フランク・ウェスト

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フランク・ウェスト - (2016/03/27 (日) 19:36:03) の編集履歴(バックアップ)


"Oops, gotta get these pictures in before deadline."

(…!よっと!取材完了!)

カプコンから発売されたXBOX360用アクションゲーム『デッドライジング』の主人公。
及びその続編である『デッドライジング2』の登場人物。
格闘ゲーム『TATSUNOKO VS. CAPCOM アルティメットオールスターズ』と『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』(UMVC3)の他、
『PROJECT X ZONE』(PXZ)にも登場している。
声優はT.J.ロトロ氏(本編)、ピーター・ヴァン・ガム氏(タツカプ)、小山力也氏(UMVC3の日本語ボイス、PXZ)。
ファンからは敬称で フランクさん と呼ばれる。

『デッドライジング』シリーズでのフランク・ウェスト

フリーのフォトジャーナリスト、かつてはアメリカ海軍に所属し、戦場での取材を行っていた。
そのせいか頑強な体格をしており、服のせいでパッと見どこにでもいそうなおっさんに見えなくもないが、
ちゃんと見るとかなりの筋肉質であることが伺える。
実年齢は不詳だが五年後の『CASE WEST』では髪が薄くなっているため恐らく中年と思われる。
性格はジャーナリストゆえの好奇心の旺盛さ(作中ではパパラッチ呼ばわりされている)や皮肉屋の一面はあるものの、
根は熱い心を持つ正義漢である。

舞台はアメリカはコロラド州ウィラメッテ。なんの変哲もない片田舎だが何でも揃う大規模ショッピングモールが目玉。
ある時、そこは民間に何の説明もなく州軍によって封鎖されてしまう。この件の報道も政府からタブーとされ自主規制となった。
この騒動にスクープを感じたフランクは、民間のヘリをチャーターし空から侵入する。
72時間後に迎えに来るよう操縦士と約束を交わし、ショッピングモールに降り立った彼が見たものは人間を襲う無数のゾンビだった。
フランク(プレイヤー)は72時間をいかにして生き延びるのか?……というのがこのゲームの大まかな内容。

しかしこれだけで終わるただのゾンビ達からのサバイバルゲームではない。
作中ではゾンビ達の被害で精神に異常をきたしてしまったり、騒ぎに乗じて倫理道徳を無視した悪行をなす 「サイコパス」 と呼ばれる中ボス達との戦い、
まだ生き残っているウィラメッテ住民の安全地帯への誘導救出、ジャーナリストとしてのこのゾンビ被害の原因の調査をするきな臭いストーリー、
ショッピングモールという地理的条件により豊富な武器、アイテム、移動手段、更にはフランク自身の服装を着せ替えまで出来る、
そしてフランクはゾンビやサイコパスを倒す、カメラでベストショットを撮影しポイントを稼ぐ等すればどんどんレベルアップしていく
(具体的にはサマーソルトキックとかダブルラリアットとかが出来るようになる。カプコンだし)
という自由かつ豊富なやり込み要素から大ヒットを飛ばした。現在3まで発売中。

『デッドライジング2』では主人公はモトクロスチャンピオンの男「チャック・グリーン」であるが、
難易度アップの他細かいやり込み要素が増えたマイナーチェンジ版である『デッドライジング2 オフ・ザ・レコード』ではフランクが主役となる。
フランクが2の舞台の主人公となっていたらというパラレルワールドの体であり、シナリオも細かいところが変更されている。
例によってフランクが暴れて写真を撮ってでやりたい放題であるが、一方本来の主人公であったチャックの方はこのシナリオでは…。
フランクが『オフ・ザ・レコード』の主人公になる経緯も少し哀しいというか情けないものであり、
皮肉屋だが芯は熱い正義感という彼とは思えぬ事件から始まる落ちぶれた英雄の再起ストーリーである。

外部出演としては『PROJECT X ZONE』にてレイレイとのタッグユニットで登場を果たしている。


格闘ゲームでのフランク・ウェスト

『TATSUNOKO VS. CAPCOM アルティメットオールスターズ』と『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』に参戦。
どちらも癖が強く、ピーキーな性能をしている。
何故かテーマソングはデッドラ1のサイコパスの一人「アダム」のBGM。まあ確かにサイコパス連中でもプレイヤー間でインパクトが強いと言われている奴だが…。
コブンマスクを相手に被せるスーパーコンボ、ショッピングモールの日用品を使って暴れまくるアクションの数々等、
ともすれば憲磨呂のキャラ系統ともいえる。しかし当人は原作通りなだけで大真面目にやっているものだから何ともシュール。

