カゲの女王 とは、【ペーパーマリオRPG】のキャラクター。
カゲの女王 |
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他言語 |
Shadow Queen(英語) |
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ふりがな |
かげのじょおう | |
性別 |
女 | |
職業 |
女王 | |
出身 |
闇の世界 | |
初登場 |
【ペーパーマリオRPG】 |
1000年前、やみの世界から現れ【マリオ】達の世界をスターストーンの力で支配した女王。一人称は「わらわ」。
しかし、4人の勇者にスターストーンによって封印された。
他人を憑依して操るチカラを持つ。
ペットとして3匹のドラゴンのきょうだい、【ゾンババ】・【ブンババ】・【ゴンババ】が存在している。
HP |
攻撃 |
防御 |
備考 |
リスト |
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150 | 7 | 0 | 第一形態 | 124 |
150 | 7 | 1 | 第二形態 |
本作のラスボス。
かつて闇の世界から現れ、ゴロツキタウンの場所にあった街を滅ぼした魔物。
街を沈めて一部を宮殿にしつつ、各地に手下を送り込み、スターストーンを作り出して世界を支配していたが、4人の勇者によってスターストーンを利用されて魂を封印された。
やみのきゅうでん最深部で【バツガルフ】の手により現代へと蘇り、【ピーチ】に憑依し、地上は闇に覆われた。
そのままバツガルフが従えようとしたものの、一切の言う事を効かずに雷による一撃で頭部だけにしてしまい、消し去ってしまう(なお、エピローグでは生存していたことが判明した)。
直後に【マジョリン】が現れ、一連の流れを仕込んでカゲの女王を蘇らせる計画を実行した事を暴露し、バツガルフやマリオ達はマジョリンの掌の上で踊らされていたことが判明した。
「まだ体と魂が一体化してはおらぬがじきに馴染むであろう」と述べており、最初は本体が隠れたピーチ憑依状態で戦闘が始まる。
この状態では普通にダメージを与えられるものの、HPを110まで減らすと前述した通り体と魂が馴染んで一体化に成功し「そろそろわらわの本当の力を見せてくれようぞ」という発言と共に本領を発揮。ピーチの身体を取り巻くようにして本体が出現し、一切の攻撃が効かなくなる。
そこから戦闘を3ターン進めると、観客を一人残らず引きずり込みHPが全回復されて、戦闘は一旦中断。
その後、マリオ達を助けようと世界中の人の応援が届いて味方のHPが全回復し、ダメージが通るようになる。
撃破後は断末魔を遺しスターストーンの力で再封印され、憑依されたピーチ姫は傷一つなく無事だった。
世界征服に成功したと思しき珍しい悪役として、演出や設定上ではかなりの力が入れられているが、プレイヤーキャラが強すぎる本作のゲームバランスの都合上、ボスとしての強さはそれほどでもない。
他のボス戦のテンプレ通りに「ムキムキボディ」からの速攻が効果的。HPは膨大だが、「ムキムキボディ」からの連続攻撃で難なく削り取れる。
最後なのでアイテムは惜しみなく使おう。2戦目での初回のスロットはシャインが確定で揃うので、2戦目の最初はFPやSPを惜しまなく使って全回復してもらうという手も。
仲間は部位を始末するために【ビビアン】や【バレル】が優秀。
女王の息はガードをミスすると状態異常にかかるため注意したい。またチャージしてからの全体14ダメージの攻撃も要注意。
なお、クリア後も本編が続くスタイルのゲームでありながら、スターポイントは最低保証の1。隠しボスであるゾンババもそうなので意図的な仕様らしい。
実は状態異常耐性に穴があり、低確率ながらも一部以外の状態異常が効いてしまう。特に本体にねむりが効いてしまえば、ある程度楽に戦える。
第一形態ならミニミニが入りやすい。共通でこおりに完全耐性があり、第二形態になるとミニミニにも完全耐性がつく。
HP |
攻撃 |
防御 |
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5 | 7 | 0 |
HP |
攻撃 |
防御 |
---|---|---|
8 | 3 | 0 |
ちなみに戦闘前の選択肢で「しもべになる」を選択した場合は本当にマリオがカゲの女王のしもべになって問答無用でゲームオーバーになるので注意(この時に洗脳されたマリオの姿は【ランペル】が化けたニセマリオのものと同じ)。
また、どこの状態でものしりを使ったかによってデータに掲載される姿が変わる他、ものしりした直後の解説も変化する。
無敵になってHPを完全回復して戦闘が中断されるまではピーチ憑依状態、無敵が解除された後は本来の姿で登録される。
ものしりをせずに倒して、ゴミ箱から回収した場合は後者の姿で登録されるため、ピーチ憑依状態に拘りがあるならイベントが発生するまでにものしりを使うこと。
