キン肉マン





「へのつっぱりはいらんですよ!」

     分類:正義超人(アイドル超人)→伝説超人(レジェンド)
     出身地:キン肉星
     国籍:日本
     身長:185cm(ニンニクを食べることで40mまで巨大化も可能)
     体重:90kg
     超人強度:95万パワー+α(火事場のクソ力発動時は最大7000万パワー)
     生年月日:地球時間で1960年4月1日
     好物:牛丼、ニンニク、森永ココアさん
     嫌いな食べ物:牛乳(ニンニクの匂いを消してしまう為)、ラッキョウ(アニメ版)
     必殺技:キン肉フラッシュ、48の殺人技、キン肉バスター、キン肉ドライバー、
                    マッスル・スパークその他多数
     肩書:キン肉星王子・王位継承候補→キン肉星第58代大王、全日本牛丼愛好会会長
     異名:ダメ超人、ブタ面、ニンニク男、奇跡の逆転ファイター など

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
神谷明
東映アニメ版全作品
『劇場版 キン肉マンII世』『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』
『マッスルジェネレーションズ』
『マッスルグランプリ』シリーズ
『パチスロキン肉マン』
古川登志夫
『キン肉マンII世』シリーズ、『ジェネレーションズ』
岡野浩介
『戦国大戦』(織田信長名義)
宮野真守
『完璧超人始祖編』(2024年アニメ版)

神谷氏は2024年アニメ版においてはキン肉真弓とプリンス・カメハメの2人を演じている。
古川氏も大会委員長のハラボテ・マッスル役で出演しており、過去のTVシリーズでキン肉マンを演じた声優同士での共演から話題になった。
ただし両氏はケンシロウシンという前例からも分かる通り、公認のライバル関係(真弓とハラボテも幼い頃からのライバル同士)なので、
今回のキャスティングにおいても少なからず意識していた可能性はあるだろう。
なお、神谷氏は元々はキン肉マンを再び演じる事には乗り気だったのだが、
ミート役の松島みのり女史が亡くなられたため、その意欲が失われてしまったとの事である。

宮野氏は『うる星やつら』の2022年アニメ版にて面堂終太郎を演じており、同作に続いて神谷氏の持ち役だったキャラを引き継ぐ事になった。
余談だが、その面堂のライバルである諸星あたる役の神谷浩史氏もアシュラマン役で起用されており、
ちょうど同作が『完璧超人始祖編』が始まる前のクールにて最終回を迎えた事もあって引き続きの因縁を感じさせている。
ついでに言うとスーパーフェニックスも中村悠一氏が演じており、これまた過去作からのライバル関係を彷彿とさせる事に
(ちなみに神谷浩史氏はその作品だと最終決戦時に同じ機体を共有する関係になる)。

ご存知『週刊少年ジャンプ』誌にて連載された、二人組の漫画家ユニット「ゆでたまご」による名作漫画『キン肉マン』の主人公。
キン肉マンという名前はリングネームのようなものであり、本名はキン肉スグルという。

連載初期は『ウルトラマン』のパロディ要素を取り入れたギャグ作品で*1
キン肉マン自身もスペシウム光線のような「キン肉フラッシュ」や、
フロントダブルバイセップスしながら空中で足を十字に組んで放つ「キン肉ビーム」を主な必殺技として使用したり、
ニンニクを食べて巨大化、パワーアップ等の要素が存在しており、
敵として登場するのも悪の超人ではなく怪獣や怪人、宇宙人であった。
「超人オリンピック編」以降は作風が「超人プロレス」路線へと転向していくのに伴い、
それらの設定は使われなくなった(ギャグシーンは残っているが)*2

現在まで続くジャンプ特有の「トンデモファンタジー格闘漫画」の基礎を築いた作品の1つであり、
ジャンプの後続作品やそれ以外の漫画・アニメへの影響が多大なものである事は想像に難くない。

+ キン肉マンブーム
『キン肉マン』は当時社会現象にもなるブームを巻き起こしている。
中でも、日本テレビ系列でテレビアニメ化された際に発売された「キンケシ」という塩ビ人形が、小学生の間で一大ブームとなった*3
また、キン肉マンの好物である牛丼屋として「吉野屋」なる牛丼屋が度々登場し、
当時経営不振から倒産の危機にあった吉野家をタダで宣伝再建したような格好となった*4

また作中では「森永ココア」(原作版キン肉マンの好物の一つでもある)や「ポテロング」などの森永製菓の製品が度々登場するが、
こちらに関しては森永の社長がキン肉マンをとても気に入っていたため、森永製菓側からタイアップを持ちかけた事による。
アニメ化に当たってはスポンサーも勤めており、1984年の「グリコ・森永事件*5」によりやむなく降板するまでは、
全面的に支援を行っていた(事件後も『キン肉マン』をパッケージに使用した製品は発売していた)。

プロレスブーム全盛期にアニメが放送されていたため、漫画を原作としたレスラーであるタイガーマスクに続き、
キン肉マンもプロレスラーとして登場する予定があったが、こちらは大人の事情により実現せず、
代わりに登場したのがスーパーストロングマシーンである。
2009年には作中に登場するキャラクターに扮したプロレスラーによる興行「キン肉マニア2009」が行われ、2()9()00人もの観客を動員している。
無論、『キン肉マン』の影響を受けた選手も数多く存在し、
総合格闘家の美濃輪育久氏は「超人になりたい」と夢を語り、リングネームを「ミノワマン」と改めたり、
プロレスラーのモハメド・ヨネ氏は「ゆでたまご公認、キン肉バスター」をフィニッシュホールドとして用いている。

トレードマークである「額に肉」を真似したり、他人にイタズラ書きした人間も直撃世代ならば少なくないだろう。

+ 原作でのキャラクター
1964年4月1日、キン肉星第8病院においてキン肉星大王・キン肉真弓の次男として誕生。
完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編でキン肉王家の開祖が悪魔将軍ことゴールドマンの弟・シルバーマンと設定され、
金銀兄弟と遠い親戚関係にある事が判明した。

番外編では、
「出生直後にキン肉星の法律が変更され、着けるマスクを自由に選べなくなり、
 コンピュータが選出したマスクの着用が義務付けられた事によりお馴染みブタ面のマスクを着けられた」
という事になっていたが、この設定は続編にあたる『II世』では作者に忘れられ改められており、現在は真弓が選んだ事になっている。

+ 1979~1987年、『II世』
誕生前に兄であり王位継承者であったキン肉アタルが家出したため、第一位の王位継承権を持つ事に。
王立幼稚園入園をお祝いしての家族旅行の折に、ブタ面マスクのデザインが災いし、
宇宙船に侵入した本物のブタと取り違えられて宇宙船から放り出され地球に捨てられてしまう。

幼さのせいか落下のショックのせいか、王子としての記憶を失い、地球に置き去りにされたキン肉マンは、
東京都大田区・田園調布にある()()(リー)公園に「キン肉ハウス」なるボロ小屋を建てて暮らしていた。
スーパーヒーローに憧れ正義感を燃やす一方で実力が伴わず、いざとなると逃げ腰で臆病になる性格のため、
周囲の人間からは白い目で見られ、あるいは笑いものにされる日々を送っていた。

