鉄拳5.0
流石にマズいと思ったのか、「羅刹門」が「羅喉」にリニューアルされた。
「改」のような浮かせ派生も溜めもなくなり、二段目が上段になるなど大幅に弱体化する。
「仁奈落」もガード時のよろけモーションが追加され、コンボの安定度が高く遅い劣化奈落になった。
「受け流し」も硬直が増え、とりあえず「受け流しコスっときゃOK」はなくなり、危なさは消える。
尖った部分が習性され、再びTAG以前に近いゲーム性に戻り、仁本来のコンセプトがやっと見えるようになる。
「左中段直突き」「逆ワンツー」「追い突き」「右中段前蹴り」など依然隙の少ない優秀な継承技が多く、
「置き追い突き」での待ちや、小技で細かく削るような堅実でディフェンシブな立ち回りが非常に強いキャラに。
じっくりとした牽制、細かい削りから、固まる相手に風神ステップからの2択を仕掛けるのが王道。
風神ステップからの浮かせ技「左突き上げ」が追加され、風神ステップから中下段2択も簡単になった。
「左突き上げ」は「風神拳」よりも発生・全体フレームともに大きいが、中段で比較的隙の少ない優秀な浮かせ技である。
「ステキャン追い突き」もリーチで隙を埋める事でリスクを抑える事ができるため優秀。
低位置の拾いに活躍するコンボ用新技「転掌絶刀」のおかげで様々な状況からコンスタントなダメージを出せ、
コンボの安定感とダメージのバランスは全キャラ中屈指のお手軽さと言ってよい。
新技として「残心・弐」と言う構えが追加され、壁際での中下段2択が強化された他、
「避け中段突き」と言う、避け性能を持った打撃も追加された事で、「防御」「壁」が大きくクローズアップされた。
欠点は硬直差に優れた下段がなく、削り下段をガードされた場合に浮かされるリスクが常につきまとい、
ヒットしていても仁側は不利フレームを背負わされる点。
5.0で流行した「受身確定」にも恵まれておらず、強キャラではあるが、尖り方が足りないと言う評価に留まる。
まぁ10F確反で4割減らす祖父とか他の強キャラが壊れすぎていたのでこの評価は仕方ないと言える。
また、タイムリリースでTAG以前の仁をベースにしたデビル仁が登場。
デビルカズヤのビーム攻撃などが追加された他、「奈落払い」からコンボが入る個性が付与された。
当初はコンボダメージやスカ確能力は高いが、ステータス技に乏しいため評価は低めだった。
しかし風神ステップに派生できる中段「破嘩打ち」の強さが明らかになるにつれて、評価を上げる。
「破嘩打ち」はリーチ長めの中段で、ヒット確認風神拳が連続ヒットするため、リターンは極上。
ガード時はジャンプステータス付き中段の「叫喚閃空」と「奈落払い」で図々しく2択を仕掛けたり、
ガードさせて有利で横移動に強い「スラッシュキック」を出して攻めのターンを維持する事もできる。
更に「奈落払い」は左に強く、「破嘩打ち」は右に強いと横移動対策まで兼ねる技だった。
鉄拳5.1
仁、デビルともに、8Fパンチャーの弱体化に伴い地位を上げ、最強の一角を担う。
2人とも弱体化点がほぼなく、純粋に強化面の方が多かったため当然の結果と言える。
鉄拳5DR
新技追加や大幅なフレーム調整が入り、仁とデビルの差が大きく開いた。
仁は「残心・弐」の派生が増えたり、ハイキックがリニューアルされるなど、割とどうでもいい追加、
「追い突き」のリーチ、硬直が弱体化したり、「仁奈落」からのコンボが不安定になるなど痛い調整がされる。
重めのローキック「右下段回し蹴り」がやっとヒット時有利にはなったが、依然ガードで浮くため、
下段の薄さ、リスクの高さに加えて、リターン不足が上乗せされてしまう事となる。
更に確定反撃に活躍した「飛び二段蹴り」からのコンボダメージが低下し、火力が全体的に落ちた。
結果、崩し不足、火力不足から中堅下位~弱キャラ層へと転落してしまう。
一方デビルは全体的なマイルド調整、ダウン中ダメージ補正変更に伴う起き攻め弱体化調整から、
スカ確重視のゲーム性に変化した事で一気に評価を上げる事になる。
「スカ風」の強さが最大限に発揮されるゲーム性となり、「風神拳」のある三島家が一気に評価を上げた。
三島の中でも「風神拳」「奈落払い」からのダメージが特に大きいデビルが最強ランクになるのは必然。
更に「風神拳」失敗時に暴発する技が変更され、プレイヤーの負荷が大幅に軽減された。
猛威を奮った「破嘩打ち」こそ弱体化したが、文句無しの最強ランクへと上り詰める。
|