「帝王の拳 南斗鳳凰拳に構えはない!敵はすべて下郎!!」
「滅びるがいい、愛とともに!!」
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担当声優 |
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銀河万丈
- TVアニメ、PS『世紀末救世主伝説』、AC版、『イチゴ味』
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堀川亮(現・堀川りょう)
- TVアニメ(幼少期)
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佐藤晴男
- 『パンチマニア』
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石塚堅
- 『激打2』
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大塚明夫
- 『真救世主伝説』シリーズ、セガサミー関連(パチンコ『ケンシロウ・ラオウ』以降)
『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』、各種外部出演作品など
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関俊彦
- 『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』
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神奈延年
- 『北斗無双』シリーズ(パチンコ『真・北斗無双』まで)
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島﨑信長
- 『真・北斗無双』(幼少期)
- 古賀一史
- 『DD北斗之拳』
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浪川大輔
- 『DD北斗の拳』
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東地宏樹
- 『北斗が如く』
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三宅健太
- 『北斗無双』シリーズ(パチスロ『真・北斗無双』以降)
銀河氏は番組初期の ナレーションも担当しており、お馴染み「世界は核の炎に包まれた」のくだりも氏のもの。
神奈氏は従来のメディアと比べかなり若々しい声で演じているが、
時が経つにつれ「今までが渋すぎた」 「サウザーの年齢を考えるとこれぐらい若い方が自然」「慣れると違和感がなくなる」と賛同する声も出ている。
浪川氏は『真救世主伝説』シリーズなどでバットを演じている。
東地氏は『 龍が如く5』で森永悠を演じているが、共通点や立場の類似性を元にしたキャスティングとなっている 他キャラとは違い、
森永悠とサウザーの共通点は特に無い。
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ボイス比較 |
アニメ版 |
PS版
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AC北斗版 |
『イチゴ味』版。楽しそうで何よりです |
大塚明夫氏(LEGENDS ReVIVE) |
神奈延年氏(真・北斗無双) |
パチスロ『北斗の拳(4号機)』(4:08~)
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パチンコ『CR北斗の拳(2005年版)』(8:54~)
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比較動画
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『
北斗の拳』の登場人物。
グランベロス帝国の皇帝や
クウラ機甲戦隊の一員や
1000%おじさんではない。
南斗六聖拳「将星」の男。南斗の帝王として君臨する宿命を背負う。
ラオウや
トキとは旧知で幼い頃の
ケンシロウとも面識がある。南斗聖拳の中でも最強とされる一子相伝の拳、「南斗鳳凰拳」の伝承者。
「妖星」の
ユダをそそのかし六聖拳の分裂を引き起こさせた。
その野望と武勇で広大な領土を手中に収めた彼は「聖帝」と名乗り、
子供達を奴隷として自らの威光の象徴である「聖帝十字陵」の建設に着手。
その際、
レイの旧友でもある「仁星」の
シュウを謀略で葬った。
TVアニメ版では登場毎に『GOLAN』(タイトルはサントラ版より)がテーマ曲として使用されている。
ただし初登場の1回目のみ
ラオウのメインテーマ曲である「恐怖の策略」であった。
臓器、血流、秘孔の位置までもが表裏逆という特異体質(「内臓逆位」という実在する体質
*1)の持ち主で、
ケンシロウ必殺の秘孔「人中極」も彼には通用せず、
さらに「十字拳」と呼ばれる凄まじい威力の手刀で一方的に切り刻まれ一度は惨敗を喫した。
シンやハート様の例を考えるとこれだけでテーレッテー扱いでもおかしくない威力である
作中で回想シーンを除きケンシロウを惨敗させたのは、サウザーと
カイオウだけである
(逆に言うと千年以上に渡り不敗と言われた北斗神拳がケンの代だけで何度も負けているのであるが。
実際、先代伝承者であるリュウケン及び『蒼天の拳』における先々代伝承者の霞拳志郎は作中で苦戦はあっても明確な敗北描写は一切無い)。
ちなみにトキだけはこの事を(戦わずして)見破っていた様子。
*2
「南斗鳳凰拳」を受け継ぐには、設定本などによると前述の内臓逆位の体質が必要不可欠らしく、
孤児であったサウザーが自らに「帝王の血」が流れると自称するのは、その辺りの事情があるのだろう。
最終決戦ではこの体質を過信し(AC北斗でのガードポーズで)指を突き刺されるに任せた結果、
脈の違和感から血流が逆である事をケンシロウに見抜かれ、
何らかの秘孔によって全ての秘孔の正確な位置を浮かび上がらせられてしまう。
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原作ネタバレ |
サウザーとケンシロウの決戦前、「聖帝十字陵」建設の奴隷の一人(子供)が、
シュウを殺したサウザーを目前に気持ちを抑えられず、サウザーの脚を刃物で刺してしまう。
誰もが子供が惨殺される事を想像したが、サウザーはその子供を殺さず、
シュウへの想いから自殺同然の行動に走った子供を見てケンシロウに語りだす。
「見ろこのガキを。シュウへの思いがこんなガキすら狂わす!!」
「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」
孤児であったサウザーは当時の南斗鳳凰拳伝承者オウガイに拾われ、次なる伝承者となるべく過酷な修行の日々を送る。
オウガイは厳しいながらもサウザーへの愛情を決して忘れず、サウザーもまたそんなオウガイを実の父のように慕っていた。
長きに亘る修行を終えた15歳のサウザーは、「継承の儀」に臨む。
オウガイは彼に目隠しをし、これから襲ってくる敵を倒せと命じた。
言われた通りに鳳凰拳で見えざる敵を切り刻んだサウザーだが、目隠しを外した彼が見たものは血を流して倒れる師の姿だった。