そんな折、キン肉星からアレキサンドリア・ミートと名乗る少年が現れ、自分がキン肉星の王子であった事を知る。
紆余曲折を経て、ミートはお目付け役として、地球で共に暮らす事に。
また、後に無二の親友となるテリーマンと出会ったのもこの頃であった。

相変わらずダメ超人の汚名は返上出来ないままだったが、折しも超人オリンピックの開催が決定。
英国の英雄超人・ロビンマスクの計らいにより、キン肉マンも日本代表として出場が決まり、それを機に運命が大きく動き始めた。
持ち前の強運と、本人も知らなかった実力で決勝戦に進出し、ロビンマスクと対決。
タワーブリッジで背骨を砕かれたと思いきや、火事場のクソ力が発動し、メキシカン・ローリング・クラッチ・ホールドで逆転勝利を果たすのであった。

その後、遠征先のハワイで後の師匠となるプリンス・カメハメと出会い、キン肉バスターをはじめとする48の殺人技を伝授され心身共に大きく成長。
この48の殺人技と火事場のクソ力を駆使して、キン肉マンは目覚ましい活躍を見せていく。

ファイティングマシーン・ウォーズマンをキン肉バスターで破っての超人オリンピックV2を始め、
ミートの命を取り戻すための「7人の悪魔超人」との激戦、黄金のマスクを賭けての悪魔六騎士との死闘、
宇宙超人タッグトーナメントでの完璧超人との激突など、数多くの戦いを、
時に仲間を失ったり重傷を負ったりしながらも乗り越えていった。

長年の努力が実を結び、キン肉星の王位を継ぐ事が正式に決まった矢先、キン肉マンの成長を恐れた5人の邪悪な神が待ったをかけ、
「王位継承サバイバルマッチ」を開催させる
(超人界のトップであるキン肉大王への即位には、100人の「超人の神」は勿論、彼ら「邪悪5神」の承認も必要)。
邪悪5神と、それに擁立された「運命の王子」達の妨害を受けながらも、キン肉マンは仲間達との友情を胸に数多の強敵を下し、決勝へ進出。
ジ・オメガマンが召喚したカメハメの霊から、生前伝授されないまま終わっていた「52の関節技(サブミッション)」を実戦の中で習得し、
最大・最後の強敵となったキン肉マン・スーパーフェニックスを破って、長かった戦いの日々に終止符を打つ。
そして、キン肉星の大王として「全ての超人を愛する事」を神々に誓い、
自分を散々苦しめたフェニックスも含め、フェイス・フラッシュで死亡した超人達を生き返らせた。

王位継承後、原作では許婚であるビビンバと結婚し、第58代大王としてその責を果たす忙しい日々を送る。
一方、アニメ版『キン肉星王位争奪編』ではビビンバは王位を争ったフェニックスの恋人となり、
キン肉マン自身は地球人の二階堂マリと結婚して完結を迎えている
(アニメ版では「ヒロインはマリ」が徹底されており、
 パラレル設定の劇場版『大暴れ!正義超人』のビビンバは、キン肉マンのキン肉星でのライバル、シシカバ・ブーと結ばれている)。

続編である『キン肉マンII世』では、妻ビビンバとの間に一人息子の「キン肉万太郎」を授かる
(原作漫画の展開が正史であり、『II世』のアニメ版でも同様の前提で進行。マリについては人間であったため自ら身を引いたと作中で語られている。
 テリーマンの妻は人間だし、ロビンマスクの妻も人間だと思われるが、やはり大王が異種族の女性を正妻にする事で起こるアレコレを考慮したのだろう。
 だが、いずれにせよ恋人だったはずのアニメ版フェニックスは泣いていい)。

しかし、キン肉マン自身は数々の死闘の後遺症と激務による消耗で54歳でありながら現役時代の面影も無いほどに痩せ衰え、
かつてのようにリングに上がって悪行超人と戦う事は困難な状態となっていた。
また、子孫が重圧に押しつぶされてしまう事を防ぐために自分の記録を全て処分していたため、息子である万太郎もその実力を知らず、
それどころか「キン肉王家はお金持ちだし、お金を渡して八百長してもらったんじゃないの?」などと言いだす始末。
しかし、超人養成所ヘラクレスファクトリーの卒業試験において、自ら試験官として万太郎と戦い、
現役時代のような派手な落下技ではなく、関節技を主体としたファイトスタイルによって
万太郎ら新世代の超人にその強さの片鱗を見せ付け、万太郎の考えを改めさせた。
40歳を過ぎてから出来た一人息子である万太郎を溺愛し、甘やかしていたが、
このエピソードを転機に、新世代を担う超人である万太郎に喝を入れるシーンが見られるようになるなど、
父親としても一歩成長し、息子を始め多くの新世代超人を見守っている。
ちなみに、肉体は衰えても持ち前の火事場のクソ力は健在。
火事場のクソ力により燃え上がる「炎のランタン」を、万太郎以上の勢いで燃え上がらせている。

+ 2011年以降
『II世』の開始もあり2000年代に入っても元祖世代のエピソードを描いた読切が度々描かれていたが、
2011年11月より『週刊プレイボーイ』の公式WEBサイトにて、なんと24年ぶりに『キン肉マン』本編の連載が再開された
単行本は旧作同様「ジャンプ・コミックス」レーベルで、旧作の続きとなる38巻からスタート(37巻では前述の一連の読切がまとめられている)。
時代設定は王位争奪編完結の1年半後となっており、夢の超人タッグ編でネプチューンマンが属していた完璧超人の本隊
完璧(パーフェクト)無量大数軍(ラージナンバーズ)”との戦いに臨む往年の超人達の姿が描かれている。
『マッスルリターンズ』とかの読み切りや、そもそも『II世』はどういう事になるの?などと突っ込んではいけない。いつもの事だ

キン肉マン自身は(作者の意向もあって)序盤に一試合を終えてから、正・悪超人連合、悪魔六騎士、そして悪魔将軍と、
次々に強力な味方が現れたため、中々試合の機会が訪れずにいたが、
敵も味方も次々に倒れていった末に、完璧超人ネメシスとなっていた大叔父・キン肉サダハルと対戦。
かつてキン肉王族に起きた悲劇と、それを乗り越えるべく尽力した祖父・タツノリ、父・真弓の心を知り、
完璧故に全ての技が「殺人技」に仕上げられると豪語するネメシスに対し、
「人を殺さぬ殺人技で穢れた邪念のみを殺す」ことが「48の殺人技」の真骨頂と語り、正義超人としてネメシスに立ち向かう。
一方のネメシスは兄・タツノリの言葉を思い出し、完璧超人でありながら火事場のクソ力に目覚め、
キン肉マンの力をはっきりと認めながらも完璧超人として正義超人打倒の戦いに臨む。
そして無理な負担を押して超必殺技「アロガント・スパーク」*6を放つが、その反動でネメシス自身の肉体が大ダメージを負ってしまう。
キン肉マンは、あくまで完璧超人として戦ったネメシスの生き様に尊敬を抱きつつも「マッスル・スパーク」で試合を終わらせた。

