「私がお慕いする人はきっと
呪いなんてバカバカしいと
そう言って笑う人のような気がします」
誕生日:7月7日
身長:164cm
体重:48kg
趣味:読書
特技:計算
好きな食べ物:羊羹
嫌いな食べ物:抹茶
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『
BLEACH』の登場人物。名前の読みは「いせ ななお」。
担当声優は
生天目仁美
女史。
護廷十三隊の八番隊副隊長の
死神の女性で、終盤では仕えている
京楽春水の昇格に伴い一番隊副隊長になっている。
生真面目な女性で、普段は素気ない態度の秘書のように振舞いながら、
いーかげんでサボリ癖のある京楽に苦言を呈したり叱りつけたりすることが多いが、
その実、京楽のことを強く慕っており、リスクある状況下でも京楽に「数歩下がってついていく」と公言し、
劇場版で京楽が瀕死の重傷を負った際は酷く取り乱したりと、要所でその本音が垣間見える。
副隊長でありながら斬魄刀の始解に到っておらず、
代りに副隊長の中でもトップクラスの鬼道の才能を有している。
千年血戦篇で最初の襲撃から第二次侵攻までの短い間に、残された滅却師の霊圧の痕跡を解析して、
滅却師の侵入を完全に断つ鬼道「白断結壁」を開発したり、
小説版では京楽すら欺けるほどの高度な隠術も使用している(綱彌代時灘には見破られたが)。
七緒本人も鬼道衆に入ることを当初は検討していたが、京楽の差配で彼が率いる八番隊に入隊し、
斬魄刀を用いることなく鬼道の腕だけで副隊長まで昇り詰めた経緯を持つ。
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ネタバレ注意 |
実は伊勢七緒は京楽春水の兄の娘であり、京楽の姪に当たる。
浅打を始解に到らせられなかったのは、神官の家系である伊勢家には代々家長に継承されている神剣の斬魄刀があり、
それ故に伊勢の死神はその剣の資格者となる宿命があるため、個人の斬魄刀を持っていないのである *1。
一方で、伊勢家はなぜか女系であったため代々他の家から婿を取っていたのだが婿入りした男性は揃いも揃って早死にするジンクスがあり、
外部は勿論伊勢家の内部からもこの現象は「呪い」と認識され、七緒の母は伊勢家の血を断つ覚悟で京楽家へと入った。
しかし父も七緒が幼い頃に病死したため、結局は母共々伊勢家に帰される事となるが、
母はこの「呪い」が女しか生まれない現象と同様に伊勢家が代々管理する神剣によるものと考え、
せめて娘だけでも呪いから守るべくこれを紛失と称して亡き夫の弟である京楽に秘かに託したのである。
しかし、これが神剣紛失という重罪と見なされ母は処刑され、その後の七緒は親戚であった老夫婦に引き取られて育てられた。
この神剣こそが京楽が持っている花天狂骨の内の1つであり、
斬魄刀の能力「かくれんぼ(仮)」で自身の斬魄刀に偽装していたのである。
この事実が発覚したのは終盤だが、同じ二対一組の斬魄刀の持ち主とされた 浮竹十四郎は解放前の刀は一振りなのに京楽は二振りだったり、
花天狂骨の解号「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う」に狂骨の文字がないなど、不審な点は以前から描かれていた。
なお、京楽がこの事実を黙っていたのは呪いで死ぬ事を恐れていたわけではなく、
咎められる事態になるであろうことは予測できたにも拘わらず説得しきれず元義姉に半ば押し切られる形で神剣を渡され、
彼女が死んだと聞いたのが既に処刑された後だったため *2庇うこともできず、
自分も見殺しにしたようなものだという七緒への後ろめたさがあったためである。
伊勢家に代々伝わる斬魄刀で、刃の無い剣。
その剣で人を斬る事は出来ず 神と対峙し、神の力をその身に受け八方へ振りまく力があるとされている。
本来は戦闘用ではなく祭事用である。
その伝承通り 「神」の性質をもつ者に絶大な効果を発揮し、
相手の攻撃はすり抜けて自分の攻撃は敵の防御を貫通して当て放題というチートな力を持つリジェ・バロに、
始解でありながら攻撃が当たるだけで腕を落とすという特効っぷりを見せ、
神の喇叭によりリジェ・バロの神必殺技を正に鏡のように跳ね返し勝利した。
「神」が何を指すのかは最後まで不明であり、恐らくは霊王関連の神器と思われるが、その詳細な来歴は劇中では明かされなかった
( 挑発とも考えられるので真相は不明ながら、 バラガン・ルイゼンバーンとの戦いにおいて、
「死神の言葉に死神以外に『神』は存在しない(のでバラガンの口上も理解できない)」とまで発言した死神もいる)。
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MUGENにおける伊勢七緒
出場大会
*1
このような代々継承される形の斬魄刀は少数ながら他にも実例があり、
四大貴族の中でも筆頭とされる綱彌代家に伝わる刀などがそれにあたる
(ただし綱彌代家の者はこれとは別に自身の斬魄刀を所持できる)。
*2
ここまで異例の速さで処刑が執行されたのは、小説版を見る限り綱彌代家の圧力があった模様。
ただし、首謀者の綱彌代時灘は京楽への嫌がらせのために自分が七緒の母を手にかけるつもりだったようだが、
それは朽木家が動いて阻止したためこれでも時灘にとっては消化不良だったらしい。
最終更新:2025年04月11日 23:48