鳥山明氏の漫画『
ドラゴンボール』および各種メディアミックスに登場する悪役。
「栽培マン」と表記される場合もある。海外では「Saibaman(複数形はSaibamen)」という表記になっているようだ(
サイバーマンではない)。
担当声優は、アニメ版『Z』の時は
古川登志夫
氏、
鈴置洋孝
氏、
古谷徹
氏といったZ戦士の声を充てていた方々が兼任した。
2004年以降は『GT』で
ベビーを演じた
沼田祐介
氏で固定されている。
……ベジータを支配したキャラからベジータに使われるキャラに成り下がるとは何の因果か。
海外版では
John Burgmeier
が吹き替えを担当しており、こちらも
天津飯との兼任。
『サイヤ人編』において地球に来襲した
ベジータや
ナッパによって使用された
生物兵器。
種を地面に撒くと数秒で成長して兵士になる。地球の土は育ちがいいらしい。
頭から地面を大きく抉り取るように溶かす溶解液を吐き出す能力を持つ。
劇中では6体が登場した。
この6体が倒されて以降、『
フリーザ編』では再登場しない事から、フリーザ軍の一般的な兵力ではなくサイヤ人特有の兵力のようだ。
ちなみにアニメ版では
幼少期のベジータの戦闘テストの相手として強化型のサイバイマンが使われ、『
GT』において再登場。
地獄から大量に復活したが、
ウーブによって呆気なく倒された。
1体1体の戦闘力は
ラディッツとほぼ同等(ラディッツの戦闘力が1500、サイバイマンが1200)で、
それだけ見れば修行を重ねた地球のZ戦士達にとっては然程敵ではないのだが、危機に陥った際の最終手段として
相手に抱きつき自爆して道連れにする。
さよならベジータ、ナッパ…どうか死なないで…
「クリリンはもしものことがあればもう生き返れないから」と代わりに進み出た
ヤムチャを道連れに自爆した事は語り草になっており、
残りのサイバイマン達をその
クリリンがほとんど一掃したものだから目も当てられない。
唯一、クリリンの攻撃から逃れた一体はそのまま
悟飯に襲いかかろうとしたが、
ピッコロに阻止されあっさりと倒された。
後年のゲーム作品などでも
ヤムチャのみサイバイマンの自爆で即死するなど、なにかとネタにされている。
『ドラゴンボールファイターズ』では、ヤムチャVSナッパ戦のヤムチャ勝利時に、
ナッパ目掛けてサイバイマンを送り返し、ナッパにあのポーズをさせる。
この際に死亡したヤムチャの姿の画像はコラ画像やニコニコ動画のMAD等、様々な場所で広まっているため、このシーンだけは知っているという人も多い。
アニメ版『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い』の第2話ではよりによってこのシーンをパロディしており、
画面左下にはサイバイマンの残骸まである。
言葉は話せないようだが、
天津飯によって負傷した個体がベジータに始末されたのを見た上で、
ヤムチャへの自爆を敢行したようにも見え、ある程度の判断力はあるようである。
2024年放送の『ドラゴンボールDAIMA』にて、もとは大魔界産であることが判明。
かつては外の世界にも流通するほどの数があったようだが、作中時点ではだいぶ減ってしまっているとのこと。
また、サイバイマンの種をもとに魔人クウ、魔人ドゥーという2人の魔人が生み出される様子も描写されている。
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ゲーム作品での活躍 |
FC、SFC時代のRPG作品では原作通り雑魚敵として登場する。
また、『強襲!サイヤ人』『超サイヤ伝説』においては、
「カイワレマン」「キュウコンマン」「コピーマン」「ジンコウマン」「テンネンマン」といった 色違いが敵キャラとして登場する。
キャラゲーにありがちなオリジナル雑魚敵と言ってしまえばそれまでなのだが、
RPG要素のあるドラゴンボールゲームにおいては高頻度で登場している他、
初出がFCのソフトだったにも拘らずDSソフト『サイヤ人来襲』や令和のDBゲーム『カカロット』、
各種DBソシャゲ等においても未だに現役で登場し続けており、下手な原作サブキャラより馴染みのあるという稀有なオリジナル雑魚達だったりする。
PS2『ドラゴンボールZ』ではCPU専用キャラとして登場。
『ドラゴンボールZ2』のストーリーモードではドクター・ゲロが強化した5色のサイバイマンを 「栽培レンジャー」として呼び出す場面がある。
『ドラゴンボールZ3』ではプレイアブル化。
