マリオカート8
とは、【Wii U】?用のゲーム。
概要
【Wii U】?で発売された『マリオカートシリーズ』の一作。
基本設計は【マリオカート7】をベースに、新たに「反重力」の要素が取り入れられた。各コースの特定エリアに突入するとマシンが変形し、壁に張り付いて走行。障害物に当たると加速するという、普段と異なる操作法を楽しめる。
シリーズ初のダウンロード追加コンテンツが導入され、さらに他のゲームシリーズとの本格的なコラボレーションも実現した。
2017/04/28には【Nintendo Switch】向けに、本作を手直しした【マリオカート8 デラックス】が発売された。
ダウンロードコンテンツ
無料DLCと有料DLC2種類が存在する。
無料配信
2015/08/27から配信。無料。
メルセデス・ベンツとのコラボで、【GLA】、【W25 シルバーアロー】?、【300 SL ロードスター】のマシンフレームをダウンロードできる。
有料配信
各741円+税(現在は税込800円)。第1弾と第2弾を合わせたパックが1111円+税(現在は税込1200円)で販売されている。
第1弾
2014/11/13配信開始。『ゼルダの伝説シリーズ』コラボがメインのパック。以下のものが収録されている。
第2弾
2015/04/23配信開始。どうぶつの森シリーズコラボがメインのパック。以下のものが収録されている。
ゲームシステム
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反重力
本作の目玉となる新要素。各コースの「反重力プレート」に入るとマシンが変形し、宙に浮いた状態となる。
反重力エリア内では相手やスピンターボバーに衝突すると加速し、壁に張り付いて走行すると言った具合に通常の重力と異なる操作感を要求される。
反重力によって一部コースでは上下が逆転するコースもある。
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バイクとバギー
【マリオカートWii】に登場した【バイク】が再登場。ウィリーは廃止(ダッシュ専用モーションになった)されており、曲がりやすく加速力が高いという特徴を持つ。また、バイクの中でもノーマルバイクとハングオンバイクの2種類に分別されており、ハングオンバイクはより加速力とコーナーの曲がりに特化している代わりに軽量化されている。
更に新たなマシンフレームとして【バギー】?(ATVバギー)が登場。性能は【カート】とバイクの中間的な扱い。ピーチ/デイジー/ロゼッタ/ピンクゴールドピーチは、バイクと同じくスーツを着る。
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マリオカートTV
『マリオカートWii』の「マリオカートWiiチャンネル」を引き継いだ形のような要素。世界中のプレイヤーが撮影した様々な映像を閲覧できる。
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バトルコース無し
本作はバトルモード専用のコースが存在せず、既存のコースでふうせんバトルを行う形が採用されている。
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200cc
2015/04/23のアップデートで追加された排気量。通常の排気量よりもさらに高い排気量で、物凄いスピードとなる。
減速したりドリフトブレーキを使わないと曲がり切れないコーナーもある。CPUも急コーナーを曲がり切れず壁に接触したりコースアウトする事もある。
Ver.4.1にて、グランプリモードではミラーと共に最初から選べるようになった。
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アイテムの仕様
本作ではアイテムを1個しか持つ事が出来ない(甲羅などを装備してもアイテムウィンドウが開かず次のアイテムをストック出来ない)。また、アイテムボックスを割った時に1位との距離によって、出るアイテムの種類と確率が決まるようになった。
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コースアウトからの復帰
コースから落下した時にジュゲムがすぐに飛んできて、素早く復帰するようになった。
キャラクター
通常キャラクター
初期
隠し
グランプリをクリアした時、1カップにつき1体がランダムにアンロックされる(Miiは8番目で固定)。既にクリア済みのカップでは解除されないが、排気量が違っていた場合は解除される。
Miiは対応している【amiibo】を初めて読み込ませてもアンロックされる。
DLCキャラクター
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DLC特典
DLCを両方購入すると以下のカラーバリエーションが選択可能になる。性能の違いはない。
お邪魔キャラ
その他
乗り物
※ボディフレームのみ記述してください。
カート
バイク
バギー
DLCカート
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メルセデス・ベンツコラボ
無料アップデートで使用可能。
ゲームモード
グランプリ
1人または2人用。キャラクターを1人選んで12人でグランプリカップの総合得点を競うレース。
100ccや150ccをクリアした際、ランクだけが下位のエンジンクラスに引き継がれる(引き継ぎ先のランクが同じか高かった場合は引き継がれない)。クリア状況自体は引き継がれない。
Ver.2.0から各レースをゴールした後のメニューで、「ハイライトをみる」(リプレイ)の項目の上に「つぎのレースへ」が配置された。
タイムアタック
1人用。1つのコースのタイムを競う。
VS
細かいルールを設定し競い合う。オフラインでは最大4人、オンラインでは最大12人同時にレース可能。【マリオカートDS】や『マリオカート7』と同じく、チーム戦でも味方の攻撃は当たってしまう。
ふうせんバトル
制限時間内に相手の風船をたくさん割ってポイントが多い方が勝ち。オフラインでは最大4人、オンラインでは最大12人同時にバトル可能。チーム戦でも味方の攻撃は当たってしまう。風船が全て無くなったプレイヤーはゴーストとして復活する(相手に攻撃を当ててもポイントは得られない)。
アイテム
☆が付いているアイテムは装備可能。
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コイン(ルピー/ベル)
【スーパーマリオカート】以来の復活アイテム。コインを2枚補充する。コインは10枚しか持てない上にアイテムが1個しか保持できない本作ではハズレアイテムとされる。
