このページではドラゴンクエストシリーズからゲスト出演したキャラクター、及び職業である
勇者
について解説する。
任天堂作品における勇者については【勇者】を参照。
勇者 |
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他言語 |
Hero (英語) |
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ふりがな |
ゆうしゃ | |
種族 |
だいたいは【人間】 | |
性別 |
作品によっては選択可能 | |
年齢 |
Ⅲ:16歳 Ⅺ:16歳 |
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職業 |
ほとんどの作品:勇者 | |
声優 |
Ⅲ:檜山修之 Ⅳ:草尾毅 Ⅷ:梶裕貴 Ⅺ:斎賀みつき |
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デザイン |
鳥山明 | |
初登場 |
ドラゴンクエスト | |
任天堂初登場 |
【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 |
魔王を倒すために立ち上がった勇気ある若者。全ての能力が高く、主に電撃の呪文操る。
世界によって存在の定義そのものが異なり、中には一般的な職業と同等なものとなったり、世界の防衛システムとして扱われる場合もある。
日本のファンタジー業界においては『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』の男勇者が「勇者のテンプレート」として認知されており、ありとあらゆる作品でオマージュされる事となる。
作品によってまるで異なる場合があるのでゲーム本編のもののみ細かく解説する。
なお、シリーズ本編においては「主人公=プレイヤーの分身」という扱いで一貫しているため、ゲーム内に主人公のデフォルトネームは基本的に存在せず、公式画像や書籍などに資料として存在する広義のデフォルトネームが使われるのみとなっている。
外部作品へのゲスト出演等の際にこの設定上の名前が使用されることはあり、以下の説明で「デフォルトネーム」とする場合はこの意味での記載としている。
主人公。ツノの生えた兜が特徴的。一人でしか戦わないので戦闘能力は万能的だが、ゲームシステムの関係で眠りに弱い。
デフォルトネームが安定せず、後続の作品では「剣神ドラゴンクエスト」の主人公と同一人物扱いで「ロトの血を引く者」と呼ばれる。
主人公は「伝説の勇者ロトの子孫」となっているが、この頃は勇者と言う単語に対して特別な意味はなく、単純に「勇敢な戦士」と言った扱いで、作中でも「多くの勇者がりゅうおうに挑んで敗れてしまいました」と語るNPCがいたりする
主人公と仲間2人の3人が全員勇者の末裔という扱い。それぞれ「ローレシアの王子」「サマルトリアの王子」「ムーンブルクの王女」と呼ばれる。
3人パーティ制であることを前提に明確な役割分担がされている性能であり、左から魔法が一切使えない屈強な戦士・器用貧乏な魔法戦士・魔法メインの魔法使いといった所。
とにかく貧弱なサマルトリアの王子はネタにされる事が多い。
3人の名前は特にないが、後者2人はローレシアの王子が付けた名前に則って決められた候補から名前が決められる(後天的に変更は可能)。
外部出演がある際はそれぞれ「クッキー」「プリン」とつけられていることが多い。
ムーンブルクの王女(「プリン」名義)は『いただきストリートDS』及び『同Wii』にてマリオキャラと共演済み。
主人公。恐らく日本で最も有名な勇者。性別は選択可能だが、FC版では外見が変わらないためか当時の公式イラストは女性のものがなく、SFC版以降で初めて描かれた。
また、主人公の父親オルテガも勇者と呼ばれる。
性能は全ての能力が高い万能キャラクター。最終的には最強の攻撃呪文ギガデイン、最強の回復呪文ベホマズンを両方覚える凄まじさ。
しかしMPが魔法使い系より低めになりやすいのでガス欠に悩まされやすい。
EDでは『Ⅰ』の勇者の先祖である事が明らかとなり、後世に「勇者ロト」として伝えられている。
SFC版以降は「アルス」というデフォルトネームがあるが、後続の作品では「伝説の勇者」と呼ばれている。
主人公。性別選択可能。
ただしオムニバス式のストーリーが採用されたため、出番が来るのはゲームをしばらく進めた後。
PS版以降は男はソロ、女はソフィアというデフォルトネームがあり、後続の作品でもその名で呼ばれる。
本作での勇者は「天空の勇者」と称されており、『Ⅵ』まではこれを意識した設定が使用されている。
主人公ではない。父親パパスが世界中で探し回った存在。遂に見つからなかったが、話を進めるとなんと成人した主人公と結婚相手との間に産まれた息子が勇者である事が判明する。
しかしシナリオ的には勇者でなくては突破できないイベントなどがあるわけではなく、ゲーム的にも主人公や仲間モンスターが強く控えの戦力も豊富なためいてもいなくても良い勇者である。
極端な話、シリーズにおける今後の勇者の扱いを定めた勇者と言えるかもしれない。
PS2版以降はレックスというデフォルトネームがあり、後続の作品でもその名で呼ばれる。
主人公ではない。なんと1職業として誰でも転職できるようになった。
ただし主人公だけ天空の勇者の装備と似た装備を着けられる、勇者になるための条件がゆるい、イベントで電撃の呪文を習得するといった形で勇者の素質がある事を匂わせている。
そのために後続の作品では「勇者レック」と呼ばれている。
職業としての勇者は主人公以外が転職しようとすると中々困難だが、それに見合うだけの性能はあり、攻撃も魔法も特技も存分に使いこなせる非常に優秀な職業である。
