ナイト

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ナイト - (2016/10/09 (日) 14:50:34) の編集履歴(バックアップ)


気高き王国騎士

+ 「ナイト」について一般的に
日本語では「騎士」と訳されることが多い。
中世ヨーロッパで活躍した職業であり多くは主君や女性を大切にし、名誉を守るために戦ったとされている。
分厚い鎧に身を包み、剣や槍を持ち、馬に乗って戦う。このため、銃器が発達した近代以降は姿を消すことになる。
なお、イギリスでは爵位の一つとして認定されており、これを持つ人は名前に「Sir(サー)」をつけて呼ばれる。

転じて、ファンタジーやゲームでは、鎧を着て剣や槍で戦う人たち全般をさしてこう呼ばれる。
ただ、馬には乗らないことが多い。
女性や弱者を大切にするが、きまじめで融通が利かない、というのが性格上のテンプレートになっている。
MUGEN界にも騎士団長黄金の騎士騎士王一頭身の騎士謙虚なナイト駄目な騎士俺達の勇者
など該当者は多い。

大規模オンラインRPG『ラグナロクオンライン(以下RO)』のジョブ(職業)の一つ。
二次職であり、一次職の「ソードマン(剣士)」から転職可能で、
転生後は「ハイソードマン(上位剣士)」から転生二次職の「ロードナイト(最高位騎士)」に転職可能。
剣や槍や鎧を装備でき、白兵戦での攻撃力と高い防御力が特徴的。
また、ペコペコと呼ばれる騎鳥に乗ることによって機動力も得られる。
このため、前線で味方を守りつつ戦うのが基本スタイルになる。

……一応言っておくと、某メイン盾の人両手剣サポシとは別のゲームである。
ただし、後者については「うはwwwおkwww」という台詞や、
きちんと役目を果たせないナイトを「内藤」と蔑む風潮が輸入されている感がある。

どちらかというとROにおける「ナイト」は一般的なファンタジーでいう「戦士」であり、
「仲間達を守り、聖なる魔法で援護する」というポジションでは、同じく「ソードマン」から転職可能な「クルセイダー(十字軍)」、
そしてその転生二次職「パラディン(聖騎士)」がより適切であるといえる。

ROではゲームの仕様上、ステータス、スキルに使えるポイントが限られているため、
同じ職業でもステータス、スキルの振り方によって運用方法がかなり異なる。

ナイトの場合は大きく分けて「両手剣型」と「槍型」に分けられる。
ステータスではどちらも物理攻撃であるためSTRは必須で、前者は回避、攻撃速度に影響するAGIを
後者は回復アイテムの効率、耐久力に関わるVITを重点的に上げ、
スキルや戦術では、前者は両手剣の攻撃速度を増すスキル「ツーハンドクイッケン」で、1対1のスキルに依存しすぎない狩りを
後者は相手のサイズが大きいほどHIT数の増す槍専用スキル「ピアース」や、強力な範囲攻撃の「ブランディッシュスピア」等の
燃費のいいスキルに依存しきった狩りや、VITの高さを生かし敵を一手に引きつけて、味方の範囲攻撃までの布石を作る狩り方が特徴。
また、敵を吹き飛ばしながら別の敵にぶつける強力な範囲スキル「ボウリングバッシュ」はナイトの華と言えるが、多少扱いが難しい。

余談だが、開発元であるグラビティが、偏重したユーザーの意見を取り入れた所為で、
「ナイトやロードナイトと比べて、あからさまにクルセイダー、パラディンが不遇」 と一時期なっていた。
+ かつての詳細
「ナイト、ロードナイト自体が強い、スキル取得などの効率がいい」「追加二次職は対人戦想定」というのもあるかもしれないが、
ナイトの槍、両手剣に対してクルセイダーの盾、両手槍が対になるよう割り当てられているのに、
クルセイダー側があまりにも露骨に弱かったり、前提などのスキル効率が悪い。

どれくらい悪いかと言うと、「ナイトが槍スキルだけで攻撃役を務める」というと納得できるが
「クルセイダーが盾スキルだけで攻撃役を務める」というと 正気を疑う レベルの性能差で、
スキルの余裕も、49ポイント中計6ポイントを割り振ることで、両者とも上記のペコペコに騎乗、その性能を完全に引き出せるのだが、
ナイトは「ほとんど切る余地が無い」のに対し、クルセイダーは 「取る余裕が無いことがある」
徒歩ナイトは趣味とほぼ断定できるが、徒歩クルセイダーはガチの可能性がある。
弱体化措置もクルセイダー、パラディンはしばしば食らっていた。

クルセイダー側にも独自スキルもあるため差別化も出来るのだが、
自分への被害が前提のスキルばかり で、ピンチの時に更にピンチになるスキルも多い。

現在では、盾は装備とパラディン専用スキルの追加、クルセイダーの時点でも他職からの強化スキルで超強力に、
両手槍も、非常に安価な属性&スロット付の槍、防御貫通槍があり、自爆スキルに効果的な
アイスが従来の二倍うまくなる(回復効率的な意味で)装備の追加により、状況は改善されている。
+ ・・・とでも思ったか?
最近、新たな可能性である3次職が追加された。
ロードナイトは「ルーンナイト」、パラディンは「ロイヤルガード」にそれぞれ条件を満たせば
転職できるようになった。
ルーンナイトはこれまでの戦闘スタイルに加え、「ルーン」という独自システムが追加。
さらに一部のスキルでINT(知力)も必要になってくるため、シビアな取捨選択が要求される。
対してロイヤルガードは今まで一つしかなかった槍スキルが大幅に追加。クルセイダー系の武器である
盾に関するスキルも強化されたため、大幅に戦闘力が強化された。
さらに実装時に結構な数のスキルに対して大幅な調整が加えられた。
クルセイダー系のスキルで言えば、唯一の槍スキルだった「スピアクイッケン」に対して
今まで両手槍でしか発動できなかった物が片手槍でも発動可能、さらに本来の攻撃速度増加に加え、
回避能力とクリティカル率が強化されるという追加効果が付いた。
さらに両手槍装備時限定であるが、単体攻撃スキル「ホーリークロス」の攻撃力が本来の性能の2倍に跳ね上がる。
加えてパラディンの高火力スキル「シールドチェーン」も今までは同じような立ち位置の
ロードナイトスキル「スパイラルピアーズ」と比べると目も当てられない性能差だったものが
特化された使い手には及ばないまでも片手間に習得している使い手となら十分にタメを張れる性能まで強化された。

