ウルトラマンジード

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ウルトラマンジード - (2018/06/23 (土) 01:04:57) のソース

#image(ジード.jpg,width=450,title=決められた自分のSTORY! 抗うたび築くHISTORY!)

&font(30,b,i,black){「}&font(30,b,i,red){ジー}&font(30,b,i,black){ッとしてても、}&font(30,b,i,red){ドー}&font(30,b,i,black){にもならねぇ!」}


円谷プロによる2017年放送の特撮番組『ウルトラマンジード』に登場する、主人公の[[ウルトラマン]]。&s(){決して[[ケンシロウ]]に[[最初にやられた連中>モヒカン]]ではない}
光の国出身でありながら、最凶最悪の悪に染まったウルトラマンとしてその存在を視聴者に知らしめてきた&bold(){ウルトラマンベリアル}。
&bold(){ジードはそのベリアルの息子であり、}[[その衝撃的な出自に多くのファンが驚きを見せた>ダース・ベイダー]]。
#region(ジードのプロフィール)
身長:51メートル
体重:4万1千トン(※基本形態であるプリミティブの数値) 
飛行速度:マッハ5.5 
脚力:マッハ2 
泳力:マッハ1.5
//#region(空想科学読本)
//水中では音の速さが空気中の約5倍になるため、泳力マッハ1.5(時速約9100km/h)は飛行速度マッハ5.5(時速約6700km/h)より速い。
//『空想科学読本』登場後はこういう点には気を付けていたはずだが、やっっちゃったようだ。
//#endregion
//↑単に一般的な空気中の音速(1,200 km/h)の単位として使用しただけでは?難癖をつけるような部分ではないのでコメントアウト
#endregion

ある時、更に力をつけ復活したベリアルはM78ワールドとは別の宇宙「サイドスペース」における地球へ侵攻、再び宇宙警備隊に戦いを挑む。
そして自らしたためていた超兵器による「クライシス・インパクト」によって地球は消滅、更に宇宙そのものが崩壊の危機を迎えてしまう。
しかし伝説の超人・ウルトラマンキングが&bold(){その身を自ら宇宙全体と一体化させ、崩壊した宇宙を復元させる。}&link_anchor(*1){*1}。
これによりベリアルの目論見は失敗(実際には大成功していたが)、そればかりか自らも爆発に巻き込まれたのか肉体を消失してしまった。

やがて時は流れ、復活した地球。主人公・&b(){朝倉リク}&link_anchor(*2){*2}は町の商店でアルバイトをしながら
相棒である[[ペガッサ星人]]のペガとともに小さなアパートで暮らしていた。
しかしそうした平穏な日常は終わりを告げる。突如怪獣[[スカル>レッドキング]][[ゴモラ]]が出現し住んでいた町を蹂躙したのだ。
怪獣に住居を破壊され、行くあてのなくなったリクとペガ。
そんな2人が町内の天文台を訪れたその時、エレベーターが出現。乗り込んだ先にあったのは、地下に広がる謎の秘密基地であった。
基地の人工知能からライザーとウルトラカプセルという2つのアイテムを託され、
ライザー及びウルトラマンとしての名前を決めるように進言されたリクは「ジードライザー」「ウルトラマンジード」と決め、
プリミティブ形態に変身(フュージョンライズ)し、再び出現したスカルゴモラに立ち向かう。

やがてリクは自分が「悪のウルトラマンの息子」という事実、その過酷な運命に苦悩しつつも戦う覚悟を決める。
相棒のペガ、人工知能レム、怪獣災害で両親を失い復讐に燃える鳥羽ライハ、幼馴染の愛崎モアと彼女の上司のシャドー星人ゼナ、そしてベリアルの痕跡を追ってきた[[ウルトラマンゼロ]]や彼と同化した伊賀栗レイトといった面々との出会いを経て、彼らと時には衝突しながらも仲間として支え合うようになり、その身にふりかかる様々な試練を乗り越えていくのであった。

