ベイン

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ベイン - (2012/08/14 (火) 17:38:52) の編集履歴(バックアップ)



アメリカのDCコミックの人気シリーズ『バットマン』に登場するヴィラン(悪役)。
初出は1993年の『Batman: Vengeance of Bane #1』。以降もたびたび登場している。
IGN社のヴィランランキングでも34位にランクインしている。さすがにジョーカーには及ばないが、大健闘といえるだろう。

本名は不明。
カリブ海の架空の国サンタ・プリスカにて、革命家の父の元で生まれた。
しかし、国が腐敗していたため逃亡した父親の罪をかぶり、幼くして 終身刑 にされる。
放り込まれた刑務所で才能を開花させ、知識や戦闘術を身につけていった。
最初の殺人も8歳のときに犯しており、ろくに友人もできなかったようである。
後に刑務所の主のような立場になるが、刑務所側に目をつけられ、特殊なドラッグ「ヴェノム」の実験体にされる。
死んだ他の実験体と違って生き延びることができ、身体能力が大幅に強化された。

ヴィランとしての能力は、まず薬物で強化された肉体が挙げられる。
パワー・スタミナ・回復力に優れており、一回バットマンの背骨をブチ折ったこともある。
(このため、「バットマンに唯一勝利したヴィラン」とも言われている)
これはヴェノムによってもたらされる物なので、スーツにタンクを仕込んでおり、パイプで直接補給するようになっている。
また、外見からは想像も付かないほどに頭も良く、学術でも多くの分野で専門家並みの知識を持つ。
言語にも精通しており、スペイン語、英語、ウルド語、ペルシア語、ラテン語他、失われた言語も使いこなせる。
さらには写真記憶も持っているらしい。

また、ハーレクインとかジョーカーとか、「悪人」というより「キ○ガイ」と言うべき連中が多い『バットマン』の世界では珍しい正常な精神の持ち主でもある。
そのため、自身は犯罪者であるがヒーローとしてのバットマンを深く尊敬しており、彼のトラウマを知る数少ないキャラでもある。
アニメや実写版とかではこういう描写はざっくり省かれて脳筋扱いだったりするけど。
というか「バットマンを一度引退に追い込むに足る実力を持ったヴィラン」として
知力体力ともに人間の限界以上の力を持つキャラクターとして作られたのだが、なぜああなったフォーエヴァー

名作であるゲーム「バットマンアーカムアサイラム」でも登場するのだが……
新薬「タイタン」を作るために幽閉され、人体実験に使われるという悲惨極まりない役回りであった。
ほとんど暴走させられたような形でバットマンに戦いを挑むが、バットモービル共々水没させられる。別にベインは悪くないよねコレ
以降、エンディングまで出番なし。ついでに3分の2の確率でエンディングでも出番なし。
一応負けた時の特殊演出は用意されているし、続編を見る限りベインが登場するエンディングが採用されたようだが、優遇されてるとはお世辞にも……
ちなみにその続編ではバットマンを利用してタイタンを独占しようとしたが、あっさり見ぬかれて破壊された。とことんいいとこなしである。

と、そんな風に映像作品では長らくぱっとしない位置づけだったベインだが、ノーラン版バットマン最終作となる「ダークナイトライジング」に敵役として抜擢。
"あの”ヒース・レジャー演じるジョーカーの次に出張れるヴィランといえば、確かに唯一明確にバットマンに勝った男くらいのもんである。
バットマンを寄せ付けない圧倒的な強さ、多くの傭兵を従える統率力や知性、そして目的の為ならばどんな事でもやってのける冷酷さを併せ持つ強大な存在としてファンを慄かせた。

MUGENでのベイン

Loganir氏とEx-Inferis氏が制作した物が公開されている。
飛び道具などは使えないが、原作通りのパワーキャラに仕上がっている。
AIも搭載されており、そこそこいい動きを見せる。

出場大会

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