一子相伝の拳故に先代は命を断たれねばならない。それが「継承の儀」であった。
「お前の瞳に極星、南斗十字星を見ていたのだ」
その言葉を最期にオウガイは息絶える。若きサウザーは慟哭した。
「こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!!」
─────心優しかった少年はこの日、非情の独裁者へと変貌した。
なんで『北斗』の師匠キャラはこう、人格が立派でも悉く弟子が歪む原因を作ってしまうのか
「聖帝十字陵」とは、師父オウガイの墓であり、サウザーのオウガイへの最後の愛と情でもあったのだ。
「帝王に愛などいらぬ!! はむかう者には死あるのみ!!」
「ならば おれは愛のために闘おう!!」
シュウの命を奪ったサウザーに「きさまの髪の毛一本もこの世には残さぬ」と激昂していたケンシロウも、
サウザーの哀しみを知った後は「強敵(とも)」として認め、彼へのトドメには苦痛を生まない有情拳を使った
(トキの 北斗有情破顔拳と違って破裂したりしない本当の有情拳)。
ケンシロウに「愛ゆえの苦しみや悲しみ以上に、愛ゆえの温もりを覚えているはず」「一番死にたい場所で死ぬがいい」と言われたサウザーは、
オウガイの元で文字通り憑き物が落ち、愛を取り戻した純粋な笑顔で死に、
それを見届けたケンシロウは 「哀しい男よ。誰よりも愛深きゆえに」と残した。 *3
そして頂からはシュウの血がまるで涙のように流れ出し、それに呼応するかのように聖帝十字陵は三人の亡骸を包んで崩れ去った。
結果的に最初の「きさまの髪の毛一本もこの世には残さぬ」もしっかり実行された
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あの台詞に関する話 |
「ひ…退かぬ!媚びぬ 省みぬ!!」
「帝王に逃走は無いのだー!!」
この二つはどちらもサウザーを代表する名言であり、対戦中でも耳にする機会の多い台詞であるのだが、
実は原作においてはケンシロウの天破活殺で深手を負い、更に足の動きも封じられた絶体絶命の状況下で発していた言葉である。
更に彼の究極奥義である「彷翔十字鳳」は本来足での跳躍を封じられ、苦し紛れに腕で跳躍した、いわば悪足掻きである。
実際、上記の台詞を大量の脂汗を浮かべて叫びと共に放った直後に、北斗有情猛翔破であっさりと撃墜されている。
…とまあネタっぽく解説してはいるが、原作を読んで頂ければお分かりのように、そこにネタ的要素は微塵もない。
勝負は決したと誰もが判断した状況でさえも、帝王としての誇りを失わず戦い続けようとする、
その姿こそがサウザーという人物の魅力であり、「退かぬ!媚びぬ 省みぬ!」が不朽の名台詞として語り継がれる理由でもあるのだ。
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『北斗の拳』本編以外のサウザー |
長田悠幸氏(武論尊・原哲夫両氏は原案)による『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』におけるサウザーは、
原作では序盤、アニメでは最後を飾る強大な敵としてラオウの前に立ち塞がる。巨大なラオウとの対比からか本作では小柄に描かれている。
一度はラオウに対し従順の態度を見せ、聖帝十字陵を「俺の墓」「ただの道楽」と言い切っていたが、
当然これはラオウを油断させる罠で、裏ではユダを拳王府へ侵攻させていた。その事が露見した後、ついにラオウとの直接対決が始まる。
戦闘では体の謎により秘孔を無効化したサウザーがラオウに一撃を与え優位に立つが、サウザーもラオウのあまりの拳圧に吐血してしまう。
漫画版ではこのままでは相打ちになると判断したサウザーは、
「お互いこんなところで死ぬつもりはあるまい」と再びラオウと不可侵条約を結び、撤退していった。
そして原作のサウザー編へと繋がっていく。原作の彼がラオウが負傷するまでは大人しくしていたのもこの不可侵条約が原因である。
アニメ版では「このままでは相打ちになる。ここでやめるべき」と判断した所までは漫画版と同じだが、
双方、この世紀末で自身と互角に渡り合える実力者を前に拳士としての血が滾ってしまい、「ここで引くことはできぬ」と相打ち覚悟で戦いを決行。
あわや相打ちかという所で本作オリジナルキャラクターであるサクヤが命をもって両者の間に割って入って戦いを止め、
上記の「お互いここで死ぬべきではない」という理由に加え、彼女の心意気に応える形で停戦となった。
PSPのゲーム版にも登場しており、原作通りの圧倒的な突きの速さからそれなりに強キャラとして扱われている。
『北斗無双』では特異体質の設定が「状態異常に強い」そして 「全キャラ一の防御力」という形で再現。
ケンシロウとの決戦では 相手の頭上に雷を落としたり(通称 「お師サンダー」)、 自らの分身を複数召喚するという 暴挙離れ業を披露。
その他にも闘気の刃で薙ぎ払ったり、鳳凰を模した巨大なオーラを投げつけたりと、やたらはっちゃけている。
原作でシュウにとどめを刺した槍投げも、「聖帝の慈悲」なる名前を得てしっかり搭載。とても慈悲には見えないと専らの評判である。
オリジナルストーリーでも暴君っぷりを遺憾なく発揮しているが、
シュウの村の民達を保護したり、部下の裏切りに動揺したりと、原作では見られなかった愛深き漢の一面を覗かせている。
『真・北斗無双』では、伝説編での戦闘における天翔十字鳳からの攻めが前作の 失策である分身から、
跳躍から両手を広げて滑空するという原作に近づいた変更がなされた。
条件を満たすと、天破活殺で迎撃して足の動きを封じるという所も再現されるが、
その影響が、跳躍自体はできるが 毎回着地に失敗して無防備なヘッピリ腰を晒すというシュールな表現になってしまっていた。
幻闘編においては第2部から登場する天帝と対峙するも、
「『天帝』という御大層な肩書と、元斗皇拳伝承者という有力な拳法家達を抱えておきながら、
ラオウ達が世紀末の覇権を争っていた第1部でさっぱり出番が無かったのは何故なのか」
という原作でよく指摘される矛盾にも触れられており、ラオウ同様に金色の ファルコの村に侵攻し既に義足となっていたファルコを下した後、
「村を見逃す代わりに自分が生きている限り、天帝は聖帝に負けた者として名乗る事を許さない」という形になっている。
またトキが身体の秘密を知ったのも、本編開始前に北斗対南斗の対抗戦を行いトキと戦った事で悟られた、という理由付けがされている。
「同じく愛を捨てた北斗琉拳のカイオウと、南斗鳳凰拳が戦ったら?」という疑問にも、カイオウの幻闘編にて触れられている。
カイオウが 羅将ハンを配下に置き、修羅の国の統一寸前に、サウザーが「ラオウから聞いたこの世から情愛を消そうとしている男」の噂を聞き付けて侵略。
カイオウはサウザーの急襲こそ阻止したものの、 北斗琉拳を以てしてもサウザーの肉体を砕くことは出来なかった上に
(同エピソードはカイオウがまだ情を捨てて魔界に入る前の話なため、本編程の力量はない)、
カイオウの実妹サヤカが、火事で取り残された赤子を救うために火中に身を投げたのをカイオウ自身が救った光景を見ており、
「世から情愛を消すだと?その手で妹を救った男が何をほざくか!」と、カイオウの矛盾を指摘して嘲笑いながら去っていった。
……何も知らないカイオウにはかなり堪えたエピソードではあったのだが、
サウザー自身も師オウガイへの愛を捨てきれていない事を棚上げしまくった上での発言なため、
「お前が言うな」「同族嫌悪だろ」「聖帝十字陵をカイオウが見たら笑ってそう」と散々ツッコまれたけどな!
