その正体は、全身に酷い火傷を負っており村の巫女だった
桔梗に匿われ洞窟で密かに介抱されていた盗賊「鬼蜘蛛」が、
やがて自分を匿った桔梗に恋焦がれて邪な欲望を抱ようになると同時に、身動きできない故に桔梗に何もできない事に鬱屈とした感情を溜め込み、
そんな自分の邪気を感知して集まった雑魚妖怪達に、身動きできる肉体を得て桔梗と四魂の玉を得るという利害の一致から自身の身体を差し出し、
人間である鬼蜘蛛を核として数え切れないほどの妖怪が融合して誕生した、特殊な「半妖」
(皮肉にもかつて四魂の玉の誕生の過程で巫女「翠子」と戦った合体妖怪と誕生経緯が同じである)。
こうして生まれた後、奈落は桔梗によって浄化されていた四魂の玉を穢して入手するべく、
策謀を以て桔梗と犬夜叉を仲違いさせて穢れた四魂の玉を入手しようとしたが、
犬夜叉を封印した後、瀕死となった桔梗が遺言で自身の遺体と四魂の玉を一緒に焼くように言付けた事で、
桔梗と共に四魂の玉もあの世に連れていかれてしまい目論みは失敗に終わった。
だが、時が流れて本編開始直後に、桔梗の生まれ変わりである日暮かごめが未来からタイムスリップし、
同時に彼女の身体に宿っていた四魂の玉が取り出された末に砕け散ってしまった事を受けて、
その欠片を集めて四魂の玉を本来の姿に戻し手に入れるべく、因縁ある犬夜叉一行と欠片の争奪戦を繰り広げた。
当初はその出自故に姿が定まっておらず、白い狒々の毛皮を被った怪しげな姿で暗躍していたが、
後に武蔵の国の大名・人見家に相談役として潜り込み、若殿であった蔭刀の姿と立場を乗っ取っている。
記憶こそ鬼蜘蛛のものを引き継いでいるものの、鬼蜘蛛としての人格は失われており、奈落の人格は新たに発現したものである。
鬼蜘蛛が備えていた人間としては異常な邪気に加え、合体したあらゆる妖怪の力を行使できるため、
半妖でありながら純粋な妖怪を凌ぐほどの邪気と妖力を持ち合わせている。
また、妖怪の集合体という出自故に他の強力な妖怪を取り込んでその能力や妖力を吸収したり、
肉体を改造して不要・不純な部分を排出する事で強化する事ができる。
四魂の玉の欠片を得た後は、一部を切り取り分身を生み出す能力も会得している。
さらに妖怪の集合体なので核さえ無事なら体をバラバラにされようと生き残る驚異的な生命力を誇り、
おまけに強力な結界を張る能力や殺生丸すら溶かす瘴気を発する能力も持つため、
単純な物理攻撃で奈落を倒す事は不可能に近い。
PS1用ソフト『戦国お伽合戦』では
ラスボスとして登場し、条件を満たすとプレイアブルキャラとしても使用可能になる。
原作でも使役していた
対風穴用兵器の毒虫「
最猛勝」を呼び出して攻撃させる技や、
前述の狒々の皮を被った傀儡を呼び出す「傀儡の術」、大量の触手を地面から突き出して攻撃する
超必殺技「幻影殺」などを持つ。
なお、奈落でプレイした場合は桔梗と犬夜叉のタッグがラスボスとなる。
MUGENにおける奈落
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Nexus Gaming氏製作 |
MUGEN1.0以降専用。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
『戦国お伽合戦』の ドットを用いたもので、 ボイスは英語。
なお、付属のコマンド表が何故か同氏製作の鋼牙のものになっているため、正確な技のコマンドはcmdファイルを開いて確認されたし。
システムはPotS氏風にアレンジされており、原作の技に加えてそのEX版や超必版も追加。
原作で超必殺技だった幻影殺は3 ゲージ消費となっている。
全体的に 攻撃判定が優れている技が多く、特に幻影殺は持続が非常に長い 全地上判定技でかなり強力。
最猛勝も 発生がやや遅く、しゃがまれると当たらない事が多いものの、打点が高く飛び込み防止に使えるので、
上手く使えば原作さながらに相手への嫌がらせとなるだろう。 でも羽音が非常にうるさいのが玉に瑕
なお、 コンボ補正がかなり緩めに設定されているらしく、簡単な コンボで結構なダメージを叩き出してくれる。
AIは並程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。
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suga saki r氏製作 |
『 JUS』風 ドットを用いた ちびキャラで、こちらもMUGEN1.0以降専用。
瘴気によるスリップダメージ攻撃や触手による遠距離攻撃に加えて、
傀儡を出す 設置技や最猛勝を呼び出して攻撃する技も持つ。
なお、フォルダの中にやけにactファイルが多いので注意。
AIはデフォルトで搭載されている。
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この他、RicePigeon氏が製作した「サイバー奈落」なるアレンジ(?)キャラも存在していたが、現在は入手不可。
こちらは何故か
首から下が某イレギュラーのものになっているという謎キャラである。
出場大会
【サイバー奈落】
プレイヤー操作
最終更新:2025年01月10日 13:33