レックウザ

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レックウザ - (2015/09/06 (日) 21:19:10) の編集履歴(バックアップ)


タイプ:ドラゴン・ひこう
分類:てんくうポケモン
高さ:7m
重さ:206.5kg
特性:エアロック(天候補正を無効化する)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一体で、第3世代(ルビー・サファイア)より登場。
ホウエン地方に伝わる超古代ポケモンの一角であり、全身にカイオーガやグラードンに似た黄色い模様がある。
オゾン層の中を飛びながら、空気中の塵と水分を食べて生きているため、地上に姿を見せることはほぼ無く、
せいぜい、寝床としている「そらのはしら」に現れるくらいである。
ただし、同じ超古代ポケモンであるカイオーガやグラードンが活動した場合は天空より降臨し、
その圧倒的な力を持って2匹の争いを鎮めてきたとされている。

また、第6世代からは、レックウザはミカド器官という内臓を体内に持ち、そこで自身が捕食した隕石とレックウザのエネルギーを融合させて強大な力を発揮させ、
姿を変えるという後付け設定が明かされた。
その光景を見た古代人は研究を進め、やがてレックウザと同じ現象を起こすエネルギーを持つアイテムの開発に成功した。
そのアイテムこそがメガストーンであり、つまるところメガシンカとはレックウザの固有能力だったものを、古代人が他のポケモンたちに転用させた現象なのである。
ただし、この事実は伝説という形で一部の者しか知らず、史実では最初にメガシンカした種類はコイツということになっている。
これらの詳細は、ORASクリア後のストーリーである『エピソードデルタ』において語られることになる。

+ エピソードデルタ詳細 超ネタバレ注意
エピソードデルタ詳細 超ネタバレ注意

このエピソードは、クリア後の短編であり、レックウザを中心に進められる。

以前より、ホウエン地方には1000年周期で巨大隕石が落下する現象が起きていた。
一度目はゲンシグラードンとゲンシカイオーガが戦っている最中に降り注ぐが、隕石に引き寄せられたレックザの力で、2匹は鎮められた。
その1000年後、以前よりさらに巨大な隕石が惑星に直撃し、その影響でグラードンとカイオーガが再び覚醒してしまう。
人々は1000年前同様レックウザに祈りをささげると、現れたレックウザの姿は変化し、その力で2匹を再び鎮圧したという。
だが、古代人はこれらの出来事から、1000年先にさらに巨大な隕石が落下するであろうと推測し、その事態に対処すべく
レックウザ召喚の術と古の伝承を語り継ぎ次世代に受け継いでいった。前者を引き継いだ一族は「流星の民」と呼ばれ、後者を受け継いだ一族は「ルネの民」と呼ばれた。
そしてそれから1000後、つまりORASの時間軸のにおいて、古代人が恐れていた通り、巨大隕石の落下は現実のものとなった。

この事態を見越して「流星の民」は動き出すが、ここで問題が起きる。
本来の伝承者であった人物がいなくなってしまい、流星の民は急遽代理として伝承者に近しかった女性「ヒガナ」に使命を託した。
ヒガナはレックウザを呼び起こすためマグマ団/アクア団に近づき、わざとグラードン/カイオーガを目覚めさせて、
抑制者であるレックウザを召喚しようとしたが、主人公の尽力でグラードン/カイオーガの被害は最小限に抑えられたためレックウザは介入せず、失敗に終わる。
そこでヒガナはサブプランであった「膨大な数のキーストーンを集めて、レックウザ召喚の儀式を行う」作戦にシフトし、各地でキーストーン強奪事件を起こす。
一方、主人公も隕石の存在を知り、ダイゴ達と協力して「隕石をどこかにワープさせる」作戦を実行しようとする。
しかし、その中核となる「∞エナジー」はとある3000年前の古代兵器の動力源がポケモンの生体エネルギーであったことに着想を得て開発されたエネルギーであり、
別の方法があるにもかかわらず、ポケモンに必要のない負担を強いるこの手段をヒガナは良しとしなかった。
また、ヒガナは仮にこの手段で隕石を転送した場合「メガシンカの無い平行世界に転移させて、そこにいる人々を代わりに犠牲にする」と、
まるで実際に見たかのように断言して、転送装置を力づくで破壊して破壊した。
荒唐無稽ともいえる理屈で惑星を救う術を絶たれたダイゴ達は憤慨するが、ヒガナは全く意に介さずキーストーンを集め、
隕石衝突前にレックウザを呼び起こすことに成功するが、ここで予想だにしなかった問題が発生する。
なんとレックウザは長い年月の経過とともに、メガシンカの力を失っていたのである。
ヒガナは直前に「想像力が足りないよ」と言い放ち転移装置を破壊したが、伝承に無いこの出来事に自分の発言がブーメランになる形で絶望して崩れ落ちた。
だが、幸運にも主人公が所有していた隕石をレックウザが喰らったことでメガシンカの力は復活。ヒガナは自分が役不足であったことを実感し、隕石の破壊を託した。
そして主人公とメガシンカしたレックウザは宇宙に飛び立ち巨大隕石を破壊。
さらに、隕石が軌道変更した元凶と思われる存在も撃破し、ORAS物語は一つの区切りを迎える。


