ダンガイオー

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ダンガイオー - (2014/07/29 (火) 18:09:42) の編集履歴(バックアップ)



「サイキック ウェィィィィィブ!!」

1987 - 89年にかけて発売されたOVA『破邪大星ダンガイオー』に登場するスーパーロボット。漢字で書くと「彈劾凰」。
宇宙海賊バンカーを率いる大船長ガリモスがターサン博士に作らせたスーパーロボットであり、
主人公のミア・アリス、メインパイロットのロール・クラン、ランバ・ノム、パイ・サンダーの
4人の超能力者が搭乗する(ロールのみ男で後は全員女)。
4機の戦闘機が「クロス・ファイト!ダンガイオー!!」の掛け声で合体する。
普段はものすごく弱気な性格のロール(CV:神谷明)が、合体した途端いつもの神谷節で
リーダー風を吹かし始めるのは今作品のお約束となっている(ちゃんと理由は存在する)。
当初は四人のパイロットともども宇宙海賊バンカーへと売り渡される予定であったが、ターサン博士に
記憶を操作されていたはずのミア・アリスが偶発的に記憶を取り戻したため、ダンガイオーチームは
ターサン博士も巻き込んで売却前に逃亡してしまう。
以後、バンカーに追われながらも四人それぞれのルーツを辿るかたちで物語は展開していく。

武装は破邪の剣と所謂ロケットパンチのブーストナックル、肩から打ち出されるショルダーカッターに
額から放たれるダンガイビーム、そして掌から放たれるサイキックウェイブ。
更にサイキックウェイブで相手を拘束し破邪の剣で一刀両断にするギャバンダイナミック「サイキック斬」、
同様に拘束したあと両手のブーストナックルを組んで打ち抜く「スパイラルナックル」を必殺技とする。

余談になるが、ランバの乗るマシンは両手に変形する上 パイロットは合体後もそこから移動しない ため、
ブーストナックルを飛ばす際には敵に向けて ランバごと拳を撃ち出す という大変御無体な仕様となっている。
スパイラルナックルを使用する回はランバメインの話なので、彼女の全霊の一撃という説得力はあったのだが…。

「 こら、勝手に飛ばすな!」

まぁ、後のロボット作品には腕に乗ってるくせにノリノリでロケットパンチで突っ込みに行くパイロットなんてものも出てくるのだが。
監督がこの作品の作画監督、メカデザイン、絵コンテを努めた大張正己氏なのでダンガイオーのオマージュなのだろう。


+ ダンガイオーを支援せよ!
機動戦士ガンダム』を端緒に勃興したリアルロボットアニメが、
それまでの所謂スーパーロボットアニメを駆逐していく当時の状況の中、可愛らしい女主人公や
過剰なディティールなどの流行要素を取り入れつつもあえて荒唐無稽なスーパーロボット作品を目指したこの作品だが、
諸事情により残念ながら全三話で打ち切りとなってしまっている。
当記述の見出しは打ち切り回の最後に入っていた「キミの応援で続きが作れるので応援よろしく!」
というキャンペーンの第一声なのだが……支援の手は届かなかったようである。
原案、監督、キャラクターデザインを担当した平野俊弘の画集『平野俊弘キャラクターワークス』では、
ロールの恋人ミドーを新たなメンバーに加え、復活したダンガイオーを描く第4話の企画もあったことが
明かされているのだが、ついに日の目を見ることはなかった。

その復活は、実に12年後に制作されたまさかの続編『破邪巨星Gダンガイオー』まで待つことになるのである。
結局こちらも尻切れトンボで終わってるけど……

ちなみに本作の原型となったのは『マジンガーZ』のリメイク案で、諸事情で製作中止となったことから
企画を引き継いでオリジナル作品として製作されたという経緯がある。
それもあってかGダンガイオー最終回ははっきり言ってしまえばマジンガーZ最終回そのまんまのオマージュといった内容だった。
Gダンガイオーといい真マジンガーといい、マジンガーZのリメイク作品はどうにも結末に恵まれないのは一体何故なのか……。

『スーパーロボット大戦』シリーズには『COMPACT2』『IMPACT』『K』『CC』に登場。
原作で描かれる事の無かった宇宙海賊バンカーとの決着までが扱われる機会も多く、
特に『K』などではギル・バーグが悪役としてかなり大きな存在感を示している。


MUGENにおけるダンガイオー

ミフ氏による『スーパーロボット大戦IMPACT』のスプライトを使用したものが公開されている。
ブラッディ制作のおまけで作ったとのことだが、手抜きということはなく充分なクオリティで作られている。
ブーストナックルで右腕を飛ばすと乗っているランバの悲鳴が聞こえる等の再現もされている。
AIも5段階調節可能なものがデフォルトで入っている。

出場大会