ガンダムヘビーアームズ

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ガンダムヘビーアームズ - (2011/05/16 (月) 23:54:50) のソース

&lightbox(trowa-1.jpg,link=image,title=「俺は今迄、何度となく死ぬ運命に逆らって来た……今度も逆らわせてもらう」,percent=40)
#image(left,gundam_heavy.gif,title=「哀しいものだな…泣けない女というのは……」 )


*&italic(){&color(red){   「生かして帰すわけにはいかない・・・」}}
#clear
//少々模様替え。
形式番号 XXXG-01H 
全高 16.7m 重量 7.7t 

『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS(モビルスーツ)。
地球上の連合及びOZに対する一大テロ作戦、オペレーション・メテオの中核として開発された5機のガンダムタイプMSの1機。 
開発スタッフの1人ドクトルSが「火砲の充実による砲撃力の徹底追求」をコンセプトに開発をし、全身に重火器を装備した機体となっている。

主な武装は左腕のビームガトリング、バルカン、マシンキャノン、胸部ガトリング砲、
ホーミングミサイル、マイクロミサイル、&bold(){アーミーナイフ}。
全身が重火器の固まりだが、弾切れ後はナイフのみで戦わなければならず、大幅に戦闘力が低下してしまう。&link_anchor(*1){*1}
当初から満足に補給できない敵地内でのゲリラ戦を予定されていた為、武装は全てOZの規格と同じものを使用している。
要するに、[[弾薬補給は敵から>ソリッド・スネーク]][[かっぱらって行う>マスターチーフ]]というかなり無茶な方法なのだ。
……というより、オペレーション・メテオ自体が、物凄く無茶というか無理がある作戦(というより単なるテロリズム)なので、
そんな程度のツッこみはむなしい限りなのだが。
この他の機体も「[[高い機動力を活かして大出力のビーム兵器で一撃離脱>ウイングガンダム]]」「[[高度なステルスと強力な白兵戦武器で闇討ち>ガンダムデスサイズ]]」
「[[補給の不要な白兵戦武器を充実させ>シェンロンガンダム]]正面からガンダム[[無双]]」「[[現地に潜伏した武装ゲリラを指揮して>ガンダムサンドロック]][[集団戦闘>人間弾幕]]」等など、
いずれ劣らぬゲテモノ揃いである。

後に「ガンダムヘビーアームズ改」として宇宙用に改修されている。
外見上は背中のブースターが大型化し、腕のビームガドリングが2門になっているのが特徴
また、この機体のコンセプトはOVAの敵MS「サーペント」に引き継がれており、サーペントの武装も本機とかなり似通っている。

#ref(gw_trowa006.jpg,,title=「トロワ・バートンとでも名乗っておこう」,left,width=200)
 パイロットは[[トロワ・バートン>ヤン]](CV:[[中原茂>毛利元就]])。
 本名ではなく、オペレーション・メテオ発動直前に殺害された本来のパイロットの名前をもらったものであり、
 [[本名は不明…というか本人も知らない>ボスボロット]]。
 潜伏していたサーカス団における姉貴分であるキャサリン・ブルームの弟
 「トリトン・ブルーム」ではないかと思われる描写が小説版EWで描かれているが、
 何分キャサリンがトリトンと生き別れた時、トリトンはまだ赤ん坊だったので本人達も確認しようがない。
 いかなる時も冷静沈着で主人公の[[ヒイロ>ウイングガンダムゼロ]]以上に無口だが、仲間に対する情に厚く、面倒見の良い性格である。
 10歳の頃よりMSの操縦に親しんできた戦闘のエキスパートであり、
 へビーアームズの欠点である接近戦についても問題なくこなす事が出来る。
 というか、一部ファンに親しみを込めて「弾切れ王子」などと呼ばれるほど頻繁に弾切れを起こすため、できないと死ぬ。
 (本人曰く計算して撃っているらしいのだが、傍目に見ると考えなしに乱射しているようにも見える)
 また、弾切れを起こしてから妙に暴れることも多く「ナイフで戦った方が強いんじゃないか」と言われる事もある。
 一見優男な風貌から勘違いされやすいが、実は[[北斗の拳]]に出てもおかしくないマッシヴな体つきの持ち主である。
 そして、サーカスの曲芸を意識しての演出か、[[良く回る>ザンギエフ]]。当人もMSも。
#clear