アニメ版『DD北斗の拳』では英語塾の塾長として登場。「東大合格」を謳った超スパルタ教育で子供達を苦しめていた。
一度は自身に流れる「外国人の血」で秘孔を無効化しケンシロウを圧倒するも、
元クラスメイトのラオウによって髪を金髪に染め青色のカラコンをつけた純日本人だという事が暴露され、
シュウの登場によって英語の発音はよくても会話力が壊滅的に低い事が発覚。
最終的にシュウに根こそぎ生徒を奪われ、更にはケンシロウに英語塾を壊され、
挙句の果てには子供達の親に思わず退きすかさず媚び自身の行動を省みた上で逃走を図るも失敗。そのまま袋叩きにされてしまった。
『WEBコミックぜにょん』連載の漫画『北斗の拳 イチゴ味』でまさかの主役に抜擢(扱いとしてはこれがサウザー外伝らしい)。カレーが大好き。
秘孔を無効にできても痛みは残るという設定だったり、十字陵の頂を支えているシュウをこちょこちょした結果自分も下敷きになったり、
聖帝十字陵に入っているのがお師さんではなく1/1ケンシロウフィギュア(スワロフスキーVer)だったり、
ていうかケンシロウに対して ソッチの気を持っていたり
(と言うより女性に出会う機会が無さすぎた少年時代の影響で遅すぎる思春期のきらいがある。ついでにシンが 完全にソッチ系のためその描写も少ない)と、
やたらフリーダムなサウザーを見る事ができる。
まとめると、少年時代をお師さんとの厳しい修行の日々に費やしたため、青春というものに強い憧れを持つ子供みたいな性格である。
権力や実力を持つためか我が儘で、毎度の如くろくでもない提案をして周囲を困らせるのはもっぱらサウザーの役目。
とはいえ強さ自体はリュウガを完封、ジュウザを圧倒、ブチ切れて満身創痍のままシン・シュウを二人同時にボコり拘束、と原作同様最強クラス *4で、
むしろ十字陵に潰されてもたんこぶで済んだり、拳王軍に火炎放射器やダイナマイトで吹き飛ばされても生きているなど、丈夫さがパワーアップしている。
また、その行動力が+に働き、強制労働の対価として学校教育を施す、拳王軍の侵攻を抑える、 天帝を救出するといった偉業も(結果的に)行った。
しまいには最後の将を除く六聖拳の5人で 「南斗DE5MEN」というアイドルグループを結成し、「それが大事」や「 ゲキテイ」をカバーしたりしている。
なお、南斗DE5MENや南斗VS北斗の決戦時の六聖拳のコスチュームは、サウザーとお揃いのタンクトップ(サウザーは紫で他4人はピンク)。
原作で敵対しているシュウや美に五月蝿い ウダユダですらちゃんとタンクトップを着ている。…サウザーに勝てないからだろうか。
ゲキテイ(改)の際には先述の天帝救出への恩返しとして金色のファルコを加え「南斗DE5MEN G」となった。 勿論聖帝タンクトップ着用
また、作中でサウザー初登場から30年後の2015年に聖帝祭をする事をサウザーが目論んでいたが、
吉祥寺の「CAFE ZENON」にて2014年の年末から2015年の年始にかけて本当に聖帝祭が行われた。
ちなみに、単行本には行徒氏作画の読み切り作品が収録されるのが通例になっており、
2巻にはサウザーの過去話の読み切り、そして1巻には色々な意味で話題を呼んだ ハート様の読み切りも収録されている。
2015年秋にはなんと アニメ化し、声優に旧アニメ版の銀河万丈氏を迎えて放送されている。
南斗DE5MEN回では銀河万丈氏の歌声というレアな物を聞く事ができる。
…歌唱力?ガチで上手い人が二人もいる時点でお察しくださいとしか言いようが…
アニメイチゴ味の映像と共に
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花王リセッシュとのWebコラボCM
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そして2017年4月、スマートフォン用恋愛ゲーム『ガールフレンド(仮)』の乗っ取りを敢行。
ゲームのあらゆる場面でサウザーが現れる異常事態を引き起こした。 だが、サウザーのボイスは無い。
運営側としてもこの事態は見過ごせなかったようで、即効で元通りになった。
ちなみに、同時期行われていたイベントでは千葉繁氏が出演されていたが…まさかこれが前フリ?
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『ぱちんこCR北斗の拳』シリーズにおけるサウザー |
サミーの『ぱちんこCR北斗の拳』シリーズにおいては、ケンシロウの敵としては最強であり、南斗の帝王の名に恥じぬ活躍を見せる。
だが、パチンコの敵として最強として君臨する=よくハズれるという事なので、打ち手からは蛇蝎の如く嫌われている。
どのくらいかというと、いかにアツい予告が出揃おうと、サウザーに発展した時点で雲行きがかなり怪しくなる。所謂「予告殺し」である。
つまり、サウザーが出てくる事で当たりの期待が増す要素がどこにもない即ち登場を望まれないキャラ。愛などいらぬ!という事であろうか。
当然リーチとしての信頼度は最弱であり、ケンシロウバトルモードにおいても危険度最大の避けるべき敵として日々打ち手の恐怖の的となっている。
初当たり直後にサウザーが登場した時の絶望感は打った人間でないと分からない。
とはいえ、いまだかつてサウザーの恐怖と暴君ぶりをここまで再現したメディアも珍しい。
しかし、『5【覇者】』では彼に「勝利確定のキャラ」というまさかの立ち位置が与えられる事となる。
トキバトルモードでは アミバと同じくサウザーとのバトルに発展した時点で勝利確定。
…なのだが、何故か強さの序列は「ラオウ>リュウガ> サウザー(勝利確定)>ウイグル獄長(敗北あり)>アミバ(勝利+16R確定)」
の順であり、先読み予告においてもこの順番で強さランクが下がっていく。
腐っても南斗の帝王、拳王の手下如きに遅れは取らぬといった所か。
…と思っていたら次回作『6【拳王】』にて本当にウイグル獄長より下になってしまった…。
ACでもパチンコでも、トキにサウザーは勝てないのが運命なのだろうか。
それはそうと、いくら秘孔の秘密を知っているとはいえ、それだけでアミバ様と同じように扱われるというのも不憫な話である。
しかもケンシロウにとっては相変らずの天敵であるし、通常時における予告殺しぶりも言わずもがななので、未だ根本的改善とは言い難い。
余談だが、サウザーリーチを当てた瞬間の効果音は、数あるリーチの中でもダントツの爽快感を誇る。
『真・北斗無双』のパチンコ版『ぱちんこCR真・北斗無双』シリーズでは、確変中に選べるキャラに抜擢。
演出タイプは先制特化。敵に攻撃すら許さず制圧前進する聖帝の雄姿を存分に拝もう(当たればの話だが)。
さらに勝利確定という(サウザーにとって)屈辱を味わわされたトキへの雪辱も本作で(当たれば)晴らす事が可能。
