「このドリルがあいてをきりきざむおとが、いまにもきこえるようだわい。」
ステージ4の8体の敵キャラクターの内の1体として登場する。
倒しても仲間にはならないが、ハードモードをクリアするとSELECTボタンで対戦でも使えるようになる。
ステージ4のロボは全てイーロボ(プレイヤーキャラ)の上位互換版であり、アシュラは
センジュのアッパーキャラ。
センジュと同じく両手のクローと頭上のドリル、テレビモニターのような顔が特徴的。
名前の元ネタは仏教の守護神
阿修羅で、千手観音とは仏教と腕の数が多いという繋がりがある。
仏教では菩薩である千手観音の方が天部の阿修羅より格上なのだが。
原作での性能
防戦を得意とするロボで、ドリルとクローを駆使した攻撃は
判定とリーチに優れている。
その上足も速いので、待ち型のキャラには重要な間合いの調整も容易。
足の速さとリーチの長さ、ダウン性能付きの技の多さから
起き攻めも得意で、一度攻めに回れば一気に相手を追い詰める事ができる。
反面、
飛び道具が無く投げ間合いも狭いので待たれると辛い。
対人戦では研究が進む中で地味に評価を上げてきており、かなり上位に位置する強キャラとなっている。
技性能解説
- キョウパンチ(→+A 10POW)
- ジャンプパンチ(ジャンプ中にA 10POW)
アームとドリルを同時に突き出しての攻撃。アシュラの主力技。
ベースであるセンジュのそれと同様、リーチが長いのみならず上下方向にかなり広い判定を持ち、対地・対空の両方に使える。
さらにセンジュと違いダウン性能もついているため、1発入ればそのまま起き攻めに移行可能。
ただし出と戻りがやや遅いという欠点はそのままなので、迂闊に振って隙を晒さないように注意。
パンチの影に隠れがちだが、実は立ち回り上かなり重要な技。
単純に前方と下方向の判定が強い上、アシュラのジャンプは他のキャラよりやや速め、かつ低めのためかなり落とされにくく、地上の相手に対する奇襲性能が高い。
そしてこちらもダウン性能付きなので起き攻めへの移行が可能。
アシュラはタイミングを選ばずに出せる突進技を持たないため、基本的に中〜遠距離ではこれを攻めの起点とすることになるだろう。
ドリルとクローによる突きの連打を浴びせる。早い話が
百裂張り手。
基本的に連続ヒットはしないが、空中の相手などに当てた場合は着地するまで当たり続けて大ダメージを与えられる。
判定が強めなので、ドリルハリケーンからの削りや暴れ等連打技に求められることは大体可能。
ただし射程距離がかなり短い。連打技の常として下手なタイミングで出すとただただ隙を晒す事になるので、使い所には要注意。
またリバーサルで出すことでハメ連携を抜けられる……とも言われていたが、
後に『ジョイメカ』の仕様では
起き上がりと同時に出せるのはガードまたは投げのみであると判明したため、
相手が起き上がりに完璧に技を重ねてきた場合これは不可能。
とはいえ
発生が早いのは確かなので失敗を祈りつつ入力しておくのもアリ。
- アシュラスロー(相手に接近して→or←+A 16POW)
センジュのものと全く同じモーションで相手を放り投げる。
首が無いのにクビナゲはおかしいと思ったのか、技名がやたらと没個性なものになっている。
投げ間合いが狭いが、あまり遠くまで投げないので、投げた後前ジャンプ→ジャンプキックでそのまま起き攻めを継続できるのが利点。
ドリルとクローを上方に飛ばす対空技。フライングドリルの代わりに装備されたアシュラ唯一の固有技である。
やや斜め上からほぼ真上までカバーする攻撃範囲と、出てさえしまえば負ける事は無い
攻撃判定を併せ持ち、
反応さえできればあらゆる攻撃を叩き落す事ができる。すごく出も早い。
……が、不用意に出すと無防備の的になってしまうので気を付けよう。相手が飛んでいなかったらアウト。
使用時の
SEが結構サイレントなので、意外と対人戦の方が機能する。
ただし『ジョイメカ』の仕様上AB同時押しは安定入力がそこそこ難しいのである程度の慣れが必要。
また、後隙が大きいので当てても後が続かないというのもネック。