ちなみに『スーパーロボット大戦』に登場した際に「[[なぜなにナデシコ>ブラックサレナ]]」を気に入るという意外な面を見せて、
後に「なぜなにナデシコ」が中止になった時に「なぜなにナデシコはやらないのか…」と一人落ち込んでいる。
なおこれを受けてか、ニコニコ動画では「なぜなにナデシコ」関係の動画に「&bold(){トロワホイホイ}」なるタグがついていることがある。

#region(各ゲームでの扱い)
様々なロボットが戦うSRPG『スーパーロボット大戦』にも、Wチームの一員として参戦している。初出は『F』。
完結編でカトルでの説得後、あるマップで出てくるトロワを再度カトルで説得すると仲間になるのだが、
トロワが出てくる前に敵の大将を倒してしまうと、そのまま全員撤退し、トロワが出現しなくなり仲間にならなくなってしまう。
さらに、そのステージのすぐそばに総ターン数が短いと、隠しキャラのセイラ・マス(初代ガンダムのキャラでシャアの実妹)が仲間になるステージがあるので、
さっさとステージをクリアしてしまい、トロワ(とヒイロ)を捨てていくプレイヤーは多い。
まあ、DCルートだとこの二人は永久離脱してしまうので、そっちのルートに行く人には仲間にならなくてもよいかもしれないが。

性能は可もなく不可もなく。だがトロワの精神コマンドが使いづらいため、ウイングやデスサイズの様な使い方は難しい。
しかし、この機体こそF最大の「ロマン機体」であり、武装をアーミーナイフ以外フル改造すると、何とマップ兵器「全弾発射」が使えるようになる。
ただし、かかる資金は&b(){40万以上}。資金を稼ぐ事が難しかった当時を考えると、とんでもない額である。
その分攻撃力はリアル系トップクラスであり、マップ兵器として見ても3番目の強さ。しかし弾数は一発しかない。
//イデオン・ダンクーガの次位に強かった気がする。
まさにヘビーアームズへの愛が試される隠し武器だ。

その後の作品に参戦していく際に、この「全弾発射」は標準武器として搭載される。(最近は「フルオープンアタック」という名前になってるが)
『α』『第二次α』『W』と続いていくうちに、どんどん全弾発射の弾数が増えていき、最終的には七発となり、
高い装甲や強い遠距離攻撃・援護能力がずば抜けてるため、基本どの作品でも、遠距離系機体の中では高い性能を持つ。
ウイングゼロは泣いても良い。まあ、ウイングもどちらかと言うと強い部類なのだが。
ただ、パイロットのトロワが敵の攻撃を回避できる精神コマンドを覚えないのに、性格の設定が攻撃を受けるたびに
気力が下がる「冷静」(格ゲー的に例えると&b(){「ライフが減ると[[逆根性値>根性値]]が働く」}といった所だろうか)であるため、
どうにかして攻撃されないように運用しないといけなくなるのが困りどころだろうか。
//「ガンダムvs」シリーズのヘビーは説明しにくいので誰かよろしく。

ガンダムVSシリーズでは無印及びNEXTではTVシリーズの後半に登場した「ガンダムヘビーアームズ改」として登場している
コスト2000の中コスト機であり、機動力はやや劣るものの多彩な射撃武器を駆使して弾幕を貼りつつ戦う機体である
共通システムのモビルアシストはメリクリウスであり、一定以下の射撃ダメージを無効化するプラネイトディフェンサーを展開することができる
他にも射撃武装全てが再現、後格闘でアーミーナイフ、特殊格闘でムーンサルト、特殊射撃で全弾発射と原作再現も結構行われている。

