ブロッケンJr.

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ブロッケンJr. - (2012/10/04 (木) 19:19:16) の編集履歴(バックアップ)



     種別:残虐超人→正義超人(のちに元人間であることが発覚)
     出身:旧西ドイツ・ベルリン
     身長:195cm
     体重:90kg
     血液型:AB型
     超人強度:90万パワー
     年齢:18歳
     好物:ビール
     趣味:読書
     異名:ベルリンの赤い雨、鬼の師匠(レーラァ)、善戦超人


「ケッ…ヘドがでら 死んだおやじやラーメンマンならこういうだろうぜ
  敵に許しをこう(、、)くらいなら… 右肩をくれてやれ…とな」

ゆでたまご作の漫画『キン肉マン』に登場する正義超人。サイボーグではない。
アニメ版での担当声優は水鳥鉄夫氏。『キン肉星王位争奪戦』では掛川裕彦氏、
『キン肉マンII世』と各種ゲームでは川津泰彦氏がそれぞれ担当している。

ドイツの名門、ブロッケン一族の血を引く超人。
父ブロッケンマンをラーメンマンに殺され、その復讐を誓って闘いを挑むが、ラーメンマンの人柄に触れ、以降は彼と師弟のような関係になる。
その一方でブロッケンJr.自身は、敵討ち云々は抜きにして改めてラーメンマンと純粋に勝負をしたいと思っているようである。
得意技はブレーン・クロー、ベルリンの赤い雨、ハンブルグの黒い霧など。

+ 原作ネタバレ
初登場は第21回超人オリンピックの直前で、宇宙野武士退治の為にビーンズマンに協力を依頼された7人の超人の一人。
その超人達の中に既に宿敵のラーメンマンがいたにも関わらず、復讐を後回しにして共闘するという義理堅い人間性を見せた。

その後、第21回超人オリンピックでは唯一のドイツ代表として残り、準々決勝で宿敵ラーメンマンとコンクリートマッチで激突。
抵抗しないラーメンマンに対し一方的に攻撃を仕掛け、最後に父を葬った因縁の「キャメルクラッチ」を仕掛けるも、
流石にラーメンマンは本来の技の持ち主だけあり、ブロッケンJr.の脚のツボを突いて難なく脱出、
復讐心に駆られるブロッケンJr.を諭し、ロメロスペシャル(アニメでは万里の長城という技)で逆転した。
この戦いでふっきれたブロッケンJr.はその後ラーメンマンのセコンドにつき、
次の試合でラーメンマンが植物超人になってしまった後も彼の車椅子を押し、涙すら流していた。

7人の悪魔超人編では、キン肉マンの助っ人に現れたアイドル超人軍団の一人として登場し、ミスターカーメンと対決。
姿を透明にしたミスターカーメンの本体を斬ったり、必殺技ミイラパッケージをレフェリーを身代わりにして(アニメ版では観戦していたキン骨マンが代わりに巻き込まれた…が生きていた)脱出するなど上手く立ちまわる。
が、一瞬の油断をつかれ二度目のミイラパッケージを食らってしまい、同時にピラミッドリング内が暗転し中の様子が解らなくなってしまう。
絶体絶命と思われたが、暗転が晴れた時にはミスターカーメンはKOされており、ブロッケンJr.も生還、辛くも逆転勝ちとなった。
+ 『あ~っとなんだこの悲鳴は いったい中でなにがおこっているのでしょう』
実はミイラパッケージを食らった時点でブロッケンJr.は気絶してしまっていたが、
直後にめし屋のおっさんメシアに助けられ、メシアことモンゴルマンことラーm(ryミスターカーメンを撃退した。
ウルフマン、ロビンマスク、ウォーズマンが死亡し、テリーマンが生死不明となる中、勝利が確定したのはブロッケンJr.ただ一人であった。

続く黄金のマスク編では、プラネットマンが撃破されて人面疽の状態から復活後、ウォーズマンの体内でザ・ニンジャと対決。
悪魔六騎士のリーダー格であり屈指の技巧派であったザ・ニンジャを苦戦しつつも真っ向から撃破。
最後は道連れという形で、ギリギリの所を既にジャンクマンを下していたロビンマスクに助けられた形ではあったものの、
正義超人最年長者ロビンマスクに「おまえは立派な正義超人だよ」と評された。