試合後は、完璧超人の指導者ザ・マンと悪魔将軍の最後の戦いをリングサイドで見届ける。
空前絶後の死闘の末に悪魔将軍が勝利すると、ザ・マンを殺害しようとする悪魔将軍を制止するためにリングに駆け上がる。

「もしかしたら……この世に絶対的な正義などないのかもしれん」
「完璧超人も悪魔超人も、それぞれの言い分に理があった。
 今回の闘いに関していえば、誰にも悪意は一切なかった。誰も間違ってはいなかった」

「皆、自分の信じた思いに従って闘っていただけなんだ。なのに闘いは止まらなかった」
「私は初めて心が揺らいだ。
 もしかしたら私の思う正義なんてものは、ちっぽけな感傷でしかないんじゃないか……と」

「でも、最後に思い直したんだ!
 主義を通すために人が死なねばならないなんて、やっぱりおかしい!
 戦争は間違っている!」

「だから最後に私はやはり自分を信じた。
 せめて自分だけは正しいと信じて動かんと、結局は誰も守れん。
 唯一その一点こそ、私があんたの死を止めた理由。
 それだけが私の心に残った最後の正義だ」

その説得を悪魔将軍も受け入れ、その場で殺さない代わりに不老不死を解除し、
永遠に支配するのではなく、いつか終わりの来る存在として生きるようザ・マンに命じて撤収していった。
隠棲する事になったザ・マンは最後に正義が変質して再び戦いが起こらぬよう注意を促し、キン肉マンはそれに応じて、
「またいつか戦いが起きてしまうなら、その時も殺し合うためではなく分かり合うために戦おう」と互いの理念の合流を求め、
ここに三属性の戦いは決着した。

主人公なのにラスボスとの戦いを他人に持って行かれるという事になってしまったわけだが、
始祖編におけるキン肉マンのドラマはネメシスを倒した時点で終わっているし、
悪魔将軍とザ・マンの決着に関与し、話の最後を締める役割はしっかり務め上げた。
悪魔将軍を新ボスの前座にせず、ザ・マンの強さも十分に描き、キン肉マンにも主人公として十分な役割を演じさせるという、
素晴らしい締めくくりである。

それから時を置かずして現れた新たな敵「オメガ・ケンタウリの六鎗客」に対して、
急遽駆け付けた正義超人チーム「正義の五本槍」の事実上の敗退(5人中4人が戦死。六鎗客は1名戦死、5名が勝ち残る形になった)、
邪悪な神々の要請でリングに復帰したフェニックス、マリポーサ、ゼブラ、ビッグボディの参戦を受け、
本人のポカでキン肉星に帰っていなかった事もあって大魔王サタンの結界に閉じ込められるのを免れていたキン肉マンも出陣を決意。
ソ連のスワローズ・ネストで六鎗客のパイレートマンと戦う。
そして激しい戦いの中で六鎗客の真意を知り、パイレートマンと互いを理解し合い、「友情パワー」の神髄を教え、勝利。
最後に戦いの場に現れた兄・アタル&ブロッケンJr.の「フルメタルジャケッツ」と、
オメガマン・アリステラ&マリキータマンの「オメガ・グロリアス」のタッグ戦を見届けるのだった。
その後大魔王サタンが性懲りも無く現れたが、完璧超人始祖ジャスティスマンが一方的に叩きのめしてくれた

そしてザ・マンとアリステラの和解と並行し、
今度はこの宇宙に存在する超人という種を残らず根絶しようと企む「超人の神」の過激派が「超神(ちょうしん)」となって襲撃をかけてきた。
超神へは当初ビッグボディチームの面々、続いてフェニックスチームの面々が立ち向かい、
互角以上の戦績を見せた事を認めさせ、事態の真相を知る資格を見定めるバベルの塔の試練を受ける事になった。
その超人代表チーム「リアル・ディールズ」にキン肉マンも選出される。
その中でキン肉マンのルーツであるシルバーマン(とその兄ゴールドマン)を創造したのが慈悲の神ことザ・マンだった事も明かされる。

バベルの塔でキン肉マンを待ち受けていたのはカメハメの故郷ココナッツ星の創造神・洞察の神マグニフィセント。
超人パワーの増大による歪みで宇宙崩壊の危機を招いた事を悔いており、カメハメの技の源流となった高度な技を殺す気満々で振るう。
それ故にキン肉マンもマグニフィセントの必殺技から咄嗟に急所を外すなどの対応が取れ、
カメハメから聞かされていた「48の殺人技」の開発に至るまでの教訓から、
「対戦相手には敬意が必要」というカメハメの教えに基づいてマグニフィセントの姿勢を窘めるなど精神的にも安定を保つものの、
それでもなお圧倒的な実力の前に一度は完全に意識を喪失する大ダメージを負う。
しかしマグニフィセントにカメハメの至った境地を伝えるべく立ち上がり、
カメハメの遺志を継ぐ48の殺人技+α「キン肉バスターイモータル」で勝利
(勝利のために命を奪うのではなく、股関節を捻じれたままにする事で10カウントダウンを奪う「不殺の殺人技」である)。
友情パワーの真髄を悟ったマグニフィセントも己が生み出した超人の系譜は危機を救う一助となったと悔いを晴らし、
キン肉マンとミートを塔の頂上へ送り出す。
そこでキン肉マンは宇宙に迫る危機を目の当たりにする……。

+ 超人強度と”火事場のクソ力”
ちなみに彼自身の超人強度は95万パワーだが、火事場のクソ力が発動すると一時的に7000万パワー以上にまで上昇する。
しかもこれは王位争奪編開始直前の時点での話であり、順当に成長すればさらに高まっていったであろう事は想像に難くない。
ちなみに神の超人強度は1億パワー。3000万もの差があるのは大きなように見えるが、
そもそも超人強度は生まれてから短期間にこれほど大きく変動する事は普通なら有り得ない。
一瞬とはいえ神を越える可能性を有しているのは、火事場のクソ力を持つキン肉マンら一部の超人だけである。
そりゃ神々も驚くってものだろう。
一応、上の数値として、マンモスマン(7800万)や、ジ・オメガマン/オメガマン・ディクシア(8600万)が存在するが、
彼らは超人強度が成長しない(1億を越える事は絶対に無い)ので、邪悪の神々からは問題視されていない。*7

パイレートマンは、火事場のクソ力の中にも、
  • 単に自分が振り絞った力
  • 仲間を守るために相手を倒そうとする力
  • 相手を救うために戦う力
の三種類がある事を感じ取っており、今まで友情パワーとされてきたものの中にも後者二種類がある事が示唆され、
作中描写も『II世』火事場のクソ力修練(チャレンジ)編において提示された、
火事場のクソ力を発揮するために必要な三大要素「寛容」「無我」「友情」と符合している。

