ロウエン・フォン・ヴィリアーズ - 聖華世界 @ wiki

ロウエン・フォン・ヴィリアーズ

[解説]

絹糸のごとく艶やかな黒髪と切長で鋭い眼差しと青い瞳、端正な顔立ちの見目麗しい美男子(24歳、聖華暦830年)。
右眼は生まれつき浄眼であり、エーテルの流れなどを観る時は瞳がエメラルドグリーンに輝く。

帝国貴族ファリオン公爵家に仕えるヴィリアーズ侯爵家の現当主で、父親が早くに亡くなっ為、20歳で家督をついで当主となった。

性格は一見して冷静沈着。ドライともとれるほどに落ち着き払っており、表情を崩す事はそうそう無い。
だが、心の内は灼熱のマグマの如き情熱が渦巻いており、激情家の顔も稀にだが見せる。

頭の回転が早くて広い視野を持ち、戦術・戦略に通じている。
その上で身体能力も高く、武器・素手での格闘、魔法にも高い適正を持つ。
その結果、帝国軍人としても軍略家としても極めて優秀であり、帝国主力艦隊ヘイムダルⅡグリンブルスティの提督として遺憾無く発揮される。
またヴィリアーズ侯爵領の統治者としても非常に優れた主碗を振るう。

このように容姿端麗・頭脳明晰・文武両道と三拍子揃った人物であるから、男女問わず非常にモテるし、逆にやっかむ者もいる。

マイヤー・ウォルフ・クロッゾとの関係

ロウエンは過去にファリオン公爵家の力を弱める為にラズール公爵の放った刺客によって暗殺されかけた事がある。
その際にロウエンの命を助けたのがマイヤーなのだ。

ロウエンが領地を視察している時の事である。
ラズール公爵家の暗殺部隊の襲撃に遭い、ロウエンは座乗艦を破壊されて護衛も機兵一機を残して壊滅し、窮地に立たされる。
その時、ロウエンの指揮下の機兵隊の生き残りであるマイヤーが奮起、暗殺部隊の機兵を単騎で撃破したのである。
しかし、マイヤー自身も乗機を破壊され、敵の残存歩兵戦力にロウエンと二人追われる事となった。

この時、マイヤーは最後までロウエンを守り抜き、暗殺部隊を撒いて逃げ仰せて二人で窮地を出したのである。
この逃避行の際、年齢の近かった二人は意気投合し、身分差を超えて親友同士となる。

その後、マイヤーはロウエン麾下の機兵部隊の隊長へとロウエンから推挙され、以後は武勲を立てて陸上艦艦長、艦隊指揮官へと出世し、ロウエンとマイヤーは戦場でともに轡を並べる無二の戦友となったのである。