同時にプレイアブル化したセルジュニアと共に、体力ゲージ1本毎に1体(同ゲームはデフォルトで3本、最大で7本)という特殊なキャラになっている。
この1本1キャラというシステムと、お互い体力ゲージ0.5本になるまで体力が減り続ける装備スキル「ウイルス性の心臓病」の相性がよく、
スキルカスタムありのCOM同士の戦いという条件では最強クラスになっている。
また、必殺技の「自爆」を ヤムチャに当てると即死となるという、ヤムチャ涙目な原作再現がある。
PS2/Wii『Sparking!』シリーズでは量産型ゆえに同キャラをチームに複数入れられたり、
溶解液など低消費で使いやすいブラスト技が揃っていたり、
水中では気力が溜まりやすくなったりして強くなるという特性はあるが、やはり弱い。
『Sparking!NEO』では ラディッツのIFストーリーにて彼がピッコロ相手に使用するが、
不良品だったためにラディッツを攻撃し、そこから思わぬ展開へと進んでいく事になる。
詳細はラディッツの項目参照。
アーケード『ZENKAIバトルロイヤル 超サイヤ人覚醒』やPS4/XBox One/PC(Steam)/ Switch『ドラゴンボールファイターズ』のように、
プレイアブルキャラクターとして登場しない作品においても、ナッパが種を植えて 召喚する等、技の演出で登場する事もある。
PSP『タッグバーサス』では栽培マンの1体に自由に生きたいという意思が芽生え、 悟飯と手を組みナッパに反旗を翻すIF展開がある。
『ドラゴンボール ザ・ブレイカーズ』ではレイダー側がベジータを選択した時に最初に操作する事になる。
本作では一般人やサバイバー側を襲う事でレベルを上げるシステムになっており、レベルアップでナッパ、ベジータへと交代する。
一般人を襲った時に溶解液を使用し、襲われた一般人は(直接解けるシーンは描かれていないものの)チリ一つ残さず消滅するので苦手な人は注意。
サバイバー相手に自爆を決めれば即レベルアップ(ナッパに交代)できる。この際、自爆を受けたサバイバーは例のヤムチャのポーズになる。
一定時間経過でベジータに処刑されてしまう(サバイバーに倒された場合と同じくペナルティ付きのレベルアップになる)。
『カカロット』では 魔人ブウ編のサブストーリーで登場。
修行の旅に出ていて不在の天津飯の畑に湧いた害獣扱いであり、近隣の住民を困らせている所をグレートサイヤマン扮する悟飯が対処する事に。
ちなみに依頼主はランチであり、サイバイマンが持ち出した野菜は料理されて住民に振舞われた。
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MUGENにおけるサイバイマン
The_None氏とBalthazar氏の共同製作によるものが存在する。The_None氏のサイトで公開されている。
ドットは恐らく手描きと思われる。
ボーナスゲームに近いキャラで、一度に複数のサイバイマンが現れる。イントロ終了後に地面に潜り、試合が開始すると飛び出してくる。
体力ゲージは全員で共有しており、攻撃を当てて個体を倒すと体力が少しずつ減っていく。
気弾を飛ばしたりゲージ技で頭から硫酸をまき散らしたりする他、ジャンプ頭突きなどの打撃も用いる。
まき散らされた硫酸は通常は
飛び道具扱いだが、地面に水溜まりのように留まる事で
設置技になり、上を通った相手をスリップさせる。
一定時間で消滅するが、一度に広範囲に水溜まりが残る上に効果時間も結構長く、更に本体からの攻撃も組み合わさる事で回避し辛くなる。
投げ技や
ロック技も喰らい、それで個体が死ねば体力も消費される。ただしキャラによっては投げ技を決めても途中で
キャンセルさせられる。
相手に抱きついて自爆する技も搭載されており、自分側の体力を消費してダメージを与える。威力はそれほど高くないため大した脅威ではないが、油断は禁物。
自分側の体力が残り少なくなってから最後の一個体が自爆を試み、ダブルKOになるというお茶目な一面も。
数の暴力を体現したキャラクターであり、理不尽な強さというわけではないが、簡単に言うと
「鬱陶しい」戦い方が得意。
範囲の広い
飛び道具や
全体攻撃、ヒット数の多い突進技などがあれば比較的楽に倒せるだろう。
AIも搭載されており、8段階に調整可能。
大会におけるチャレンジ企画やストーリー動画の雑魚敵などにいかがだろうか?
この他にE-FRY氏製作の
小ポトレが存在し、かまぼこサイハ氏によって代理公開されている。
出場大会
出演ストーリー
最終更新:2025年02月19日 18:04