&ref(0612_01.jpg,,title=書籍版。お前のような幼女がいるか) &ref(Tanya_von_Degurechaff.jpg,,,title=アニメ版。ちんちくりんだが顔芸は激しい) &font(24,b,i,red){「私の悲願は・・・出世して安全な後方でエリートコース!} &font(24,b,i,red){ なのに・・・最前線配置!? どうして! こうなった!!」} 小説投稿サイト「arcadia」で連載され、後にエンターブレインにより商業化されたネット小説『幼女戦記』の主人公。 サウンドドラマでは[[五十嵐裕美>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:五十嵐裕美|]]女史、アニメでは[[悠木碧>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:悠木碧|]]女史が声を担当している。 ファンからの愛称はWEB版時代から作者も使用している「デグさん」「デグ閣下」。 アニメ版以降は作画と悠木女史の演技も相まってニコニコ動画では「[[汚い>ジャイアン]][[まどか>鹿目まどか]]」「黒まどか」や、目を見開いた際の顔芸(通称「[[カエル]][[顔>ケロロ軍曹]]」)から、 『[[僕のヒーローアカデミア>緑谷出久]]』の[[蛙吹梅雨]](悠木女史が演じたカエルキャラ)に関連付けた「梅雨ちゃん[[オルタ>沖田総司(Fate)]]」等の中の人ネタで呼ばれる事も。 余談だが、名前の由来はアニメ『DARKER THAN BLACK 流星の双子』の主要キャラであるターニャ・アクロウと、 彼女を射殺したソ連製の&b(){対戦車ライフル}「デグチャレフPTRD1941」。 そのため、web版で自分の名前を知った時には「何、死ねって事?」と自らツッコんでいた。 &s(){ある程度話が進んでから「デグチャレフ」を「デグレチャフ」と[[誤字>誤植]]していたのにようやく気付いたが、もうこの名前で定着した後だったので諦めた模様} 当然だが、[[ゴンザレス]]の婚約者ではない。 |>|CENTER:悠木女史[[ボイス]]集| |『#コンパス 戦闘摂理解析システム』&br()&nicovideo(sm43767683)|『[[オバマス>アインズ・ウール・ゴウン]]』&br()&youtube(https://youtu.be/7Gp5hA7ZXD4){340,185}| 白く透き通った肌を持つ金髪碧眼で身長140cm程の幼女で、孤児院の健康診断で魔導素質を認められ、 弱冠8歳にして帝国軍士官学校へ入学し、魔導士官として9歳で任官した軍人幼女。 &s(){なので一応「魔法少女」のカテゴリに入ります。} また容姿が整っている事も度々描写されており、公式で美少女と言っていいだろう。&s(){大体「見た目は可憐&b(){なのに}」的な文脈だが} その実態は[[現代日本から異世界の人間に生まれ変わった異世界転生者>カズマ]]。 前世は現代日本の企業に勤めていたエリート[[サラリーマン]]。 「人事部のリストラ宣告担当」という誰もやりたがらないが故の嫌われ役だが引き受けていれば会社の評価は自動で上がっていく仕事を請け負っていた。 勤務態度不良の社員にリストラを勧告したある日の帰り道、その社員の逆恨みによって電車のホームより突き落とされ命を落とし、 転生前に[[「十戒を授けた」「創造主」「神」と名乗る何者か>神(Bible Fight)]]に「いい加減にしてくれ」「現代の人間は道理を守らない」と愚痴吐きの対象として謁見するが、 [[無神論者>アイアンマン]]にして現実主義、科学信望者である彼は目の前の存在が本物の神である可能性を論理的に全否定してまともに取り合わず、 「驚いた 悪魔が実在するとは」 「この世の理を超越した存在は神か悪魔だが、神なら世の不条理を放置するはずがない、よってお前は悪魔、ないしそれに準ずる存在」 「説教はいいから早く転生させてくれ(そしてまた自分なりに頑張るから信仰とか救済とか放っておいてくれ)」と述べる。 //存在Xについてはまだ神と断じられているわけではありません。 生前の度を越した[[効率主義>汚い忍者]]と決して神とは認めず&b(){「[[存在X>Mr.X]]」}と仮称した不敬に加え、 「信仰心を取り戻させるため」として&b(){「全ての条件が逆転すればお前も信仰に目覚めるのだな?」