#region(ジード各形態の解説など)
ベリアルの息子であるためか、冒頭の画像を見れば分かる通り&b(){各形態共通してかなり目付きが悪い[[悪人面>ガンダム試作2号機]]}なのが外見的な特徴。
劇中でも一般人に「目付きが悪い」「面構えが気に入らない」と言われており、&s(){[[ニセウルトラマン]]は気づかれなかったのに}
[[ウルトラマンゼロ]]からも一瞬ベリアルと見間違われ、あわや戦闘となる程。
第一話に至っては世界観やクライシス・インパクトの影響もあって、ジードがスカルゴモラを倒した際に喜んだのは先入観がない子供のみという有様だった。
変身したリク本人も、後にニュース番組で変身後の姿をみて、自身が思い描いていたヒーロー像とは異なっていた為にショックを受けていた。
変身の際にはウルトラカプセルという様々なウルトラマンの力が込められたカプセルを変身アイテム「ジードライザー(CV:[[檜山修之>https://www30.atwiki.jp/niconicomugen/tag/%7CCV%3A%E6%AA%9C%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E4%B9%8B%7C]])」にフュージョンライズする必要があり、
本作の敵である伏井出ケイもウルトラカプセルの力を狙っていることもあって、一種の争奪戦のような展開もあった。
ちなみにリクはTV版の時点ではフュージョンライズに用いられる9個のカプセルに加えて、ロイヤルメガマスター用に「ゾフィー」「ジャック」「エース」「タロウ」と
&bold(){何の前触れもなく何時の間にか持っていた}「ウルトラ6兄弟」(上記4つのカプセルよりも前に登場している)の5つを加えた合計14個のカプセルを所持している。
補助アイテムとして「ジードクロー」という武器も途中から使用するようになるが、名前の通り&bold(){二又の鉤爪型}(しかも爪部分が回転する)で、
色々な意味であまりヒーローっぽくないウルトラマンである。
そしてある意味最大の特徴として&bold(){一度変身すると20時間経過するまで再変身が不可能}。
活動時間が3分であることを考えると異常な燃費の悪さである。
(制限時間内ならベリアルのカプセルを2度使用する事になるプリミティブ→ロイヤルメガマスターの2段変身は可能)
#co(){
#region(その理由は…(重大なネタバレあり))
&bold(){「リク=ジードは地球人ではなく、ベリアルの復活を望む伏井出ケイ=ストルム星人がベリアルの遺伝子を用いて作り出したウルトラマンだった」}
…という処にある。
より正確に言うならば&bold(){「ウルトラカプセルを起動させられる存在になりうる生命体」}であり、実際には肉体・遺伝子的な意味合いではウルトラマンではない。
(同時にベリアルとの関係も、親子というよりはクローンに近い。ただ両者とも自分たちの関係を親子と認識している)
変身の時にウルトラカプセルが必要なのも、自力ではウルトラマンの状態に変身する事が不可能だからである。
ウルトラカプセルは使用してから20時間のインターバルを必要としており、これがそのままジードの大きな欠点になっている。
(制限時間内ならベリアルのカプセルを2度使用する事になるプリミティブ→ロイヤルメガマスターの2段変身は可能)
#endregion
}
//リクの項目を作ったのでそちらに格納
この他、フュージョンライズに使われるカプセルの元になったウルトラマンの多くに[[偽物>妄想ウルトラセブン]]が出てきていたことから
各形態の裏モチーフに偽ウルトラ戦士が入っているのではないかとも推測されている。
また、主な敵[[怪獣]]であるベリアル融合獣も、伏井出ケイがベリアルの力を使ってフュージョンライズすることで出現するため、
[[敵味方共に同じ力を使って戦っている>仮面ライダー1号]]事になる。

