【銀河の三人】

銀河の三人 とは、【ファミリーコンピュータ】用のゲーム。

概要

銀河の三人


ふりがな

ぎんがのさんにん

ハード

【ファミリーコンピュータ】

メディア

ロムカセット

ジャンル

ロールプレイングゲーム

発売元

任天堂

開発元

パックスソフトニカ

デザイン

永井豪

プレイ人数

1人

発売日

1987/12/15 (日本)

値段

5,000円(税別)

日本販売数

22万本

【ファミリーコンピュータ】向けに発売したゲームソフト。
各社PC向けにエニックスから発売されていた『地球戦士ライーザ』の移植作品であるロボットRPG。任天堂が発売したゲームでは初のRPGである。
移植するにあたってグラフィックやデザインを一新しており、キャラクターデザインにはなんと永井豪が起用されている。そのため、『地球戦士ライーザ』とはビジュアル面で受ける印象が大きく異なる。*1

CMや目立った広告活動は行われず、同時期には『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』と言った大作RPGが集中的に発売していた事もあり、販売22万本という(当時の目線では)乏しい結果となってしまう。
また、移植も一度も行われていない。

ストーリー

西暦2300年……。
人類は地球連邦国家をつくり、永遠に戦争を放棄した。国境はなくなり、すべての人に愛と平和が与えられた。
しかし、外宇宙から現れたナゾの文明“ガルム”の攻撃により、地球はふたたび危機をむかえることになった。

「我々はおろかなる戦争によって我が大地ガルム星を失った。
我々は第2のガルム星をさがし、2億6千万光年の旅を続けてきた。
そして今、ここに安息の地を見つけたのだ。
その名は地球……。」

ガルムの強大な軍事力に地球は敗北寸前まで追い込まれていた。

ゲームシステム

  • 基本の流れ
    アドベンチャーパートのコマンドを入力して移動を繰り返し、敵と遭遇したらフロントビューのコマンドバトルでそれを倒して進んでいく。
    アドベンチャーは「ちょうやく」コマンドで「きょり」の数だけ移動して目的地を目指す。
    バトルではビーム・ミサイル・リミのESP・ぼうぎょのいずれかを選択して戦う。逃げる事もできる。ライーザのH・Pが0になるとゲームオーバー。
    惑星にたどり着いて調べると2Dのアクションパートが始まり、ライーザを直接操作して探索していく。
  • 武器の交換
    太陽系のどこかにはウラン(本作のお金)を使って武器やエネルギーを購入できる場所がある。いわゆるショップに該当するシステム。

キャラクター

※元がエニックスの作品のため、本作のキャラクターのページは作らないでください。

  • あなた(主人公/名前変更可能)
    地球軍エースパイロット。地球戦士としてライーザに乗り込む。
  • ブルー
    地球戦士ライーザのパイロット。きみのよきパートナー。ひょうきん者だが、友情に厚い。
  • リミ
    多くのナゾを秘めた美少女。この宇宙のどこかで、きみが助け出してくれるのを待っています。
    移植元の『地球戦士ライーザ』からの変更点として、彼女がESPで補助してくれるようになった。
  • ライーザ
    日本の科学者がガルム迎撃用に3年がかりで開発した超空間跳躍移動が可能な地球軍最強メカロボ。
    全高18.9m、全装備重量22.52t、エンジン最大出力349PW、装甲圧55.6cm、ビーム出力36.9MW、ミサイル最高装備20基。
    武装はビームとミサイルの2種類で、これは装備品として付け替えられる。
    2機存在しており、主人公が赤、ブルーが青のライーザに搭乗して戦う。ちなみに『地球戦士ライーザ』では逆のカラーだった。
    デザインは『超時空要塞マクロス』のバルキリーのバトロイド形態のオマージュと思われる。
  • コンピュータドール ミオ
    理論を愛し、理論に生きるライーザのオペレーター。
  • ダイチ
    地球軍総司令官。
  • ヒロキ
    天才科学者、物理学の世界的権威、2年前に行方不明になる。
  • セイギ
    ユニックステーションでガルムの情報を集めている。

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最終更新:2024年01月23日 17:12

*1 『地球戦士ライーザ』は明らかに『超時空要塞マクロス』等の80年代SFロボットアニメをオマージュしたデザインで、いわゆる「リアルロボット」を意識した作風であった。それに対して永井豪は『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』といったバイオレンスで劇画調のいわゆる「スーパーロボット」で知られており、同じロボットアニメでもデザインの方向性自体が正反対となっている