#image(Auron.jpg,width=330,title=35歳) &font(26,b,i,#b3201e){「これはお前の物語だ」} 旧スクウェア(現・スクウェア・エニックス)のRPG『FINAL FANTASY X』の登場人物。魚人のアーロンは[[こちら>アーロン]]。 担当声優は[[石川英郎>>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:石川英郎|]]氏。 //『シン』が公式での正式表記なので統一 父[[ジェクト]]が行方不明になり、母が心労で他界し天涯孤独となった[[ティーダ]]の元へ現れ、彼の成長を見守っていた人物だったが、 本編開始時にザナルカンドにてティーダを[[『シン』]]へ導き、彼がスピラに放り出されるきっかけを作った。 ティーダがスピラに来て以降はしばらく行方不明となるが、しばらく経ってからルカにて再会し、[[ユウナ]]のガードとなる事を宣言。 その後、本格的に行動を共にする事になる。 |&s(){腋毛の処理は完璧}&br()&nicovideo(sm585361)| 本編のスピラの時代より1000年前に滅びた文明として扱われているザナルカンドに間違いなくいた事が確認されているにも拘らず、 ティーダがスピラに来る10年前にそのスピラで『シン』を倒したユウナの父である大召喚士ブラスカと共に旅をした伝説のガードとして名が知られている、 非常に謎めいたキャラクター。 ルカでの再会時にティーダからは右も左も分からない1000年後に放り出された事を当たり散らされながら、 上記の詳細に加えてザナルカンドに帰れるか否かやジェクトの行方について問い詰められるが、 本人はこれらの真相について多くは語る事なく、あくまでティーダやユウナ達に自分の目で真実を見極めさせようとする姿勢を貫いた。 #region(その正体) &font(20,b,i,#b3201e){「約束しよう。あんたの息子はおれが守る} &space(5)&font(26,b,i,#b3201e){死んでも……守ってやる」} 実はアーロンは本編開始以前に既に死亡しており、劇中に登場する彼は人間ではない。 その正体は「死人(しびと)」と呼ばれる、非常に強い未練を残して死亡した人間が、 スピラのあらゆる生命の根源的なエネルギーの塊「幻光虫」によって構成された肉体で現生に蘇った存在である&link_anchor(*1){*1}。 10年前、究極召喚の真実を知ったアーロンは、親友であるジェクトとブラスカが、 その覚悟と願いを無駄な気休めに踏みにじられる形で犠牲になったのに激高し、仇を取るべくユウナレスカに挑み、返り討ちに遭い重傷を負ってしまう。 それでも自力でガガゼト山を超えベベルに向かうが、その手前で力尽き偶然出会ったキマリにユウナの事を託して死亡。 しかし、ジェクトが究極召喚獣となる前に言い残した「息子を頼む」という頼みと、 「死んでも守ってやる」と死に行く友を前に誓った約束への未練から死人と化し、 『シン』と化したジェクトに連れられる形で夢のザナルカンドに渡ったのであった (夢のザナルカンドは普通の人間は往来は不可能だが、皮肉にも死人という夢のザナルカンドの住人に近い幻光体だった事が幸いして行けたらしい)。 家族と再会して過ごしたいというささやかな願いすら捨ててスピラのために命を捧げた親友に報いるために、 アーロンは文字通り死んでもその約束を遂行しようとしたのである。 その後は、本編において同じくザナルカンドから渡ってきたティーダと共にユウナのガードとして同行するようになる。 後述するエボン僧の時代で見た寺院の闇や、上述したジェクト達のその後を知っている事から、 この旅では「次世代の若者に未来を託す」という方針を取っており、 ユウナ達が旅を通して経験したエボンの教えの歪みを仇敵・ユウナレスカに突き付けた際にはページ下部の台詞でパーティメンバー全員に発破をかけている。 その印象深いキャラクター像から、アルティマニアのキャラクター人気投票ではティーダを超えて堂々の1位に輝いている。 劇中に登場する他の死人は死亡時から年を取っていない個体が多いが、アーロンは普通に年を取っている。 攻略本によれば「そういうタイプの死人もいる」との事で、アーロンが珍しいわけではないらしい。 また生前の記憶や人格を残しているかも個体によって異なるが、 実質的に不老の肉体を得られる可能性があるという事で、過去のスピラでは積極的に死人を目指す人間も珍しくは無かったという。 ちなみに本編時点で&b(){35歳。}ぶっちゃけ、実年齢より老けて見える。 ユウナレスカに殺された時(25歳)は年相応の外見なので、本編以前の様々な出来事で心労が祟ったのだろうか? 『X』最終決戦後に異界に還ったため続編である『X-II』では未登場。 ただし、最終決戦で異界にてヴェグナガンと戦うユウナを激励する声の中にアーロンが確認できる。 #endregion 元々はエボンの僧兵だったが、上司からの縁談を断って出世の道を絶たれており、 アルベド族の妻を娶って同じく「はみ出し者」扱いされたブラスカと意気投合して彼のガードになった経緯を持つ。 ジェクトとは当初険悪な関係であったが、旅を通じて互いに盟友と認め合った間柄で、 ティーダの面倒を見ていたのも「ジェクトとの約束」だったと語っている。 