また、超人レスリングの勝敗は決して超人強度の大小だけでは決まらない。
そもそも超人強度は基礎能力(MUGEN的にはATKやDEF値)に過ぎず、それにテクニックが加わり実際の強さになる。
後にバッファローマンとモンゴルマン(97万)のタッグが「2000万パワーズ」を名乗って突っ込まれた時は、
「1000万個の技を持つモンゴルマンは1000万パワーに匹敵する」と答えた事や、
「ゆで理論」として語り草になっているウォーズマン(100万)の「1200万パワーベアークロー」もこれと言えるだろう。
この理屈だとバッファローマンが1000万パワーだけの技巧無し超人って事になるけどな!
まぁ実際本人の回想によると、100万パワーだった頃は本当に技巧無しで、技巧を無視出来るほどのパワーをサタンに望んだとの事
実際、ロビンマスク(96万)やキン肉アタル(108万)が、
邪悪の神が乗り移った事により、1億パワーを得たキン肉マンマリポーサや(本物の)キン肉マンソルジャーを倒している
(サタンはバッファローマンが倒されても無傷だったが、こちらは倒されると乗り移った神も倒れる)。
とは言え、流石に100倍は無理だろうとの指摘に対して、
(目に見える形かどうかは別に)全ての超人は必殺技の時には火事場のクソ力的なものを発動していると後付けされた。

完璧超人始祖編では「火事場のクソ力」と「友情パワー」は同一だと明かされた。
キン肉マンやその仲間達を野放しにしておくと「キン肉マンに感化されて友情を育む=友情パワー(火事場のクソ力)を得る」事が常態化し、
それが結果的に完璧超人が言う下等超人(正義・悪魔超人)のインフレを招く……というのが、無量大数軍が攻めてきた理由となっている。

超神編では、世界が持つパワー総量は一定であり、超人強度が高い超人が増えていくとその分だけ世界のパワーが失われていくため、
超人を滅ぼさないと世界の滅亡を招くという事が明かされた。
そのためインフレを招く「友情パワー」が危険視されていたが、
「友情パワー」とは友情を導線にして超人パワーが循環、必要な所に一時的に集中するものであり、超人達のパワーの総量は変わらない仕組みだと判明。
むしろ全超人に「友情パワー」が広まっていけば、1人1人が常に多量の超人パワーを持っている必要が無くなるため、
超人を滅ぼさなくても問題が解決する可能性があるのだという。

『II世』ではアタルのパワーが1億とされ(業火のクソ力によるもの?)、
ロビン王朝には火事場のクソ力に匹敵する「大渦(メールシュトローム)パワー」が存在する事になり、
ロビンマスクの息子のケビンマスクは万太郎の火事場のクソ力に勝利している
(アニメ版では万太郎が勝利して完結)。

「奇跡の逆転勝ちを呼ぶのは、それこそ真の実力!」
「その実力を支えているのが、血と汗と涙に裏打ちされた、不撓不屈の精神力なのだ!」

+ 『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』におけるキン肉マン
『II世』は息子であるキン肉万太郎を主人公とした話故に一線からは退いている……と既に書いたが、
『究極の超人タッグ編』においては1983年にタイムスリップしたため現役時代のキン肉マンが登場。
宇宙超人タッグ・トーナメントに優勝しトロフィーを引き抜こうとした際、
未来から過去を変えるためにやってきた時間超人に襲撃を受ける。
時間超人の持つ未来の技に苦戦し、ロビンマスクがその技の餌食になろうかとした瞬間に、
時間超人を追って過去へと時間移動してきた万太郎らが出現。
ロビンマスクは救出されるが、代わりにロビンの妻・アリサが瀕死の重傷を負う。
さらに新たな超人の登場でマシンガンズが最強のタッグであるとトロフィーに認められなくなり、真の最強タッグを決めるため、
新旧世代の超人が入り乱れる新たなタッグ・トーナメントが開催される事になってしまった。

唯一21世紀から来た自身と記憶を同期したミートは新世代超人と共同戦線を張り、
時間超人を倒す事を提案するが、キン肉マン自身はこれを拒否。
新世代超人達に関しても未来の自身の息子達であるとは認めず、猜疑心を露にした。

その後は全盛期のファイトを新世代超人達に見せ付けたものの、相変わらずの頑固ぶりで協力を一切拒否。
しかし運命の悪戯か息子・万太郎とそのパートナーである謎の超人カオスのコンビ「マッスルブラザーズ・ヌーヴォー」との対決が決まる。

キン肉マンは口では罵倒しつつも、万太郎のファイトが本物のキン肉族のものである事に気が付いていた。
死闘の末に見事自分に打ち勝った万太郎を正式に息子と認め、それ以降は時間超人との決戦に赴く万太郎を陰日向なく支援した。
ちなみに上記の通り万太郎を甘やかして育てたため万太郎は卒業試験で対戦するまで父の本当の実力を知らなかったはずだが、
対決の際に万太郎は幼い頃から稽古を付けられていたと発言している
(ただし、反則スレスレの戦法もこっそり使っていた事までは「聞いていない」と抗議している)。
時間超人によって未来が変動している事が描写されているので、これもその一環と考える事は出来なくもないが。

+ 外部出演
2006年に出版された、同じくジャンプ漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の30周年記念本『超こち亀』では、
こち亀の作者・秋本治氏とゆでたまご氏の共著によるクロスオーバー作品『正義超人亀有大集結!!の巻』が掲載された。
悪行超人襲来の情報を受けた正義超人達が、次々と誤って起こした軽犯罪で派出所に連行されるというストーリーで、
ラストカットは超人達のあまりの不甲斐なさに激怒した両さん達が、超人達に必殺技をかけるシーンで締められている。
参考動画(12:00~14:20)


ファイトスタイルは見た目通り、「48の殺人技」や「キン肉バスター」を始めとするパワフルな打撃や投げ技を得意としている。
しかし、変幻自在のトンデモ能力やキン肉マン自身をさらに上回るド迫力パワーの持ち主を相手にする事が多く、
試合序盤~中盤はその力に翻弄されて命を落としかねない(実際何度か落としている)大ダメージを負う事が殆どだった。
しかしそこから仲間の助言や協力、そして自身の「火事場のクソ力」により最後には逆転大勝利を収める。
彼の代名詞である「奇跡の逆転ファイター」の名は伊達ではないのだ。

性格は明るくお調子者、かつ下品で臆病だが当初から仲間の危機を見過ごさない強い正義感の持ち主。
ヘタレで不細工という、元々ギャグ漫画のオトボケ主人公以外のなんでもないキャラとしてスタートしたのが、
持ち前の正義感で幾多の戦いを乗り越え、仲間達との友情を糧にして成長し、最終的には名実共に本当のヒーローとして大成したキン肉マンは、
正に往年のジャンプ三本柱、「努力」「友情」「勝利」を体現した偉大なキャラクターなのだ。
これはアニメ版における主題歌が、最初はギャグ調の歌だったのが、最終的にはヒーローらしい歌になっていった事からも見て取れるだろう。
私は(ドジで)強い(つもり)
さあ、お遊びはここまでだ!
生き様が熱いドラマさ
救うために傷つくのが友情だから
優しさを知ってなきゃ、ヒーローになれないぜ
いつの日でも、男はみなリングにロマン求める
おまけその1:牛丼一筋三百年~♪(カルビ丼もあるよ)
おまけその2:『キン肉マンII世』OP