あと、バトルにおける主導権争いのアップの顔がどう見てもイチゴ味である。
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ちなみに、バンプレストから発売された『北斗の拳』の原作終了後を描いた作品では彼の2人の子供が登場する。
……トキや黒夜叉が生きてたり原作無視しまくってる作品だが。 武論尊、原作は投げ捨てるものではない
原作無視しまくりと言えば、
東映動画の『北斗の拳』シリーズの5作目にあたるSFC版RPG『北斗の拳5 天魔流星伝 哀★絶章』でのサウザーの扱いがあんまりな事で知られている。
なんと、 余命いくばくも無いという余計な設定が追加され、
さらには OPで岩の下敷きになって死んだケンシロウを蘇らせるために力を使い果たして死ぬという展開を迎えるのであった。
それでも割った岩の欠片に潰されて死ぬアインや、登場したと思いきや壁に特攻して死ぬバットよりはマシな扱いと言えるが
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AC版『北斗の拳』での性能
攻撃力や総火力、防御力は低いが、その分移動速度が速く、地対空、空対地、地対地の三種類の
飛び道具と、
判定が強い高速の突進技を備える
立ち回り重視のキャラ。
コマンドが少し特殊で、214で飛び道具、236で突進技が出る。
通常投げの威力がかなり高いが、ダウン追い討ち程度の追撃しかできない。
立ち回りの要となるのは斜め下に飛ぶ遅い飛び道具「南斗爆星波」。
飛び道具自体も強力だが、
発射する際のサウザーの腕にも中段の攻撃判定がある。
極めれば
低空ブーストすかし爆星波すかし下段や
低空めくり爆星波(ただし飛び道具部分は表に当たる)も可能で、
いかな達人といえどこの意味不明な
択一攻撃を完全に見切るのはまず不可能。
コンボにも重宝し、特にグレイヴで打ち上げた後なら、
本体の腕と飛び道具で別々、合計二つ星が取れるという優秀ぶり(但し1度で星2取れる訳ではなく、2度爆星波を出す必要がある)。
「極星十字衝破風」という、真横に飛ぶ「地上版爆星波」と呼ぶべき技もあるが、やや
発生が遅いため隙が大きく、
主に爆星波に重ねた牽制や、
腕部分でコンボの〆を行い、飛び道具部分で固めと暴れ潰しをかねた起き攻めを行うといった形で使われる。
また飛び道具部分のガード
硬直中に溜めバニやヘヴィーを当てに行くガー不連携も存在する。
このように、固め、崩し、
起き攻めといった攻撃性能では他キャラの追随を許さない。
また、近Cがグレイヴ属性を持つため、
キャンセルしてJ仕込みの槍や衝破の腕を当てても
星を奪える。
そのため画面端ではノーゲージ星3コンボが可能で、端でなくても1ブーストあれば問題なく星3コンボ可能と、トップクラスの星取り能力を持つ。
星取り性能の高いキャラらしく、当然のごとく
一撃に繋げられる低コスト星3コンボも持つため、
1ラウンド取って相手の星が無くなったところに、次のラウンドで何か引っかけてそのまま勝利となる事が多い。
他にも強烈な地対空相殺性能を持ちつつ出が速く連打キャンセル可能な2Cも強く、
殆どの攻撃に対し間に合えば相殺を取れ、そこから連打キャンセルやバニシングで相手の硬直に当てつつコンボに持ち込める。
当然ながら1ブーストで星3持って行けるので強烈なカウンター手段となっている。
空中から爆星波を撒いているだけの
弾幕キャラかと思えばそうでもなく、
3種類の突進技「極星十字拳(否退)」「極星十字拳(否媚)」「極星十字拳(否省)」も中々高性能。
否退→否媚・上段→否省あるいは否媚・下段→否省という形で派生していける上に否退は判定が強くて不利Fも少なく、
発生が早いので2Bがガードされても繋がる等、否退を軸にすれば突進技ながら牽制としても使いやすい。
否媚は上段版と下段版があり、上段版は否退に比べて発生が遅くて硬直も長いが、
前述の通り否退から派生可能かつ否省へ派生可能なので、派生の時点でブースト2Bなどとの択を作れる。
またリーチが長いので、否媚単体で強襲して派生の否省でダウンを取る事もできたりする。
但し否省地上ヒットはタイミングはシビアだが受身可能なので過信は禁物。
わからん殺しに近いものがある。
下段版は上段版よりもリーチが短く、更に発生硬直ともに長く、否退から連続ヒットしないので滅多に使われない。
否省は中段ながら非常に発生が遅くて硬直が長く、ガードされたら
反確だが、
否媚からの派生時に限り発生の早い派生版が使え、ディレイしても派生版が使えるためこれまた択を作れる。
またブーストキャンセルが可能なので、ガードされても否省ブーキャン低空爆星波なんていう止まらない攻撃が続けられる。
当然更にブーストがあるならその低空爆星波がすかし小足すかし投げとかになったりするわけで…。
ただ全体的にガーキャンや無敵技仕込みに弱く、使っていける状況が限られるのが難点。
おまけにこれだけの性能を持ちながらも操作は意外に簡単でコンボも覚えやすく、
元から攻め手に回った時の立ち回りが強いキャラなので、あまり腕がなくても割と優位に立てる性能を持っている。
そういう扱いやすさから中級者クラスのプレイヤーにも人気が高い。
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究極奥義集 |
聖帝十字陵の頂上の聖碑(原作でシュウに運ばせたアレ)が何故か真上から降ってくる。
しかもどう動こうと聖碑が追っかけてくるため回避不能。ただし中段判定なだけでガードは可能。
空中の相手に聖碑が当たると地面に叩き付けて小ダメージ+星1つ奪って終了。
地上の相手に当たると、聖碑が相手の真上に乗っかってロックした後、 地面から聖帝十字陵の土台が生えてくる。
その後多数の矢が相手を刺し、聖碑で押し潰して大ダメージ+星1つ。
ロック時に追加コマンドを入力すると オーラをもう1本消費し、サウザーが槍を投げつけ追加ダメージ+追加星1つ。
発生がかなり遅いがこの技の存在は一部のキャラに対しては大きく、
画面制圧能力の高い単発でのユダの「ダム決壊」、 ハート様の「拳法殺し」に対し、
発生したのを 見てから「聖帝十字陵」を使えば、反確+相手の攻撃を無敵演出でやり過ごす。
また、追加ダメージまで合わせると非常に威力が高いのも地味なポイント。
通称「羽ばたき」。
「帝王に逃走はないのだ!」と叫び、鳳凰のオーラを纏いながら斜め下へボディプレス。
中段判定で空中通常ガード不能。
地上・空中どちらでも使え、地上から使った場合は原作のように逆立ちの状態から腕の力で飛び上がって(出始めは無敵)、空中だとその場から決める。
暗転時から攻撃判定が出るため、近距離でしゃがんでいた場合はヒットが確定する。
また、ボディプレスがカウンターで決まると相手が 壁まで吹っ飛ぶ。
