いったいさん とは、ふぁみこんむかし話シリーズのキャラクター。
いったいさん |
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他言語 |
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種族 |
【人間】 | |
性別 |
男 | |
職業 |
語り部 反物屋ほか |
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所属 |
となり村 竜宮 |
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声優 |
『BS新・鬼ヶ島』:永井一郎 | |
初登場 |
【ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島】 |
語り部のおじいさん。山袴とわらじ履きの和装をしており、つるつるのハゲた頭には一本だけ髪の毛が伸びている。
これは元ネタが「一休さん」で、「一休さんの頭に毛を一本足して『一体さん』」という洒落の効いたネーミングに由来する(いったいさんそっくりの漁師に出会うシーンで「あなたは一体・・・」と不思議がるひかりに対し「わしゃいったいじゃあないよ」と返すというギャグシーンがある)。
普段は目尻の下がった線目のままで目を見開く描写はほとんどない。
一人称は「わし」や「ワシ」。昔話の語り部かつ老人のため基本古風な話し方だが、セーブやヒントなど現代の外来語も使う。
物語中に本人または瓜二つの人物が登場したり、彼の名のついたコマンドが用意されることもある。
タイトル画面直後のメニュー画面に登場。プレイヤーにどこからゲームを始めるか聞いてくる。
物語中では二章にて【どんべ】と【ひかり】がおつかいに向かうとなり村の反物屋として登場。ここでは他の場面と異なり着物姿かつ京言葉で話す。
このほか四章では彼そっくりの漁師が登場するものの毛が2本あり、いったいさんと呼ぶと否定する。
五章にも「どうみても いったいさんです。」と説明される易者が登場するものの、どんべに名を呼ばれるとやはり否定する。
実は彼も竜宮人の1人であり、スタッフロールではひかりや【金太郎】とともに竜宮へ帰っていく。
きんたろうの役目と合わせて考えると、漁師も易者もどんべたちを導くために正体を隠していたいったいさんなのだろう。そのくせ変装はせずバレバレなのだが。
基本的に劇中の情景描写やシナリオ描写は「です・ます」調の三人称視点による客観描写になっているが、状況や口調からいったいさんの語りとわかる場面には四章と九章の終了間際の締めの語り、ゲームオーバー後の再開地点選択画面やセーブ・ロード画面などがある。
語り部という立場ゆえに前作キャラで唯一、続投しており、ゲーム開始直後女の子とともに現れ、彼女に名前を付けて欲しいとプレイヤーに頼む。
さらにクイックセーブ・ロードのコマンドとして「いったいさん」が用意されている。
出番はこれだけだが、作中ではいったいさん自身が明確に状況や物語の流れを語る場所が増えており、紙芝居的な風情がより高まっている。
ちなみに中国を舞台にした話しとなっているためか、ヒロインの名前つけシーンで出てくる際には中国風の服を着ており、さらに頭の毛がなくなっている。
語り部を担当。ラジオ音声の声優は永井一郎。
各章の始めに前作のあらすじを語り、ゲーム中には操作方法の説明、攻略のヒントや制限時間の告知も行う。
物語中においてはお供達を導く謎の人物としても登場する。
『BS新・鬼ヶ島』同様章始めでの語り部と物語中での導き手を担当。操作説明やセーブ時には画面上にも登場するようになった。
さらにセーブポイントとして彼の姿をかたどった「いったいさんの地蔵」が新たに置かれ、ここで表示される「いったい」のコマンドでセーブが実行できる。
共に収録されたファミコンディスク版にも当然登場する。