タンバリン


漫画『ドラゴンボール』の登場人物。オーラバトラーではない。
担当声優は同作のフリーザで知られる 中尾隆聖 氏。

ピッコロ大魔王が生み出した戦士で、半魚人のような外見に翼が生えた姿が特徴。
大魔王がかつて不覚を取った魔封波対策のため、全ての格闘家を抹殺すべく、
第22回天下一武道会終了直後、会場に武道会名簿入手のために来襲。
天下一武道会アナウンサーを負傷させて名簿を奪うことに成功した上、孫悟空が如意棒と共に控室に置き忘れていた四星球も見つけ、
ドラゴンボールを守らんと交戦したクリリンを首の骨を折り殺害。
クリリンの仇を討たんと追いついた悟空を圧倒した挙句に彼の乗っていた筋斗雲を消し去って彼を地上へと叩き落した。*1

四星球をピッコロ大魔王に届けた後、魔封波を使う者が現れないように武道会名簿を頼りに戦士達を次々と殺害。
7人目(アニメでは8人目)の標的としてヤムチャに狙いを定めるが、その途中でピッコロ大魔王のテレパシーが入り、
同胞のシンバルを殺したヤツを始末しろとの命令を受け、ヤムチャ襲撃を中断してシンバルが倒された地へと向かうが、
そこでシンバルを倒した張本人のヤジロベーと遭遇し、彼が持っている一星球を奪おうとするも、その前に生きていた悟空と再戦する。
悟空が生きていた事に驚きつつも以前圧勝したことから敵ではないと高を括っていたが、
先の戦いの悟空は天津飯との決勝戦を終えた直後で疲弊し切っていたのを無理に追いかけてきた状態であり、
1戦目と異なり全快状態であった悟空の猛攻には手も足も出ず*2、奥の手である口からの気功波もあっさりと避けられ、
分が悪いと判断して空へと逃走を試みるが、如意棒で追撃した悟空の怒りのかめはめ波の直撃を受け、跡形もなく消し飛ばされた。
無印DB追体験ゲームのSFCソフト『超悟空伝-突激編-』では、この場面で如意棒を使わずにかめはめ波を撃つと回避され、なんとタンバリン生存ルートになる。
その後天津飯対ドラムの前座として出てきて秒殺されるのでストーリー上の意味は全く無いが

『ドラゴンボール』本編において桃白白のように意図せず他人に致命傷を与えることはあっても、
どれ程悪い相手でも憎んだまま戦うことは無かった悟空が正真正銘の明確な殺意を持って戦った初めての相手である。
そして後にタンバリンと(CVも)同じでクリリンを殺害して悟空を本気で怒らせた事が命運を分けた悪役が登場することになるのだが、それはまた別の話。
録音現場に中尾隆聖氏が参加してる事に気付いた(クリリン役の)田中真弓女史が「え、私また死んじゃうの…?」と青くなったなんてエピソードも
復活手段のドラゴンボールがあるとはいえ、復活するまではそのキャラの仕事は来ないので声優にとっても割と死活問題なのだ。
一応その時は誤解だったようだが、もう完全にトラウマである

余談だが、実はタンバリンはターゲットと歯向かった相手と馬以外殺していない。
先述の怪我で済んだアナウンサーを始め、
アニメ版ではチャパ王抹殺の際にはチャパ王の弟子達を無視して帰ろうとし(仇討ちに挑んできたので返り討ち)、
バクテリアンの際には現場を目撃したホームレスをスルー、ギランに襲われていた親子に至っては「神様」などと呼ばれたのに服を破くだけで済ませている。
恐怖を伝えるには目撃者が必要というスタンスかと思いきや、パンプット殺害の際に大勢いた観客達も恐らくスルーしている。
……仕事人気質なのだろうか。


MUGENにおけるタンバリン

Justin kaiser氏によるMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
システムは『JUS』風で、過去に製作されていたDrP氏の『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』風タンバリンを改変したもの。
突進技など元ゲームの技も一部再現されているが、気弾などの技も搭載されるなど一般格ゲー風にアレンジされている。
超必殺技では巨大な光弾を放つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは以下の動画から

出場大会

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*1
以前にもレッドリボン軍相手にロケットランチャーで攻撃されて筋斗雲が粉々になった事があったものの、
その時は一時的に霧散しただけで呼べばちゃんと来てくれたのだが、タンバリンが撃破した後は呼んでも来てくれなかった。
「魔族に殺されるとあの世にも行けない」という話が作中にあったように、何らかの作用で消滅してしまったのだろう。
後にカリン様の巨大筋斗雲から以前と同量の筋斗雲を分けてもらい、以前のように乗り回すようになった。

*2
後に明かされる「サイヤ人は瀕死から復活する度に戦闘力が増す」性質で先の戦いより悟空が強くなった事も影響したとファンから考察されている。


最終更新:2025年02月21日 20:04
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