地上版は空中に上るまでの横判定が狭いため、地上でのゲージ消費切り返しにはガーキャンが使われがちで、あまり使う機会はない。
反面、空中版は切り返しとして優れ、重なりが甘い起き攻めへのカウンターとして起き上がりに低空で出す「低空彷翔」というテクニックがある。
威力こそ低いがとどめのゴリ押しに使えない事もない。
空中での攻撃範囲は縦横共に相当広いので、例えばレイがバリアを張ろうとした所に空中彷翔を直撃させたりすると、
そのまま壁コンに突入できて美味しい事になる。
但し発生が少々遅いので、外すと技後の硬直を突かれて その驚異的な防御力を垣間見る事ができる。
ちなみにボディプレスは、原作のようにケンシロウの弱北斗有情猛翔破で地対空迎撃できる。
某弾幕格ゲーでは 烏が似たような技を使うんだとか。
一定時間、全ての動作がスピードアップする強化技。通称「塊天」「ヘヴン状態」。
効果中は通常技および 特殊技のキャンセルの自由度が大幅に向上するほか、特殊なダメージ補正(下表)がかかった状態になり、
更に「極星十字拳」(3種類全て)のヒット数が倍増。また、中段技(6A)の発生が大幅に短縮される。
発動モーションの大きさと効果時間の短さから当初は注目されなかったが、現在では起き攻めの択増加や、そこからの超火力コンボで活躍している。
効果中に下段技の「否媚・下段」から最速で中段技の「否省」を出して、ガードの切換にラグが出る基板の仕様による ガード不能連係を作ったり、
浮かせてからの投槍連打で8割近く減らしたりできる。
ちなみに、家庭用だと極星十字拳による鳳凰呼闘塊天ゲージの消費が何故か 4倍になっているため注意。
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反面、
通常技・
必殺技には対空性能の高いものが揃っているが、ジャンプ攻撃が貧弱で地対空・空対空からのリターンが殆ど無いのが厳しい。
空中コンボを長く繋げられず、ブーストでのフォローも難しいので、総火力自体は低くなりがち。
ダウンさせれば起き攻め地獄に持っていけるが、上位陣は一発入ったら大ダメージor即死が当然である事を考えると少々厳しいと言わ
ざるを得ない。
また、立ち回りが爆星波(特にその飛び道具部分)とジャンプ攻撃のすかし、めくりに依存するところが大きいので、
飛び道具を跳ね返せる技を持っているキャラや対空に強いキャラ、
起き攻め自体を拒否できる技(
無想転生や各種無敵技など)を持つキャラには幾分立ち回りが辛い。
更に切り返しに使っていける技がゲージを消費する「彷翔十字鳳」と
ガードキャンセル(誰でも使えるが)しか無い。
ノーゲージの時は通常技でどうにか切り返さなければならない上、ゲージ消費技のどちらも切り返し性能は低い部類なので、ゲージがあっても安心できない。
ブーストゲージが多くある場合は、
バックステップと同時にブースト連打する事で無敵時間中に画面端を脱出するテクニック(通称「無想聖帝」)もあるが、
相手がしゃがみ状態の時にしかすり抜けられないので不安定である。
ノーゲージの場合は、相手の技を
直ガして特定の技(相手の技によるが立ちA・近B・2Cなど)で割り込んだり、
オーラガードで距離を離して暴れたりジャンプ等で脱出するのが基本になる。
使いどころを間違えなければ、クイック起き上がりからのリバサ近Bによる暴れも機能する。
…基本にしてはやたら難しいし読み合いも絡んでくるが、サウザーがノーゲージで受け手に回った場合これが基本である。
できなければ相手のミスを待つしか無いのだ。
そして最大の弱点は、
紙でガードランクが最低である事。
このため
相手に関わらずガードクラッシュを引き起こしてしまい、
コンボのヒット数が長く固めの強いトキ、レイ、ラオウあたりが相手だと、蓄積バグによりガークラがほぼ確定するため、
触られた瞬間負けフラグが立つ。
気絶値上限も非常に低く、
マミヤに次ぐ70。病人のトキと並ぶ数値である。
おかげで
コンボ>起き攻め>ガークラ&気絶>死亡、または
接近>ひたすらガード>ガークラ&気絶>死亡なんて光景も日常茶飯事。
そのため反撃のチャンスを逃すとそのまま体力を半分以上、場合によっては十割献上する破目に。
体力が低いおかげでラオウとは逆に相手のゲージ回収や奪われる星が少なく済む利点もあるが、
要はすぐ死ぬわけであまり嬉しい事ではない。
制圧前進あるのみとか、南斗鳳凰拳に構えは無いとか言ってた所為か、悲惨なまでの紙っぷりである。通称
「やわらか聖帝」。
このように
最強クラスの攻撃と最低ランクの防御という非常に両極端な性能を有するキャラとなっている。
プレイヤー間で
「攻めているうちは強キャラ」と呼ばれる所以である。
また、1R目に星取り+勝利→2R目に何か刺さればテーレッテーが最善なのだが、
3R先取設定の勝負ではそれができず、2R分は体力勝ちをしなければならない。
「攻め手の択の多さ」がサウザーの強みなので、攻め手を完全に見切られたときのフォローが難しい。
サウザーは総火力が低い都合、何度も択一行動に出なければならなくなるため、相手の「読み」という運に近い要素が他キャラ以上に大きく絡んでくる。
また、単純な攻めではファジーガードである程度対応されてしまう。
それゆえ、3R設定は相手のワンチャンスを増やすだけの結果となり、サウザーには不利にしか働かない。
サービスとしてか関西では3R設定している店舗が主流らしく、関西が
トキの国と呼ばれている原因の一つでもある。
ついでに
バスケも地上であれば割と始動場所を問わずに行けるのだが、
ゲージ条件が厳しい(大抵のレシピはブースト2.2以上始動が条件)ので使われない状況にある。
またバスケでは一回に3つまでしか星が取れないため、2R制では1R目を先取されなければほぼ出番はない。
一方で3R制なら、2R目あるいは3R目に溜まったゲージを使ってバスケで殺しに行く選択肢もあるが、
そのためにラオウなどの一部のキャラ以外には、ブーストを使わずに触りに行かなければならないのがまた厳しい。
実際の所、コンボの〆に鳳凰呼闘塊天+飛び道具重ねをして次の起き攻めで殺しに行った方が確実で手っ取り早いというのもある。
稼動初期こそ
シンと並んで最強キャラクターかと思われたが(一時期は一強とも。攻撃面の強さが過大評価された結果だろうか?)、
稼動後しばらくしてトキに対しては致命的な相性の悪さが判明し、鳳凰の翼をもがれてしまう。
「病人の分際で帝王に勝つ気でいるのか(笑)」
「トキ戦の1R目は2R目のガーキャンのためのゲージ溜め」などと言われるようになり、
現在は
ハート様、
ジャギに次ぐ弱キャラとされている。
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聖帝様の華々しいご活躍 |
攻めは神、守りは紙!