原作中の性能

グラードンと同等の「こうげき」とカイオーガと同等の「とくこう」を持つ。アタッカー向けのポケモン。
「げきりん」「じしん」「りゅうのはどう」「きあいだま」など、物理・特殊両方の技が豊富であり、
特化アタッカーだけでなく、特攻が2段階下がる反動技「りゅうせいぐん」「オーバーヒート」を搭載した両刀も可能。
また、ドラゴンタイプの中では数少ない優先度+2の先制技「しんそく」の使い手。
他にも、「つるぎのまい」「りゅうのまい」など優秀な積み技を持ち、攻撃面に関しては非常に高性能。

しかし、耐久面は心許なく、さらにドラゴン・ひこうの複合タイプは、カイリューやボーマンダなど強豪揃いのため、
ほぼ確実にメタを張られてしまうという弱点がある。
補助技も、積み技以外ではせいぜい使い物になるのは「でんじは」くらいであり、さらに素早さは95と平均以上ではあるが、
他の強豪ドラゴンと比較すると一歩足りず、タスキ神速コンボを使用しなければ、禁止級ではないドラゴンに対しても高確率で不利である。
また、肝心の特性も天候パーティには有利ではあるが、普通のポケモンにも名前が違うだけで同じ効果を持つ特性を持つ奴がいたため、むしろネタにされた。
以上のように、長所以上に短所が目立ちすぎるため長らく不遇な時を過ごしていた。

だが、その評価はORASにおいて覆ることになる。
この作品では、前述したとおりメガシンカ可能なポケモンとして登場した。
合計種族値は780アルセウス?を上回るが、何より恐ろしいのはこいつが体内にメガストーンと同質のエネルギーを持つ設定のために、
メガストーンを持たせなくてもメガシンカするところであろう。
ただでさえ種族値780の怪物を、チョッキやタスキで居座らせたり、いのちのたまなどで火力を上げたりされれば、
他の禁止級やメガシンカポケモンですら、真正面からの戦いでは全く太刀打ちできない。
おまけに特性は所有者がフィールドにいる限り天候を『らんきりゅう』(ひこうタイプの防御相性を2倍から等倍にする)状態にする「デルタストリーム」であり、
特性を変更しない限り、弱点を2倍以上で突くことは事実上不可能になる。
ちなみにメガシンカの条件はようやく取得した専用技「ガリョウテンセイ」を取得させること。これも威力120の極悪技である。
前作まで不遇扱いされていたレックウザだが、今や禁止級のなかでも飛びぬけてぶっ壊れ性能を持つ存在に上り詰めてしまった。


MUGENにおけるレックウザ

Jetgoshi氏の制作した1.0専用のキャラが公開中。
デフォでHP2750、Attack140とスペックが高めに設定されている。
移動は遅いがアーマーもちであり、ボスキャラ風の性能を持つ。
通常技も画面端直前まで届く技があり、必殺技はほとんどが飛び道具。
「はかいこうせん」や「たつまき」など広範囲攻撃も強力だが、ボタン1つで出せる「りゅうのはどう」が一番使いやすい。
超必殺技には、唯一相手に突進する接近系の技「げきりん」がある。
3ゲージ技は隕石を降らせる「りゅうせいぐん」。
簡易だが、AIも搭載されている。


出場大会

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