水滸演武

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『水滸演武』は、1995年に今は亡きデータイーストが製作したアーケード用武器格闘ゲーム。 『[[三国志>SANGO FIGHTER]]』『[[西遊記>孫悟空]]』等と並ぶ中国四大奇書の一つ『水滸伝』を原作としたいわゆる「原作付きゲーム」ではあるが、 著作権的制約が無いためか色々と大きな改変が見られる&link_anchor(*1){*1}。 別に原作の人気がゲーマー層に高いわけでもなく(そりゃまあ作品としての知名度は最高レベルではあるのだが)、 ゲーム性もかなり特殊であったため、はっきり言ってしまうとあまり人気は獲得しなかった。 それゆえのテコ入れか、PS用移植版と二作目にあたる『水滸演武 風雲再起』では [[ファイターズヒストリー]]シリーズからゲストキャラを登場させている。 そもそも粗製濫造期にそれほどメジャーではない題材かつ地味なグラフィック、それに加えてアーケードの時点ではキャラクターの声が全員社員というお粗末な仕様では売れるわけがなかったとも言える。 格闘ゲームのジャンルとしては一応武器格闘&コンボゲーの範疇に入るだろうか。 相手を打ち上げて叩き落して空中コンボきめてふっとばして6、7割がザラだった。 そしてアーケードから家庭用版、風雲再起とバージョンが変わるにしたがいその傾向がいっそう強くなる。 特に風雲再起ではコンボが繋がり易くなる素手モードでは、コンボ数が数十に達することが容易という、ある意味時代を先取りしているとも言えなくもない仕様になっていた。 ---- *キャラクター 『水滸演武』 >史進、林冲、扈三娘、戴宗、李逵、魯智深、公孫勝、武松、阮小二、阮小五、阮小七、晁蓋(最終ボス、CPU専用) -SS移植版追加キャラクター >呼延灼(スペシャルモード限定、CPU専用) -PS移植版追加キャラクター >[[溝口誠]](スペシャルモード+対人戦モード限定) 呼延灼はスペシャルモードで難易度を4以上にし、コンティニュー無しで勝ち進んだ場合のみ 対晁蓋戦前に登場するという隠しキャラで、性能、行動ルーチンともにかなり特殊なものになっている。 溝口はスペシャルモードを選んでゲームを始め、タイトル画面で素早く ↑、↓、←、→、↓、↑、→、←、L2、R2 と入力すると 対人戦モードでのみ使用可能になる。 『水滸演武 風雲再起』 >史進、林冲、扈三娘、戴宗、李逵、魯智深、公孫勝、武松、阮小二、阮小五、阮小七、晁蓋(最終ボス)、溝口誠、[[柳英美]] 風雲再起では全キャラが全モードで使用可能。 ---- *システム 以下、便宜的に『水滸演武』を「1」、『水滸演武 風雲再起』を「2」と表す。 操作系は「1」「2」ともに1レバー6ボタン。武器攻撃(もしくはパンチ)ボタンとキックボタン、弱中強の三段階。 **「1」の特殊操作 |挑発|弱攻撃同時押し| |騙し気絶|中攻撃同時押し| |武器投げ|強攻撃同時押し| |小ジャンプ|ジャンプ後すぐに↓| |ダッシュ|→→| |バックステップ|←←| |バックダッシュ|←←←| **「2」の特殊操作 |小ジャンプ|弱攻撃同時押し| |武器置き・武器拾い|中攻撃同時押し| |武器投げ|強攻撃同時押し| |ダッシュ|→→| |バックステップ|←←| |バックダッシュ|←←← もしくは 小Kを押しながら←←| |空中ガード|(空中で)←要素| |特殊ガード|(のけぞり、ガード、起き上がりの最中に)↑↓↑↖←| **武器ゲージシステム 本シリーズにはパワーゲージは存在しないが、武器ゲージというものが存在する。 これは武器の耐久値を示しており、基本的に減少する一方でラウンドを跨いでも回復はしない。 このゲージが0を切ると武器が破壊され、その衝撃でキャラは[[気絶]]してしまう。 +敵の武器攻撃や必殺技をガードする。 +自分の武器攻撃をガードされる。 武器ゲージは上の二つの状況で減少する。 特筆すべきは2.で、これにより「手数で相手を押して固めていたら自分が気絶した」という 他のゲームではまず無いような状況が発生しうる。 