・・・・・・ここまで見るとむしろ不遇なのはナイト系の方なのではないか?と思うかもしれない。
実際3次職実装直後はそれらの長所を十二分に発揮して2つある最強職の一つと呼ばれるほどだった。
(ちなみにもう一つは「修羅」。系統で言うとモンク(武僧)系であり、元をたどるとこの職と同系統だったりする)
ただやはり不遇なことも同時に起こっている。
まず前述のスキル修正に対して槍専用だったスパイラルピアースが片手剣や両手剣でも発動可能になってしまった。これにより両手剣を主軸にするロードナイトでもこのスキルを取るタイプが激増。このせいでお手軽な攻撃スキルとなってしまった。
また、クルセイダー時代から使える盾攻撃スキル「シールドブメラン」が弱体化してしまった。
まあこれは特定の装備やスキルと組み合わせると上位スキルであるシールドチェーンよりも秒間火力が上になってしまっていたので仕方がないといえばそれまでだが。
加えて3次職実装時に攻撃力、魔法攻撃力の計算式が変更され、武器による比重が強くなった。
これにより武器に魔法攻撃が設定されている装備がほとんど存在しないクルセイダーは、
相対的に魔法攻撃に性能が依存するスキル、「ヒール」と「グランドクロス」が弱体化、死にスキルと化した(グランドクロスには魔法攻撃の判定に加えて物理攻撃の判定もあるため、修正後の計算式に合わせたステータス振りにすればまだ使い道があるが、ヒールは完全に罠)。
ここまでなら前述の強力な槍や盾のスキルを使えばあまり気にならない。選択肢が狭まったともいうが。

しかし悲劇はここからだった・・・・・・

3次職実装後しばらくして「不具合」、「強すぎる」等が原因で一部のスキルに使用制限が設けられた。いくつかの職業に対して対人使用禁止、逆に対人時限定といった限定的な制限が設けられる中、ロイヤルガードはよりによって主力スキルが あらゆる状況で使用禁止 という制限を受けてしまった(しかも3つ)。現在使用禁止スキルを抱えているのはこの職とミンストレル/ワンダラーのみ。
しかもこれ以外にロイヤルガードは制限を受けたスキルを2つも抱えている。対してルーンナイトは対人禁止の1つのみ。重力はクルセイダー系に恨みでもあるのだろうか。
その上シールドチェーンの威力弱体化という恐ろしい不安要素まで抱えている。これは公式曰く「強くしすぎた」とのことらしい。しかも優先度はS(上から2番目)。スパイラルピアースにも修正依頼があり優先度はSS(最優先事項)だが、これは威力を変更するものではなく、燃費の低下や連射性の低下などにより調整を図る案件。 つまり威力は据え置き
挙句の果てにはお互いの3次職の初期ドットはあまり評判のいいものでは無いのだが、ルーンナイトのドットは修正されたのに対してロイヤルガードはそのままである(ただしこれは3次職のドットの大半の評価が「転生2次までのイメージと違う」等で全体的に良くないものであり、これに関してはロイヤルガードが不遇というよりはルーンナイトが恵まれている)。
・・・・・・アサシン系共々現在進行形で不遇街道まっしぐらである。



MUGENにおけるナイト

SANKI氏が制作したものが存在している。
このナイトは槍を使い、ペコペコには乗らないタイプである。
攻撃技「バッシュ」や、飛び道具「スピアブーメラン」など、ソードマンとナイトのスキルが中心の技編成になっている。
特に、カウンター技の「オートカウンター」とのけぞりを消す「インデュア」は使い方次第で高い効果を生む。
また、本体はマジシャンのスキルである「コールドボルト」「ファイアーボール」なども使える。
これらは原作ゲームではボスモンスターのドロップや高難度クエストで手に入るレア武器を装備することで使えるようになる。

サポートキャラとして、「ドッペルゲンガー」「ナイトメア」「イグゼムニア・セニア」を呼び出すことができる。
ドッペルゲンガーはこのキャラクターと同じナイトであるが、両手剣をメインにしており、「ツーハンドクイッケン」などが使える。

ボイスもついており、「CristaCaelestis」というゲームのものが使用されている。

一応、AIも搭載されているが、このAI、近距離だと比較的まともに戦うのだが一度距離が離れるととにかく槍を投げまくる
しかもこの槍、速射性が高く速度も超高速な上判定もやたら強く相殺すらままならないといった超性能。
幸い同氏のプリーストの放つ「ホーリーライト」と違って上方には打ち出されない為ジャンプによる接近が可能だが、
そのままの勢いで攻撃したりすると「オートカウンター」で当身をとられたりと質が悪い。
同氏のプリーストと戦わせるとAIが同じタイプのため打ち合いになる。しかし、向こうの飛び道具はこちらとは真逆で、
発生並、弾速遅め、判定弱いといったように性能が違いすぎるため、ナイトが槍を投げるだけで完封してしまうこともままある。
・・・・・・・・あれ?こいつ前衛職だよね?

出場大会