-プリミティブ
&bold(){「決めるぜ!覚悟!」}
基本形態。変身アイテム「ジードライザー」に[[ウルトラマン]]と「ウルトラマンベリアル」のウルトラカプセルをフュージョンライズすることで変身する。
バランスの取れた形態だが、変身後の着地時に両手を地面につける、拳を握らずに相手を引き裂くなど野生的で荒々しい戦い方をする。
またプリミティブといえば膝、と言われるように飛び膝蹴りを多用する。
変身バンクや光線技を放つときの溜め動作などにも禍々しい印象を与えるような部分が見られる。
主な必殺技は腕を十字に組む伝統の構えから放たれる光線技「&bold(){レッキングバースト}」。
このほかにも切断技の「レッキングリッパー」、音波攻撃の「レッキングロアー」という技も持つ。

-ソリッドバーニング
&bold(){「燃やすぜ!勇気!」}
パワー形態。ジードライザーに[[ウルトラセブン]]と[[ウルトラマンレオ]]のウルトラカプセルをフュージョンライズすることで変身する。
%%監督がレオ好きなため%%『レオ』の力を宿しているためか、近接格闘が得意。勿論、『セブン』のアイスラッガーを模した「ジードスラッガー」等のセブン要素もある。
&bold(){両者とも偽物ロボがいる}という繋がりからか、各部から蒸気やブースト炎を噴き出す等のメカっぽい演出が特徴。
ロボっぽいのは演出だけではなく、ブーストを吹かせて機動力を補ったり、手足にジードスラッガーを装着するためのスロットがついている。
主な必殺技は右腕の手甲を展開して放つ光線「ストライクブースト」。
……セブンとレオといえば師弟関係にある2人であり、『レオ』本編における過酷な特訓シーンが印象的だったためか、
視聴者の間では「&bold(){ウルトラマンジープ}」という愛称が定着している。

-アクロスマッシャー
&bold(){「見せるぜ!衝撃!」}
スピード形態。ウルトラマンコスモスとウルトラマンヒカリという青いウルトラマン2人のウルトラカプセルをフュージョンライズすることで変身する。
太極拳を思わせる動きでの高速戦闘を得意とし、光の剣「スマッシュビームブレード」や興奮抑制作用のある「スマッシュムーンヒーリング」などの多彩な光線技を持つ。
素の火力はあまり高くないものの、自身の機動力と高い攻撃力を持つジードクローの相性が極めて良いため、総合的な戦果は全形態でも高め。
単体での必殺技は「アトモスインパクト」だが、初使用が相手を郊外に吹き飛ばすだけと、視聴者からは破壊光線ではないと認識されてしまう程で、使用回数自体が少なく破壊光線として用いられたのはたったの1回。
そのため基本的にジードクローの必殺技「ディフュージョンシャワー」が、半ば専用技のように多用されている。(一度だけロイヤルメガマスターが使った)
その独特な構えが襖を開ける動作と一致しているため、「開けろ襖ッシャー」だの初登場回のサブタイトルをもじって「あ け か た」だのネタにされる。

-マグニフィセント
&bold(){「守るぜ!希望!」}
[[ウルトラマンゼロ]]と「ウルトラの父」こと''ウルトラマンケン''&s(){断じて[[全米格闘王>ケン]]ではない}のウルトラカプセルでフュージョンライズすることで変身する。
ベリアルにとっては両者とも因縁の敵ということもあり、直接相対したベリアルは「ケンには恨みがある!容赦せん!!」と不快感を顕にしていた。
視聴者からも「(ベリアルにとって)嫌がらせフォーム」「&bold(){ベリアル[[絶対殺すマン>ファフナー・マークザイン]]}」等とネタにされる。
初登場がかなり印象的かつドラマチックだったのだが、後述するロイヤルメガマスターがほぼ上位互換のために戦闘シーンが少ない(肩に巨大な角があるため、激しいアクションがしにくかったのではというメタ的な事情も囁かれている)。
裏モチーフはエンペラ星人、もしくはアーマードダークネスではと一部ファンからいわれている。
主な必殺技は「ビッグバスタウェイ」。