「ブタ面」と評される、団子鼻にタラコ唇なマスクを付けたその勇姿も、連載を通して本当にカッコ良く見えてくるから恐ろしいものである*8
まあ、成長した後でも調子に乗ったり、実力は十分なのに強敵に対してはビビったりと完全無欠の英雄ではない。
また情に篤い反面、冷遇された時期が長かったからか自分を必要以上に卑下する所や疑り深い面があり、意地を張る場面も多い。
しかしそうした弱さも最終的には乗り越えていく、力のみにとどまらない様々な「強さ」もキン肉マンの魅力だろう。
この気質は、息子であるキン肉万太郎にもしっかりと引き継がれている。

+ ゲームに見るキン肉マン
当然、ブームを巻き起こしたキン肉マンは多数ゲーム化もされてきた。
キン肉マンのゲームと言うと、ファミコンで発売された『マッスルタッグマッチ』が思い浮かぶ諸兄が多いかと思われるが、
実は一番最初に発売された関連ゲームは『キン肉マン』というタイトルのPC88用シミュレーションゲームである。
1992年には『キン肉マン DIRTY CHALANGER』という対戦格闘ゲームがスーパーファミコンで発売。
ところが、これを最後にキン肉マンを題材とした作品は『キン肉マンII世』を含めても
実に10年間(その一作目が『マッスルタッグマッチ』のリメイクだったりする)、
純粋なキン肉マン作品は2004年に至るまで12年間の間発売されず、ゲームの表舞台からは姿を消す事となる。

『キン肉マンマッスルグランプリ』シリーズにおけるキン肉マンは、
逆水平チョップやアリキックをはじめとしてプロレスの基本とも言える動きをしており、
パンチキックや中段のあびせ蹴りなど、格闘ゲームの基本の動きは二世こと万太郎が行っている。
しかしながら、基本行動自体はプロレスの基本であるが各種必殺技は原作再現の為非常にテクニカルな動きになっており、
特にロープ際においてはイエローボムと超人絞殺刑の組み合わせによる必殺技ゲージの削り能力は全キャラクター中最高を誇る。
ゲーム環境の立ち位置は基本がプロレスを色濃く出しているため、極まった状態では予備動作が見やすいのでガード合わせを行いやすく、
一発の重さもそこまで高くないため、慣れてきた中級者以降はプレイヤーのアドリブ力に大きく依存する傾向にある。
しかし、逆転ファイターとはかけ離れた堅実な削りと立ち回りを続け相手をチクチクと攻める事で、中堅上位の地位を得るに至っている。

そして、90年代前半から起こったブームと言えば、ストIIブームから続く格ゲーブームである。
様々な格ゲー作品が製作されるに当たって、『キン肉マン』に登場する技をモチーフとした必殺技が多数登場。
キン肉マンの代表的な必殺技である「キン肉バスター」をパロった技は纏めて「バスター技」と呼ばれていたりと
(元ネタを尊重して技名も「○○バスター」が多い)、
格ゲーに「肉技」というジャンルを持ち込んだと言っても過言ではない。

特に影響の濃かったのがSNK作品で、
龍虎2』に登場するテムジンの「蒙古雷撃弾」が、ほぼそのままキン肉バスターの体勢だったり(専用スプライトまで用意されていた)、
キン肉マンを筆頭にロビンマスクやテリーマンの技を手広くパロったクラーク
マッスル・リベンジャーのマキシマ、マッスル・インフェルノのハイデルンなど、
KOF』シリーズをやっていれば一度は誰しも目にした事があるのではないだろうか。

個々の技と元ネタに関しては、キン肉バスターの項目に詳しいのでそちらを参照の事。

+ ゆでだから
このページをはじめ、このwikiの肉関係の項目を見て気付いた人も多いと思うが、
『キン肉マン』という漫画(というかゆでたまご作品全般)は、途轍もなく矛盾が多い事で有名である。
同じジャンプ漫画では『魁!!男塾』『北斗の拳』『ドラゴンボール』なども矛盾だ何だとよく言われるが、はっきり言って次元が違う。
  • 赤ん坊の頃捨てられたはずなのに王位編で幼稚園に入園する回想シーンがある
    • でも地球に捨てられたという設定自体は消えておらず、5歳の頃の話になっている
  • カメハメから教わったはずのキン肉バスターがいつの間にかキン肉族に代々伝わる技という設定に
    • しかも考案者は真弓でもタツノリでもなくスグルらしい
  • 息子の万太郎をずっと甘やかして一切鍛えなかったはずなのに回想で度々出てくる捏造トレーニング風景
  • マスクはコンピュータが選んだはずなのに父親の真弓が選んだ事になっている
……などなどなど、キン肉マン自身に直接関係ある話に限定しても枚挙に暇が無い。
極め付けとも言えるのは、ジェロニモが悪魔将軍の見た事もないような技を喰らっている時に、ジェロニモがその光景を見て驚いている場面だろう。
+ な…… 何を言ってるのか わからねーと思うが(ryなので実際にそのシーン

ちなみにこのシーン、2019年に発売された『学研の図鑑 キン肉マン「超人」』では、
「ショックで幽体離脱して、自分が喰らっている所を至近距離で見てしまった」と解説されている。

そういった矛盾があまりにも多すぎ、しかも初期の設定を忘れてしまったというならまだしも、
上の画像のように描いてるそばから違う事が描かれているケースすら見受けられ、
脳内補完で辻褄を合わせるのを放棄してしまったファン、どう考えても辻褄を合わせられなかったファンも数多い。
そしてその全てを肯定するために生まれた魔法の言葉こそが、ジェロニモの「だってオラは人間だから」をもじった、

「だって作者はゆでたまごだから」、略して「ゆでだから」

そういうわけで、同一ページ内で言ってる事がバラバラだったとしても「ゆでだから」と暖かく見逃して欲しい。
そもそもこういった作風になったのはゆでたまご氏がデビュー時、作品作りのイロハを知らず手探りで作った結果であり、
実際周囲からの批判に晒されていたという。
それでも読者からの人気は絶大であり、またゆでたまご氏自身も開き直って矛盾を気にせず
読者の意表を突く展開を心がけた結果、これほどの無茶苦茶な話作りでなお少年達の心を震わせ、
絶大な人気を誇るに至った『キン肉マン』という作品は本当に偉大な存在なのだ。