タツカプエンディングでは元の世界に無事帰るわけだが(時間軸上はデッドラ1の中盤あたり。…原作を知っているとやるせなくなるEDである)、
ちゃっかりタツカプの参戦メンバー一同と記念撮影をして楽しげに撮影データを眺めている。

MVC3エンディングでは、結局参戦出来なかったマーベル側のヒーローMr.ファンタスティックの時空移動装置により、
マーベルヒーロー達がのきなみゾンビと化してしまったマーベル次元世界へゾンビ退治に旅立っていく。ゾンビ化予防薬ちゃんと持って行ってるだろうな

+ UMVC3での性能
彼の代名詞はなんといってもレベルアップという特有システム。
彼はコンボ中に必殺技「スナップショット」を当てるとその時のヒット数分経験値が加算され、一定以上になるとレベルがアップする。
レベルは5まで存在し、1では何もかもが頼りないが、4以上にもなると大変頼れる強キャラへと変貌する。
特にレベル4から持つ武器であるパドルソーが、多段ヒットする、判定が大きいうえに隙が少ない、削りダメージもあると大変強い。
フランク使いはレベルが低いときは冷静なのに、レベル4になると途端に空中でパドルソーを振り回しまくるチンパンになるとかかんとか

経験値はレベル2では5ヒットでいいが、レベル5にもなると100ものヒット数が合計で必要になる。
単体では1度のコンボで一気にレベル上げは難しいが、チームでコンボを考えれば一回でレベル5も実はそれほど難しくはない。
特にダンテがいればアシストのジャムセッション中にスナップショットが2回入るためあっという間である。
レベルアップで得られる恩恵と経験値は以下の通り。

Lv2 経験値5 必殺技ラウンドハウスキック、フライングドッジ追加 体力回復(最大50,000)
Lv3 経験値20 HCファニーフェイスクラッシャー追加 武器攻撃性能UP 体力回復(最大50,000)
Lv4 経験値50 武器攻撃性能UP 体力回復(最大50,000)
Lv5 経験値100 全攻撃 攻撃力110% 被ダメージ10%カット 体力回復(最大50,000)
ちなみに体力回復はいわゆるヴァイタルソースの分。原作再現でもある。

弱点は言わずもがな低レベルでは何もかもが頼りない点。
投げる武器は一方的に打ち消され、リーチは非常に短く、ワープや多段ジャンプや空中制御は一切ないため一人残されると一方的なリンチに合う。
最低レベル2なら無敵のある前転移動技「フライングドッジ」でワンチャンつかみに行けないこともないので、レベル2にはしておきたい。
また、レベルをどれだけ上げても空中制御技が増えない点は注意。
上位陣はワープ、飛行、多段ジャンプに空中ダッシュとアクションゲーム顔負けの機動力を持つ者が多いため、自分単独では崩しに行けない場合が結構ある。
飛び道具が強化されてもシューティング系キャラには及ばないため、万能ではない点には気を付けよう。

アシストはαの「ショッピングカート」が優秀。
多段ヒットの突進技で、出が速く判定も弱くないため様々な使い方が可能。ぶっちゃけこのゲーム全体でみてもかなり強い。
一人残されると困る、アシストが優秀、前のキャラがコンボを伸ばしDHCや生後退、チームエリアルなどでレベルアップといった戦略から
中堅ポジションに置かれるのが一番扱いやすい。

余談だが、原作の過酷な状況を耐えきったタフさゆえか体力が105万とかなり高く設定されている。
大体のミュータントやら格闘家やらより上ってタフすぎじゃありませんか…?


MUGENにおけるフランク・ウェスト

Kamekaze氏とBalmsold氏による手描きキャラが存在する。mugen1.0以降専用。
原作で使った様々な道具やコスプレを駆使して戦う様は、コミカルかつ派手であり、
とても見応えのあるキャラとなっている。

ゲームシステムはカプコンのマーベル関連の格ゲーをそれぞれ参考とした形となっている。6ボタン式。
特筆すべきはUMVC3と同じようにスキルレベルシステムを搭載してる点であり、
コンボでヒット数を稼ぐ事で経験値をため、その直後、
ダウンしてる相手を撮影することでレベルアップすることができる。最大レベルは4。
レベルアップするごとに使える必殺技の追加や性能が向上していくので、
原作同様、いかにしてレベル上げしていくかが鍵となるキャラとなっている。

デフォルトでAIが搭載されている他、ホルン氏のAIが公開されている。
ホルン氏のAIはAIレベルを3段階に調整可能。

+ 紹介動画(youtube)



「戦う前に言っておいたはずだ。
   フリーのジャーナリストを敵に回すと怖いぜ、とな。」

出場大会