武器を持っている限りはゲージの減少は避けられないので、消耗の度合いがひどくなってきたら、 投げつけたり、その場に置く(「2」のみ)などして気絶を回避するのも戦略である。 なお、武器ゲージがラウンドを跨いでも回復しないのと同様に、破壊されたり投げつけたりして武器を失った状態もまた ラウンドを跨いでもそのまま持ち越される。 「1」では幻術を武器にする公孫勝と[[手のような形に変化する水塊>ンドゥール]]を武器にする阮小二の二人に限り 武器投げが使用できない。 しかしその代わりにこの二人にだけ「武器を破壊され素手モードでいる間、徐々にゲージが回復していき、 満タンに戻ると再び武器が使用可能になる」という、まるで[[スタンドゲージ>ジョジョの奇妙な冒険]]のような特徴が与えられている。 「2」では二人とも武器投げが可能になり、武器を破壊された時には以前同様に時間経過でゲージが回復するが、 自分から投げた時には回復しないという仕様になった。 晁蓋、溝口、英美の三名は武器を所有しない素手モード限定キャラで、初めから武器ゲージが空である。 ---- *MUGENでは 本シリーズからのキャラの中では、動画で見る機会はほとんど無いが扈三娘の存在は確認されている。 また、とけい氏作の溝口はほぼFHシリーズ準拠の性能ではあるのだが、本シリーズでの技も搭載されている。 ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 本作では小柄な老人にされている公孫勝は原作ではむしろ大柄な男で老人でもないし、 家庭用機移植版の説明書で「&bold(){ホモっ気がある}」と書かれてしまった阮小五も原作ではそんな事は無い。 また扈三娘は梁山泊入りの際に王英という男の妻にされているのだが、一作目の本人のエンディングでの台詞によれば、 王英には付きまとわれているだけでどちらかと言えば迷惑がっており、まだ独身のまま、という設定に変更されているらしい。
『水滸演武』は、1995年に今は亡きデータイーストが製作したアーケード用武器格闘ゲーム。 『[[三国志>SANGO FIGHTER]]』『[[西遊記>孫悟空]]』等と並ぶ中国四大奇書の一つ『水滸伝』を原作としたいわゆる「原作付きゲーム」ではあるが、 著作権的制約が無いためか色々と大きな改変が見られる&link_anchor(*1){*1}。 別に原作の人気がゲーマー層に高いわけでもなく(そりゃまあ作品としての知名度は最高レベルではあるのだが)、 ゲーム性もかなり特殊であったため、はっきり言ってしまうとあまり人気は獲得しなかった。 それゆえのテコ入れか、PS用移植版と二作目にあたる『水滸演武 風雲再起』では [[ファイターズヒストリー]]シリーズからゲストキャラを登場させている。 //そもそも粗製濫造期にそれほどメジャーではない題材 //上と矛盾 //かつ地味なグラフィック、 //何も言えねえ //それに加えてアーケードの時点ではキャラクターの声が全員社員というお粗末な仕様では売れるわけがなかったとも言える。 //んな事ぁ無いでしょうよ。 格闘ゲームのジャンルとしては一応武器格闘&コンボゲーの範疇に入るだろうか。 相手を打ち上げて叩き落して空中コンボきめてふっとばして6、7割がザラだった。 そしてアーケードから家庭用版、風雲再起とバージョンが変わるにしたがいその傾向がいっそう強くなる。 特に風雲再起ではコンボが繋がり易くなる素手モードでは、コンボ数が数十に達することが容易という、ある意味時代を先取りしているとも言えなくもない仕様になっていた。 ---- *キャラクター 『水滸演武』 >史進、林冲、扈三娘、戴宗、李逵、魯智深、公孫勝、武松、阮小二、阮小五、阮小七、晁蓋(最終ボス、CPU専用) -SS移植版追加キャラクター >呼延灼(スペシャルモード限定、CPU専用) -PS移植版追加キャラクター >[[溝口誠]](スペシャルモード+対人戦モード限定) 呼延灼はスペシャルモードで難易度を4以上にし、コンティニュー無しで勝ち進んだ場合のみ 対晁蓋戦前に登場するという隠しキャラで、性能、行動ルーチンともにかなり特殊なものになっている。 