コース上に置かれているものは、手に入れた後に少し経つと再配置される。ちなみにハイラルサーキットではルピー、どうぶつの森ではベルが配置される。
所持している枚数に応じて最高速度が少しずつ変化し、レースを終えると累計によってパーツがアンロックされる事もある。
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バナナ☆
踏んだカートをスピンさせる。置いたり投げる事が出来る。防御にも使用可能。
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トリプルバナナ☆
3本のバナナを装備する。本作では数に関係無くマシンの周りを回転する。
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ミドリこうら☆
直進するノコノコの甲羅を投げる。前後に投げ分け可能。
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トリプルミドリこうら☆
3個のミドリこうらがカートの周りを回る。
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アカこうら☆
前方の相手を追尾する甲羅を投げる。後方発射すると直進する。前方に投げた場合は空を飛ぶ事もある。
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トリプルアカこうら☆
3個のアカこうらがカートの周りを回る。
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【トゲゾー】こうら☆
コースに沿って地上を高速移動し、1位のカートの近くまで来ると空中から爆撃する。
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ダッシュキノコ
カートを加速させる。トゲゾーこうらを回避する事も出来る。相手がぶら下げているキノコに触れると「おすそわけダッシュ」が発生する。
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トリプルダッシュキノコ☆
ダッシュキノコを3回使用できる。本作では数に関係無くマシンの周りを回転する。タイムアタックではこれを持ってスタートする。
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パワフルダッシュキノコ
一定時間ダッシュし続ける事が出来るキノコ。アイテムウィンドウにあるゲージが無くなると終了する。
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サンダー
相手全員を小さくする。上位にいる程元に戻るまでの時間が長くなる。無敵状態の相手には効果が無い。
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スーパースター
一定時間無敵状態になり、最高速度が少し上がる。
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【ゲッソー】
自分より前を走っている相手に墨をかけて視界を塞ぐ。一定時間が経過するかダッシュプレートなどで加速すると墨は消える。
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【キラー】
キラーに変身して無敵状態になり、コースに沿って高速移動する。本作では3人まで同時使用可能(CPUも含む)。
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【ボムへい】☆
投げたり置いてから一定時間が経つと爆発する。
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ファイアフラワー
ファイアボールを投げる。前後に投げ分け可能。アイテムウィンドウにあるゲージが無くなると終了する。
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ブーメランフラワー
新アイテム。投げた後に戻ってくるブーメランを使用する。前後に投げ分け可能。3回まで投げられるが、ブーメランを投げている間にアイテムボックスを割るとキャッチした時に消える。
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パックンフラワー
新アイテム。マシンの前方に【鉢植えパックン】を装備する。一定時間毎、または相手や設置アイテムが近くにある時に食い付いて加速する。アイテムウィンドウにあるゲージが無くなると終了する。
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スーパークラクション
新アイテム。大音量による衝撃波を放ち、相手を攻撃したりアイテムを破壊する事が出来る。トゲゾーこうらやゲッソーを迎撃する事も出来る。
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ミラクル8
新アイテム。『マリオカート7』のラッキー7にコインを追加したもの。正面にあるアイテムから順番に使用される。
コース
オリジナルコース
最初から遊べるのはキノコカップのみ。
キノコカップ
難易度の低いコースが多いGP。
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マリオカートスタジアム
スタジアム内に建設されたサーキットコース。『マリオカートシリーズ』にしては珍しく最初のコースに「サーキット」の名が付いていない。
ヘアピンコーナーはあるもののコース幅が広いので走りやすい。コース後半は本作の新要素である反重力エリアを走る事になる。
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ウォーターパーク
海の遊園地のコース。水中を走る事もある。メリーゴーランドの近くに来ると【スーパーマリオ64】の曲「テレサのメリーゴーランド」が流れる。
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スイーツキャニオン
お菓子でできたコース。中盤の分岐はどちらも反重力エリアになっている。終盤には桃色のパックンフラワーがいる。
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ドッスンいせき
ドッスンがいる遺跡。ドッスンは本作ではこのコースにしかいない。
フラワーカップ
キノコカップよりも難しいGP。
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マリオサーキット
