「だったら壁にでも話してろよ」
旧スクウェアよりプレイステーション専用ソフトとして1999年に発売されたRPG『FINAL FANTASY VIII』の主人公。
『
KINGDOM HEARTS』などの関連作品にも複数客演しており、FFオールスター的作品『ディシディア』シリーズにも出演している。
原作では
ボイスが無いが、『KINGDOM HEARTS』や『ディシディア』での担当声優は
石川英郎
氏。
傭兵の養成・派遣を行う学校「バラムガーデン」に在籍する生徒。
あまりそうは見えないが17歳。
本編初期にガーデン所属の傭兵である「
SeeD」の試験に合格し、その一員になる。
ちなみに額にある大きな傷は、SeeD試験直前の訓練(ゲーム開始時のOPデモ)で、
ライバル的存在である風紀委員長のサイファー・アルマシーに付けられた物。
訓練では使用禁止である魔法を使われ隙を突かれたにも拘らず、相手にも同じ傷跡を付けた辺りやり手である
(この件に関してはかなり根に持ってるのか、後に「あんたのおかげでどんな卑怯な相手にも負ける気がしない」と嫌味を言っている)。
前作主人公とも似た、クールで無愛想、かつ他人と接したがらない性格であり
(冒頭の台詞は講師である美人女性教師に秘密の場所に呼び出され、二人きりで悩みを打ち開けられた時のもの)、
大人びた人物像を感じさせるが、本質はあえて他人と関わるまいとしているだけの、年齢相応の未熟な若者であり、
物語の進行により、その本来の人物像が徐々に窺い知れるようになってくる人物である。
なんか高校デビューで格好付けようとしてる若造っぽい
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尤もこういう性格になったのにも理由はあるのだが |
田舎の村ウィンヒルで産まれるが、母親はスコール出産直後に死去。
父親もとある事情により村におらず、スコールの出産後も母親の死亡後も帰って来れなかった。
そのため産まれてすぐに孤児院に送られ、両親を知らない幼少期を過ごす。
孤児院自体はそれほど悪い環境ではなく、実の姉以上に懐いていた少女の存在もあって
シスコン気味ながら平穏に暮らしていたのだが、ある日突然その女の子はいなくなってしまう。
「(おねえちゃん……どこいったの?ぼくのこときらいになったの?)」
そのことはまだ5歳にも満たなかった少年時代のスコールのトラウマになり、
他人に心を開くことを恐れるようになると共に、自分一人でなんでも出来るようにならないといけないと思い込んでしまう。
「……おねえちゃん」 「ぼく……ひとりぼっちだよ」 「でも……がんばってるんだよ」 「おねえちゃんがいなくてもだいじょうぶだよ」 「なんでもひとりでできるようになるよ」
(…全然大丈夫じゃなかった)
当然のことながら精神的には全然大丈夫ではなく、他人と壁を作る無愛想な現在の性格が形成され始める。
加えてその後孤児院の閉鎖と共に、5歳にして全寮制の傭兵学校に入ることになって兵士として教育を受けることになった上、
とある要因により、孤児院のことや姉のことなど過去のことを忘れることになってしまう。
こうして、どうしてそうなったかも分からないまま、一人で何でもやろうとする孤立気味の性格になり、
幸か不幸か、一人でも大抵のことが出来て皆から慕われるほどの高い能力を持っていたため、
そのまま十数年間傭兵学校でトラウマの傷だけを抱えた性格のまま育ち、現在のスコールの性格が形成された。
後半はヒロインの毒電波に影響されて性格が急変してしまったと誤解されやすいが、トラウマの想起によって引き出された本当の素顔である。
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更にネタバレ |
何故彼の父、ラグナ・レウァールが帰ってこれなかったかというと、エスタにおいて魔女を巡るゴタゴタに巻き込まれ、
それを解決した後、エスタの大統領に就任することになったため。
エルオーネも大事ではあったが、目の前で混乱にあったエスタを放ってはおけなかったのである。
また、孤児院や姉のことを忘れてしまったのは、「G.F.」の記憶障害のせい。 *1
ガーデンの長シドは記憶障害のことを知っていたようだが、それでもG.F.を運用せざるを得なかったのには理由がある。
なお、「幼少時に自分はなんでも出来る(自分は特別な人間である)と思い込むことで他人との壁を作る」
「大事なことを忘れている」というのは 前作主人公と共通しているので、制作側も意識していたのかもしれない
(勿論、スコールとクラウドでそうなった理由は全く違うのだが)。
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なお、内心描写(とプレイヤーの行動によっては)では初期から結構幼稚な面が垣間見える。以下はその例。
- ライオンが大好きで、身に着けているライオンのシルバーアクセにグリーヴァという名前を付けたり、武器にライオンを刻んだりする
