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現象魔法 > 術式学 > 呪文論

一般術式学呪文論とは、現象魔法を作用機序とする「魔法」の一般術式学のうち、呪文の一般化を目的とする分野のこと。呪文の形式に更に重視した呪文論は、呪文形態論と呼ばれ、より分析的な立場で呪文を解析する。


概要

 様々な術式学の中では、呪文――すなわち言語的に一定の形式が効果的に用いられる。このような個別術式学における呪文の存在は、個別術式学それぞれの考え方や実行形式が大きく異なるのにもかかわらず共通してるような形態――すなわち言語的に一定の形式として現れる。これらの一般化を目指すのが一般術式学における呪文論の目的である。

基本の概念

言語的に一定の形式――呪文

 前述の通り、呪文論が分析の対象とする呪文とは、言語的に一定の形式のことである。これは分析哲学的な問題を孕む定義だが、この形式の中には一般的な言語の他にも、音楽や意味を代替できる記号でさえあれば分析対象となる。
 このような呪文は、呪文論において基本的に以下の3つに分類される。
  • 準備的呪文
 魔法実行の機構が呪文と関係ない場合、その呪文は準備的呪文に分類される。準備的呪文は、魔法実行の前段階の掛け声やルーティーンのようなものとして作用し、集中力の向上や一定の手続きによる訓練された身体・神経の動きを引き出すものとして機能する。
  • 使役的呪文
 使役的呪文は体外にある魔法的基盤に直接的に作用し、魔法を実行するものである。この手続きは申請、祈念などとも呼ばれる。これらの対象は、神や精霊などとも呼ばれることもあり、神秘論であることが多い。
  • 能動的呪文
 能動的呪文は体内にある魔法的基盤に直接的に作用し、魔法を実行するものである。アヴェアヘル属性魔法が代表的。
  • 受動的呪文
 自ら発動することは出来ず、外的要因によって唱えさせられ、それによって、使役的・能動的な機序によって魔法を無意思に発動してしまうもの。術者の恣意的なものは「呪い」(カース)、現象魔法の現実の歪みによるものはアポリアの一部として捉えられる。
最終更新:2025年01月07日 22:36