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『東方爆星波』始まるよ!(10:30~)
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世にも珍しい聖帝様のバスケ、その名は「ひげダンス」(14:40~)
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見えるわけのない起き攻め&二択
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聖帝様の誇り高きコンボムービー
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聖帝様に捧げる動画
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それにしても、『北斗無双』では全キャラ中トップの防御力を持ち、AC北斗では逆に最低クラスのガードランクで紙という両極端が出来上がっている辺り、
原作での設定や強さをゲームに
どこまで反映させられるか、どういう形で再現するのか(前者は
無双アクション、後者は格ゲーというジャンルの違いもあるが)、
その匙加減の難しさを感じさせられる。
MUGENにおけるサウザー
2種類+αの存在が確認されている。
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強化アレンジ版サウザー |
動画で主に使われているサウザーは、原作の性能に製作者が悲しみを背負ったため、かなり強化アレンジされている。
- 「極星十字拳・否退」の突進が速い
- 「極星十字衝破風」「南斗爆星波」に強版(弾速が速い)追加
- 「南斗爆星波」の飛び道具部分の星取り削除
- 「南斗爆星波」が接地まで持続するように
- 「投槍」に弱強同時押し版(水平に飛ぶ)追加
- 「聖帝十字稜」が上段判定になり、空中ヒットでも相手をロックする
- 「鳳凰呼闘塊天」の効果時間が大幅に増加
- 「鳳凰呼闘塊天」効果中の「極星十字拳・否省」から「彷翔十字鳳」へのキャンセル削除
- 各種補正が原作よりも大きい
- アジリティディフェンスおよびオーラガード未搭載
- ガードクラッシュが無い
- 防御力上昇(約83→90)
キャラ自体は現在は公開停止中。
公開停止後も再公開の要望等が製作者へ来て嫌な思いをしているため、動画に使う際には要注意。
動画においても製作者名は出さない方が無難である。
一応データはダウンロードサイトに残っているので、手に入れてない方はそちらを探すといいだろう。
モヒカン氏の AIは適用すると原作の南斗爆星波の星取り能力が再現され、またコンボ補正も原作に近くなる。
また、攻撃判定やヒットベクトルも変化し、原作以上にコンボが繋がるようになり、その為1コンで6割奪いつつ星を一気に蒸発させる事も可能。
だがオーラガード実装と共に防御力が原作同様のものに低下している他、ガークラも実装されており、守勢に入ると弱いのは相変わらず。
更にこのパッチを導入すると バスケが可能になり、AIもドリブルルートからのバスケを行って来る。
以前はかなりお手軽にバスケできてしまっていたが、更新によりルートが大分原作に近くなった上、
そもそもダメージの関係で大抵ドリブルに入る前に殺してしまうので、現状では正直な所魅せコンに近い。
この他にも ヒットエフェクトが原作に準じたものになるが、初期状態だとパレット共有の関係でかなり動作が重くなってしまうため、
SAEなどの自動パレット共有機能などを使ってエフェクトのパレット共有を適用するとよい。
相手を倒した後 オーバーキルで演出と星回収を兼ねて聖帝十字稜を落とす事が多い。
また、おまけ機能をONにすると 北斗神拳の奥義である「 無想転生」が使用できるという仕様になっている。
…これはアレか。サウザーが哀しみを背負っていると(ネタバレ欄参照)モヒカン氏が判断したのか。
それとも原作の「天翔十字鳳」が「敵の攻撃を受け流し、戦いを一方的にする拳」だからなのか。
なお、もう一つのおまけ機能として常時鳳凰呼闘塊天状態で戦えるモードがある。
これによって、原作でも使われている近Cで浮かせてから槍を連発する塊天中専用のコンボで簡単に永久ができてしまう。
フハハフハハ言いながらとにかく槍を投げて相手を倒すその様は、時に「 無限の槍製」「槍の錬金術師」と言われる事も。
さらに媚びぬ!連打で往復し、 戦国反復横跳びのような通称 「世紀末運送」なんてものをよく大会で見る事が多い。
この状態だとただでさえ強い攻撃性能が超強化されて、 狂キャラ相手に何もさせずに圧勝する事もある。
MUGENではかなりの強キャラのサウザーだが、元々が起き攻め・ 二択コンボを主軸とするタイプのキャラなので、
対人ならばともかく、ガードが固い 超反応AI戦ではその性能を上手く発揮できない。
前述の意味不明すぎる人には見えない連携も完全ガード、超反応であっさり割り込まれてそのまま昇天、という事もままある。
お師さん…もうすぐ俺の聖帝十字稜も完成する…。
とはいえ、サウザー最大の弱点である 蓄積ガークラ&気絶がないというのはやはり大きい。ガーキャン狩られて乙る事もないし。
ブーストや一撃必殺奥義等、北斗固有の強力なシステムも相まって、大会などではかなりの活躍を見せている。
トーナメント優勝経験も何度かあり、強さだけではなくネタにも事欠かない事から、MUGENでの人気も高い。
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参考動画 |
フハハフハハフハハフハハ(7:00あたりから)
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ひげダンス、襲来(11:30あたりから)
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MUGEN流バスケルート (ただしこれらのルートが現在も使えるかどうかは不明)
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魔改造注意 |
カオスに定評のあるpoikre氏の 不破刃最強伝説:大会編では、「バランス大崩壊究極大会」から トキと共にチーム "北斗"として出場。
しかし、互いのテーレッテーを邪魔し合うなど仲の悪さが目立った。
その後の大会ではさらなる魔改造によって仲の悪さがさらに強調される事に…。
「ギガ大会」ロケテ以降は、中野TRF最強キャラの台車を呼び出し、敵も相方も自分すらも餌食とされる大惨事に。
また、大会本番では更にお師さんや鳳凰の気を出し、ジャギ様のオーラを纏いながらカオスを提供した。
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この他にも、Ts氏によってスプライトを レミリア・スカーレットに差し替えた「聖帝レミリア」なるキャラが存在していた。
更に同氏によって 水瀬秋子のファイナルメモリーに対応するパッチがニコロダで公開されていたが、いずれも現在は入手不可である。
