「有機生命体は…抹殺!」
『
ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するロボット。別名「天球ガーディアン」。
担当声優は
石塚運昇
氏。
マルチバースを飛び回り、様々な惑星を物理的な衝突で滅ぼしてきた人工天球「ビートスター天球」を司るマスターコンピューター。
普段はビートスタータワーと一体化しており、
複製生産した
キングジョー、
インペライザー、レギオノイド、
エースキラーといったロボット達を使役して戦わせるが、
下半身部分の拘束を解くことで単独で行動することも可能。
ちなみにスーツは『
ウルトラマンダイナ』の劇場版に登場した
デスフェイサーの改造であり、そのため両者のデザインは非常に似通っている。
ビートスター天球は侵略を受けて滅んだとある宇宙人の手で作られたコロニーだったが、
侵略から逃れた後も生みの親である宇宙人達は天球すら脅かしかねない争いを続けていた。
これにより、有機生命体を「宇宙を滅ぼす癌細胞」であると認識したビートスターは創造主達を滅ぼしてしまう。
そして全宇宙の有機生命体の抹殺を企てるに至り、ビートスター天球を妖星ゴラス風に衝突させて粉砕する手法で、
知的生命体の住む惑星を次々と滅ぼしていた。
物語冒頭ではアナザースペースでジャンボットとエメラナを捕らえ、
転移したM78ワールドのリゾート地「惑星ブラム」を標的にしたことでゼロ達と対峙する。
ロボット軍団に加えて、捕えたジャンボットをベースモデルに作り出した宇宙最強のロボット「ジャンキラー」を送り込み応戦したが、
ジャンボットの人工知能まで忠実にコピーしていたため、エメラナの説得によってジャンキラーに離反されてしまう。
タワー内に侵入してきたゼロを迎え撃って追い詰め、駆け付けたジャンキラーの説得も「非論理的」と一蹴し、戦いを続行。
ジャンキラーの攻撃を全て計算済みとして先読みするが、
搭乗していたヒュウガの操縦により放たれた計算外の正拳突きで顔面を破壊される大ダメージを受け、
続けざまにゼロのプラズマスパークスラッシュをモロに受けて致命傷を負い、
自身の思想も「心を持たないお前なんかに俺達の命を裁く権利はねえ!」と一蹴される。
皮肉にも自分が不要と見なした人間により敗北のきっかけを作られる形で主張を覆されたビートスターは、
なおも自身の間違いを認めない発言を続けたが、今際の際に「私は…怖かった…」と呟き、
電撃を発射して人工太陽を破壊し、天球もろとも自爆した。
ビートスターの行動の根幹は脱出コロニーのマスターコンピューターという出自故に搭載されていた、
「天球の安全と環境維持のために障害を全て排除する」というプログラムを暴走させたものと思われていたが、
実際には彼もまたジャンボットと同じく心を持つ機械であり、
自分の心の弱さに負けて過激な行動に出てしまったことが示唆されている。
なお、ビートスターの回想から、彼の創造主の故郷を滅ぼしたのは
バット星人だったことが明かされている。
『ロストヒーローズ2』ではハザードキューブの中ボスとして登場。
射撃無効の他、HPが一定量を下回ると自爆攻撃を仕掛けてくるなど原作を彷彿とさせる行動をしてくる。
また、『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では「サンダービートスター」という派生型が登場する。
ゲームでは出演機会こそ少ないが、何れも中々良い待遇を受けていると言える。
「何故だ?私が間違っていたと言うのか…?
……私は間違ってなどいない。私は正しい…!
私があってこそ…全ての宇宙の平和と秩序が保たれる…。
私があってこそ…私が…私が……」
「私は…怖かった…」
MUGENにおけるビートスター
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトはデスフェイサーを改変して作られているが、
性能は製作者曰く
デストルドスを参考にしたらしく、差別化はされている。
機動力の高いワープパンチや、画面内に二体までキングジョーを召喚可能な必殺技を持つ他、
電撃やミサイルなどの優秀な飛び道具も備えている。
超必殺技はいずれも1ゲージ技で、「放電」「キングジョー軍団」「必殺ミサイル」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2022年01月29日 22:23