ランペル とは、【ペーパーマリオRPG】のキャラクター。
ランペル |
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他言語 |
Doopliss(英語) |
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別名義 |
???? |
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初登場 |
【ペーパーマリオRPG】 |
変身能力を持つ【バケバケ】らしきキャラクター。
自らが変身するだけでなく相手を変身させる事もでき、更に名前や姿をも奪い取ってしまう。
一人称は「ぼく」で、「うしゃしゃしゃ!」と笑う。「チャオチャオ!」という挨拶をする他、英語も使う。
HP |
攻撃 |
防御 |
備考 |
リスト |
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40 | 4 | 0 | ステージ4 | 104 |
40 | 6 | 0 | ステージ8 |
ステージ4のボス。ウスグラ村の住民達を「いつもくらくてブツブツ言っててつまらなそうだったからどうせならブヒブヒ言ってる方が面白そうだった」という理由だけで【ブタ】の姿に変えた元凶。
恐ろしい呪いをかける化け物として恐怖の対象となっているのとは裏腹に本人は非常にノリが軽く、本拠地であるオドロン寺院の中にあるテレビや冷蔵庫が置かれた所帯じみた自室で暮らしていた。
最初はオドロン寺院で名前を隠して登場。体力が減ると紫色の【マリオ】の形となるが、ステージ3のボスである【マッチョガンス】どころか中ボスである【ゴールド・ホーク】よりもステータスが低い。状態異常耐性もボスとしてはかなり低いので簡単に勝てる。仲間にも「大したことなかった」と評されている。
なお、変身前の攻撃モーションはやはりバケバケに酷似している。
変身前にHPを0にしても戦闘終了にならずに変身する件へ突入し、HPが10の状態で戦闘が再開される。
戦闘後、スターストーンを手に入れて解決して寺院を後にする……と思いきや、プレイヤーが操作するのは残された紫色のカゲの方である。
なんと、【マリオ】の名前と立場を奪い取られてしまい、仲間たちもそちらへ付いて行ってしまう。
彼曰く彼の変身能力は自分だけではなく他人であっても簡単に変身させることが可能なものの、本当に相手そのものになるために元の名前の身体の持ち主を消す必要があるため、今度こそ完全にマリオを抹殺して完全に成り代わろうとしているとのこと。
その後はウスグラ村の入り口付近で「ぼくの名前を当てることが出来たら名前を身体を返してやる」と述べているもののこの時点ではプレイヤー側に名前を知るヒントはまだ無く、更に事前に外部情報でランぺルという名前を知っていたとしても一文字選択できず絶対に当てられないため戦闘するしかない。
いざ戦闘となっても一切のダメージを与えられない(が、ランペルの攻撃でダメージを受ける事も無い)ため倒すことは不可能。戦闘前に
「バトルからにげだそうなんておもうんじゃないよ!!」
と
丁寧なフリを受ける
言われた通りとっとと逃げるのが吉。
その後は同じ場所を通るたびに名前入力と戦闘をやらされるため移動は最小限にしたい。
なお、「エムブレームW」を付けた状態で勝利しても、デフォルトのマリオの色に変身している。
その後はウスグラ村に滞在しており、村長宅でクリスチーヌらの仲間と一緒に呪いから村を救ってもらったお礼のもてなしを受けている。
ちなみに仲間たちは流石に入れ替わったこと自体には気付いていないものの「こんなにお喋りな人だったっけ?」と首をかしげている。
ビビアン加入後はカゲかくれで【カラス】達から「例の化け物は本当の名前を呼ばれるのが弱点」という情報を得たことで、彼の秘密を探れるようになる。
オドロン寺院の地下に向かい、そこにいる【オウム】から「ランペル」という名前と、それに答えるための「『ン』のもじ」(英語版では『p』)を入手し、これでようやく本当の名前を突き付けることが可能になる。
オウムが幽閉されているのは名前を知っている者が1人はいないと呪いが発動しなくなるためらしい。
プレイヤーが名前を知っていればオウムからの情報は別に聞かなくても良いが、「『ン』のもじ」の入手は必須。
いざ名前を突き付けると発狂した後に逃走。改めてオドロン寺院を訪れることでようやくまともなボス戦となる。そして名前の秘密を知ったことでダメージを与えることも可能になった。
「マリオ」の名を聞いてビビアンは逃げてしまうものの、数ターン後に復帰する。
敵として仲間も登場するが、倒してもチェンジしてくるのでランペルだけを狙おう。
戦闘は例によってムキムキボディで楽勝だが、ビビアンがバトルに参加する3ターン目以降の方が良いだろう。
ピンチデガンバルとキケンデパワーをつけてレンゾクジャンプを使うと、ビビアンが加勢する前に倒すことができる。この場合でも話は通常通り進む。