-ロイヤルメガマスター
&bold(){「変えるぜ!運命!!」}
最強形態。ウルトラマンベリアルと&bold(){ウルトラマンキング}のウルトラカプセルをフュージョンライズすることで変身する。
他の形態と若干変身プロセスが異なり、カプセルを二つリードする事でキングソードが出現し、
「我、王の名のもとに!」というジードライザーの音声の後キングソードにウルトラマンキングのカプセルを装填する。またこの形態のみ形態名を呼称するのがキングソードとなる。
ちなみに本作のウルトラマンキングの声優はライザーと同じく檜山氏であり、キングソードもウルトラマンキングの声が用いられている(そのため何時もの勇者王ボイスのライザーと異なりこちらは荘厳な声色)。
[[リーゼントヘアーみたいな頭部が特徴>如月弦太朗]]。&del(){[[俺のヘアースタイルがロイヤルメガマスターみてェーだとォ?>東方仗助]]}
また身体の模様は色以外はベリアルアーリースタイル(悪堕ち前のベリアル)そのものとなっている。
デフォルトでマントを装備していたり、ぐんぐんカットでもキングソードを保持していたりと、歴代ウルトラマンでも特異な要素が多い。
ウルトラマンキングの力を使っているとだけあって、文句無しのジード最強形態であり、専用武器「キングソード」を使った優雅な戦い方が特徴的。
ウルトラ6兄弟のカプセルを使う事で彼らの必殺技を模した技が使える他、必殺の光線技「&bold(){ロイヤルエンド}」はビッグバスタウェイの約20倍の威力を誇る。&s(){逆説[[ビッグバスタウェイはロイヤルエンドの約20分の1>機動刑事ジバン]]…}
かなり強い形態とはいえ、あくまでジードがキングの力を借りているためか、変身のインターバルや制限時間などの制限もそのまま。
動作も優雅であるが、その実リクの性格と戦闘スタイルもあって大火力で一気に押しつぶすゴッリゴリのパワーファイター。
その為に真正面から撃ち合おうとしない相手は苦手で、劇中では「連続ワープで攻撃を悉く回避され、飛び道具でチマチマ体力を削られる」戦法に膝を屈しかけた事も。
//ギガバトルナイザーを破壊したのはロイヤルエンドだけの力じゃないんだが……
なお変身時のフレーズが『[[仮面ライダーエグゼイド]]』と似ているので、時折ネタにされることもある模様。
&s(){「エグゼイッとしてても、どうにもならねえ!」「どういう状態だよ」}

上記の他、歴代ウルトラマンのウルトラカプセルを使った形態が設定されており、本編では使用されなかったものの、
アーケードゲーム『ウルトラマン フュージョンファイト!』ではそれらの形態をみることが出来る。
その中にはMUGEN…ならぬ「ムゲンクロッサー」というものも。
#endregion