+ ゆで理論
肉世界では常識では説明出来ないような現象が多々起こる。
これをファンは「ゆで理論」と読ぶ。
  • 物質は硬ければ硬いほど衝撃に強くなる
  • 汗を蒸発させ、塩分を含んだ雨を降らせる
  • 寝ている超人の背骨が地面と垂直になっていて、
    しかも空を飛べるはずの超人達がわざわざ背骨をよじ登っていく
  • 物体は重い方が早く落ちる
  • 太陽と地球が50数億年前にすでに存在していた
  • 電荷を帯びた物体が通り過ぎた個所は半永久的に帯電する
  • 地球を逆回転させ、時間を逆行する
  • 牧師の格好をすると凶悪な強盗も心を許す(冷静で的確な判断らしい)*9
  • 100万パワー×二刀流×2倍のジャンプ×3倍の回転で1200万パワー!
などである。
物理法則の基礎の基礎から完全に外れた常識にとらわれない自由な発想が『キン肉マン』の魅力の一部である。
先述の「ゆでだから」と並んで、『キン肉マン』という作品の世界観を作り上げている。
ちなみに『II世』を経て新章になって収まったかというと全然そんな事はなく、むしろ悪化…いや勢いを増しており、
  • 勝負がヒートアップした結果、リング近くに溜めてあった水が気温上昇で蒸発してしまった
  • 空中で回転し、舞っている黄砂を集めて砂の球を作る
などなど、相変わらず深く考えてはいけない気がする理論が登場している。

ちなみに、「常識外れな事柄をなんかむちゃくちゃな理屈で強引に納得させる」ゆで理論を「理系」
「常識外れな事柄をそれっぽい出典を明示してなんとなく納得させる」民明書房方式を「文系」と捉えて対峙させる向きもある。

+ もう一人のキン肉マン



「ワシの名前はキン肉マンレディー
 知ってのとーりキン肉星の王女なのじゃー!」

webコミック「ウルトラジャンプエッグ」において、
原作の超人達が全て女体化したパラレルワールドを描く『キン肉マンレディー』が連載された。
当然の事ながら原作者公認である。元ネタは恐らく『デビルマンレディー』だろう。
作画はかつて「コミックゲーメスト」で『速攻生徒会』を連載した小川雅史氏で、
作中に「テリーマン現象」という名前でキン肉マンネタを出した事もある。

こちらのキン肉マンレディーは見ての通りプラチナブロンド(トサカは髪で表現されている)の美人で、
オマケに非常にムッチリした体型で大変エロ恵まれた体格をしていらっしゃる。
一人称は「ワシ」で語尾に「なのじゃー」を付けて喋る。ババアではない。
また、両親に捨てられたという過去も特に語られず、戦闘経験ゼロの所に今年突然日本代表の超人に選ばれたという事になっているためか、
天真爛漫で明るく前向きな性格になっており、スグルのようにワガママを言って皆を困らす事も無い。
ただし、強敵を前にすると怖気付いてしまう泣き虫な所は本家と酷似している。
またヌケぶり・ドジぶりは本家以上だが、性格の面も相まって皆からドジッ娘超人として愛されている。
多くの超人に好かれており、ザ・テリーマンガールからは「キン肉マンはミーの嫁」と言われたり、
レディ・ロビンには密かに妹にしたいという願望を抱かれている。友情パワーを逸脱しているような

なお、その顔はマスクなのかとか、キン肉族王家の証である「光るKINマーク」はどこにあるの?とかは絶対に聞いてはいけない。
つうかあまり深い事は考えない方がいいと思われる。
本人曰く超人強度は95万パワーだったり、屁で空を飛ぶ事は出来るらしい。原作通り普段はキン肉ハウスに住んでいる。

戦闘経験こそ無いが、異常な程の怪力を持っていたり、乙女の本能による自己防衛本能としての火事場のクソ力……
もとい「火事場のおっぱい力」を持っている。実際作中でも幾度と無くそのおっぱいでピンチを切り抜けている。
おっぱいは偉大である。
また、超人オリンピック後にはハワイのプリンセス・カメハメから「48の禁断技」という、
マッサージとかぶれすと・ヘッドロックとかアマガミ固めといった大変卑猥強力な技を伝授された。
一応その後本来の歴史通り「48の殺人技」も伝授されたらしいのだが。

ここまで読んできて誤解された人も多いだろうが、こうしたアッハンウッフンな描写はともかく、
『キン肉マンレディー』自体はパロディ漫画としてよく出来た作品である。
作中のミートくんは本来『キン肉マンII世』に繋がる歴史通り、
本編最後でコールドスリープした状態からこの世界に紛れ込んでしまった存在であり、作中で起きる事件を予め知っているため、
キン骨マン(こいつは本編通り)の策略を未然に防いだりと読者と同じ視点を持っているのだが、
一方でそのキン骨マンが超人オリンピックの特別理事を務めていたため、
超人オリンピックの出場資格を取り消されてしまうなど、本編とは全く違うifの展開が発生する事もある
(まあ本編でも最初は出場資格なかったけど)。
また、銅ベルマン(銅ベルゥーマン)やスフィンクスマン(獅子女マン)などの、
本編ではその他大勢のモブだった超人がこちらでは大きく取り上げられたり、本編の全く別の台詞がパロディとして別の状況で使われたりと、
正に本来の物語を知っているほど楽しめるのである。
単行本は全3巻完結。かつてキン肉マンを楽しんだファン諸氏は食わず嫌いせずにまずはお手に取ってみてはいかがだろうか。


MUGENにおけるキン肉マン

長らくカナディアンマンミキサー大帝等の脇役超人に遅れを取っていたが、
バトルクロードマッスルボマーの全キャラを製作したですからー氏により、
FCゲーム『キン肉マン マッスルタッグマッチ』のドット絵を使ったキン肉マンが作られた。
一見するとドット絵の所為かチープな印象を与えかねないが、中身はちゃんと格ゲーキャラとして作られており、
枚数書き足しに加えカラーパレットによって服装が変わるこだわりようであり、中にはキン肉マングレート風になるカラーもある。
また、神谷明氏のボイスも搭載されており、ある意味キン肉マンらしいキャラとして仕上がっている。

弱・強攻撃の2ボタンになっている点以外は同氏の『マッスルボマー』キャラに近い仕上がりで、
氏のキャラに基本的についている我慢補正によるワンチャン具合はいつも通り。
持っている技の性質として、無敵は心もとないが連続技にいける対空技「キン肉地雷」、中距離まで届く飛び道具「ホワイトホール」の他に、
コマンド投げ・移動投げ(ダッシュ、小ジャンプして頭をつかむ)・当て身投げ・空中投げ・対空投げなど、
やはり投げ技のバリエーションが特に豊富である。

機動力も高く、近付ければ投げでダウンさせ、
その後出っぱなしのジャンプ攻撃からの投げや、スカしてつかみ、暴れ読みの当て身など、
幅広い択の起き攻めでがっつり相手を補足していける。
反面リーチの短さと無敵技が少ないのもあり、それなりのリーチのキャラに手数で押されるとかなり面倒くさい。
また空中戦では通常技や空中投げを含め全体的に攻撃判定が上方向には強くなく、リーチの短さもあって迎撃はし辛い。
また見た目以上に食らい判定が大きく、ジャンプ中は画面上より二回り以上も大きくなる。
甘い飛び込みは「フェイスフラッシュ」で返すとして、
ガンガン固め攻められた場合は一点読みの当て身か我慢して隙を狙う事が求められる、少しコツの要るキャラと言えるだろう。