}と、 &b(){あえて前世の記憶を保ったまま、彼の信じる科学の通じない非科学的な魔法の存在する、平和な現代日本と違った戦乱の世界の、前世の男性から女性として、} 前世とは真逆の環境に転生させられ放り出される処分を受けた。&s(){俺らからすりゃ夢みたいなTS異世界転生なのにね} このため、前世の男性としての価値観を強く引き継いでおり、外見相応の「幼女」としての行動を強いられるシーンでは多大なストレスを受けている。 前世から引き継いだ極端なまでの効率主義者かつ合理主義者で、「性格は歪んでいる」と自負もしている。 殺すのも殺されるのも嫌い、非生産的な戦争も嫌いと公言するが、 軍人として殺人を犯す事に躊躇いは無く、出世と身の安全と休暇のために敵対する人間は容赦無く殺傷する。 自己保身のための労力を厭わず、国際法令や戦時協定などを自軍に有利なように解釈する事にも長ける。 [[部下は道具とみなして>毛利元就]][[使えると判断すればそれなりに権限を与え活用するが、無能であれば躊躇なく捨て駒にする>フリーザ]]。 &s(){副官のヴィーシャ以下には甘い時は甘いけどね} その歪な精神性と高い知性、戦場での怪物的な活躍から、作中の登場人物からも&b(){「幼女の皮を被った化け物」}と評されている。 戦場においては劣勢の中獅子奮迅の働きをした者(&b(){受勲者は大体死人}という辺りから察するべし)に与えられる「銀翼突撃章」を、 生きたまま受勲される&s(){地獄のような}輝かしい初陣を飾り、その一件から「白銀」の二つ名を得るが、最前線で常に血を浴び続けるような戦歴に、 やがて血塗られた「錆銀」と揶揄されるようになっていく。 特に激戦区である西部ライン戦線での勇名から、敵国のエース魔導士達からは&b(){「ラインの悪魔」}として恐れられている。 ただ後述の「エレニウム九五式」を除けば、ターニャの魔導士としての単純な素質は「年齢にしては恵まれている」程度で、 彼女は徹底的に鍛え上げた部下たちとの連携と巧みな戦術によって戦場で活躍するタイプのエースであり、いわゆる最強無双系主人公の類ではない。 詳しくは後述の作品概要にて。 上述の経緯で実際に超常的力で自身が転生させられたにもかかわらず「神」の存在を認めず、「存在X」と呼んでいる。 にも拘わらず、神の陰謀で齎されたチートアイテム「エレニウム九五式」を使用すると&b(){強制的に神を賛美したくなる重篤な精神汚染を受ける。} 絶対に使いたくないのに、放り込まれる地獄の戦場で生き延びるために使わざるを得なくさせられ、 [[精神をすり減らしつつ生き延びてもその先にはまた別の戦場……という生き地獄を這いずり続ける事が運命付けられている>スコープドッグ]]。 &s(){異世界転生もの定番の転生特典チートなのに嬉しくない。しかも後に敵対勢力に同等のチート獲得者が現れて盛大な存在Xの茶番劇となる} 何故なら&b(){上司相手にわざと無能アピールしようと後方勤務希望をアピールしようと、&br()[[漫画『デトロイト・メタル・シティ』>平景清]]めいた勘違いで激戦区での戦闘を望んでいると見なされ、最前線に回されてしまうのである。} とはいえ、社会人の常識として仕事に手を抜かず、上司に好かれるべく&b(){敢闘精神をアピールしている}事による、 「本音と建て前が正しく伝わらず裏目に出る」「言い出しっぺの法則がブーメランで自分に返ってくる」自業自得と、 作中世界の人々にとっては未知の&b(){世界大戦}という概念をターニャただ一人だけが理解しているため率先して地獄に突っ込まざるを得ないという、 やむに已まれぬ部分もあるのだが、忘れてはならない。&b(){世界が大戦という混沌の坩堝にあるのは、最初から邪悪なる&ruby(かみ){存在X}の配剤なのだ。} 当然、それらの苦境総てが存在Xによる信仰心目当てのマッチポンプと知っている彼女の信仰心はマイナスの更に底を随時記録更新中である。 かくして人の心を理解出来ない神々と、神も人も理解する気の無いサイコパス主人公の終わりなきディスコミュニケーションは続いていくのだ。 