#region(「朝倉リク」について)
純粋かつ温厚な好青年。19歳。演:濱田龍臣 &s(){昔[[宇宙刑事>宇宙刑事ギャバン]]に助けられた気もするが気のせい。}
幼馴染である愛崎モアから教わった&bold(){「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」}が口癖で、これが「ジード」の名前の由来となった&link_anchor(*3){*3}。
口癖が示す通り、行動派でポジティブな面が強い反面、
自分を差し置いてウルトラマンゼロが称賛されている事に嫉妬して卑屈になる等、ネガティブな一面もある。
孤児である事にコンプレックスがあったようで、幼い時にはヒーローショーを見ている中で唯一親がいないことを泣いていたことも。
逆にそれが&bold(){親しい人々を脅かすような相手に決して屈さない強い心}に繋がっているのだが、
親しい人々を巻き込まないよう一人で抱え込んだり、独断で行動して周囲を振り回すといった年相応の危うさもある。
幼い頃にみた「爆裂戦記ドンシャイン」というヒーローに憧れており、かなりのドンシャインオタクでもある。
フュージョンライズで用いられる「融合!アイゴー!ヒアウィーゴー!」や「決めるぜ、覚悟!」といった決め台詞もドンシャインリスペクトによるもの。
更には人工知能に咄嗟に「ドンシャイン」のヒロインの名前をつける、ドンシャイングッズをアクシデントで壊された事でペガと大喧嘩するなど筋金入り。
他、本来地球人には聞こえない筈のペガッサ星人の声が聞こえたり、棚の上にあるものを取ろうとジャンプして天井に頭をぶつける、
なにより&bold(){何故かウルトラマンに変身できる}等、かなり謎めいた人物であるが……?
#region(その出生の秘密(重大なネタバレあり))
&bold(){「リク=ジードは地球人ではなく、ベリアルの復活を望む伏井出ケイ=ストルム星人がベリアルの遺伝子を用いて作り出したウルトラマンである」}
より正確に言うならば&bold(){「ウルトラカプセルを起動させられる存在になりうる生命体」}であり、実際には肉体・遺伝子的な意味合いではウルトラマンではない。
要は&bold(){主人公でありながら偽ウルトラマンのようなポジション}である。
同時にベリアルとの関係も、[[親子というよりはクローンに近い。ただ両者とも自分たちの関係を親子と認識している>ウルヴァリン]]。
ベリアルの宿敵であるゼロは事実を知っても「&bold(){お互い}変な親父を持つと苦労するよな」と冗談交じりにリクを励ましている。

ベリアルはクライシス・インパクトにてその肉体を消失しており、その復活を目論んだベリアル配下である伏井出ケイは、ベリアルの新たな肉体となるのに十分なウルトラカプセルを欲した。
が、光の国から盗み出したウルトラカプセルの起動にはリトルスターとよばれるものが必要であり、
そしてリトルスターは「&bold(){宿主がウルトラマンに祈る}」ことでしか回収できない。ストルム星人であるケイではリトルスターの確保が不可能なのである。
その為にケイはベリアルから遺伝子を貰い受け、その遺伝子を用いて「&bold(){いずれウルトラマンになりうる存在}」として&bold(){デザインベイビー}を作り出す。
&bold(){それこそがリク}であり、つまりウルトラマンジードとは、&bold(){ベリアル復活のための駒・ウルトラマンの模造品}でしかなかったのだ。
変身に必要なアイテムや秘密基地及びサポートAIが用意されていたのも、成長したリクがやがてウルトラマンとなり、
ウルトラマンとなったリクとケイが用意した[[怪獣]](ベリアル融合獣)を戦わせ、
リクを人々が祈る対象に仕立て上げた上でベリアル復活に必要なウルトラカプセルとリトルスターを収集させる……という
&bold(){ケイ及びベリアルの掌のうえでの壮大なヒーローごっこ}だったのである。

変身の時にウルトラカプセルが必要なのも、&bold(){自力ではウルトラマンの状態に変身する事が不可能だから}である。
ウルトラカプセルは使用してから20時間のインターバルを必要としており、これがそのままジードの大きな欠点になっている。
なお変身時は一度ベリアルアーリースタイルに酷似した[[ジード素体とでもいうべき姿>仮面ライダーBLACK]]になって、その後フュージョンライズ形態へと移行する。
ちなみにジード素体もといベリアルアーリースタイルのスーツは、
M78星雲と関わりが薄い作品であるウルトラマンゼアスの改造品のため、ジード素体とフュージョンライズ形態は顔立ちから意外と似てなかったりする。

だが、リクはベリアルやケイの思惑を超え、最終的に真のウルトラ戦士として成長していくこととなり、
ウルトラマンキング、ウルトラの父の二人から「若きウルトラマン」と認められる事になる。

