レッドバロン

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レッドバロン - (2018/07/11 (水) 19:25:37) の編集履歴(バックアップ)


1973年に放送された特撮作品、『スーパーロボット レッドバロン』に登場する巨大ロボットヒーロー。
1994年にアニメ作品として、そして2017年に実写映画としてリメイクされ、いずれも主役ロボットとして登場している。

名前の元ネタはおそらく第一次世界大戦のエース、リヒトフォーヘン男爵。
自機を真っ赤に塗っていたことから「レッドバロン(赤い男爵)」と呼ばれており、
機動戦士ガンダム』に登場する「赤い彗星」ことシャア・アズナブルの元ネタとされている。
(ただし「赤いパーソナルカラーを持ち、それ由来の二つ名を持つエースパイロット」と言う部分だけである)


スーパーロボット レッドバロン

身長:40メートル
体重:150トン
主な武装はバロンパンチエレクトリッガー、バロンビーム等

巨大ロボットによる世界征服を企てる悪の組織「鉄面党」は、世界各国の最高技術により製作された数多のロボットを奪取し
それらを作り上げた多くの科学者を拉致し、更に日本随一のロボット工学者であり科学秘密特捜隊SSIの技術者である紅健一郎博士をも拉致してしまう。

しかし紅博士は鉄面党の暴挙を予見しており、万一の為に鉄面党に対抗するためのスーパーロボット、『レッドバロン』を密かに開発していたのだ。
紅博士の弟である紅健は兄の残したレッドバロンを駆り、鉄面党の繰り出す多くの戦闘ロボットを迎え撃ち、その野望に敢然と立ち向かって行く。
しかしその先には、想像を絶する多くの苦難が待ち受けていた…。

余談だが、バロンシリーズ(本作及び、マッハバロン、ガンバロン)は視聴率自体は高かったものの、
スポンサーの都合番組改編の煽りで3作共に打ち切りを食らった不遇の作品群である。

格ゲー的な余談としては、キャプテンコレダー紅丸コレダー等に使われる「コレダー」は
マッハバロンの必殺兵器「マッハコレダー」が初出であると言われている。
マッハコレダーは目から発射する1憶ボルト+中性子ビームであることから、本来は「コライダー」と発音される粒子加速器が由来と推測される。
(紅丸コレダーは後に紅丸コライダーに名前を変えている)
ただしキャプテンコレダーも紅丸コレダーも中性子の無い単なる放電技扱いである。


レッドバロン(アニメ)


『レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!』

デザインは1973年とほぼ同じだが、よりスレンダーかつマッシブにアレンジされ、目の色も黄色からグリーンに変わるなどの若干な違いがある。
また、必殺武器のエレクトリッガーは放電ビームから拳に電撃をまとったパンチ攻撃に変更されており、
これを応用した新たな必殺技の電撃踵落とし「ローリングサンダー」も使用可能。
「ファイヤーは?」という疑問がわくかもしれないが、上述の台詞は主題歌前のタイトルコールみたいな物であり本編中では使われていない。
それ以前に「もっと熱くなれよ」と言う意味でしかないので、武装とは関係ない。
要は「かすかべ防衛隊、ファイヤー!!!」や「野原一家、ファイヤー!!!」と同じ。

巨大ロボットによる格闘技大会「メタルファイト」のかけ出しの選手である紅拳
自身の搭乗するメタルファイターを提供するスポンサーを探し歩いていた。
とあるきっかけで謎の組織「鉄面党」から狙われるロボット技術者の少女、冴場翔子を助け
追手から逃れるために彼女が災害救助を目的に開発した高性能ロボット、レッドバロンに乗り込み見事敵を粉砕する。
拳は翔子の反対を押し切りレッドバロンを使用しメタルファイトのチャンピオンに上り詰め
鉄面党の刺客を始めとする多くのメタルファイターの挑戦を受けていく。

実は本作の放送開始は『機動武闘伝Gガンダム』より17日早い。
スポンサーは両方ともバンダイで、主人公の声はGガンのサイ・サイシーと同じ山口勝平氏。
内容の被ったアニメが同時期に作られたのは、双方ともに格ゲーブームに肖ろうとしたからである。
Gガンとは違って、レッドバロンの格ゲーは出なかったけど。


BRAVE STORM

身長:40メートル
体重:150トン
主な武装は放電光線エレクトリッガー、両肩に装備されたミサイル等
これまでのデザインを大幅にリメイクし、全体的に重量感があり機械的なデザインとなっている。
そもそも1973年版は当時の技術故に、もろに着ぐるみなデザインである。

西暦2050年、人類はキルギス星人による侵略によって壊滅状態となり、
更にキルギス星人の駆る侵略ロボット「ブラックバロン」の惑星改造装置により大気は汚染されつくしていた。
キルギスに対抗するレジスタンスである春日兄弟は戦闘特殊強化スーツ、「シルバー」を使いブラックバロンの開発データを奪取。
キルギス星人の侵略が開始され始めた2018年にタイムスリップし、ロボット技術者紅健一郎博士にブラックバロンに対抗するためのロボット開発を依頼する。

そしてブラックバロンを上回る性能のスーパーロボット、レッドバロンが完成。
紅博士は弟である紅健に幼い頃に交わしたある”約束”を果たすためにレッドバロンの操縦を託すのであった。

本作は『レッドバロン』に、別の特撮番組『シルバー仮面』を加えて一つの作品として再構成しているため、
春日兄弟(兄妹)、シルバー(シルバー仮面)、キルギス星人(+配下としてチグリス星人)など『シルバー仮面』からのキャラクターも多数登場している。
鉄面党は宇宙人に滅ぼされてしまったのだろうか?
なお企画段階では『アイアンキング』も加わる予定だったらしい。静弦太郎が戦ったら負ける方が難しいんじゃ?

MUGENにおけるレッドバロン

zektard氏による手描きのレッドバロンが作成、公開されている。
スプライトは、2017年公開のBRAVE STORM版が再現されている。
ただしボイスは1994年のアニメ版(山口勝平氏)の物であり、技もアニメ版準拠の格闘技メイン。

必殺技では雷撃パンチ版のエレクトリッガー三連撃を繰り出す。
超必殺技ではアニメ版後半において使用された強化アーマーを装着し、ローリングサンダーを繰り出す。
(アーマーにはキック力強化用のロケットエンジン等も付いている)
この時のアーマーは実写映画風にアレンジされており、技も踵落としから回し蹴りに変更されている。


出場大会

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