ケムジラ


円谷プロの特撮作品『ウルトラマンタロウ』に登場する怪獣。別名「食葉怪獣」。
名前の通り、毛虫がモチーフの怪獣で第17話「2大怪獣タロウに迫る!」、第18話「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」に登場。
口から人間を失明させる毒を含む糸を吐き出し、危機を感じると尻から「イエローガス」を噴射して身を隠しながら逃走する。
大昔に生息していた昆虫怪獣で、バードンの好物でもある。
大昔絶滅に追い込まれたとされていたが、大熊山の火山活動で休眠していた個体達が復活した。

当初は数センチメートル程度の大きさで、数匹で農家のスイカを食べ荒らし、
地震研究所の所員まで襲うが、所員共々バードンに目を付けられ餌食となるが、
逃れて生き延びた1匹がZATガンで撃たれた時にそのエネルギーを吸収して巨大化。
タロウが応戦するが、戦場に迷い込んだタケシ少年を気遣って自由に戦えないのをいい事に、
糸攻撃やイエローガスで応戦しカラータイマーを点滅させるまで追い詰めたが、
そこにバードンが乱入したため、大乱戦へと発展する。
タロウとバードンの戦闘をよそに逃走を図ったがバードンが見逃すはずもなく、
噴射したイエローガスも翼で吹き飛ばされて通用せず、クチバシ「シャークノーズ」で滅多刺しにされた挙句、貪り食われてしまった。

巨大化時に繭のような物体から出現したが、この巨大化が成体なのか突然変異なのかは不明。
キングマイマイやゴグランなどの虫怪獣のケースを踏まえて、『タロウ』のケムジラは変異体で、
順当に羽化した形態があるのではとファンから推測されている。

ハンデがあったとはいえ、タロウを敗北寸前まで追い込むなど中々の強豪であり知名度も高いのだが、
名が知られている主な原因は強さではなく強敵バードンのエサという不遇な肩書きのためであり、
バードンの知名度に引っ張られている意味合いが強い。

ウルトラマンX』第2話でも再登場が検討されていたが、スーツを新造できないために見送られたという。
……出たところでバードンに食われるのがオチだったろうし、ケムジラにとってはこれで良かったのかもしれない。

『ザ・グレイトバトルⅣ』ではバードンが投下してくる爆弾として登場。
そのままプレイヤーに抱きついて自爆してくるので、近付かれる前にさっさと倒してしまおう。


MUGENにおけるケムジラ

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
邓v东西氏の製作したスプライトを用いて作られている。
「糸くず」や「イエローガス」など飛び道具の必殺技に加えて、
幼虫のケムジラを呼び出して攻撃させる技を持つ。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「糸」「幼虫群」に加えて、
一定時間飛び道具を無効にし、相手にダメージを与える「イエローゾーン」がある。
なお、12Pは常にイエローゾーン状態になる。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2024年03月15日 21:01
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