機装兵 ルブル



諸元
解説
ゴツい見た目をしているが先程述べた通り、エネルギー伝導装甲として用いることを前提として作られたLEVの薄い装甲をそのまま貼り付けているため、同様の機兵と比較しても明らかに防御力は低い。通常の機兵ならば全く受け付けない爆裂式の魔導砲などであっても、モロに受ければそこそこのダメージを受けてしまうほどである。
対策として、腕部などの機体の一部分のみ強化装甲を施すことで、ある程度の防御性能と圧倒的な軽量化を達成している。そして全身に設置された魔導スラスターによる瞬間的な超加速力によって、他の機兵を突き放す高いレベルの戦闘能力を手に入れている。
ちなみに名前はガラクタという意味の単語rubbleから。
武装

30mm魔導砲

LEVのライフルを改造した魔導砲。爆裂式。これと言った特徴は無いのだが、敢えて挙げるならばその銃剣だろう。これは操手であるネルの要望で付けられたもので、特殊合金製ナイフを無理矢理付けてあるだけである。
だが本人曰く使い勝手がやたらいいらしく、彼女の一番のお気に入り武器となっている。これによって魔獣の急襲など、突然の出来事にも即時に対応しやすくなった。
大太刀(フリークスキラー)
全長11m以上の巨大な刀。
しかし彼女もこれの持つ高い戦闘能力は認めているようで、大型の魔獣や綱魔獣と戦う時等、使用する機会は多い。
魔導スラスター
そこでバルドは軍の放出品を幾つか仕入れ、リミッターを掛けて暴走や魔力不足を防ぎつつ全身に搭載することで数十mものジャンプが可能なレベルにまで機動性を高めることに成功した。
しかしネルのそもそもの魔力が少ない為、連続使用は30秒が限界であり、またエーテルの再充填に1分を要するじゃじゃ馬となってしまった。
背部可動式スラスター
魔導スラスターの大きな欠点の一つとして、直線的な動きしかできない為相手に動きを読まれやすく、間合いなどの駆け引きが大切な機兵戦において非常に不利であるという点が挙げられた。
そこで、フレキシブルにスラスターを稼働させて方向転換をさせるという全く違う機能を付けることでルブルは恐ろしいほどの高機動化に成功したのである。
しかし出っ張ったスラスターは戦闘での流れ弾などが当たりやすく、また狭い場所ではつっかえるなど問題点はそう少なくなかった。