名前が判明するまでは、ターゲット選択時では「????」と表記され、クリスチーヌでものしりしても「(本には)コイツのことが のっていないの」と言ってくる。一応似ている敵がいるということで、ランペルの解説・HPの可視化・ものしりリストの登録はされる。
名前が判明した後やステージ8で再戦する際はちゃんと名前が書かれるようになる。
倒した後はビビアンが離脱した【カゲ三人組】に拾われて一員となる。その経緯は明かされていないが、ものしりリストの解説によると【マジョリン】に脅されたという。
そちらでの立場は非常に弱く、マジョリンから「シロスケ」呼ばわりされてパシリ扱いされ、発言しても黙らせられてしまう。また、このあたりから既にマリオ一行に名前がバレてしまったこともあるのか自分の名前を主張するようになる。
ステージ6の【リッチリッチエクスプレス】では【ミスター・トロン】に変身してかき乱してくるが、戦闘にはならない。
ステージ7クリア後では【フランクリ】に化けて1000年のトビラを開けるように指示した。
ステージ8のやみのきゅうでんではフランクリに化けていたことをネタばらしを行い、やみのきゅうでんで再び戦闘になる。
こちらは2ターン目以降にはマリオや仲間にも変身して仲間のわざを使ってくることがあるとはいえ、やっぱり大した事が無いので三人組で一番弱い。
ちなみにステージ4と異なり、再びマリオの姿になってもハンマーでの攻撃はしなくなり、ジャンプ攻撃をするのみである。
仲間に変身した場合、ランク2のFP0の攻撃及び攻撃力に依存するため素の姿より攻撃力が低かったりする。
あえてビビアンを出してランペルに変身させるという遊び方も一応できるが、専用セリフは特に用意されておらず、炎属性の攻撃を持たない普通のカゲぬけパンチしかしてこない。
エンディングではマリオの姿に変身し【クラウダ】の舞台でデビューしているようであり、どうやら変身できる能力が役に立っているらしい。
当時のTVCMではマリオとなって喋るシーンが映し出されており、一部のプレイヤーからは「本作のマリオは台詞付きで喋るのか?」と思われていたらしい。
紹介映像でニセマリオ共々喋るシーンが使用されている。
ニセマリオの時には逃げる時の初期ゲージが最初から最大になっており、2回目以降は戦うか逃げるか直接選ぶことができるようになった。
名前と身体を奪われた状態での戦闘突入時には
「大事なことだからもういちどいうよ!バトルからにげだそうなんておもうんじゃないよ!!」
と
一層丁寧なフリ
改めて言われるようになったため逃げるべきなのがわかりやすくなった。
また、ニセマリオの時のセリフ送りのSEはマリオのボイスになっている。
「エムブレームW」をつけた状態で倒すと、彼が変身するニセマリオもワリオカラーになり、ウスグラ村の住民のセリフも「黄色いボウシ」、「ムラサキ色のツナギ」に変わる。
名前と姿を奪われている間では本物のマリオは【たつじんさん】から「ナナシくん」と呼ばれる。
名前が判明した後のニセマリオ戦ではビビアンが加勢する前に倒そうとすると、マリオから奪ったと思われるきんきゅうキノコで回復してくるようになり、ビビアンが戦闘に復帰する前に倒すことができなくなってしまった。
1戦目と2戦目がものしりリストに分けて掲載されるようになり、ナンバーは1戦目は107、2戦目は108となる。
ニセマリオの時はものしりできないためリストの対象には含まれない。
追加されたアートギャラリーのラフスケッチには「バケバケ」と書かれており、やはりというかバケバケの一種であったらしい。
ゲームとは異なり一人称は「おれ」で、語尾には「ペル」と付けて喋る。
こちらでも弱いキャラとして登場。そのため住民をブタにした理由も変わっており、「自分より弱い存在にするため」というものになっている他に養豚場にまでしようと考えていたらしい。実際に戦うとあまりに弱かったせいで臆病ものの【ノコタロウ】からも下に見られる始末だった。
しかし、ケーキの食べ残しにつまずいたマリオとぶつかったせいでカラダが入れ替わってしまう。
どう考えても言葉遣いがおかしいのだが、クリスチーヌもノコタロウも気づかず攻撃してくる。
ノコタロウがあまりにくだらないギャグを言った際に一切ツッコまず笑い転げたことでようやくクリスチーヌが異変に気づく。そして、入れ替わったときと同じ状況を作り出した。
この入れ替わった時と同じ状況が間違い探しになっており、全ての間違いを言い当てたことで元の体に戻る(たった一つだけ絵では判断できない間違いがあり、クリスチーヌはそれも読者に指摘した)。
戻った後はまた弱くなってしまったことに泣いていたが、マリオが「自分の力で強くなれよ!」と諭したことで改心し、前向きにやっていく姿を見せた。
その後の【カゲの女王】との戦いでも味方扱いでマリオ達に応援を届けている。
これによってカゲ三人組に加わることは無く、【リッチリッチエクスプレス】では【ミスター・トロン】に化けることはなく本物が登場した。