、あなたのいけにえのゆえではない。あなたの燔祭はいつもわたしの前にあ
る。
詩50:9 わたしはあなたの家から雄牛を取らない。またあなたのおりから雄やぎを取らない。
詩50:10 林のすべての獣はわたしのもの、丘の上の千々の家畜もわたしのものである。
詩50:11 わたしは空の取りをことごとく知っている。野の動くすべてのものはわたしのものである。
詩50:12 たといわたしは飢えても、あなたに告げない、世界とその中に満ちるものとはわたしのものだからである。
詩50:13 わたしは雄牛の肉を食べ、雄やぎの血を飲むだろうか。
詩50:14 感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いをいと高き者に果せ。
詩50:15 悩みの火にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう”。
詩50:16 しかし神は悪しき者に言われる、”あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、わたしの契約を口
にするのか。
詩50:17 あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。
詩50:18 あなたは盗み、わたしの言葉を捨て去った。
詩50:19 あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、姦淫を行う者と交わる。
詩50:20 あなたはその口を悪にわたし、あなたの舌はたばかりを仕組む。
詩50:21 あなたは座してその兄弟をそしり、自分の母の子をののしる。
詩50:22 あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思っ
た。しかしわたしはあなたを責め、あなたの目の前にその罪をならべる。
詩50:23 神を忘れる者よ。このことを思え。さもないとわたしはあなたをかき裂く。そのときだれも助ける者はない
であろう。
詩50:24 感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示
す”。