発生の早さは魅力的だが、対空なら強パンチやドリルハリケーンでの切り返しを選択すべき場面も多く、割と使い所を選ぶ。
- ドリルハリケーン(↓ためA 16POW。モーション中に十字キーで速度調整可能)
センジュのドリルアタックとほぼ同一の技。センジュのものより単純に性能がアップしている。
出掛かりに少し無敵時間がある上、発生中も
喰らい判定がかなり小さくなる&後方に下がるため判定負けしにくく、切り返し性能が非常に高い。
ただ発生が遅めで速度も微妙なので飛び道具には落とされやすい。
また長めのクールタイムを挟まないと再使用できないのもドリルアタックと同じなので要注意。
ステージ4のロボだけに基本性能が高く、コンパチキャラであるセンジュとは強さランク的には天と地の差。
防戦に強いのはセンジュ同様だが、性能の底上げによりがっつり攻めに転じられるようになったのが非常に大きい。
ただ、先に触れた通り待たれるのは苦手という欠点はそのまま。
それでも足が速くなったおかげでセンジュよりは大分マシなので、前ジャンプからのジャンプキックなどで上手く奇襲をかけていきたい所。
CPU戦のアシュラは地上戦を好み、全然ジャンプせずひたすらシャカシャカ近付いてくる。
下手に飛べばアシュラニードルの餌食になるのでこっちも地上戦でお相手してやろう。
投げ間合いが狭いのに迂闊に近寄ってきて投げの餌食になってくれる事も多いし、強パンチや飛び道具で適当に牽制しているうちに死んでるという事もよくある。
切り返しなら脅威になりそうなドリルハリケーンも雑に
ぶっぱしてくれる事が多く、飛び道具があれば楽々落とす事が可能。
このハリケーンぶっぱが無かったら、もっと強敵になっていただろうという説も。
MUGENにおけるアシュラ
卵寒天氏が製作したものが存在し、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。
原作通りの技が搭載されているが、上下ガードや空中ガード、ダッシュやバックステップなど、
現在の格闘ゲームで標準装備されている要素も追加されている……が、
空中ガードや
ブロッキングのあるMUGENでは原作通りの迎撃戦法はやや厳しいか。
そこで卵寒天氏のアシュラには、MUGENならではのアレンジが施された。発生1
Fも投げのみ。
まず通常技の立ちキック(ダメージ40&発生6F)、そしてアシュラニードルが空中ガード不可に上方修正された。
ジョイメカには空中ガードが存在しないので、原作としてはこれが普通である。
この調整はむしろ「相手キャラを一時的にジョイメカ仕様にさせる」と言った方がよろしいか。
アシュラニードルはタメコマンドに変更されて出しやすさアップ。発生は2F、ダメージ80。
そして、ドリルハリケーンは無敵時間延長と発生開始の早期化がなされた。発生16F、ダメージ110。
いくらセンジュの技より性能が良いとはいえ、原作の他キャラの壊れた突進技に比べれば、
無敵時間と発生のネックは指摘されていたので温情修正と言った所か。
この他にも、ビートドリルの威力がアップしている。発生は5F、ダメージ90。
ただし、ビートドリルはガードしないと1ヒットで強制的に相手を吹っ飛ばすようになっている。
外部
AIは乱入者氏(現在入手不可)及びIX氏によるものが確認されている。
乱入者氏のAIはLvが8段階まで調整可能となっているが、氏曰くMUGEN大会動画では「Lv7を推奨します」との事。
待ち戦法の鬼かと思いきや、ぴょんぴょん飛び回り空中ガードとめくり攻撃を狙ってくる。原作のCPUもこういう動きだったら……。
さらにある事をするとAIレベルをLv9に設定可能。ただし「LV9の動画での使用は許可制」となっているので注意。
また、このAIには発狂システムという3ラウンド制推奨のシステムがある。
これは原作の『ジョイメカ』に近く(3ラウンドになると急激に動きが強くなる)、チーム戦でも順番によって影響を受けるようだ。
なお、発狂度はある事をすると操作可能。無論やるなら自己責任で。
出場大会
凍結
削除済み
最終更新:2025年05月19日 01:17