「今日の料理は口に合わぬ!」
yameteoke氏による魔法少女まどか☆マギカの 佐倉杏子パッチも存在し、 ボイスや カットインが変化する。
……が、こちらも現在は公開停止につき入手不可。
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E-FRY氏製作 |
現在はかまぼこサイハ氏によって代理公開されている。
上記のサウザーの改変版であり、Fixxxer氏の シュウの正式版登場に合わせて製作された。
演出が全体的に強化されている他、シュウとの特殊イントロや金カラー(12P)等が実装されている。1Pカラーは原作アニメを基準にしている。
性能面では攻撃力が100→110、防御力が83→90に変更されていて、自キャラ用のガードクラッシュが削除されている。
AIはモヒカン氏のcmdがデフォルトで搭載済み(AI無しcmdも別名で同封されている)。
また、Heal The World氏による『イチゴ味』風味のパッチも公開されている。
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SAIKEI氏製作 |
ラオウのAIやケンシロウの製作者であるSAIKEI氏が、新たに公開したサウザー。
こちらはほぼ完全な原作再現で、ゲージ表示やエフェクト、 紙ぶりも含め再現度は高い。
Configでは常時塊天モードやフルゲージモードなどの設定もできるようになっている。
AIは未搭載だが、同氏の ユダのAIを製作した>天<氏の外部AIが公開中。
また、E-FRY氏による改変パッチも存在し、現在はかまぼこサイハ氏によって代理公開されている。
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Deoxgigas氏製作 Atomic Thouther |
- Deoxgigas氏製作 Atomic Thouther
MUGEN1.0以降専用。
某所にて公開されているアレンジキャラで、『北斗の拳』と『東方Project』の要素が掛け合わされている。
様々な弾幕を飛ばす事が可能な他、イントロで壮大なジェット噴射で着地しようとするが失敗したり、
勝利演出で逆立ちしながら飛んで行ったりと中々にカオス。
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牛鬼氏製作 全ての愛を滅ぼす聖帝サウザー |
中野TRFの覇者になぞらえて「 世紀末台車」と呼ばれている。言うまでもなく カオスの権化で、うるさい。
実の所、仕事をしているのは 台車の運転手であってサウザーは何もしていない(readmeには運転手のキャラ設定も載っている)。
制作者本人によってこの台車サウザーの ストーリーも作られているが…原作 は轢き殺すもの。
「轢く! 媚びる! 省みぬ!!」
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これらの他に、サウザー風の
マリオも公開されている(カオスな為、取り扱い注意)。
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ストーリー動画での扱い |
07年12月末、とある動画にて。
「(クリスマスに)愛などいらぬ!」
「(カップルは)滅びるがいい!」
ストーリー動画への出演も増えてきたのだが、上記の童帝ネタや「愛などいらぬ!」などの台詞により、
動画によってはギャグ要員として登場し、キャラ崩壊してしまっている作品も少なくない。
意外と こいつほどでは無いが多種多様なキャラをこなしている。
なお 前述のもう一人の聖帝も出始めており、 こちらでは怪しげな薬を飲まされてこっちの聖帝になってしまい、更には愛に目覚めてしまった。
尤も、ギャグキャラばかりではなく こちらや こちらの動画ではシリアスな悪役だったり、
こちらではある事情のため 姿こそ異なるが「もしオウガイを殺さずに支配者となっていたら…」というif設定の元で人格者として登場している。
またこれらのようなシリアスの場合、善悪に関わらずほぼ全て「愛深き故」の漢である事は変わらない。
よって比較的良い扱いをされやすいのだが、それ以上にギャグキャラとしてのインパクトが強いのが何とも哀れというか、「愛故に」というか。
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???「やっぱり愛だよn
「愛などいらぬ!」
???「あんた、そこの愛はあるんk
「愛などいらぬ!!」
たまに
ハウザーとか
クラウザーとかに間違えられるが、「聖帝」とも呼ばれてるので誤解は広まっていない。
+
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大会ネタバレ |
強以上上限無しトーナメント【強~神クラス】では第1部から連敗し、 2部では戦った全相手に負け、
おまけの試合でも彼のみ アドンに負けるなどのヘタレっぷりを見せ、良くも悪くもこの大会の人気者に。
だが彼は色々とランセレに恵まれ、1部では6回もの選出でようやく勝ち抜き、2部ではチーム内の仲間のおかげで進む事ができた。
3部では、 四条雛子相手に有り得ない形で勝利を収め、結果 7位で神未満では最後まで残る事ができた。
神キャラが多く参加してた大会故、この記録は特筆すべきである。
彼が登場している回のタグには「 今日のサウザー」と付けられ、視聴者からは「またサウザーか」と毎回期待され、
彼より先に負けた者は 「サウザー以下の負け犬」と題されたり、 うp主が飼うペットの名前に採用したりとMVPと言えるほどの活躍を果たした。
- 復讐貴に「天翔十字鳳」を当てる
- 着地したサウザーは何故かその場で止まる
- そして3回宙返りして吸血飢
とゾンビ化した復讐貴にも「天翔十字鳳」を当てる
というお師さんもビックリな芸当を見せた。
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出場大会
+
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一覧 |
+
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サウザー |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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+
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全ての愛を滅ぼす聖帝サウザー |
【全ての愛を滅ぼす聖帝サウザー】
更新停止中
削除済み
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出演ストーリー
おすすめコンボ(モヒカン氏作AI適用後のサウザーの場合)
レシピ |
備考 |
2弱K×2(→2強P)(→遠強K)→極星十字拳・否退→極星十字拳・否媚・下段→極星十字拳・否省(→彷翔十字鳳) |
