"Uh…the file on you…
Uh, Look,I don't know if you've read that file there,but…"
(そ…そのファイルかね。も…もうファイルを読んだかな、どうだね?)
"Yes…I…have read…the file."
(ああ…ファイルを…読んだ)
"Like it?"
(感想は?)
"MMMMMMMHHRRAAAAAGH!!!"
DCコミックに登場するヒーロー。外見は怖いがヴィランでは無くヒーロー側の人物。初出は1971年の『HOUSE OF SECRETS #92』。
『怪人スワンプシング』での日本語吹替声優は
石田太郎
氏。
本名はアレック・ホランド。身長・体重は不定。
元々は植物の成長を促進させる化学薬品を研究していた科学者だった。
ある日、妻であるリンダへの恋心を抱いていた同僚・ダミアンによって研究室に仕掛けられた爆弾で体が炎上し、
衝撃で吹っ飛ばされて、近くにあった沼へ落ちて死亡したと思われていたが、植物の力でスワンプシングとして蘇る。
スワンプシングと化したアレックはダミアンの魔の手からリンダを救うために奮闘。
口封じのために殺されかけたリンダを守り、ダミアンを殺害することで自らも復讐も成し遂げた。
しかし言葉をしゃべれないアレック=スワンプシングの姿は、リンダや他の人々からは怪物としてしか認識されず、
アレックは一人、沼地の怪物として姿を消した。
……と、思われていたのだが……
+
|
衝撃の真実 |
"Those plants eat him.They eat him as if he were a planarian worm,
or a cannibal wise man,or a genius on rie!"
(そう、プラナリアが仲間を食べたように、食人族が賢者を食べるように、
植物はホランドを貪り食ったんです!
"They eat him……and they become infected by a powerful consciouness
that does not realize it is no longer alive!"
(そして、ホランドの強い意志を取り込んだ。
自分の死を知らない彼の意識を!)
(※プラナリアは「学習した個体を食わせると食った方の未学習の個体がその学習を早く覚える」という性質がある生物)
実際はアレックがスワンプシングとなったのではなく、
成長促進剤により異常成長した沼地の植物が自分をアレック・ホランドと思い込んだだけであった。
この衝撃の真実に打ちのめされたスワンプシングだが、やがて人の意志を持った植物、自然界の代弁者としての立場を自覚し、
人類から環境を、そして環境から人類を守る、境界線上に立った両者の調停者としてその力を揮うようになる……。
|
植物の精霊とも言える存在であり、
パンの
カビから大樹に至るまでありとあらゆる
植物を操る事ができる。
能力繋がりなのか、
ポイズン・アイビーことパメラ・リリアン・アイズリーとは生前の同僚と設定されたため仲が良く、
『DCアニメイテッド・ユニバース』版『
バットマン』の後日談を描いた『Batman Adventures #16』では同居している。
マーベルには
マンシングという植物由来の力を持ったヒーローが登場しており、あちらの方が登場が1ヶ月早いが、
マンシング自身も、ヒルマンという出版社が出したキャラクター「怪人ヒープ」のパクリと言われている。
ちなみにヒープの初出は1942年で、なんとゴールデンエイジの頃からである。
あと、DC同士でも「死人が沼地から復活」なキャラ、
ソロモン・グランディ(1944年デビュー)も見た目に植物要素は無いが、
「沼地の植物と合体している(これで初代グリーンランタンの能力を無効)」という設定があるので、
どうも「沼地から復活する奴は植物と合体する」というお約束のようなものがアメコミにはあるようである。
1940年に発表されたシオドア・スタージョンの小説「それ」に「死体に腐葉土が付着して生まれた怪物」が登場しているので、
この作品あたりから着想を得たのかもしれない。
ちなみに哲学的な思考実験として、
「沼地に落雷が堕ちて男が死に、その落雷で沼の泥が変異して、死んだ男と全く同じ生命になった。この2つは同一人物か?」
という名前からして似ている「
スワンプマン
」があるのだが、こちらは衝撃の真実が明かされた後の1987年に発表されたもので元ネタではない。
また、ライターが
例のアイツに交代して復活の真実が明かされて以降はオカルトヒーローよりのポジションとなっており、
ポイズン・アイビー以外にも
デーモンやジョン・コンスタンティンといった、DCオカルトヒーローとの交流も深い。
特にコンスタンティンとは、向こうが凄腕のエクソシストでスワンプシングと意思疎通できる一方、身体的にはただの人間なため、
問題なくタッグを組んだ上で、コンスタンティンの援護を受けてスワンプシングが前衛を張る、強力なチームとしてよく行動している。
日本では馴染みが薄いヒーローだが、実はかなりの人気を誇り、幾度か実写映画化、ドラマ化、アニメ化もされている。
ゲーム情報サイトIGNが開催したコミックヒーローランキング「Top 100 Comic Book Heroes IGN」においては、
デッドプールや
ニック・フューリーといった名だたるヒーロー達を抑え、28位にランクインしている。
MUGENにおけるスワンプシング
skhsato123氏が製作したキャラが存在する。
ドットは
ユリアンをはじめとする複数のカプコンキャラがベースとなっている模様。
そのせいかどっちかというと
バイオハザードシリーズのクリーチャーっぽくなってしまっている。
ReadMeの類は同封されていない為、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
AIはデフォルトで搭載されており、技の性能もあってかなりの強さを誇る。
この他にMammalman氏による改変パッチも公開されている。こちらは
MUGEN1.0以降専用。
導入すると
必殺技で出す柱で敵の攻撃を防げる様になったり、泥の塊を2方向に投げる
飛び道具が追加されたりと、アッパー気味の調整が施される。
なお、海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されているものには既にこのパッチが導入済みなので、
本体のみが欲しいという人は下記の動画から入手しよう。
本体のみのDLはこちらから
|
Mammalman氏パッチ(DLリンク有り)
|
出場大会
最終更新:2023年12月11日 10:17