立ち回りとしては後衛向きで、弾幕を展開して相手を分断させたり、硬直を狙い撃ちしたり、間合いを詰めようとする相手を迎撃するなど豊富な射撃武装を使いこなせばかなりの強さを発揮できる
反面機動力がないため、自分から相手を追いかけようとすると、相手が機動力に優れる機体の場合追い付くのにかなり苦労する
また、アーミーナイフくらいしか格闘攻撃がない(格闘ボタンを押すとマイクロミサイルを撃つ)ために近接戦になるとダメージ負けしやすくなる。
総じて守勢に回ると強いが攻勢に回ると辛いというところだろうか

最新作のEXTREME VSではOVA版のガンダムヘビーアームズ改(EW版)として参戦
アシストがガンダムサンドロック(EW版)に変更になった、アーミーナイフがなくなったため前格闘で蹴る以外はすべて射撃攻撃になったなどの変更がある

Gジェネレーションシリーズでもやはり遠距離戦が得意な機体として登場している。
Gジェネでは多段ヒット系の武装の一発一発にテンション(スパロボで言うところの気力)の補正を受けるため、
複数のミサイルを撃てるヘビーアームズの使い勝手は非常に良好。
逆にガトリングはダメージが安定しない為、できる事ならミサイルの射程範囲内での立ち回りが出来るようしたい。
そしてOVA版ヘビーアームズ改になると、アーミーナイフが無くなり完全な実弾砲撃専用機体となる。
元からの運用性は然程に変わらないのだが、ナイフが無くなっている分、対応力が低くなっており射撃攻撃を完全無力化するビルゴや
[[フェイズ>フリーダムガンダム]][[シフト>インパルスガンダム]][[装甲>地球連合軍]]搭載機は本機の天敵とも言える。
機体性能は若干下がるが、ビームガトリングとナイフを持つTV版ヘビーアームズ改のままに育てても良いかもしれない。

ガンダム無双3のヘビーアームズ改は接近戦では蹴りや銃身による殴打で戦い、何故かアーミーナイフはほとんど使わない。
また、トロワを騎士ガンダムに乗せると出撃時に「この機体、獅子の斧がないようだが?」とコメントする。
『SDガンダム外伝 鎧闘神戦記』で闘士トロワが闘士ダブルゼータから彼の獅子の斧を受け継いだことに由来するネタである。
#endregion

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*格闘ゲームでのヘビーアームズ

#ref(HeavyArms.gif,,title=ガードダッシュ中)
格闘ゲームではSFCソフト「[[新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL]]」で登場。
劇中同様に豊富な重火器で戦う遠距離パワータイプの機体。と思いきや全キャラ中唯一の[[コマンド投げ]]持ちであり、
空中攻撃なのに&bold(){なぜか下段判定のJB}と斜め下からほぼ真上まで判定のあるJAの強制[[二択>択一攻撃]]などの存在から、
むしろ近接&投げ技メインで戦う機体だったりする。腕についているガトリングは撃つよりも殴ることに使うことの方が多いという、なんともあんまりな扱い。
しかし重量が重いためか機動力に劣り、&b(){ジャンプで相手を飛び越すことが出来ない。}アニメでは跳んだり回ったりしてるのに。
また機体性能として、強バルカンが普通の機体よりも多く発射するため、ここからの必殺技への繋げが非常に強力である。
防御力もかなり高くラスボスのエピオンと同値(平均の1.16倍)


**必殺技の性能
:&color(#666){ホーミングミサイル}|
相手を追尾するミサイルを発射。追尾性能は低い。
発生は遅いが威力は高い。
強で出すと足元からもう一発発射する。一発目と違ってこちらは追尾性能が高い。
:&color(#666){ハイパーガトリング}|
腕のガトリングから弱で3発、強で6発、弾をを発射する。
出は速いがスキが大きいので相手との距離を見て使いたい。
バルカンからのコンボは非常に強力。
:&color(#666){ストライクファイヤー}|
非常に間合いの広い投げ技。
強で出すと追撃のバルカンを発射する。ENが回復するので終始、強で使いたい。
相手が大きく吹き飛ぶので[[起き攻め]]にも有効。
ガードダッシュとあわせて使用すると強力。
間合いの広さとEN効率の良さにより非常に使い勝手がよく、主力技として多用できるので
へビーアームズが[[投げキャラ]]化している原因の技。
:&color(#f44){フルファイヤー}(超必殺技)|
全弾発射。後のスパロボでいうフルオープンアタック。
画面端~端ではとどかないが中間距離から当てても十分威力が高い。
主に[[ガードキャンセル]]、連続技として使うとベスト。

