イルドア・スタンフィールド
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アルカディア帝国に所属するベテランの暗黒騎士で、聖華暦830年の時点で53歳。
白髪の長髪を後ろで一本に束ねており、出会った人に老紳士然とした印象を与える。
また、普段から身分年齢を問わず、誰に対しても(たとえ敵対者が相手であったとしても)、穏やかで丁寧な口調を崩さず、声を荒げることも滅多とないため、紳士的な好人物と評されることが多いが、この性格から高圧的な貴族などからは、かえって威厳に欠けるとして軽んじられることも少なくはない。
白髪の長髪を後ろで一本に束ねており、出会った人に老紳士然とした印象を与える。
また、普段から身分年齢を問わず、誰に対しても(たとえ敵対者が相手であったとしても)、穏やかで丁寧な口調を崩さず、声を荒げることも滅多とないため、紳士的な好人物と評されることが多いが、この性格から高圧的な貴族などからは、かえって威厳に欠けるとして軽んじられることも少なくはない。
発現している魔眼は速慮の魔眼で、戦闘においても、社交の場においても、加速された思考を用い、相手の行動一挙手一投足を高度に分析する事で、意図を読み取り、先手を打つという戦い方を得意としている。
こと戦闘においては、相手の動きを先読みし、来るであろう位置に攻撃を〝置く〟ような戦い方をするため、予見の魔眼のような、未来視を可能とする魔眼や超スピードを実現するような身体強化系の魔眼を持っていると誤解されることも少なくない。
こと戦闘においては、相手の動きを先読みし、来るであろう位置に攻撃を〝置く〟ような戦い方をするため、予見の魔眼のような、未来視を可能とする魔眼や超スピードを実現するような身体強化系の魔眼を持っていると誤解されることも少なくない。
得意とする武器は、槍や細剣など、刺突を基本とした武器で、アルカディア正統剣術における槍術や帝国貴族御留流刺突細剣術(いわゆるノウブルアーツ)を基礎として我流で崩した戦闘術を用いる。
また、帝国国内において、聖王国の龍槍術を研究する一派に参加しており、暗黒闘技や暗黒槍技(暗黒剣技の一種)を用いた帝国式龍槍術とでも呼ぶべき技を習得している。
また、帝国国内において、聖王国の龍槍術を研究する一派に参加しており、暗黒闘技や暗黒槍技(暗黒剣技の一種)を用いた帝国式龍槍術とでも呼ぶべき技を習得している。
なお、聖華暦829年11月の血の皇位継承事件においては、後述の理由からイルドアが最も信を置くブレス家が第二皇子ジークハルト支持の立場であったためジークハルト側として参戦。
のちに自由都市同盟に亡命することとなるアイオイ・ユークリッドと交戦しており、その際に片眼を失う重傷を負っている。
のちに自由都市同盟に亡命することとなるアイオイ・ユークリッドと交戦しており、その際に片眼を失う重傷を負っている。
この傷が原因となり、これ以降、速慮の魔眼で、思考を加速できる体感秒数が年々減少しており、聖華暦835年の段階では、これまでの経験により、補っているものの、速慮の魔眼そのものはほとんど使用不可能な状態になってしまっているとされる。
[暗黒騎士となった経緯]
イルドアは、代々ブレス家に仕える使用人の家系の生まれで、本来であれば、1人の使用人として、その一生を過ごすことになるはずであった。
しかし、15歳の時、若さゆえの冒険心から、現ブレス家当主、ベルフォルト・フォン・ブレスと連れ立って屋敷を抜け出し、ブレス領中央に広がる魔素減衰地域周辺へと赴いた際に、ブラッドテイルの毒牙を受け、魔眼病を発症してしまう。
これは、本来であれば、次期当主となるベルフォルトを危険に晒した事で、死罪、よくても領地からの追放という重い処分を下されてもおかしくないほどの蛮行であったのだが、この時、ベルフォルトの父であり当時の当主であったエルマンド・フォン・ブレスはイルドアに対し可能な限りの治療を施し、その命を救うことを選んだ。
これは、本来であれば、次期当主となるベルフォルトを危険に晒した事で、死罪、よくても領地からの追放という重い処分を下されてもおかしくないほどの蛮行であったのだが、この時、ベルフォルトの父であり当時の当主であったエルマンド・フォン・ブレスはイルドアに対し可能な限りの治療を施し、その命を救うことを選んだ。
これは、ベルフォルトからの「魔素減衰地域に誘ったのは俺の方であり、イルドアが毒牙を受けたのも、俺を庇った事が原因なのだから、何とか救ってほしい」との強い嘆願を受けてのことでもあったのだが、それでも、使用人の息子に過ぎない自分に対するこの寛大な措置にイルドアは痛く感動し、その命を今後はブレス家のために使うことを強く決意する。
しかし、エルマンドはそんなイルドアに対し「魔眼という力を得たからには、その力はブレス家という小さな枠組みではなく、アルカディア皇家、ひいては帝国全体のために使うべきであるし、それが力に目覚めたものの義務なのだ」と諭し、暗黒騎士への道を勧めたのであった。
しかし、エルマンドはそんなイルドアに対し「魔眼という力を得たからには、その力はブレス家という小さな枠組みではなく、アルカディア皇家、ひいては帝国全体のために使うべきであるし、それが力に目覚めたものの義務なのだ」と諭し、暗黒騎士への道を勧めたのであった。
こうしてイルドアは、暗黒騎士としての道を歩んでいくことになる。
暗黒騎士任命式典での三つの問いの答え
- 汝、何を護る
我は守る。
帝国の平和を。そして、それを支える秩序を。
帝国の平和を。そして、それを支える秩序を。
- 汝、何を討つ
我は討つ。
平和、秩序を乱す根源を。
平和、秩序を乱す根源を。
- 汝、何を誓約する
我は誓う。
力を振るう責任を決して忘れないことを。
力を振るう責任を決して忘れないことを。
[老後]
アイオイ・ユークリッドから受けた傷により、速慮の魔眼の力を徐々失いつつあったイルドアは、聖華暦834年にとった弟子、リオネル・ヴェルヌーヴに己の持てる技術を全て教え込み、全てを託して引退することを決意する。
[搭乗機体]
[セリフサンプル]
「わたくしめはイルドア。イルドア・スタンフィールドと申します。ご覧の通りのじじぃですが、以後、お見知りおきいただければ」
「ユークリッド卿に恨み? ふむ、それはありませんね。あの衝突は彼の正義と私の正義が同じ道を進んでいなかったというだけ。この怪我は、全て私の未熟ゆえのこと。彼が勝ち、私は負けた。ただそれだけのことです」
「あの藍色は…黎明の太刀……全てをかけて、貴方は…」
「双方引きなさい。目的なき諍いはただの蛮行。帝国の剣たる自覚を忘れてはなりませんよ」
「このようなじじぃに斯様な期待を抱いていただけるとは、ふふ、これは、老骨に鞭打つ覚悟で挑まなければならないようですな」
「ふふふ、じじぃの戯言、と流してくだされば」