超必殺技には、
と、キン肉マンの代名詞的な必殺技が揃っている(一瞬だけリアル等身に変化するが、なんかこう「火事場のクソ力」的なあれ)。
キン肉バスターは対応しているキャが相手の時にリアル体型になる。
体力3分の1の時にゲージ使用で「火事場のクソ力」を発動出来る。彼らしか持ち得ないであろうMAX発動っぽい技である。
一定時間攻撃力が割り増しされるが、最大の特徴は発動中「マッスルスパーク」でのフィニッシュ時だろう。
詳しくは自分の目で確認していただきたい。

ですからー氏本人による、がっつり攻めていき、積極的に起き攻めを狙うAIが実装されており、
同じレスラータイプのキャラ同士だと思い切りの良い投げあいが見れたり、
逆に手数メインのキャラ相手には我慢して我慢して補正のかかった一撃を当てていくと、
実に超人レスラー風な戦い方をしていくAIになっている。

試合(2:58~)、解説(23:24~)
試合の様子、AIレベルは全て7の模様
こちらはAIレベル10
主題歌MUGEN入り

「友情は成長のおそい植物である
 それが友情という名の花を咲かすまでは
 幾度かの試練・困難の打撃を受けて
 堪えねばならぬ───」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示


「私だっていつでもお前たちと再び闘ってやるわい!」
「ただし、敵同士として憎しみ合う殺し合いじゃない。わかりあうためにな!」


*1
プロトタイプの読み切り版においては、キン肉マンの出自はキン肉星王子ではなく、
ウルトラの父が愛人との間に作った不義の子で、 兄弟達 からいじめられているとされていた。
読み切り版は後に『キン肉マン 特盛』に円谷プロダクションの許可を得て掲載されたが、
「ウルトラシリーズの公式設定とは異なる」という断り書きが付いている(当たり前だ)。

宝島社のムック『帰ってきた怪獣魂』掲載のゆでたまご氏のインタビューによると、
「あれだけ兄弟がいるんだから、父も不倫の一つや二つしてるだろう(意訳)」という発想によるものだったらしい。
ウルトラ兄弟の“兄弟”ってそういう意味じゃないっていうかウルトラシリーズファンが聞いたら激怒ものの事をよく言えたものである
なお、同インタビュー曰く、キン肉マン自身のモデルはむしろピープロの『スペクトルマン』であるとの事。

また、連載版でもウルトラマンの他に仮面ライダーマジンガーZなどスーパーロボット、
さらにはDCユニバースマーベルユニバースとの繋がりがある(どころかその上位にキン肉族が位置する)といった驚愕の設定が作中に出てきたりする。
他にもバットマン(大富豪ブルース・ウェイン)の邸宅とキン肉マンのボロ小屋を比較して悲嘆に暮れたり、
敵超人が力を見せ付けるため8マンを殺害してくるという場面があったり(流石に後に差し替えられた)、
初期は色々とはっちゃけた場面があったのだが、とりあえず問題にはならずに連載は続いた。
パロディギャグとはいえ最悪訴訟に発展してもおかしくないのだが、それだけ当時がおおらかだったという事か。

なお、2024年版アニメで演じる宮野氏はウルトラ戦士を父に持つウルトラ戦士でもあるウルトラマンゼロを演じている他、
スパイダーマンやサイクロップスなど有名なアメコミヒーローの吹き替えもした事がある。
もし森久保祥太郎氏や寺島拓篤氏だったらシャレになっていなかった

*2
同じくギャグからシリアスな格闘トーナメントへの流れを辿ったジャンプ漫画としては、『魁!!男塾』も挙げられる
(路線変更後もギャグシーンが残っているのも同じ。なお、こちらも『II世』と同じ雑誌で続編が掲載された)。

*3
正式名称は「キン肉マン消しゴム」であるが、実際は前述の通り塩ビ人形であって消しゴムとして使用する事はできない。
これは学校に子供が持って行って先生に見つかり「おもちゃを持ってくるな」と注意された所、
「これは消しゴムです」と言い訳をしたためそれが定着した、なんていう説もある。
そして後に限定販売であるが純金製キンケシなんてモノも世に出る事となった。
また、超人テーマ曲集の『超人大全集』では冗談でも何でもなくキンケシのテーマ曲が歌われている。
歌っているのは『ドラゴンボール』初代主題歌や『超獣機神ダンクーガ』(ED歌手も担当)を手掛けた、
作曲家としても知られる池毅(いけたけし)氏。
ネタ曲ではあるものの、中々の名曲に仕上がっているので聞いてみる事をお勧めする。

*4
+ 牛丼に関するちょっとアレな話
「実際にはなか卯がモデルである」とゆで嶋田氏(シナリオ担当)が述べており、
その裏付けとして作中の牛丼屋には、なか卯では扱っているが吉野家では扱っていない「うどん」がメニューにある。
そもそも大阪出身のゆでは、関東中心の吉野家は存在自体知らなかったそうである。
しかしアニメ化に際して吉野家側から東映の担当プロデューサーに打診があり、
作中に登場する牛丼屋を吉野家を連想させるもの(アニメオリジナルの「牛丼音頭」は吉野家のTVCMのパロディ)に変更した結果、
本来「オッサンの食べ物」だった牛丼を子供が食べたがるようになり、
吉野家に新たな客層がもたらされ、その結果経営再建に成功したのである。

ただし吉野家側は、これを完全に否定。業績向上はCM女優として起用した華原朋美氏によるものとしている。
ゆで両氏は「無料で牛丼が食べられるどんぶり」を吉野家からプレゼントされていたのだが、
TV番組『トリビアの泉』でこの噂を検証した際には、社員総出でロケに出席し、
無料で牛丼を食べる事ができない二人を鑑賞していたという。
漫画界の大御所を出演させておいてTVで笑い者にしたという事で、番組と吉野家には批判が集中したのだが、
謝罪に訪れた吉野家の社員は「いやぁ~キン肉マンって牛丼にすごい影響を与えてるんですね?(笑)」と半笑いで発言。
「当時キン肉マンのアニメを観て吉野家に憧れた子供達が怒りますよ!」と、
ゆで両氏は謝罪の牛丼無料券を叩き返したという。

後年、キン肉マン生誕2()9()周年のイベントが企画された際も、吉野家はこれを拒否しており、
結果として「すき屋」にてこのキャンペーンが開催された、というエピソードも存在する。
アニメ版『II世』の「カルビ丼音頭」は「牛丼音頭」の替え歌(つまり吉野家のTVCMのパロディのまま)であるが、
これに関しては吉野家への配慮というよりも、アニメ版『キン肉マン』へのオマージュと見た方が良いだろう。