- 子供におじちゃん呼ばわりされてショック→「俺が…… おじちゃん……」
(まぁ、17歳なのにおじちゃん呼ばわりされたらショックだろうが…ってか前作主人公21歳も同じことを言われ、同じ反応をしている)
- サイファーに酷い目に合わされた後→(こんど会ったら……仕返ししてやる……)
- 流行のトレーディングカードゲーム「Triple Triad」にハマッて冒険そっちのけで世界中の強豪とデュエルしまくる*2
- 拷問にかけられた際、助かりたくて咄嗟に口走った出任せ「全世界お花畑計画」
- 学園に敵が攻め込んできて指揮を執る際、
「食料班は食堂のパンを緊急ボックスに回収後、シークレットシューターに格納せよ。絶対に奪われるな」→「守りを固めた俺が間違いだったのか…」
- 朝から一日中散々な目に遭ってやっと学校に帰ってきて休めるって時に美人女教師に呼び出され、
挙げ句グチグチ相談された結果の「だったら壁にでも話してろよ」*3
没設定になったが、自分の好きなものに関しては饒舌になるタイプだったらしい。アイツ カードゲームの話になると早口になるの気持ち悪いよな
この他プレイヤーの選択に関わらない行動や言動でも、
教師には逆らわない、ちゃんと目上の人には敬語を使うといった「良い子」な態度や、内心あまり自信がないといった部分は、
ゲーム開始直後の最初期段階から登場しており、またモブの生徒からも親しげに話しかけられるなどクラスメイトとも打ち解けている様子もあって、
クールぶっているけれど内心はナイーブで心優しい真面目な少年という、スコールのキャラクターを理解する一助となっている。
また、彼を語る上で欠かせないのが、使用する武器「ガンブレード」だろう。
剣の刀身に拳銃の引き金とグリップが付いたような形状をしているが、銃としての機能を備えているわけではなく、
引き金を引くことで発生する振動によって破壊力を高めるという代物である。
*4
当然ながら扱いは難しいらしく、すでに廃れた武器であるため作中で実戦にガンブレードを用いる人物はスコールとサイファーの二人しか確認出来ない
(サイファーについては、過去にラグナが出演した映画に影響されて覚えたもの。実際に構えが同じである。
というかサイファーは魔女の騎士になることを夢見るほど、この映画に心酔している)。
ゲーム中でも、「たたかう」時にタイミング良くR1ボタンを入力することでクリティカルになるという形で表現されている。
慣れれば安定するので事実上クリティカル出し放題と言ってもいいのだが、少々めんどくさい面もある。
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内部処理について |
トリガーによるクリティカルは慣れればいつでも出せる代償か、ダメージ倍率で少々劣る。
具体的には、他キャラのクリティカル(「運」が判定に絡む)である2倍に対し、トリガーはダメージ1.5倍。
後述のフィニッシュブローではトリガー判定が無いため、クリティカルダメージは他キャラと同じ2倍が適用される。
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特殊技(HPが少ない時に選択出来る固有
コマンド)は「連続剣」。
文字通り4-8回の連続斬りを繰り出し、表示されるバーに合わせてタイミング良くR1ボタンを入力することでダメージが上昇する。
攻撃が終了した後、各種条件に応じて4種類の「フィニッシュブロー」がランダムに発動する。
特筆すべきは最強技の「エンドオブハート」で、ずば抜けた攻撃力に加えて17ヒット(一部を除き基本的に特殊技は1ヒット)という、
無茶苦茶な性能でボスキラーとして猛威を振るう。
全体を見ればもっと強力な攻撃方法は存在するが、それらと比べると修得・発動にさほど手間がかからないお手軽さが売り。
『チョコボレーシング 幻界へのロード』では特定の条件を満たすことで現れる
隠しキャラとして登場している。
搭乗するマシンはテンペスト(同ゲームオリジナルの機体)。
ストーリーこそ無いものの、実質的に10人目のプレイヤーキャラクター扱いであり、
スコール以外の隠しキャラは「スコールにカーソルを合わせた状態で特定のボタンを押す」ことで使用する仕様だったり、
隠しキャラでは彼のみ独自のアビリティとサーキットが追加されるなど、発売時期もあって優遇されている。
ちなみに彼が使用キャラになると追加されるアビリティ「ガンブレード」は、
「一位になるまで加速&グリップ強化状態になり、追い越した相手に攻撃してクラッシュさせる」というもの。
ゲージ上昇量がアビリティで最も遅いという欠点があり、加速度は加速専用魔石である「ヘイスト」や、
アビリティ「ダッシュ」など劣るものの、下位順位からの追い付きに関しては強力なアビリティである。
クラッシュすると効果が無くなるために全体攻撃魔石のアルテマや全体を大クラッシュさせるアビリティ「メガフレア」に無力化されたり、
短いコースだと溜まる前にレースが終わったりするけどな!
