無双

「無双」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

無双 - (2011/04/06 (水) 11:46:50) の編集履歴(バックアップ)


チーム制トーナメント動画などにおいて、一方の出場キャラが単独で敵チーム全員ないし過半数を倒してしまう現象を指す。
コーエーの『真・三國無双』 『戦国無双』シリーズのように敵を薙ぎ倒していく様から付けられたもので、
以後MUGENのみならず多くのジャンルで圧倒的多数の敵を一人で蹴散らすことを「無双する」と言うようになった。
意味は『二つ(双)とない(無)ほど優れていること』。主に武人に対し、並び立つ者のいないほどの強さを賛美する時に使う。
故に元の意味からもそれほど離れているわけではない。

意外と様々なキャラが成し遂げているが、その中でも11人抜きを果たした紅美鈴の「中国無双」は最早伝説的。
動画内で「真・中國無双」のロゴも作られた程。
ただこれが発端となり「[[方>東方緋想天
]]や『Eternal Fighter Zero』などの黄昏キャラは超高性能キャラばかり」と言う誤解を招き、
これらへの叩きを加速させる一因となってしまった負の一面も持ち合わせている。
特にゲジマユなどでは大いに荒れ、いくつもの黄昏キャラが公開停止または制作停止へと追い込まれてしまった。

ただし、昔はまだキャラやAIが調整できるほど揃っておらず、調整もしていなかった当時の状態だから発生したものである。
チーム戦のトーナメント動画の場合、一人で無双しつづけると他のキャラが空気化してしまったり
そのチームの勝率が抜きんでて良くなったりすると調整ミスや最悪の場合キャラ贔屓であると見なされる事もあるので注意が必要。

無双になったとしても、一発撮りの結果であればそのまま出すのが公平だが、動画によっては互角の勝負が撮れるまでやり直したり、
初戦の結果に従いつつも試合内容が見映えするよう撮り直し・調整を行ったりしており、どれが適切とは一概に言えない。
いずれにせよ、無双状態の発生を避ける為にも事前に大会に参加させるキャラで模擬戦を行い、バランスを調整しておくのが良いだろう。
またキャラ・AI作者によってはAIレベルを最大にして大会に出すのを推奨していないもしくは禁止していることもある。
超反応を自重していない、一撃必殺を緩い条件で連発するようになる、特定の条件でスイッチが入り超性能になり無双を始める、など)
これらのキャラに関しては、調整面で十二分の注意をしたい。

また、無双する事、バランスの悪い事を前提に大会を組むと言う解決策も考えられる。
例えば数十人に渡る多人数チーム戦の場合、その中に無双をするキャラクターがいても、
最終的に両チームのバランスが取れていれば動画的には「バランスが良い」と言う事になる。
また成長ルールを用いた大会では、ルールによって後半の無双は避けられないが、むしろそれが大会の醍醐味となる場合も多い。
それを見越してデフォルトのステータスなどに手を入れる場合もある
(成長するとあまりにも手がつけられなくなってしまい他のキャラが同レベルまで成長しても勝ち目がまずない場合が存在するため)。

また、魔改造キャラでの大会や狂キャラ・神キャラクラスの大会などを初めとし、「試合の勝敗」ではなく
「内容」を楽しむ動画ならば、あえて無調整で対戦を行うのも一つの手法と言える。
この場合、無双を不愉快と思う視聴者の為に、無双がありうる事を予め動画の最初に明記しておくのが望ましい。
それでもどうあがいても勝ち得ない相手と戦わせるのは、もはや「バランスが悪い」では済まされないのでご注意あれ。
度を過ぎればただの虐殺であり大会どころではない。

ただし、当然ながら無双を対策するあるいは注意書きの明記は義務ではない。無双に対するアンチ活動は悪質な荒らしでしかないため、絶対に避けるべきである。
気に入らなければ捨て台詞を残さず、黙って戻るボタンを押すのがニコニコのマナー。
また、動画を上げる側や他の視聴者は、それらを無視したり、コメント削除・NG機能などを活用するのが妥当である。