上記の出自からわかるように、地球人が力を得たタイプではないにもかかわらず、ウルトラ戦士としての実年齢が19歳という異例の年齢である
(参考、ウルトラマン:2万歳、ゼロ:5900歳(高校1年生相当)、ウルトラマンボーイ:2000歳(光の国のウルトラ小学生))。
厳密には正式なウルトラマンではないとはいえ、ぶっちぎりの若さである。

また、作中で特に掘り下げられることはなかったが、自分を地球人と思って成長したウルトラマンという点も特異である。
#endregion

また、部屋が散らかりっ放しだったり、洗濯機を買いにいってゲーム機を買ってきたり、
&bold(){ベッドの下に何やら隠しものをしている}らしかったり(公式設定ではドンシャイングッズとの事だが、&bold(){今更隠す必要がない}為、[[アッチ方面>脱衣KO]]ではないかとよくネタにされる)、
ややずぼらな面が目立つ。

ちなみに演者の濱田龍臣氏は、2010年の『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』において
ゼロが憑依する青年ランの弟のナオ役として出演しており、この時はジャンボットに搭乗して戦った。
濱田氏自身ウルトラマン好きであり、ジードに主役として抜擢されたことは嬉しかった一方で
思ったより早いタイミングで来たことには焦りもあったとのこと。
また、2018年公開の劇場版ジードではリクがウルティメイトフォースゼロの面々と顔を合わせるのだが、
そこでリクを見たジャンボットが&bold(){「何処かで見たような」と言いさらには「ジャンファイトと言ってみてくれないか」とフリを入れる}という役者ネタが見られた。
#endregion
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**MUGENにおけるウルトラマンジード

pink_sheep_X氏によるものが公開中。
muu氏やbakisimu氏のウルトラ戦士をベースに改変されていると思われ、[[スピリッツ]]などが使用可能。
ジード最大の特徴であるフュージョンライズ形態は各必殺技を発動する際、それに応じた形態にチェンジするものとなっている。
このMUGENキャラではTV本編に登場した5形態(プリミティブ、ソリッドバーニング、アクロスマッシャー、マグニフィセント、ロイヤルメガマスター)が搭載されており、
映画版に登場のウルティメイトファイナルやゲーム『ウルトラマン フュージョンファイト!』における形態は未搭載。
また、相手の体力が半分を切ると本編挿入歌の『フュージョンライズ!』が流れる。
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=-eQLa3aOugA){350}

デフォルトでAIも搭載されており、よく動いてくれる。

必殺技・超必殺技の種類がかなり多く、コマンド表にあたるファイルが同梱されていないので以下に記載する。

#region(必殺技)
&bold(){プリミティブの技}
レッキングリッパー(←,x):
扱いやすい、斬撃波を放つ飛び道具。

錐揉み突進(→,x):
前方に手を突き出し、錐揉み回転で突進する。

&bold(){ソリッドバーニングの技}
サイキックスラッガー(x):
スラッガーを投げる。発生も弾速もそれなりだが、硬直が大きめのため大ジャンプに弱い。

エメリウムブーストビーム(↓,x):
一瞬で画面端まで届き発生も速い。打点が異様に高いものの、そのおかげで相手のジャンプの出だしを潰せることも。

正拳突き(↓,y):
攻撃判定の出ている時間が長め。当たると真横に勢いよく吹き飛ばすが、ダウンしないのが難点。

&bold(){アクロスマッシャーの技}
スマッシュビームブレード(yまたは←,yまたは→,y):
光の剣で攻撃。素早いモーションで繰り出され、連打も効く。
#endregion

#region(超必殺技)
&bold(){プリミティブの技}
レッキングバースト(z):
発生、リーチ、威力共に癖がなく使いやすい必殺光線。

クローカッティング(x+y):
ジードクローからレッキングリッパーより大きめの斬撃波を放つ。

コークスクリュージャミング(→,x+Y):
2ゲージ消費。ジードクローを構えて錐揉み突進する多段ヒット技。無敵はない。

&bold(){ソリッドバーニングの技}
ストライクブースト(→,z):
正拳突きから破壊光線を放つ。拳にも攻撃判定があり、位置によってはレッキングバーストを上回る威力となる。