夢の超人タッグ編ではウルフマンとモスト・デンジャラス・コンビを結成、一回戦で2000万パワーズと対決するも、
試合開始直後に乱入してきた完璧超人ケンダマンとスクリュー・キッドの地獄のネジ回しによってウルフマンが気絶死亡)、
自身も重症を負ってしまい、本来の対戦相手である2000万パワーズにフォールさせる形でけじめを取り敗退する。
しかし、悪魔超人に奪われた友情パワーを最も早く回復させ、その後は正義超人に声援を送っていた。
たかが声援と侮ってはいけない。途中から「友情」がテーマとなった本作では、ただの一声のために窮地を脱するシーンや
意志を決めるシーンが多く存在しており、実際にこの後、彼の叫びがきっかけでモンゴルマンが窮地から脱する場面もある。

王位争奪編では超人血盟軍ことソルジャーチームの副将兼参謀として活躍。
ここで「ブロッケン一族は代々人間で、一人前の者にのみ人間の肉体を超人に変える力を持つドクロの徽章が与えられる」
「ブロッケンJr.も元人間で、ドクロの紋章を身につけている間のみ超人になれる」という後付け事実が明らかになった。
そして超人には有害だが人間には無害なプリズマンのレインボーシャワーからキン肉マンソルジャーを守るため、
自ら徽章を外して一時的に人間になる事で自身をソルジャーの盾とし、その後猛攻を受けるもプリズマンを道連れに渓谷に落下していった。

+ II世でのブロッケンJr.
王位編終了後、自らの力を平和利用しようとするブロッケンJr.であったが、祖国ドイツはベルリンの壁が壊されたことにより平和化が進んでいった。
そんな中、ブロッケンJr.は目標を失ってしまい、酒浸りに陥り人々からも信頼を失っていった。
そんな生活を20年続けていったある日、ブロッケンJr.は孤児であり超人でもあったジェイドに出会う。
悲惨な過去を持ちながらもまっすぐ生きようとするジェイドの精神に心を打たれ、ブロッケンJr.はジェイドを一人前の超人と育て上げることを決意。
そして自身のゲルマン魂と、かつて自分が超人ナンバーワンになれなかった夢をジェイドに託すことになった。
ヘラクレス・ファクトリーの教官にブロッケンJr.の姿が無かったのは、ジェイド育成のため教官の要請された際に断ったからである。

ヘラクレス・ファクトリー一期生・二期生入れ替え戦でのジェイドの初陣以降、ブロッケンJr.はジェイドのセコンドに付く。
まだまだ未熟なジェイドのサポートをし、ベルリンの赤い雨を禁止するなどの冷静な判断を持った。
だが、第22回超人オリンピックの際に、ジェイドと万太郎との友情がジェイドの窮地を救ったのを見たブロッケンJr.は、
すでにジェイドに自分から教えられることはないと悟り、ジェイドの元を去っていった。

究極の超人タッグ編でも他のアイドル超人共々勿論登場し、未来からの正義超人たちを敵視していた。
試合開始時はザ・マシンガンズのセコンドとして落ち着こうとしたが、彼らの戦いぶりに感銘を受け、
夢の超人タッグ編で負った怪我も押しつつジェロニモとのタッグザ・テガタナーズを結成し、リザーブマッチに参戦。
だが、対戦相手はよりにもよって本編のラスボスである時間超人サンダーとライトニング
全読者の予想どおり善戦するも敗北してしまう(ただしこれは本人達も捨て石となる覚悟だった)が
それだけでは済まず、試合中に伝家の宝刀ベルリンの赤い雨を放つ右手を切断されてしまう
これによりタイム・パラドックスが生じ、未来から来た弟子ジェイドまでベルリンの赤い雨を使えなくなってしまった。
ジェイドは腕をなくしたブロッケンJr.を心配し駆け寄り、 ブロッケンJr.の見えない右手と握手をした


しかしブロッケンJr.も片腕を失ったのを契機に、その後足を刃と化すブロッケンの帰還という新必殺技を生み出しており、
ジェイドもまた「ベルリンの赤い雨を教えてもらった」記憶が「ブロッケンの帰還を教えてもらった」という記憶に入れ替わった事で
ブロッケンの帰還を使うことが出来るようになり、ジェイドの出番の際に大いに活躍した。
・・・しかし、ジェイドはこの技を使う際、 健常なはずの片腕をわざわざ固定して封じてしまっている 。
読者から見れば、そんなことしなくても使えそうな技なのだが・・・。

ちなみにジェイドの持つブロッケンJr.の記憶はその他もいろいろ改変され、右手にフックが付いたのはいいとして、
パン屋のおじさんに罵倒されるというさらに落ちぶれてしまったブロッケンJr.の記憶になっていた。どういうことなの……
なお最終的にはトロフィーの球根の力により手が復活したので、この記憶はどうやら無かったことになりそうである。なんという黒歴史。