「なか卯がモデル」というのは、上記のすき屋のキャンペーンに際して、
「キン肉マンって吉野家と提携してたんじゃないの」とファンから指摘された嶋田氏がTwitterで告白したものであるが、
  • すき屋の社長との対談で無料で牛丼を提供されて感激する姿が報じられる
  • トリビア事件後に発生した狂牛病騒動の際、吉野家側から提案されたコラボを集英社が断固拒否する
アニメ放送当時の吉野家社員は氏に感謝しているとはいえ、あまりの吉野家の対応の悪さに批判が高まった。

しかし、嶋田氏は一連の騒動に対して、以下のようなコメントを残している。
「今回の件でみなさんが、『もう吉牛食べない』とか言っているみたいですが、私の本意とは違います。
 どうか自分の好みの味の牛丼食べてください。
 ゆでたまごと揉めたからって、好きな店のものを食べないのはおかしいです。
 みなさんの友情パワーには、当然、涙が出るくらい感謝しますが、
 どうか牛丼業界活性化のためにも牛丼は食べてあげてください」

必要以上に吉野家を責めるのは……やめようね!

*5
当時を知らないと名前で勘違いするかもしれないが、グリコと森永は被害者である。
「店頭の商品を毒入りとすり替えられたくなければ金を出せ」という恐喝事件で、両社に落ち度は一切無い。
狙われた理由もブラック労働の復讐とかでなければ「大手菓子メーカーだから」でしかないだろう。
残念ながら犯人不明のまま時効となってしまった。
模倣犯が現れたのみならず、いたずら気分で店頭の商品に縫い針を入れたりする者が現れるなどの社会問題ももたらしている。

*6
「アロガント・スパーク」は、キン肉一族の先祖であり完璧超人始祖だったシルバーマンが開発した奥義。
絶対攻略不可能の完全無欠技にするため、それまでの概念を打ち破るふたつの必殺技を複合させた二体重層技。
空中で相手の両腕を背中側で逆に捻じ曲げ骨や関節が破壊しながらクラッチして相手の首を自身の膝の内側に挟んで絞める前半部分と、
体勢を変えて地面に叩きつけて息の根を止める後半部分で構成されており、
相手を絶対に殺すという意志がなければ成立しない殺意の塊の技である。

完璧超人を抜けて野に下ったシルバーマンは正義超人を理想としながらも自身では必ず殺す技になってしまうため、
決まれば抜けられず相手をダウンさせる絶対攻略不可能な完全無欠な技でありながら相手を殺さないという、
「究極の峰打ち」とも言える理想の3つの技を構想して子孫に完成を託した。
これがキン肉大神殿に安置されている「フィニッシュ・ホールドの壁画」に彫り刻み込まれたキン肉族三大奥義、
「マッスル・スパーク」「マッスル・リベンジャー」「マッスル・インフェルノ」である。

ただし、アロガント・スパークと同様に使用者の危険性も大きい技であるため、子孫の身を案じて一見しただけは構想を読み取れないようになっている
(実際、描かれていない部分も理解して修得に挑んだキン肉大王ことキン肉真弓は大怪我を負い、超人レスラー生命を断たれてしまった)。
例えば「マッスル・スパーク」は、前半部分である「マッスル・スパーク“天”」は両腕をクラッチせずフリーになっている欠陥がある形に描かれており、
後半部分である「マッスル・スパーク“地”」は丹念に調べないと気付けない隠し彫りで壁画に描かれていた。

*7
一方、元々100万パワーだったバッファローマンは、大魔王サタンとの血の契約により正義超人を一人倒すごとに1万パワーを与えられ、
初登場時には既に1000人を倒して1000万パワーになった。1100万パワーじゃね?とか言わない
しかしキン肉マンに敗れて契約が切れたのか、1000万がサタンの限界なのか、以後は1000万で固定だった。
また、その後正義超人に鞍替えしてもパワーをサタンに取り上げられていない。

*8
キン肉マンのブタ面がマスクなのは何度も述べた通りだが、「じゃあ素顔はどうなのか?」というのは誰もが疑問に思う所であろう。
キン肉星の王族は、
  • 人前に素顔を晒したら自害しなければならない
  • マスクを紛失したら24時間以内に見付けないと自害しなければならない
という厳しい掟があるため、作中でも大っぴらに素顔を見せるような場面は存在しない。
ただ、原作終盤、フェイス・フラッシュの登場により顔の一部を露出するような場面が何度かあった。
そして単行本36巻(旧シリーズ最終巻)ではマスクがめくれ素顔が一部露出したキン肉マンが表紙を飾っており、
それらを見る限りでは意外にも結構な男前だったりする。
……あ、そんなかっこいい男が小便漏らしたり屁で空を飛んだりしていた件については、考えない方向でお願いします。なんという残念なイケメン
ゆで氏はキン肉マンの素顔について「永遠に秘密」と答えている。またキン肉マンがマスクだというのも後付け設定の一つである。
ちなみに顎下のオレンジ色の部分を引き上げて鼻まで覆うフェイスガードにできる機能もある。
滅多に披露することはないが、『II世』の初登場時等でその姿を見ることができる。
+ 実は…
2008年に放送された『死ぬまでに知りたい10のこと』というバラエティ番組にて、
なんと法廷画家に依頼してキン肉マンの素顔を上記の場面や表紙などをもとに描いてもらうという企画が行われた。
描き上がったものにゆで中井氏(作画担当)が筆入れを行い完成したその絵を見る限り、
中井氏の画風なども考慮した結果、間違いなくイケメンに入る部類である。
「キン肉マン 素顔」でググれば1発でヒットするので敢えてここには掲載しない。興味がある人は確かめてみよう。

ちなみに「素顔を隠せている事」さえ守っていれば別になんでもいい(掟でよくないと決まっている、と明言されているけど)らしく、
読み切りにてある事情からマスク盗難被害にあった際は、取り敢えずパンツをかぶって顔を隠していた

2024年放送の『完璧超人始祖編』では、戦いの中でマスクの一部が破れて髪の毛が露出するシーンも放送された。
前シリーズ放送から約32年越しにアニメ化されたためか、「キン肉マンの顔がマスクだった」事をこれで初めて知った視聴者も少なくなかったとか。

*9
往年の名作映画『七人の侍』でも上泉信綱の逸話を元に、島田勘兵衛が僧侶に扮して子供を人質に取った強盗を斬り倒している。
これは「髷を落とす」「僧侶になる」事が、武士としての引退&隠居を意味する行動であるにも拘らず、
子供のため、実利を選ぶ戦術を躊躇なく実行する本当に冷静で的確な判断であった。
超人レスラーが自らの命とも言えるコスチュームを破いて黒ペンキに浸し、牧師の格好になるのは……
いや、やはり冷静で的確な判断なのだろう。だってゆでだから。
試合までに新しいコスチュームを用意してきたのか、実際には全く不都合は無かった。自らの命とは一体……いや、その命ですら頻繁に復活する漫画だし……


最終更新:2024年07月13日 14:43