エボン寺院四老師のウェン=キノックとはかつては親友であったが、本編時点では完全に冷え切った関係となっていた。 ただし友情自体は捨て切れなかったようで、彼を殺したシーモアに対して怒りを露わにする場面もあった。 &nicovideo(sm22573758) #region(他作品のアーロン) 『[[KINGDOM HEARTS II>ソラ]]』ではオリンポスコロシアムにて、パーティメンバーとして登場。 ハデスによって冥界から復活させられた死者だが、ハデスに従うことを拒否してソラ一行に協力した。 ソラがハデスが作った洗脳人形に触れた時に「アーロンの過去」が流れ込んできた場面にて、 原作の『シン』を倒すために命を捨てようとするジェクトとブラスカを止めようとした時の彼の台詞が出たことから、 KH世界のアーロンも原作に限りなく近い経験をしたか、本作のティーダなどの「KH世界に住む『FF』キャラ」と異なり、 冥界を通じて『FF』世界から召喚された原作のアーロン当人だった可能性がある。 #endregion ---- **原作中の性能 HP・物理攻撃力・物理防御力に秀でた重戦士タイプ。 武器には貫通アビリティが最初から付いている種類が多いので、「かたい」特性を持つ敵に強気に攻めれる。 加えて「アーマーブレイク」や「メンタルブレイク」などデバフ技を複数覚えるので、大型の敵に対して有効。 オーバードライブ技「秘伝」は制限時間内に[[コマンド]]を入力していき、成功することで高威力・追加効果付きの攻撃ができるようになる。 マカラーニャの森のボス・スフィアマナージュ戦後に各地に出現する「ジェクトのスフィア」を見つけることで技を習得するようになり、 4つ発見でブレイク系状態異常4種をすべて与える「征伐」、全発見で2ヒットの全体攻撃をする「陣風」を覚える。 また、キャラ性能とは別にリマスター版以降ではスフィア全発見でアチーブメント「過去からのメッセンジャー」を獲得できるようになった。 &s(){……のだが、インターナショナル版以降だと肝心の1個がよりにもよって[[ラスボス]]より強い門番が立ち塞がるせいで取れないという報告も多い} &s(){最強武器の[[正宗>セフィロス]]もインターナショナル版以降凄まじく弱体化した上に上記の門番の同類が入手の邪魔してくるしアーロンが何をしたというんだ} 熟練のガードという設定にもかかわらず最初にプレイヤーが操作する際に使用できるのは「パワーブレイク」のみだが、 ファンの間ではこれについて「10年も戦線から離れたブランクのせい」という解釈が有力視されている。 ---- **MUGENにおけるアーロン(ファイナルファンタジー) #image(Pulloff Auron.gif,height=300) Pulloff氏の製作した[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用のキャラが公開中。 刀を用いた近接攻撃がメインだが、地中から衝撃波を放つ遠距離攻撃もある他、 チュートリアルを再現したようなコケラと敵を戦わせる技もある。 [[超必殺技]]では「シン」が敵に攻撃を放つ。 |紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/e1AANthVPq4){320,240}| &font(26,b,i,#b3201e){「さあ どうする!今こそ決断する時だ!」} &font(26,b,i,#b3201e){「死んで楽になるか!生きて悲しみと戦うか!」} &font(26,b,i,#b3201e){「自分の心で感じたままに物語を動かす時だ!」} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[アーロン(ファイナルファンタジー)],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[アーロン(ファイナルファンタジー)],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[アーロン(ファイナルファンタジー)],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} FF10では死者の死の直前の恐怖や憎しみなどの想いが幻光虫と結合して異形の擬似生命体として発生する現象が起き、 それが通常エンカウントなどで出現する魔物とされている。 召喚士が行う「異界送り」は死者の想いを肉体から解き放き、彼らが魔物になる事を防ぐ為に行われるもので、 本作においてバトル時に撃破されたモンスターや、異界送りをされた故人の遺体が幻光虫に分解されていくのはこの為。 端的に言えば死人は魔物と成り立ちは大差無く、強い未練で自我や生前の姿を留められるか否かの差しか無い。 実際、姿は生前のまま人格がほぼ消えて魔物同然の死人も登場している他、シーモアをはじめエボン教の上層部にも死人が居たり、 劇中では明確な描写はないが人に化ける魔物もいることがアルベド族の口から語られている。 また本作における召喚獣も、大本となる人物の強いイメージが幻光虫で作られた仮初の身体に投影された物である。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:石川英郎|,剣士,大剣,刀使い,隻眼,スカーフェイス,サングラス