ジャイアント・オクトパス


アサイラム社制作の通称「メガ・シャークVSシリーズ」の一作目である、
映画『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』に登場する大ダコオクタヴィアス博士巨大化したわけではない

氷山の中でメガ・シャークと共に冬眠状態にあったようだが、
米軍の新型ソナーの性能テストの影響で錯乱したクジラの群れが氷山を破壊した影響で目覚め、
日本近海にある石油採掘基地を襲撃しするなどの騒動を起こした。
主人公のエマによりフェロモンで攻撃しやすい場所へ誘き寄せる作戦が立案されるも、
メガ・シャークもジャイアント・オクトパスもあまりに強く失敗。
最後の手段として米軍が核攻撃という非常手段を提案するが、主人公のエマは代償が大きすぎるとして二匹を戦わせる作戦を提案。
アラスカ沖にフェロモンを散布し、おびき寄せられた二匹の巨大生物は、決着を付けるべく戦い始める……。

なお、劇中ではあまり全貌を見せる描写は無いが、吸盤の配列から恐らく性別はメス。制作陣そこまで考えてないと思うよ
大きさは場面によってまちまちだがメガ・シャークとほぼ同じなので、少なくともジェット機や巨大戦艦よりも大きい。

B級映画の中ではそこそこの人気を誇る作品だが、やはり低予算映画らしい作りの粗さもちらほらあり、
上記のように場面ごとにメガ・シャークやジャイアント・オクトパスのサイズと周囲の建物や乗り物との対比がバラバラだったり、
戦闘機の機種が資料映像を使っているため前と後のカットごとに全く違っていたりと、
ストーリー面以外でもよく見るとツッコミ所な点が数多くある。
とはいえ、深く考えず見る分にはエンタメ作品としては問題はない出来で、
映画レビュー家の知的風ハット氏もニコニコ動画で活動していたころに、
「メガ・シャークVSシリーズ」の他2作品と共にレビュー動画を上げる程度には評価していた(現在は削除済)。
なおシリーズ4作目『メガ・シャークVSグレート・タイタン』に登場する巨大人型ロボットの見た目がどう考えてもアレだが、まあいつものことである。
余談だが、知的風ハット氏のクソ映画レビューでは「(作品名)見ようね」と勧める氏に視聴者が「やだ」とコメで返す様式美があるが、
実はその発端はこの「メガ・シャークVSシリーズ」の動画と同作がかつてニコニコで上映された際の出来事だったりする。


死神ジョーズ(Devil fish)


後述するようにMUGENキャラの死神ジョーズもこのページで扱うため、死神ジョーズについてもここで述べる。

1984年制作のイタリア映画『死神ジョーズ・戦慄の血しぶき』(DVDでは『ジョーズ・アタック2』に改題)に登場する怪獣
遺伝子改造によって生み出された生物兵器で、サメの凶暴性にタコの触手を持ち、イルカ並みの頭脳を備える。
おまけに細胞の一片からも再生するプラナリアの如き再生能力までも備えており、
サメ映画定番の爆破処理はこいつを増殖させかねないため実行は得策ではない。
ただし、人間たちが自分を狙っていると知るや否や日没後に暗闇に紛れて襲うなど知的な行動を見せている一方、
知能の高さが仇となりジャンク屋が録音した鳴き声を元にエコーロケーションの応用で作った誘導装置にあっさり引っかかったりしている。
……どう見ても頭部がサメではなく、古生代デボン紀に生息していた古代魚・ダンクルオステウスのそれなのだが、
「ジョーズ」は本来「顎」と言う意味でしかないので嘘はついていない。
2010年アメリカ放映のテレビ映画『シャークトパス』は、大幅に改変されてこそいるが同作のリメイクである。

前述の通り同作はDVD化されるにあたって『ジョーズ・アタック2』に改題されているのだが、
では第一作目は何なのかと言うと、1987年制作のイタリア映画『死海からの脱出』の改題。
こちらは人食いサメが生息するメキシコの海岸を舞台に、漁師の青年が企業秘密をめぐって殺し屋と戦うというもので、
「殺し屋が出てくるサメ絡みの映画」という以外何の関係も無いのは言うまでもない。そもそも『死神ジョーズ』の後の作品だし


MUGENにおけるジャイアント・オクトパス

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
gesura505氏製作のスプライトを用いて作られている。
空中を泳ぐように移動できるが、代わりにガードは不可能。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺墨」「締め付け」の2つ。
AIもデフォルトで搭載されている他、7P以降はフィールドが海中になる。

また、同氏によって『死神ジョーズ・戦慄の血しぶき』に登場する「死神ジョーズ(Devil fish)」もガワ替えキャラとして公開されている。

出場大会

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最終更新:2025年04月26日 20:24