スーパーマリオ64
とは、【NINTENDO64】用のゲーム。
『スーパーマリオ64 振動パック対応バージョン』も含めて解説する。
スーパーマリオ64 |
||
他言語 |
Super Mario 64 (英語) | |
---|---|---|
ふりがな |
すーぱーまりお ろくじゅうよん | |
ハード |
【NINTENDO64】 | |
メディア |
64Mbitロムカセット | |
ジャンル |
アクション | |
発売元 |
任天堂 | |
開発元 |
任天堂 | |
プロデューサー |
宮本茂 | |
ディレクター |
宮本茂 | |
プレイ人数 |
1人 | |
発売日 |
1996/06/23 (日本) 1996/09/29 (北米) |
|
値段 |
通常版:9,800円(税別) 振動パック対応版:4,800円(税別) Wii:1,028Wiiポイント Wii U:1,047円 |
|
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(全年齢対象) |
|
シリーズ |
マリオシリーズ | |
移植・リメイク |
DS:【スーパーマリオ64DS】 【Wii】:バーチャルコンソール 【Wii U】?:バーチャルコンソール Switch:【スーパーマリオ 3Dコレクション】 Switch:【NINTENDO 64 Nintendo Switch Online】 |
|
日本販売数 |
192万本 | |
世界販売数 |
1189万本 |
【NINTENDO64】のロンチタイトルとして発売されたマリオシリーズ。
全てが3Dポリゴンで描かれており、立体空間を自由自在に動き回る。ちなみに一部のキャラやオブジェクトは、ビルボード描画されている。
今までのシリーズとは異なり探索型のクエストゲームとなっており、先に進むだけでなく時には敵を倒す・特定条件を満たすといった要素も必要となる。
これは技術不足によるものではなく、当時は「3Dでの遊びは何がいちばんおもしろいか?」を主軸に考えたところ、探索ゲームにする形に行き着いた事によるもの。
3D化に伴い【マリオ】が攻撃を行えたり、幅跳びなどのアクションが増加しており、遊べる内容は増えたがシンプル性はやや薄れている。
結果として3Dゲームの基本は【ゼルダの伝説 時のオカリナ】に譲る事となったが、3Dゲームと探索の楽しさを伝えた事や自由度の高さから本作の根強いファンもかなりの数が存在する。
ハードの進化によりキャラがボイスを発するようになり、マリオの陽気な外国人のイメージ、【クッパ】の笑い声等、以降のイメージをここで定着させた。
後に周辺機種「振動パック」に対応した「振動パック対応バージョン」も発売された。
こちらでは海外版での一部変更点を反映させた上で一部のバグを新たに修正したものになっており、バーチャルコンソールや『3Dコレクション』ではこちらがベースとなっている。
『お城に遊びに来ませんか?ケーキを焼いて待ってます』
「Wow、ピーチからの招待状だ。今すぐ行くよ、待ってておくれ!」
キノコ城のお姫様・ピーチから手紙をもらったマリオは大喜び。
めいっぱいのオシャレをして、さっそく出かけていきました。
「ん?お城の様子が何だかヘンだぞ。ミョ~に静まりかえってる」
イヤな予感をふりはらい、ひっそりとしたお城に足を踏み入れると、
『誰もいません、とっととお帰りを。ガハハハッ!』
どこからともなく乱暴なことばが響いてきました。
「誰だ!?でもこの声、どこかで聞いたことあるような…」
マリオはお城のあちこちを探り始めました。ほとんどのドアにカギがかかっていましたが、あいてる部屋を見つけて中をのぞいてみると、見たこともないような大きな絵が掛かっています。そしてその絵の奥の方から、ふしぎな音が聞こえてくるのです。
「誰かが呼んでいる気がする。きっと何か秘密があるはずだ!」
一か八か、マリオは絵に向かって飛び込みました。するとどうでしょう、そこには別の世界が広がっていたのです!
さあ、大冒険の始まりです!
絵の中では、ボム兵たちが戦闘のまっ最中。
赤いボム兵の話では、突然攻めてきた怪物がお城を守るちからの素
「パワースター」
を大量に奪い取り、キノコ城を自分のものにしようとしているそうで、そいつは絵の世界の住民たちをも怪物に仕立てあげるつもりだとか。このままほうっておいたら怪物たちが、絵の中からぞくぞくとあふれ出てくるらしいのです。
『やっぱりこれは、クッパのしわざだ!』
ピーチ姫やキノピオたちも、クッパが絵の中に連れ去ったに違いありません。
いっこくも早くパワースターを取り返さないと、この世界はクッパ軍団のものになってしまいます。
「クッパの思い通りにさせてたまるか!」
奪われたパワースターは、絵の世界のさまざまな場所に隠されています。知恵と力をフルに使って取り戻し、キノコ城に平和をよみがえらせてください。
マリオ、
たよりになるのはキミしかいない。
いずれのコインも取ると体力が回復する。メインコースでは100枚集めるとその場でパワースターが出てくる。
コースクリア時は50枚毎に1UPし、最大3UP出来る(150枚)。
取ったコインの数はコース毎にハイスコアとして登録される。有限なので理論上の最高スコアは存在する。
本作のコインのデザインは従来の中央に縦線が入ったデザインから、星が描かれたデザインに変更され名称も「スターコイン」となっている。
このデザインは本作とそのリメイク、【マリオパーティ7】までの『マリオパーティシリーズ』にも使用された。
本作の舞台。ここから各コースに行く事が出来る(「メタルスイッチの たき」は除く)。
説明書ではキノコ城と呼ばれているが、ゲーム内ではピーチのお城としか呼ばれていない。
多くのコースでは、「スター1」のヒントをクリアして「スター2」以降のヒントを開始すると、コース内の状態が変化する。一部例外がある。
基本的に選択したヒント以外のパワースター(*1)も自由に取れるが、コース内の状態が変化した後じゃないと取れないパワースターもある。言い換えると、「スター1」のヒントを選択した状態では取れないパワースターもある。
赤ボム兵とボムキングが率いる黒ボム兵が戦っているという設定の戦場。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとボムキングがいなくなり、かけっこのノコノコが登場する。赤ボムに話しかけて大砲が使用可能になる。