『マリオカートDS』の「エイトクロスサーキット」のように8の字型であり、メビウスの輪のようなデザインになっている。途中から反重力を利用してコースの裏側を走る事になり、終盤で再び表側を走る。
バトルコースにもなっている。
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キノピオハーバー
コース上に路面電車がゆっくり走っている。全長はかなり長い。
バトルコースにもなっている。相手を追うのに苦労するかもしれない。
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ねじれマンション
テレサが住みついている屋敷。反重力でねじれた部分を走る事もある。
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ヘイホーこうざん
滝が目立つ鉱山。ヘイホーがクリスタルを採掘して運搬している。
コースの目玉は反重力で滝を上り、引き続き反重力で別の滝を下って行く所。
スターカップ
全体的に広めのコースが多いGP。
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ドルフィンみさき
湖、水中洞窟、海岸を走るコース。スタート&ゴール地点が水中にある唯一のコース。
リフトンが多く住んでいる。巨大ウツボの上を走る事もある。
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エレクトロドリーム
明るいナイトクラブでレースする。パックンフラワーも出てくる。
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ワリオスノーマウンテン
山頂から麓まで雪山を下っていくコース。セクション制で、『マリオカート7』の「ウーフーアイランド2」のようにスタート地点とゴール地点の位置が異なっている。飛行機の中からスタートする。
セクション1は水流がある洞窟、セクション2はダムと森、セクション3はスキー場を下りながら走る。ちなみにゴール後はマシンが停止する。
スペシャルカップ
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ホネホネさばく
砂漠や渓谷を走るコース。ほねパックンやカロンといった骨キャラがいる。
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クッパキャッスル
シリーズお馴染みのクッパのお城。珍しくドッスンがいない。
レーザーを撃つクッパ像、ファイアバー、グルグル、パンチを繰り出す巨大クッパ像がある。
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レインボーロード
本作のレインボーロードは宇宙ステーション上に建設されており、路面の大半が虹色のソーラーパネルのようなタイルになっている。
中盤にはベルトコンベアがある。超巨大なゲッソーの宇宙船も浮いている。
リメイクコース
最初から遊べるのはこうらカップのみ。
こうらカップ
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Wii モーモーカントリー
時間帯が早朝に変更された。バトルコースにもなっている。
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GBA マリオサーキット
序盤のヘアピンコーナーが青色のジャッキのようなもので持ち上げられ、そこが反重力エリアになっている。
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DS プクプクビーチ
水位が固定され、プクプクが泳ぐようになった。
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N64 キノピオハイウェイ
アイテムボックスやコインが道路に沿って移動するようになり、非常駐車帯にコインが置かれるようになった。一部の壁が反重力エリアになった。
車の走行パターンが2種類になり、レースの度に全ての車が順走するか、一番右(ミラーなら一番左側)の車線の車が逆走するのどちらかになる。
バトルコースにもなっている。
本作では、「Toad City」(キノピオシティ)にある高速道路という設定。
バナナカップ
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GC カラカラさばく
スフィンクスの顔がハンマーブロスになりオアシスが追加された。【スナパックン】や竜巻は無くなっている。
バトルコースにもなっている。
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SFC ドーナツへいや 3
壊れた橋から水中へ入る事になり、水上チョロプーはプクプクに差し替えられている。
バトルコースにもなっている。
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N64 ピーチサーキット
リメイク前と違ってピーチ城周辺に行けなくなった。大ジャンプするエリアはグライダーで滑空するようになった。
本作での【マリオカート64】コースの中で唯一、カップの最後に走らない。
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3DS DKジャングル
遺跡内のUターンコーナーは反重力エリアになっている。
このはカップ
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DS ワリオスタジアム
コースの時間帯が昼になっている。泥の上を走るエリアは代わりに空中の足場の上を走る事になる。その後に水中を走る。
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GC シャーベットランド
コースの時間帯は夜。冷たい水の中に入れるようになり、ゴール直前に出口の穴が追加されている。
バトルコースにもなっている。
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3DS ミュージックパーク
巨大な音符の表情が豊かになった。
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N64 ヨッシーバレー
【ハリマンネン】がクリボーに変更された。一番右(タル大砲がある)以外のルートの長さが統一された。順位が正確に表示されるようになった。
バトルコースにもなっている。
サンダーカップ