本編とはパラレル設定の『
KINGDOM HEARTS』では
25歳の年齢設定で登場。「
レオン」という偽名を名乗っている。
外見的には『FF8』よりも髪がやや伸びており、攻略本の紹介分で「父親に似てきた?」と評されたことも。
『ディシディア』にも当然出場。
コンセプトは、BRV攻撃に多段攻撃が多い「
コンボファイター」(北米版では「リレントレスリボルバー」に変更)。
コンボの定義が特殊なため、目押しコンボのあるジェクトや派生の多いプリッシュと比較されて
コンボファイター(笑)扱いされているが
無印版では技構成が偏っていて、地上技はBRV攻撃・HP攻撃共に豊富だが、空中技がかなり少なくなっている。
空中技はBRV攻撃2種類とHP攻撃1種類で、BRV攻撃のビートファングは高性能でブレイブブレイカーと称される程
BRV争奪戦に適しているが、空中戦で唯一使えるHP攻撃「エアリアルサークル」で相手に止めを刺すのは容易では無く、
また派生アビリティを持っていないことから折角獲得したBRVを持て余し気味になり、
立ち回りでかなり苦労することになる(これはカオス側の
セフィロスにも当て嵌まった)。
UT版では「ヒールクラッシュ」の超強化や新BRV攻撃の「魔法連撃」及び空中版「ラフディバイド」(HP攻撃)の追加により、
かなり戦術の幅が広がり、強キャラとなった
(開発陣が強化し過ぎたかもしれないと漏らすほどで、UT版最強と謳われたジタンに次ぐ実力となった)。
デュオデシムでは、前述の「ヒールクラッシュ」(1F回避キャンセル廃止)及び空中版「ラフディバイド」(射程・射角減少)の弱体化、
システム面の調整(EXモードの下方修正や激突の仕様変更)の影響が大きく、中堅上位程度に落ち着いている。
ただし、アシストシステムの恩恵により、以前に比べて大分HP攻撃を当てる機会は増えた。
MUGENにおけるスコール・レオンハート
SeanAltly氏のものとその改変版、及びaka65535氏による手描き
ドットのものが確認されている。
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SeanAltly氏製作 |
SeanAltly氏製作、kamekaze氏 AI搭載のスコール。現在はSeanAltly氏のサイトにて公開中。
新MUGEN用だが、2OS氏によるWinMUGEN用パッチも公開中。
ただし、「Squall WinPatch」にしないと 分身バグが発生するので注意。
複数のキャラクターを基にしたドットで製作されている。
ガンブレードはリボルバー(初期装備)のようだが、カラーによってはライオンハート(最強装備)っぽい色になる。
4ボタン(+投げ)式で、弱強チェーンやダッシュ・バックステップを備えた一般的な格ゲー仕様と言った所か。
技構成は「特殊技」を中心としており、『ディシディア』よりは原作仕様に近い。
魔法も行使するあたりは『ディシディア』的かもしれない。
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技内訳 |
ガンブレードを引っさげて突進し、接触したら斬り付ける。
ヒット時にP入力で追加ダメージが発生する。ちなみに原理に反して爆発するのは原作通りである。
爆炎を放ちながらガンブレードを振り上げる標準的な 昇竜。
原作では最初から使えるフィニッシュブロー。『ディシディア』では突進技と化した。
氷塊を前方に発生させる。強弱で位置が変わる。
『FF8』における魔法は(疑似魔法という形だが)訓練さえすれば誰でも扱うことは可能であり、
ゲーム中でも「まほう」コマンドさえセットしていれば自由に使えるが、
実際の所システムとの兼ね合いで(特に攻撃魔法が)使われることは稀
(なお『FF8』において疑似魔法ではない本物の魔法は魔女しか使えない特別な力である)。
落雷を前方に発生させる。強弱で位置が変わる。
見た目通り、 判定は縦一直線に伸びている。横には薄い。
空中でガンブレードを横に振り回して衝撃波を放つ。強版のみヒット時にダウンさせる。
原作では二つ目のフィニッシュブロー。『ディシディア』では前述のエアリアルサークルという亜種も登場した。
ゲージ消費技
氷柱を前方に発生させる。通常版のブリザドとは違い、コマンド入力で遠近が決まる。
氷柱という性質上、こちらも十分縦に強くなっている。
多数の落雷を前方に発生させる。コマンド入力で遠近が決まるのはブリザガ同様。