&bold(){アクロスマッシャーの技}
アトモスインパクト:(↓,z)
威力は通常技並に低いが、ヒットすると一定時間相手の動きを止めることが出来るうえにガード不能。空中でも有効。

&bold(){マグニフィセントの技}
ビッグバスタウェイ(←,z):
2ゲージ消費。レッキングバーストの上位互換的な技であり、ゲージに余裕があればこちらを使うとダメージが上がる。

&bold(){ロイヤルメガマスターの技}
ロイヤルエンド(x+y+z):
3ゲージ消費且つ、自身の体力が一定以下の時に使用可能。広範囲且つカード不能の最強光線。
#endregion


***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ウルトラマンジード],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ウルトラマンジード],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ウルトラマンジード],sort=hiduke,100)
}

//***出演ストーリー

----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
ウルトラマンが瀕死の、もしくは死亡した地球人と一体化してその生命を救った事例はいくつかあるが
それを宇宙規模でやったのがキングのこの行動である。
これに対し視聴者の間では&bold(){「ジジーがいればドーにでもなる」とか言われたり、「ジャンボ☆チート」なる[[空耳]]ネタが生まれるなどした。}
まぁ実際、『[[ウルトラマンレオ]]』での初登場時(M78世界)から[[神キャラ]]扱いだし。
(『レオ』劇中では触れられていないが)地球人と似た種族だったウルトラ族が今の力を得たのが26万年前なのにキングは30万歳だとか、
本人曰く「キングvsウルトラマン」は「ウルトラマンvs地球人」ぐらいの差があるとか、の設定が昭和のころからある。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
ちなみに「リク」というこの名前、『銀河伝説』『ベリアル銀河帝国』の2作品で
&bold(){ベリアルの声を担当した雨上がり決死隊・宮迫博之氏の実子と同じだったりする(「宮迫陸」くん)。}
なお『ウルトラマン列伝』『ジード』といった後の映像作品では小野友樹氏が担当している。
また、『ジード』放映中に宮迫氏は二股不倫が発覚したために、「ベリアルが不倫した事で生まれた息子」等とネタにされた。この件は後に『アメトーーク』のウルトラマン芸人にて『ジード』等で小野氏に交代した理由としてネタにされている。
(また『銀河伝説』前のバラエティ番組にてナインティナイン・岡村隆史氏扮するプレッシャー星人に何かを暴露されそうになったベリアルが「''俺には嫁も息子もいるんだぞ!''」と叫んだのもこれに絡めてネタにされた。)
因みに「朝倉リク」の由来はSF作家の「アーサー・C・クラーク」である(ジードのメインキャラの名前は基本的にSF作家の名前をもじったものになっている)。
劇中においては名付け親が語った所によると「この&bold(){大地}にしっかりと足をつけて立つ。そしてどんな困難な状態にあっても、絶対に再びまた立ち上がる」
が「リク」の由来らしい。&del(){それじゃ大地じゃないのかって?[[大地は既にいるし>ウルトラマンエックス]]……}

&aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}}
ただし、劇中で「ジード(GEED)」の名前の由来について聞かれた際、その場にモアがいた為に恥ずかしかったのか、
『遺伝子(&bold(){GE}NE)と運命(&bold(){DE}STINY)を組み合わせてジード』だと説明。
これにレムから「それでは綴りが合わない」と突っ込まれたために、
「『運命をひっくり返す』という意味で『GEDE』のDとEの順序を逆にして『GEED』」だと%%苦しい言い訳%%説明をしていた。


&font(30,b,i,red){ベリアル「ジィィィィドォォォォォ!!!」}
&font(30,b,i,black){ジード「さようなら……父さん……」}
----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。
//主人公,ヒーロー,ウルトラマン