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DS チックタックロック
振り子が1個追加され、接触してもスピンしなくなった。時計の針もジャンプアクションに利用できる。
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3DS パックンスライダー
水中エリアがより深くなり、曲が変化しなくなった。
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Wii グラグラかざん
終盤にショートカットが追加された(時間経過により利用できるようになる)。周回数をカウントする為のシステムが変更された為、バグショートカットは利用できなくなった。
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N64 レインボーロード
リメイク前の1周を3ポイントに分けたものに変更された。ワンワンが跳ねるようになった。ループエリアが反重力エリアになって逆回転している。
コース下側にキノピオハーバーが見える。
DLCコース
各DLCを適用すれば選ぶ事が出来る。
たまごカップ
唯一レトロコースが1種類しかない追加カップ。
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GC ヨッシーサーキット
スタート&ゴール地点に小さい町がある。『マリオカート ダブルダッシュ!!』と同じく【デイジークルーザー】も見える。
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エキサイトバイク
『エキサイトバイクシリーズ』が元になっている。コースレイアウトはGC ベビィパークのロングバージョンといったものであるが、ジャンプ台などがレースの度にランダムに配置される特徴がある。タイムアタックでは地形が固定される。
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ミュートシティ
『F-ZEROシリーズ』のコースが元になっている。BGMは新アレンジのものである。常時反重力。
コインはコース上に置かれておらず、ピットエリアを通ると増えていく。
ゼルダカッブ
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Wii ワリオこうざん
ハーフハイプは全て無くなり、トロッコに接触するとスピンターボが発生するようになった。
『マリオカート8 デラックス』ではハーフパイプがあるコースが存在しているが、このコースには復活していない。
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SFC レインボーロード
12台のマシンによるレースに対応する為、コース幅が広くなった。コース下側にSFC ドーナツへいや 3の背景が見える。
本作ではカップの最後に走らない。
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ツルツルツイスター
氷に囲まれた水辺を走るコース。緑色の黄色の道が分かれたり合体する。
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ハイラルサーキット
『ゼルダの伝説シリーズ』が元になっている。途中でハイラル城の中や城下町を走る。
コース上に置かれているコインは全てルピーになっている。デクババはパックンフラワー、キースはバサバサと同じモーションを取る。
どうぶつカップ
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GC ベビィパーク
周回数はオリジナル版と同じく7周。常時反重力。アイテムボックスが逆走するようになった。ラップ毎に曲のキーが上がっていく。本作でジャンプアクション出来ない唯一のコース。
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GBA チーズランド
岩や砂の質感がリアルになり、高低差も激しくなっている。ダートに入ると減速するようになった。【チューさん】がいなくなり、ワンワンが追加された。
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ネイチャーロード
森林に生えている巨大な樹の周りを走るコース。反重力状態でレーススタートする。
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どうぶつの森
『どうぶつの森シリーズ』が元になっている。レースの度に四季が変わる(L/R/ZL/ZRボタン長押しで季節を選ぶ事も可能)。タイムアタックでは季節が夏で固定される。
コース上に置かれているコインは全てベルになっている。季節によって時間帯、曲、オブジェクトの配置が異なる。冬ではマシンが滑りやすくなる。
本作オリジナルのコースとしては珍しく、反重力エリアが存在しない。
ベルカップ
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3DS ネオクッパシティ
最終コーナーが反重力エリアになった。背景にビルなどの建物が増えた。
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GBA リボンロード
コースの背景におもちゃなどがあってリボンロードというよりトイロードになっている。
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リンリンメトロ
地下鉄のコース。電車の上に跳び乗って走る事も出来る。
どうぶつの森と同じく、本作オリジナルのコースで反重力エリアが存在しないコースの1つ。
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ビッグブルー
『F-ZEROシリーズ』のコースが元になっている。BGMは新アレンジのものである。常時反重力。
コインはコース上に置かれておらず、ピットエリアを通ると増えていく。セクション制で、スタート地点とゴール地点の位置が異なっている。
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公式サイト
余談
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コースレーダーの色は、殆どのコースで青色。各レインボーロードは虹色で、GC ベビィパークは青色(前半)と桃色(後半)になっている。
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最終更新:2025年04月24日 01:10