- Blasting Zone(ブラスティングゾーン)
掲げたガンブレードから発せられたエネルギーを振り下ろす。
横方向画面端まで届き、振り下ろす部分(斜め前方)にも判定があるが、当たり方が不安定な傾向にある。
原作では三つ目のフィニッシュブロー。発生した光の柱が地球を飛び出すというスケールの大きすぎる演出が特徴。
しかし全体攻撃なので単体攻撃力がラフディバイド以下なのはご愛嬌。
Gunblade Rush同様(ただしかなり高速)に突進し、初撃がヒットすれば成立。計7回の斬撃からラフディバイドで締める。
原作通り攻撃中の追加入力でダメージが入るのもGunblade Rush同様。
空中ヒット時には4回目がよく空振りしてカス当たりになる。
相手を空中に打ち上げて滅多斬りから一閃。連続剣の斬撃部分中(1-7回目のどこでも)に追加コマンド入力で発動。
この技に2ゲージ消費するため、事実上の3ゲージ技。
原作では四つ目のフィニッシュブロー。その性能は前述の通り。ちなみに英語と日本語で名前が違うのは原作から。
原作だと何故か落下時に最後のダメージが入るが、このキャラでは別にそんなことは無い。
『ディシディア』ではゲームバランスか演出の都合か(連続剣→)締めの一撃のみになっており、色々と物議を醸した。
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Axfc UpLoaderにて、つきだて氏による石川英郎氏の ボイスパッチが公開中。
また、TwilightPhoenix0402氏によってダグ・アーホルツ氏(Doug Erholtz、KH・DFFの英語ボイス担当)のボイスパッチも公開されている。
2012年7月26日にはめそっぷ氏による外部 AIが公開された。こちらは新MUGEN用とWinMUGEN用両方に対応している。
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aka65535氏製作 |
結月ゆかりや アーチャーを製作した氏による手描きドットのスコール。
同氏の アーチャー等と同じくシステムは『 GUILTY GEAR』風だが、各種動作は『ディシディア』のものを参考にしている。
簡単な操作でスタイリッシュにコンボが繋がるため、中々爽快なキャラに仕上がっている。
また、「ドロー」によって専用のゲージをストックし、これを消費することで、魔法や一定時間自身を強化する「ジャンクション」等の特殊行動が可能。
ストックは再度ドローすることによって最大9個まで増やせるため、こまめに補充しておきたい所。
AIは搭載されていない。
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この他に、Noctis氏によるSeanAltly氏製の改変版と思しきスコールも存在。
こちらにはRed_plember2氏のボイスパッチが公開されている。声はもちろん石川英郎氏。
出場大会
出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
『G.F.(ガーディアンフォース)』の略称。手っ取り早く言えば、FFシリーズではお馴染み
召喚獣である。
『FF8』では「ジャンクション」システムと呼ばれる装備・強化システムを採用しており、
G.F.を「装備」することで、各パラメーターの強化やアビリティの修得が可能となる。
対してキャラクターそのものは「特殊技」以外の固有スキルを覚えることが殆ど無い。
またパラメータ強化は、敵やドローポイントで修得出来る魔法を「装備」することで上昇。数値は、魔法の修得数や種類に依存する。
慣れれば楽しいが、従来のRPGの形式に慣れているゲーマーにとってはとっつきにくく、この作品の評価を割れさせる一端となっている。
一見すると、単なるゲームシステムのこの「ジャンクション」だが、
実は物語でも非常に重要なキーワードだったりするが、そこは割愛。
本題だが、その一端として、G.F.は特殊な措置を施した人間に宿ることが出来るのだが、
人の記憶を司る部分を間借りして宿るため、過去などを一部忘却してしまう副作用が発生する。
スコールはラスボスを打倒するも、最終的には愛する者の顔はおろか、自分自身の顔さえも思い出せなくなってしまい……。
*2
尤も『FF8』においては、カードをアビリティで精製することで貴重なアイテム・強力な魔法の材料などが複数手に入るので、