主人公ではない。前作同様、1つの職業として誰でも転職できる。
しかも本作の主人公は勇者になるための条件がゆるいなんて事も無い。勇者が正真正銘の1職業と化した作品である。
ただし主人公は「水の精霊に選ばれた特別な存在」ではあるため、単語を置き換えただけと言えなくもない。
職業としての勇者はというとやや微妙な立ち位置。
性能そのものは上級職の中でもかなり高い水準にあり、転職条件も「上級職3つを極める」と前作(主人公以外が転職する場合)と比べるとかなり緩和されている。
「戦士・武闘家・僧侶の三つの下級職を極める」→「戦士・武闘家から転職できるバトルマスター、武闘家・僧侶から転職できるパラディンを極める」→「バトルマスター・パラディンから転職できるゴッドハンドを極める」→「バトルマスター・パラディン・ゴッドハンドの三つの上級職から勇者に転職」というルートを辿れば一定以上の戦力を維持しつつ下級職3つだけで勇者へと転職できるのだが、ゴッドハンドが前衛系職業として完成されすぎている上に習得特技が勇者と被りまくっているため、わざわざそこから勇者に転職してもうま味が少ない。
リメイク版では仕様変更に加えてゴッドハンドの習得特技がさらに強化されて最強クラスの職業と化しているため、なおさら勇者になる必要がなくなってしまっている。
本作の主人公が外伝作品に客演する際にはゴッドハンドでのみ習得できる「アルテマソード」を代名詞の如く使ってくるのも微妙な印象に拍車をかける。
主人公ではない。そもそもストーリー中に勇者という単語が一切出てこない。
クリア後になると「神鳥レティスに認められた勇者」と呼ばれる等、世界を救った功績をたたえてそう呼ばれるようにはなる。
一方で主人公は電撃の呪文を操れる上、「ゆうき」という勇者のようなスキルを所持しており、スキルポイントを上げると「勇者の心」「真の勇者」と言った形で勇者呼ばわりする称号が手に入る。
また、漫画作品である『ダイの大冒険』同様に竜の血を引き継いでいる設定も持つ。
これらのためか後続作品では「勇者エイト」として登場している。
主人公ではない。今回もストーリー中に勇者という単語が一切出てこない。
勇者という概念そのものすらなくなったという衝撃的な作品。
魔王達を倒すと歴代主人公のおしゃれ装備が手に入る、配信で『Ⅱ』の仲間2人が登場するといった形の勇者要素はある。
一応、グビアナ城のNPCから沐浴場に飛び込んだ主人公を勇者と称するといった形で歴代最低の意味で勇者として呼ばれる場面はある。
他にもクリア時の称号の説明文にも「勇者」という単語が一部で使われる。
主人公ではない。ストーリーを進めると登場するアンルシアという女性NPCが主に該当。(他にも何人かいる)
主人公は勇者の相棒の「盟友」という扱い。
延々とストーリーが進むオンラインゲームという関係上、メインを張る事もあれば瞬殺されて噛ませ犬扱いされる事もある。
戦闘面では特定のボスやマップでCPU操作で戦ってくれるし、レベルアップ等で強化も可能。プレイヤーキャラ顔負けの高火力を見せる事も。
本作では「世界内に魔王が潜入してくると、免疫としてどこかに生まれる存在」という設定があり、防衛システムのような扱いもされている。
主人公。久々に勇者。
上記のように『Ⅴ』以降の『ドラゴンクエストシリーズ』は主人公が勇者ではない、もしくは「勇者とは血統や与えられた資格によってなるものではなく、主人公のように勇気をもって立ち向かう人のことを言う」と暗喩するような作品が多かったのだが、本作では伝説の勇者ローシュの生まれ変わり且つ王家の血を引いたサラブレッドという、勇者であることを全面的に押し出した主人公である。
勇者の力をフル活用しており、中盤以降は勇者ならなんでもできるのようなノリで大活躍する。
最後の最後で『Ⅲ』の勇者の遥かなる先祖である事も示唆される。
デフォルトネームはイレブン。
DLC第二弾で参戦したファイター。
基本カラーは『Ⅺ』だが、色替えで『Ⅲ』『Ⅳ』『Ⅷ』の勇者にする事もできる。性別が選択できた『Ⅲ』『Ⅳ』は男性のみ対応。
基本は剣士タイプだが、独自ゲージである「MP」を消費して呪文を放てる。
更に攻撃がたまに「かいしんのいちげき」に変わって大ダメージを与える事も。
必殺ワザはチャージして強化されるものが3種類あり、下必殺ワザ「コマンド選択」は複数のワザから選択して使用するという特殊なもの。
運要素が強い上に下必殺ワザの瞬時の判断力も要求される。
また、各勇者にアナザーカラーがあり、シリーズの登場人物を意識した配色になっている。それぞれ『Ⅺ』勇者は『Ⅷ』のククール、『Ⅲ』勇者は『Ⅴ』主人公、『Ⅳ』勇者は『Ⅰ』勇者、『Ⅷ』勇者は『Ⅵ』のテリーを模している。
なぜか『Ⅺ』は作中では一貫して『Ⅺ S』として扱われている。何かしらの規約があるのかもしれない。
またオールスター組み手では、当初は『Ⅺ』の発売日に合わせた登場順であったが、後の更新で『Ⅲ』の発売日に合わせた登場順に変更されている。
ファイナルファンタジー側と比較して、最後のきりふだの演出で歴代ナンバリング主人公が登場したり、【Miiファイター】に初代主人公の衣装が採用されるといったファンサービスを実施しているが、楽曲のアレンジはなされていない。これはスギヤマ工房で「ドラゴンクエストの楽曲は、限られた作・編曲家にのみ編曲を許諾しております」という方針が打ち立てられてる事が起因と見られる。(参照:よくある質問と答え|スギヤマ工房)
後の【セフィロス】参戦時の追加要素ではアレンジ楽曲はあるものの他ナンバリング作品の要素がないと対称的になっている。
『Ⅲ』『Ⅳ』『Ⅷ』の曲は『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』初出のアレンジ版、『Ⅺ S』の曲はシンセサイザー版が採用されている。