超人強度自体は90万パワーと他の面々に比べれば若干低めで、まだやや未熟で荒々しいルーキーという立ち位置。
決め技もアイアンクローやドロップキックや単純に超高速チョップで敵を斬りつけるというシンプルなものばかり。
ただ必殺技のベルリンの赤い雨は明らかに進化しており、「チョップ連打>切れ味抜群の手刀>当たった部分を融解させる手刀突き」と破壊力が格段に増している。

上記を見て分かる通り勝率はそこまで芳しくなく、もっと言えば実質的に勝ち星を納めたのはウォッチマン戦だけ、とも言える。
また苦戦が多いものの実は王位争奪篇終盤で生死不明になるまで一度も死亡描写が無く、
結果としてセコンドや観客側、いわゆる解説役や驚き役としての出番が多い。

しかしその友情の厚さ、忠義心の高さ、責任感の強さなどから人気は高く、善戦超人と揶揄される事はあってもネタキャラ扱いされることは無い。
ソルジャーもアシュラマンやバッファローマンではなくブロッケンJr.を副将に抜擢しており、
若手で未熟ながらも奮闘し成長していく辺りはキン肉マンに次ぐ主人公適性と言えるかもしれない。
また容姿的にもジェイドと師弟揃って二枚目のためか、特に女性からの人気がかなり高いようで、
第一回人気投票では「この俺が女性ファンが一番多いってこと、みんな知ってる?」と述べていた。
キン肉マンの漫画自体がむさくて女性人気はイマイチ?聞こえんなぁ~

見た目がナチスを連想させるため、というかそのまんまなので海外では規制されることもしばしば。
(ただしハリウッド映画でも(敵として)ナチスは良く出ているため、正確には彼が正義超人(アイドル超人)なのが問題点。
 つまり残虐超人からアイドル超人にではなく、悪魔超人に成って悪逆の限りを尽くせば規制されなかったのかも知れない。)
親父のブロッケンマンに至っては強制収容所のガス室になぞらえた毒ガス攻撃をやらかしているし、
FCソフト『キン肉マン マッスルタッグマッチ』でも必殺技がナチスガス殺法というどストレートにやばい名前のため
海外版では性能が同じで毒ガスの代わりに斧を投げるジェロニモに差し替えられた。ってアパッチのおたけびじゃないのかよ

+ おい、ブロッケン禁止って言っただろ!
『マッスルタッグマッチ』ではミート君の放つボールを取得することによって必殺技が撃てるようになるのだが、
他のキャラが高威力の投げ技突進技なのに対し、ブロッケンJr.は必殺技の毒ガス攻撃が
ゲーム中唯一の飛び道具にして、当たり判定も広く、一度当たるとダウンして起きあがりに避けるのが困難という性能で、
当時のプレイヤー同士の対戦では「ブロッケン使用禁止」というルールが全国共通で認識されていた。

ただし、毒ガスの威力が低く、それ以外の性能もそれほどというものなので、慣れたプレイヤーならば対処は出来る範疇である。
ガチ勢からはテリーマンやウォーズマンが最強で、ブロッケンJr.はいわゆるお手軽強キャラという意見が根強い。
この辺は子供同士の対戦だから起こった一種の悲劇のようなものである。

なお、ブロッケンJr.は原作では一度も毒ガス攻撃を使わないため、マッスルタッグマッチに出てるのは親父の方じゃね?
という説があるが、その後かなりの時を経てキン肉マンII世で息子も「殺超人ミスト」という毒ガス攻撃を披露した。
また、『マッスルグランプリ』でも毒ガス攻撃を使用している。
さすがに飛び道具ではなくなっているが、当てた相手のゲージを減らす効果がある。


MUGENにおけるブロッケンJr.

作者不明のキャラが存在。
2D格闘ツクール製『マッスルファイト』のドットを使用している(移植にあたり製作者の許可は取っているとのこと)。

弱、中、強の3ボタン方式。
超必殺技には「ベルリンの赤い雨」「ハンブルグの黒い霧」もあり、ファンには嬉しい仕様となっている。
見よう見まねで順逆自在の術を使えたりもする。残りライフによって勝利ポーズが変わるなど芸が細かい。
デフォルトのAIは搭載されていない。

検索する際は「blockenjr」で探してみよう。「blocken jr」だとワーヒーのサイボーグしか出てこない。

出場大会

出演ストーリー

サウザーの拳(3話,5話)

その他


「ふ…ふたりというものはいいものだ、楽しい時には二倍楽しめる。
  …そして苦しい時は半分で済む」