最も敵として厄介な所はその強さと言うより、その
イベントの長さ
であろう。
戦闘開始前のイベントだけでも5分近くかかかる上に、世界中の声援が集まるイベントでは1~7までのネームドキャラの応援する姿を順々に映していくため、本格的な戦いが始まるまでに10分以上はかかってしまう。
もちろん初めて見る分には感動的で盛り上がる展開ではあるのだが、本作にはイベントスキップ機能は存在せず、一度負けて再戦する場合長々としたイベントを一から見直さなくてはならないため、ゲームとしては非常に冗長。
こうならないためにも「ムキムキボディ」で速攻するのが吉である。
4人の勇者が【ペラ魔人】に変えられたのは、こいつの呪いによりスターストーンを手放すと黒い箱に閉じ込められてしまう体質にされてしまったらしい。
また、100階ダンジョンはこいつが処刑用に作ったエリアであるとのこと。
概ねGC版と同様だが、雷等の多くの攻撃がこちらの防御力を無視するためGC版より強化された。
1戦目が「カゲの女王(ピーチ姫)」表記になり、ものしりリストに分割して掲載されるようになった上、次の形態移行に必要なHPが110から90になった。ナンバーはカゲの女王(ピーチ姫)が131で、カゲの女王が132。
他のステージボスと同様、撃破時にクリアボーナスの200コインは貰えるが、本作では入手スターポイントは0となった。
イベント面では「しもべになる」を選択して表示されるメッセージがナレーションのようなメッセージ表示に変更され、さらに世界中から声援を送るメンバーの数が大幅に増加した。
見た事があるイベントをスキップする機能の搭載により、「しもべになる」を選んだ場合でもすぐ再戦でき、気になる人は一度ぐらいは見ておいてもいいかもしれない。
セリフ送りのSEはピーチに憑依した際はカゲの女王とピーチが混ざったもの、本性を現した後はそれとカゲの女王の物が同時に流れているようなものになっている。
ラフスケッチには「魔女」と書かれた冠を被った女王っぽい姿のキャラクターがいるが、これか彼女の原型なのかは明らかになっていない。
スピリッツとして登場。呼び出す限定で、【ゲンガー】とビビアンが必要。
ピーチは必要ない。
ピーチに憑依した状態のイラストが起用されている。
「ペーパーマリオRPG編」のラスボスとして登場。
描写は省かれたもののゲーム版通りピーチ姫に憑依し、運んできた【ぐんだんいん】を全滅させる。その後はやって来たマリオ達に異変に気づかれ、スターストーンが光を出したことで正体が顕になる。
バツガルフが下僕にしようと考えていたが、返り討ちした後にてるてる坊主にした。
ゲーム版と同様にピーチ姫のような心の綺麗な者にしか取り付けないため【クッパ】が自身の体を差し出した際はバツガルフに「そんな汚い体に入れるかー!」と突っ込んでいた。
ボケることは嫌っているようだが、登場時には「ハゲの女王」と名乗ったり、男子校の制服を着ながら世界せいふくだと言ったり、マリオが「マゲの女王」といった際は見てチョンマゲとノリツッコミするなどかなりの大ボケとはいえ原作設定通りの強さは健在で、マリオたちが束になっても敵わず、逆に混乱の息で混乱状態にしピンチしてしまう。
頼みの綱であるスターストーン達も吸い取り(この時はなぜか赤ちゃんになった)によりマリオ達共々ダウンさせけるが、スターストーンがみんなに応援を届けた事やほとんどなかったと思われたピーチ姫の意識がマリオに止めを刺してほしいと懇願したことにより形勢が逆転され、さらに毒の息も弾き返され毒状態にされ弱ってしまう(ゲーム版ではそもそも毒にする手段はなく、一部の状態異常に完全耐性があるくらいである)。
そして最終的にマリオ達の合体技(『科学忍者隊ガッチャマン』の「科学忍法 火の鳥」に近い)に恐怖しながら倒され、描写は省かれたもののゲーム版通りスターストーンの力で再封印され、ピーチ姫は傷一つなく無事だった。
また、本作では直属の部下であるマジョリンとマリリンに会うことは無く、ゲームと異なり復活しても地上は闇に覆われなかったが、3体の【クリボー】の正気を失わせた。
憑依時のピーチ姫は一人称が「わらわ」になる他、洋服のデザインもゲーム版と同様に変わっており、マリオ達にはイメチェンと言って誤魔化している。女王の本体は目が少しだけしか見えず口だけだったゲーム版と異なり目がはっきりと描かれキバが剥き出しになったデザインとなっており、顔つきが後の【マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー】に登場する【アックーム】に似ていない事もない。
また、言葉遣いはゲーム版と同様だが、同作の悪役にはありがちな大ボケキャラで「女王」というよりは「暴君」気味なギャグキャラと化している。
後日談の話で彼女をパロディした【ヒゲの女王】なるマリオ達が変装したキャラクターも登場した。
本体
女王の右手・左手
女王の手
Switch版の戦闘BGMは長考時のBGMは無い。