#image(car.gif,title=車のモデルはトヨタのセルシオ) &font(24,b,i,#ff4433){"Oh, my god."} 『[[ストリートファイターII]]』シリーズの[[ボーナスステージ]]に登場する[[車>どないや]]。 片側を破壊出来ない状態まで破壊したら反対側に移り、攻撃し続ける事で破壊出来る。 破壊に成功すると、クリアボーナスと残り時間に応じた得点が加算される。最初のボーナスゲームなので難易度は低い。 『[[ファイナルファイト>ストリートファイター#id_5b9ffb09]]』や『[[ストリートファイターIII]]』にも登場した、シリーズ定番のボーナスステージである。 &nicovideo(sm13183337) |実写版&br()&nicovideo(sm8193837)|まさかの公式コラボCM&br()&nicovideo(sm22941482)| #region(余談) 「ボーナスステージ」といえば真っ先に連想されるのが、 『ストリートファイターII』や『ファイナルファイト』の自動車を素手や鉄パイプでぶっ壊すというインパクト抜群のコレだが、 このボーナスステージでぶっ壊される車はトヨタのセルシオをモデルとしていて、更にナンバープレートは「JAPAN」である。 ここまで書いた時点ですでにお察しの人もいるかもしれないが、 これの元ネタは当時日本と欧米諸国の間で起こっていた貿易摩擦を発端とした所謂ジャパン・バッシングである。 特に北米では好景気に湧いた50年台が終わりを告げると車の売れ行きが伸び悩むと同時に、 大衆車として安くよく走る日本車が入ってきて市場を奪われるという追い打ちが起こる。 これにより、北米の大手自動車会社も製造の縮小や従業員のリストラ、工場の閉鎖などが相次いだ。 ゼネラルモーターズの企業城下町としての側面が強かった[[デトロイトでは街には失業者が溢れ、犯罪都市になってしまう>ロボコップ]]など、 企業のみならず生活にも多大な影響を及ぼしていた。 特にトヨタが入念なマーケティングの末に投入したセルシオは日本車が強かった大衆車やトラック市場に加え、 それまでアメリカや西ドイツの会社がほぼ独占していた高級車市場を猛烈な勢いで席巻したのだが、 これによって「最後の聖域」まで奪われる格好になった北米・欧米企業からはダンピングとして批判の的となった。 こうした批判の声が高まると、パフォーマンスとして日本製品を[[ハンマー]]で叩き壊す人が出てきたり、 アジア系全般の技術者・労働者が迫害されたり殺害されるという事件が起こるなど、 貿易摩擦問題は経済のみならず命に関わる問題にまで発展し、結局は日米間で段階的に妥協点を探りつつ折り合いを付ける事になる。 こうした一連の出来事を皮肉ったのがこの「車を壊す」ボーナスステージである。 なお、この破壊される車は前述の出来事からトヨタ・セルシオ(II系列)→三菱・パジェロ(3rd)→トヨタ・クラウン(IV系列) …と変遷しており、基本的にはこのバッシングを受けたトヨタの高級車がターゲットである事が多い (ただし、ナンバープレートは「JAPAN」→「CAP」または「CAP-〇〇」に変更された)。 『3rd』で破壊される三菱のパジェロはこの頃日本でRVブームが起こり、テレビ番組などでも景品にされるなど、 知名度が非常に高かった事から%%完全にとばっちり%%ターゲットにされたものと思われる。 「実在の車をぶっ壊して怒られないのか」と心配するかもしれないが、トヨタサイドはというと、 SUV、C-HRの宣伝映像として「リュウが自動車に乗って世界中を旅し、[[乗ったままベガに勝利>のりもの]]、ピカピカに洗車して終わる」という、 『ストII』とのコラボ動画を公開するなど、&b(){むしろノリノリでネタにする方針}のようである。 &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=ZYOrCYLYp_E){320,240} #endregion ---- **MUGENにおけるcar 3台が確認されている。 今日もどこかで派手に壊され、その役目を全うしている事だろう。 #region(Samus Aran 78氏製作) -&b(){Samus Aran 78氏製作} 下記Pioupiou氏製のものは、これを改変したものらしい。 #endregion #region(Pioupiou氏製作) -&b(){Pioupiou氏製作} nameは“Mercedes Benz”、displaynameも“Mercedes Benz”。 クリアすると所有者(本来は『ファイナルファイト』の方のボーナスステージで登場するキャラ)が現れて一言。 その姿はなんとも哀れである…。 [[タイマー>制限時間]]が0になると全画面に大ダメージの見えない攻撃が射出される仕組みとなっている。 ただ、この攻撃のHitdefのAffectTeamがデフォルトではBothとなっていて不具合を起こす事があるので Eに変更した方が無難である。 #endregion #region(MabsKMK氏製作) -&b(){MabsKMK氏製作} Samus Aran 78氏、Pioupiou氏のものをさらに改変したもの。フォルダ名は「CAR3」、nameとdisplaynameは引き続き“Mercedes Benz”。 WinMUGEN、MUGEN1.0共用。[[ステージ]]と[[BGM]]が同梱されている。 画面に表示されたタイマーが0になる前に破壊し、タイマーが0になると全画面の攻撃でドローゲームになる仕様は上と同じ。 しかしドローゲームでも車は破壊されて持ち主は泣く。Oh,my god! 車に押し合い用の[[判定]]が付き、車の上に乗る事も出来るようになった。 原作では車の左右片方を壊したら反対側に回らなくてはならなかったが、片方から攻撃し続けるだけで破壊可能なので[[AI]]にやらせる時も安心。 デフォルトでは1ラウンド勝利すれば自動的に次のラウンドも勝利になる。 1ラウンド目で間違ってドローゲーム扱いになっても次のラウンドでは自動勝利になる。 コンフィグでこの処理を解除し、2ラウンド挑戦する事も出来る。 なお、攻撃のHitdefのAffectTeamがBothになっている点は変わっていない。 |紹介動画(DLリンク有り)&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=pdW7ebSh6sM){320,240}| また、MabsKMK氏は『東東不死傳説』のボーナスステージも公開しており、 %%パクリ%%オマージュ元にはないオリジナル要素として、破壊の進行度に応じて車の部品やボンネット等を飛ばし、当たるとダメージ受ける(ガラス片は破壊可能)。 こちらは2ラウンド目が自動勝利にならず、もう1ラウンド挑戦することになる。 &nicovideo(sm36570469) 一部のエフェクトが色化けしている。 #endregion ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[car],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[car],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[car],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //ボーナスステージ