基本コンボ。始動技は低空南斗爆星波でもOK。彷翔十字鳳は鳳凰呼闘塊天の効果中限定。終了後は低空南斗爆星波で起き攻めを。 |
2弱K×2(→2強P)→グレイヴ(→J弱P)(→J弱K)→J強P→南斗爆星波(→J強K→南斗爆星波) |
同上。南斗爆星波後のJ強Kは、J強Pを当てた高さや相手の体重に影響されるため、やや安定性に欠ける。星1~2。 |
2弱K×2(→2強P)→グレイヴ→ディレイJ強P→南斗爆星波→近C→投槍(→微前歩き)→近A→近C→極星十字衝破風(弱) |
原作にも見られる壁端限定コンボ。判定の大きなキャラに対して積極的に狙っていこう。原作とは違い仕込まなくてもなぜか星が取れる。星3。 |
2弱K×2(→2強P)(→遠強K)→バニシング→自動ブースト… |
バニコン移行ルート。 |
2弱K×2(→2強P)(→遠強K)→極星十字拳・否退→ブースト→2強P→バニシング→自動ブースト… |
同上。ブーストを消費する分、少し離れた間合いからでも繋がる。 |
バニシング→自動ブースト(→近強K)→【グレイヴ→低空南斗爆星波】×2→【昇J弱K→降J強K】×2→南斗爆星波 |
基本バニコン。終了後にさらに極星十字衝破風を重ねておくとより有利になる。星3。 |
バニシング→自動ブースト(→近強K)→【グレイヴ→低空南斗爆星波】×2→極星十字拳・否退→極星十字拳・否媚→極星十字拳・否省 |
同上。終了後の状況がやや良くないものの、安定性ではこちらが上。星3。 |
バニシング→自動ブースト(→近強K)→【グレイヴ→低空南斗爆星波】×2→極星十字拳・否退→天翔十字鳳 |
バニシングからの一撃ルート。星3。 |
6弱P→グレイヴ→低空南斗爆星波 |
中段始動。星1。 |
6弱P→2強P→遠強K→投槍×7~8→バニシング |
画面端かつ鳳凰呼闘塊天の効果中限定の起き攻めコンボ。6弱Pの代わりに通常投げで浮かせてもOK。体力をゴッソリ奪えるが、投槍のタイミングが難しいので練習は必須。終了後は再び起き攻めに行ける。星1。 |
バニシング→自動ブースト(→近強K)→【グレイヴ→低空南斗爆星波】×2→【グレイヴ→低空彷翔十字鳳】→天翔十字鳳 |
バニシングからの星5一撃。 |
MUGEN流バスケルート(モヒカン氏作AI適用後のサウザーの場合)
コマンド |
備考 |
→グレ→空Y→南斗爆星波→空B→南斗爆星波→2Yx2~3→バニ→(ブースト)2Y×n→(相手地面ダウン手前でブースト)近Aor2Axn→画面端まで持っていってバスケ(ドリブル)へ |
画面中央始動の一番安定ルート。ただし、ブーストが1.5~2本以上無いと難しい。ネコアルクのような小さいキャラでも安定してできるが、バニ後の2Y×nのタイミングがやや難。 |
→グレ→空Y→南斗爆星波→空B→南斗爆星波→(近X→)近Y→2Y→バニ→(ブースト)2Y×n→(相手地面ダウン手前でブースト)2Aor近Aor近Xxn→極星十字拳・否退×n(目押しで画面端まで)→バスケ(ドリブル)へ |
同じく画面中央始動で1ブースト版。メルブラ系のキャラが安定して入る |
2X→2A→2D→投槍→空A→空B→空C→空D→バニ→(ブースト後ディレイ)2Y×n→(相手地面ダウン手前でブースト)2Aor近Aor近X×n→極星十字拳・否退×n(目押しで画面端まで)→バスケ(ドリブル)へ |
画面端始動で1ブーストから。キャラによって裏周りできない場合もあるので注意。 |
→グレ→(ディレイj)→空Y→南斗爆星波(1Hit)→近Y→投槍→近A→近Y→鳳凰呼闘塊天→極星十字拳・否退→(ブースト)2Axn→バスケ(ドリブル)へ |
同じく画面端始動。コンボ中(極星十字拳・否退まで)に1ブースト溜まればできる模様。コツさえ分かればかなり簡単。 |
おすすめコンボ(上記、主に使われているサウザーの場合)
コマンド |
備考 |
低空ダッシュJ強P→南斗爆星波→2弱K×2→グレイヴ→J弱P→J弱K→J強P→南斗爆星波×7→天翔十字鳳 |
画面端限定コンボ。1回のグレイヴからそのままテーレッテー。全キャラ共通というものではなく、着地までに爆星で全部星を奪うのは中々難しい。しかし最低でもこれで星が4~5個は取れるので、2回目にはテーレッテーのご覚悟を… |
通常投げ→2弱K→テーレッテー |
画面端限定。 |
バニシング→自動ブースト→近強P→【グレイヴ→低空南斗爆星波】×2→昇J弱K→降J強K→南斗爆星波→極星十字衝破風 |
星4。相手が聖帝様位でかくないと決まらない非情の拳。 |
*1
余談だが、
現実において遺伝子研究によって内臓逆位を引き起こす遺伝子が発見された際、
研究チームの中心人物が北斗の拳ファンであり、彼の名にちなんで「サウザー遺伝子(学名:Myo31df・souther)」と名付けたそうな。
その後学会での発表の際、会場がリアル破顔となったのは言うまでもない。
医学界が世紀末
*2
ゲーム中で実際に無効化できるのはケンシロウの「北斗残悔拳」のみ。また無効化するといっても即死を免れるだけで、星はちゃんと減る。
最後までサウザーの体の謎を見破れなかったはずのラオウですら、「
秘孔新血愁」できっちりダメージを与えている。
この事実に関しては
「トキが言いふらした」とする説が現在有力である。
汚いなさすがトキきたない
一応、サウザーとハート様はヘヴィーストライクや一部技を食らった時に起こる「秘孔よろけ」が短いという形で再現(?)されてはいる。
まぁ、秘孔が効かないからと言っても、拳王サイズの指を思いっきり胸にブッ刺しておいてノーダメージというのもおかしいが。
*3
悪党に容赦の無いケンシロウが有情拳を使うのは余程の事である。
ケンシロウがサウザーの悲しい過去を知ったからこその有情拳なのだが、PS版やOVAでは普通にカットされている。
容量が限界だったPS版は仕方ない(トキの最後を飾るリュウガや、フドウとリハク以外の五車星が登場しないなどの事から分かるだろう)とはいっても、
OVAでは普通に語る事ができるはずで、これでは有情拳を使う理由が全くないのだが……。
*4
というか、『イチゴ味』ではキャラの戦闘力は原作準拠で描かれており、バトルシーンでは原作ファンなら思わずニヤリとしてしまうような展開もチラホラ。
ただし、原作でシュウへの気持ち故に無謀にもサウザーの足を刺した子供(通称
ターバンのガキ)のみ原作と強さが大きくかけ離れており、
幾度となくマシーンのように正確に同じ場所をナイフで刺し、サウザー含め聖帝軍を震え上がらせている。
聖帝軍以外のキャラも度々被害に遭っており、ケンシロウ、ファルコ、羅将ハンといったそうそうたる面子が刺されている
(ファルコは左足を無数のガキに刺され敗北、ハンはサウザーとの戦闘を見学していたユダ曰く、
刺されたダメージがなければサウザーでも危なかったかもというほど)。
複数いる疑惑もあり、サウザーは真剣に「ターバンのガキによる支配」を心配し、
ケンシロウにもそれを阻むための協力を持ち掛けている(そしてケンシロウは
意外と真に受けている)。
「おれは抵抗せぬ。 矢を放て!」
「ま、待て! それでは約束が違う!!」
「便!!」
最終更新:2024年11月21日 11:46