なお、序盤などで断片的に描かれた転生前はいかにも「エリート然とした遊びの無い男」という感じなのだが、 実際には明らかに一般教養の範疇を超えたレベルでミリタリや戦史に詳しい上に、ウェブ版では上記した名前の由来にも反応しており、 さらにはモノローグにネットスラングなどを交える事も多いなど、意外にもかなりオタク趣味だった事が窺える。 ---- **『幼女戦記』作品概要 著者はカルロ・ゼン氏。 本作が投稿されたのは[[所謂「異世界転生」モノのweb小説がブームとなり始めた時期>カズマ(この素晴らしい世界に祝福を!)]]であり、 作者曰く、同小説サイトに投稿された『[[魔法少女リリカルなのは>高町なのは]]』の二次創作小説『リリカルなのはAnother~Fucking Great!~』が着想の元となっているらしいが、 その内容は&b(){「幼女」という題名から想像される萌え要素が皆無な、どこかで見たような国々同士の世界大戦を描いた「末期戦」がテーマの本格的軍記モノ}であり、 作者ですら「これを書籍化したエンターブレインは正気じゃない」「これのアニメ化を企画したエンターブレインは勇者の中の勇者」とのたまうほど。 主人公であるターニャも決して最強無敵の主人公ではなく(エレニウム九五式の出力こそ規格外だが)、 その勝利は常に味方との連携と彼女自身の戦術によってもたらされているもので、戦術的勝利こそ積み上げているものの、 帝国上層部はずるずると泥沼の世界大戦に引きずり込まれるため、戦略的には敗北を重ね続け、 ついには敵側にも彼女と同様、神に選ばれた規格外の聖女が現れて激突する事になるなど、 異世界転生物にありがちな「転生した主人公がチートを使って大暴れする」系の作品とはまったく異なっている。 むしろライバルとして登場する敵軍のエース聖女の名前が「メアリー・スー」という時点で、彼女の方が「チート主人公」のポジションにあるといえる。 しかし小説や漫画ではともかくアニメ版ではそういった戦術描写をする事が困難だったためか、 基本的に戦場では部隊との連携はあまり描かれず、ターニャ一人で大暴れしているような描写に改変されており、 これにともなって原作における副官ヴィーシャとの「尊敬する上官・信頼のおける部下・苦楽を共にした戦友」という関係も、 「厳しく見えるけど実は優しくて良い人なんだと本質を誤解したままターニャに心酔して盲目的に従う部下」という風に改変。 結果的にアニメ版は「転生した主人公がチートを使って大暴れする(けど戦局を変えられず振り回される)」作品となっている。 キャラデザ以外のそうした部分でも原作・漫画読者とアニメ視聴者との間で、大きく印象の分かれるキャラクターとなっている。 &s(){ヴィーシャも原作と漫画だと必死に頑張る華奢で平坦な金髪美少女なのに、アニメだと神経図太い豊満茶髪美少女になったしねぇ}&link_anchor(*1){*1} 上記に書かれた通り、実際小説の表紙やアニメではもはや「幼女」ではなく「妖女」「怪人」としか形容できない顔芸を度々披露しており、 良くも悪くも一度見たら忘れられない強烈なインパクトを持っており、とうとう海外版では&b(){「&ruby(The Saga of Tanya the Evil){邪悪なるターニャの戦記} 」}というタイトルにされてしまった。 東條チカによるコミカライズ版は、原作書籍やアニメとも違った少女漫画的可愛らしさを身に着けたが、 中身&s(){と顔芸}は相変わらずのバケモノだったので、原作ファンからも好評を受けた。&s(){ターレルは正義}&link_anchor(*2){*2} コミカライズ版は&s(){[[ご飯モノのスピンオフ大流行>セイバー]]の流れに便乗した}スピンオフの『幼女戦記食堂』も存在したのだが、流石にネタ切れとなり円満に終了した。 ともかく異世界モノのテンプレから乖離した世界観の作品の1つだが、その中でも際立って強烈な異彩を放つ作品であり、 それが逆に読者や視聴者に印象を残し、4作品による[[クロスオーバー]]アニメの[[『異世界かるてっと』>レム(Re:ゼロから始める異世界生活)]]にも出演するなど、 2010年代における異世界モノの代表の1つとして扱われている。 なお、[[別作品の女神>アクア]]が神を自称した事で「存在X」と誤認して襲い掛かるも、他の転生者の説得により和解した (ただし、彼女を神とは信じず「[[神を自称する変態>ムラクモ]]」として接している)。 |アニメ版OP&br()&nicovideo(sm30473672)| ---- **MUGENにおけるターニャ・フォン・デグレチャフ Entah99氏の製作した『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風ドットの[[ちびキャラ]]が公開中。 ナイフでかき切る、銃ぶっ放す、手榴弾投げるなど、 幼女らしからぬミリタリ色強めの戦闘スタイルとなっている。 [[超必殺技]]では「エレニウム九五式」で攻撃する。 [[AI]]もデフォルトで搭載されている。 |紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/Ku-LZRfjeRQ){320,240}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ターニャ・フォン・デグレチャフ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ターニャ・フォン・デグレチャフ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ターニャ・フォン・デグレチャフ],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} なお原作小説とアニメ版の連名名義でスマートフォンゲーム『アリス・ギア・アイギス』とコラボした際のヴィーシャは、 「茶髪で垢抜けない容姿の」「すらっとした美少女」というアニメと漫画を折衷したようなデザインになっている (同作の制作体制の都合上、島田フミカネ氏の画風にリデザインされている影響もあるが)。 CVや制服、設定などはアニメ寄りになっており、開発スタッフはアニメでは戦闘描写の少ない彼女のモーション開発に苦労したらしい。 一方のターニャは書籍版の時点でイラストが存在するためか、タッチがフミカネ氏風になっている程度でアレンジは控えめだった。 &s(){むしろ顔芸しない分、他のメディアの彼女よりも大人しく見える} 余談だが漫画版作者の東條チカ氏はこのコラボをきっかけに同作にハマり、番外編で『アリスギア』を匂わせるセリフを言わせたり、 後の『アリスギア』本編でも新規キャラクターのデザイナーとして参加したりしている。 &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} 帝国参謀本部に勤務するエーリッヒ・フォン・レルゲン少佐とターニャのカップリングの事。 上記においてターニャを「幼女の皮を被った化け物」と評したのが、何を隠そうレルゲン少佐その人である。 レルゲン少佐はいち早くターニャの危険性に気が付き、彼女を前線から遠ざけようと苦心するのだが、 ターニャにとっては願ったり叶ったりであり、むしろ自分を気に掛けてくれる良き上官であると好意的に受け取り、 結果としてレルゲン少佐は尚も胃痛に苛まれる……というのが原作での二人のやり取りである。 本作は主人公ターニャの内面描写を中心として描かれる小説作品であり、無駄に強固な主人公の主観は、 &b(){幼女転生後も終始おっさんのまま}である。&s(){TSF好きからは「変わった性別に悩む場面が少なすぎて寂しい」との声も} そのため原作者はもとより読者達すらレルゲン少佐は「ターニャに振り回される苦労人枠」程度の認識でしかなく、 おっさん同士のアンジャッシュを楽しむのみに留まっていたのだが……。 コミカライズにおいて可視化された結果&b(){ひたすら年上の男性に懐く幼女と、その幼女に振り回される苦労人}という、 ほとんどラブコメ同然の状況であった事が発覚した。&s(){原作者すら「これはターレルきてる」と納得した} このほかターニャの二次創作カップリングではヴィーシャとの百合であるタニャヴィシャが大体二大巨頭である。 &s(){あとは敵国連邦の変態ロリコン野郎ロリヤに一目惚れされているのでそこ絡みの捕虜になった凌辱ものIFとか} ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:五十嵐裕美|,|CV:悠木碧|,主人公,転生者,幼女,ロリ,軍人,魔法使い,銃使い,アホ毛,金髪