溝口はスペシャルモードを選んでゲームを始め、タイトル画面で素早く ↑、↓、←、→、↓、↑、→、←、L2、R2 と入力すると 対人戦モードでのみ使用可能になる。 『水滸演武 風雲再起』 >史進、林冲、扈三娘、戴宗、李逵、魯智深、公孫勝、武松、阮小二、阮小五、阮小七、晁蓋(最終ボス)、溝口誠、[[柳英美]] 風雲再起では全キャラが全モードで使用可能。 ---- *システム 以下、便宜的に『水滸演武』を「1」、『水滸演武 風雲再起』を「2」と表す。 操作系は「1」「2」ともに1レバー6ボタン。武器攻撃(もしくはパンチ)ボタンとキックボタン、弱中強の三段階。 **「1」の特殊操作 |挑発|弱攻撃同時押し| |騙し気絶|中攻撃同時押し| |武器投げ|強攻撃同時押し| |小ジャンプ|ジャンプ後すぐに↓| |ダッシュ|→→| |バックステップ|←←| |バックダッシュ|←←←| **「2」の特殊操作 |小ジャンプ|弱攻撃同時押し| |武器置き・武器拾い|中攻撃同時押し| |武器投げ|強攻撃同時押し| |ダッシュ|→→| |バックステップ|←←| |バックダッシュ|←←← もしくは 小Kを押しながら←←| |空中ガード|(空中で)←要素| |特殊ガード|(のけぞり、ガード、起き上がりの最中に)↑↓↑↖←| **武器ゲージシステム 本シリーズにはパワーゲージは存在しないが、武器ゲージというものが存在する。 これは武器の耐久値を示しており、基本的に減少する一方でラウンドを跨いでも回復はしない。 このゲージが0を切ると武器が破壊され、その衝撃でキャラは[[気絶]]してしまう。 +敵の武器攻撃や必殺技をガードする。 +自分の武器攻撃をガードされる。 武器ゲージは上の二つの状況で減少する。 特筆すべきは2.で、これにより「手数で相手を押して固めていたら自分が気絶した」という 他のゲームではまず無いような状況が発生しうる。 武器を持っている限りはゲージの減少は避けられないので、消耗の度合いがひどくなってきたら、 投げつけたり、その場に置く(「2」のみ)などして気絶を回避するのも戦略である。 なお、武器ゲージがラウンドを跨いでも回復しないのと同様に、破壊されたり投げつけたりして武器を失った状態もまた ラウンドを跨いでもそのまま持ち越される。 「1」では幻術を武器にする公孫勝と[[手のような形に変化する水塊>ンドゥール]]を武器にする阮小二の二人に限り 武器投げが使用できない。 しかしその代わりにこの二人にだけ「武器を破壊され素手モードでいる間、徐々にゲージが回復していき、 満タンに戻ると再び武器が使用可能になる」という、まるで[[スタンドゲージ>ジョジョの奇妙な冒険]]のような特徴が与えられている。 「2」では二人とも武器投げが可能になり、武器を破壊された時には以前同様に時間経過でゲージが回復するが、 自分から投げた時には回復しないという仕様になった。 晁蓋、溝口、英美の三名は武器を所有しない素手モード限定キャラで、初めから武器ゲージが空である。 ---- *MUGENでは 本シリーズからのキャラの中では、動画で見る機会はほとんど無いが扈三娘の存在は確認されている。 また、とけい氏作の溝口はほぼFHシリーズ準拠の性能ではあるのだが、本シリーズでの技も搭載されている。 ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 本作では小柄な老人にされている公孫勝は原作ではむしろ大柄な男で老人でもないし、 家庭用機移植版の説明書で&bold(){「ホモっ気がある」&color(blue){など色々}}と書かれてしまった阮小五も原作ではそんな事は無い。 また扈三娘は梁山泊入りの際に王英という男の妻にされているのだが、一作目の本人のエンディングでの台詞によれば、 王英には付きまとわれているだけでどちらかと言えば迷惑がっており、まだ独身のまま、という設定に変更されているらしい。

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