主なコンボ
|ジャンプ弱武器⇒しゃがみ弱武器⇒フルファイヤー|
|強ホーミングミサイル⇒弱バルカン⇒強バルカン⇒強ハイパーガトリング|
|強ホーミングミサイル⇒ダッシュ⇒立ち弱攻撃×2⇒しゃがみ弱武器⇒フルファイヤー|
&nicovideo(sm883536)

PSソフト「[[新機動戦記ガンダムW THE バトル>機動戦士ガンダム]]」ではOVAデザインで「ガンダムヘビーアームズカスタム」の名義で登場。
ガトリングとミサイルによる遠距離タイプの機体。
ちなみにエネルギー消費技はダブルガトリングのみ。ミサイルはエネルギーに関係なく使用可能。

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*MUGENのヘビーアームズ
MUGENではGundam_mugenのサイトやゲルーシャ氏がENDLESS DUELのドットを用いて製作。
ゲルーシャ氏のものはかなりアレンジが入っており、オリジナル技が豊富。
また[[ストライカー]]もたくさん呼ぶことが可能である。

2011年2月には天田志朗氏からTHEバトルのドットを用いたものが公開された。
スウェーやスラスター(3段ジャンプ)、必殺技などだいだい原作通りどおりのようだが、以下のような違いがある。
-しびれ攻撃未実装
-エネルギー制限がないので、ガトリングの弾切れが起きない
-超必殺技は標準のパワーゲージを1ゲージ消費
-体力30%以下のときに2ゲージ以上あれば防御力上昇
-1ボタンで[[ハイパーアーマー]]が付く。性能は以下の通り
--(ハッチオープンなのになぜか)防御力大幅アップ
--ハイパーアーマー時の見た目はハッチをフルオープンしている
--使用できる技が4つのみ
--振り向き、ジャンプ、スラスター不可
--速度ダウン
--ガトリングにエネルギー制限あり(ただし自動回復する)
--1ボタンでアーマーをOFFにできる

***出場大会
#list_by_tagsearch([大会],[ガンダムヘビーアームズ],sort=hiduke,100)
''削除済み''
#list_by_tagsearch([削除済み大会],[ガンダムヘビーアームズ],sort=hiduke,100)

***出演ストーリー
[[いおりんやったれMUGEN譚]](トロワ・バートン:&b(){マスコット})
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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 南極でヒイロが乗って[[トールギス]]と戦った時には左腕の中にビームサーベルが隠されていた。
本編中では説明がなかったため関連書籍などで隠し武器として記載されていることがあるが、
これは本来の装備ではなくトロワが気を利かせてウイングのものを移植したものである。
元々そんなものを積む場所がなかった上にどうせガトリングガンの使用にはなくても問題なかった
とはいえ、腕の肘から先をまるまる取っ払ってビームサーベルの鞘代わりにしてしまうというのも
剛毅な話である。
ちなみに当のヒイロはただでさえ慣れない機体のバランスが腕一本減らしたせいでさらに悪化したので
ありがた迷惑な顔をしていた。

後にカトキハジメ氏によってOVA用にリファインされた際、&bold(){とうとうナイフまで外されてしまった}。
[[くるくる回る>不破刃]]のは相変わらずだが。
さらには&bold(){全身爆装された状態で大気圏突入する}という自爆必至の向こう見ずも披露。
とは言え、装甲素材である&bold(){ガンダニュウム合金}が大気圏突入可能なチート素材である為、問題ないのだろうが。
(更に言うならこの時は敵パイロットを殺さない戦いをすることを決意していたため、全弾信管は外していた)。
ただし、小説版でナイフがさり気なく復活してたりする。