バッタンの王であるバッタンキングが住んでいる砦。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとバッタンキングがいなくなり、塔が現れる。スター1~スター2を取った後、スター3以降を開始するとフクロウと赤ボムが登場する。赤ボムに話しかけて大砲が使用可能になる。
海賊船がある広い湖。泳いで進む事になる。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始すると海賊船が浮上し、赤ボムが登場する。赤ボムに話しかけて大砲が使用可能になる。
雪山。山頂付近から始まる。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとスライダーにペンギンが登場する。
パワースターを120枚全て集めるとスライダーのペンギンが巨大化する。
テレサが住み付く屋敷。裏庭にいる大きいテレサを倒して出てきた籠に近付くと入れる。
他のコースと曲が共有されていない唯一のコース。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとメリーゴーランドにテレサが現れる。
迷路のような地下洞窟。大きい湖や毒ガスが発生している迷路もある。壁に地図が貼ってあるエリアもある。
コースの変化は無く、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができる。
溶岩地帯に複数の足場が配置されているコース。溶岩に触れると3ダメージを受ける。コースの中央に小さい火山がある。赤いはねスイッチを押してはねマリオに変身できるようにしておくと楽に移動できる。
コースの変化:スター1~スター4取った後、スター5以降を開始するとノコノコの甲羅が入った!ブロックが配置される。なお、スターの取得にノコノコの甲羅は特に必要ないため、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができるが、100枚コインを狙う場合はノコノコの甲羅を利用すると便利である。
地下にあるファイアバブル ランドの絵から左に進んだ先の行き止まりにある壁がこのコースの入口。かなり気付きにくい。
流砂が多い砂漠。乗っても引き込まれる前にジャンプできる余地がある流砂と、乗った時点で強制的に引き込まれて即ミスになる流砂がある。コースの中央にピラミッドがある。ノコノコの甲羅やはねマリオを利用すれば楽に移動できる。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとジャンゴがマリオの帽子を狙うようになる。なお、スター1で開始した場合でも他のスターは全て取れるので、スター2以降が選べる場合でもスター1で開始した方がジャンゴが余計な事をしないので楽。
水中コース。かいぞくの いりえと同じく泳いで進む事になる。水中トンネルの先には造船所がある。
コースの変化:ほのおの うみの クッパをクリアした後、常にクッパの潜水艦が消滅する。潜水艦があった場所にはポールが現れる。他のコースとは違い、ほのおの うみの クッパをクリアした後は再度スター1を選択してもクッパの潜水艦は復活しない。そのため、このコースだけはその条件を満たすとクリア前のスター1の状態でプレイする事はできなくなる。
また、「ほのおの うみの クッパ」に進むためにはこのコースのスター1のクリアが必須であり、クリア前の状態を残す事もできない。基本的にどのパワースターを取るか自由に進められるゲーム設計のはずなのだが、このコースのスター1だけはゲームクリアまでに必ず取る必要がある。
音楽は「ウォーターランド」が使われているが、クッパの潜水艦がある(あった)エリアに到達するとフレーズが追加される。このフレーズを聞けるエリアは他にはなく、ここのみ。
コース中央に超巨大な雪だるまがある雪原。このコースの水は水温が低く、マリオの体力を減らすので回復には利用できない。
コースの変化は無く、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができる。
都市の中にあるコース。水が張られており、絵の中に入った時の高さによってコース開始時の水位が決定される。クリスタルのように見える水位変更スイッチに接触すると、水位を調節する事が出来る。
コース開始時に来るアップタウン、地下にあるダウンタウンの2エリアに分かれている。
コース10のスノーマンズ ランドよりこのコースを先に発見するプレイヤーが多いようだ。
コースの変化は無く、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができる。
コース名通りの高い山。最下層から始まる。基本的に反時計回りに登っていく。
コースの変化:スター1を取った後、スター2以降を開始するとウッキィとウッキィのおりが現れる
チビじまとデカじまという、サイズが異なる島が舞台。敵やオブジェクトなどのサイズや配置も異なる。チビじまとデカじまは3本設置されている緑色の土管で行き来できる。
小さい絵に入ってスターを選ぶとチビじまから、大きい絵に入ってスターを選ぶとデカじまから始まる(中央の普通の絵は飾りであり入れない)。素早く行動したい場合はチビじまから、安全重視ならデカじまから始めよう。
コースの変化:スター1~スター2を取った後、スター3を開始した場合のみかけっこのノコノコが登場する。
+ | 解析情報 |
時計の動力部を上へ進むコース。コース入口の長針の位置によってオブジェクトの動作速度が変化する。
長針の位置が「3」に近いとゆっくりになり、「6」に近いとランダムになり、「9」に近いと速くなり、「12」に近い時に入ると全て停止する。
コースの変化は無く、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができる。
コースの変化は無く、スター1で開始しても全てのスターを取る事ができる。
これらのコース外に落下した場合、残り人数は減らない(「おさかなと いっしょ」はそもそもコース外に落ちる事は無い)。
どのコースも赤いスターコインが8枚置かれている。クッパ戦でミスするとボス戦入口の手前から再スタートする。
2024/12/24より【Nintendo Music】で配信。