実はそんなに変な行動ではないとも言えるが。
実際、序盤で特定のモブキャラに話しかけることで入手出来る数枚のカードの内、一枚を精製することで
耐性無視の即死攻撃を味方キャラに習得させるアイテムを入手することもでき、序盤の内に入手出来るカードだけでも、
頑張ればスコールの武器を
最強装備の次に強いものに改造するための材料を揃えることも(簡単ではないが)可能だったりする
(更に、もっと粘ればDisc1中にスコールの装備を
最強装備にすることも理論上は可能)。
加えてカードゲームの対戦相手も多岐に渡り、世界の危機そっちのけでカードゲームを繰り広げるという意味ではスコールに限った話ではなかったりする。
なお『FF8』作中で使うカードは登場するモンスターやG.F.はもちろん、作中の登場人物(パーティメンバー含む)のカードまで存在する。
人物系カードの持ち主は血縁者などその人物に関係する人物が持っていることが多く、ヒロイン・リノアのカードは彼女の父が持っている。
このことが判明する台詞「私は娘のカードを持ってる」はそのシュールさ故ネタにされやすい。
もちろん、スコールのカードも存在する。誰が持っているのかって?それは……。
ちなみにスコールは『デュオデシム』においても隠れたカード好きと言われている他、
『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』では「ボードゲームもやるべきだった」と発言していた。
- サイファーに校舎裏に呼び出されて模擬戦名目でケンカを吹っかけられて顔にケガして保健室に担ぎ込まれる。
- そのせいでSeeD試験当日に試験資格を得るのに必要な筆記試験およびダンジョン攻略をする羽目になる。
- SeeD試験は実戦テストで戦地に投入される。さらに班決めで班長になったのはサイファー。
ゼル「行きの船内の雰囲気が最悪です」
- サイファーの独断専行やワガママ放題に振り回された挙げ句、そのせいで想定外の大型モンスターや巨大機動兵器と戦わされる。
- 結果、撤収時間に間に合わなくなりそうになって大慌てで浜辺の揚陸艇までダッシュする羽目に。
なおサイファーは一人さっさと脱出。ゼル「帰りの船内の雰囲気も最悪です」
- 港からの帰りの車をサイファーが勝手に乗って行ってしまったため、学園まで歩いて帰ることに。
- どうにか学園に帰ってきたら休む暇もなく合格発表、そして礼服に着替えてSeeD就任記念パーティへ直行。
- パーティ会場で初対面の女の子に何故かダンスに誘われ、不慣れなダンスを無理やり踊らされる。
- 入れ替わりに女教師がやってきて「話があるから消灯時間後に一人で来い」と上官命令で呼び出される。
- モンスターの徘徊する訓練施設を必死に突破する羽目になる。
- やっとの思いでたどり着いた訓練施設の奥で女教師から延々と愚痴を聞かされる。
- 「そんなこと俺に言われても困る(´・ω・`)」「話を聞いてくれるだけで良いの」
「だったら壁にでも話してろよ(`;ω;´)」
……そらまあそうもなろうというもの。
年の近い女教師に深夜に呼び出されて二人っきりというシチュエーションで繰り出されたこの台詞は、
そのインパクトもあってか本項冒頭の台詞も採用される程にスコールの代名詞的な名台詞となっているが、
朝から晩まで周囲に振り回されて散々な目に遭った大人しい男の子がとうとう怒ったという意味でも、
実にスコールらしい台詞になっているのである。
*4
実際の所は切断時にただ刀身に衝撃を与えても刃がブレるだけで、切れ味や威力を高めるのは極めて困難(むしろ低下する)なため、
ガンブレードは刀身を衝撃で高速振動させ一時的に
高周波を纏う、いわば
超音波メスのような武器と設定されている。
元ネタである『
未来忍者 慶雲機忍外伝』の十字剣は「気を込めた弾を撃発して刃に気を纏わせ威力を上昇させる」設定となっており、
それをSF的な方向で再解釈したのが『FF8』のガンブレードだと言えよう。
一方、同じくスクウェアの製作した『
パラサイト・イヴ2』にも隠し武器としてガンブレードが登場しているが、
そちらではショットガン用の弾薬を利用してブレードに衝撃を与える構造になっており、
剣撃だけでなくショットガンそのものとしても使える微妙に仕様の違う代物となっている。
また、『ディシディア』では振動ではなく
爆風という、
より強力かつ使用者に危険のある扱い辛いというレベルを超えた武器になっている。
最終更新:2024年05月21日 22:55