登録日:2023/11/17 Sun 16:17:55
更新日:2024/12/21 Sat 18:54:31
所要時間:約 20 分で読めます
“Remained Prayer in Gensokyo.”
東方LostWordとは、「
東方Project」を原作とする基本プレイ無料(課金要素有り)のスマホ向け
公認二次創作ゲームである。ジャンルはRPG。
配信は株式会社グッドスマイルカンパニー、開発・運営は株式会社NextNinjaが担当し、2020年4月30日より配信開始。
【概要】
2019年7月1日に配信を担当するグッドスマイルカンパニー、開発・運営を行うNextNinja両社より発表され、その後同月19日に公式サイトと公式Twitterが開設した。
本作は東方Projectシリーズの原作者である
ZUN氏もとい彼が主宰する同人サークル「
上海アリス幻樂団」の公認二次創作作品にあたり、これは東方キャノンボールに次ぐ史上二作目となる。
そして二次創作作品ではあるものの配信はねんどろいどシリーズ等で有名な老舗グッドスマイルカンパニーが行っており、更には原作側から公認を受けている為にアイテム課金制による
営利活動も認められていることからも、他の同人ゲームとは一線を画す、立派な商業ゲームの一つなのである。なおZUN氏は本当に公認しているだけでプレイすらしていなかったりする
また本作は原作に敬意を払うこと、そして東方Projectが好きな人に届けることを第一目標に掲げており、キャラの声に解釈の不一致が無いよう1キャラにつき3人の声優によるボイスを実装、ごく一部の例外を除いて各キャラのテーマ曲には名の知れた音楽家・サークルが手掛けた既存のアレンジ楽曲を使用、更にはWindows版に登場するキャラクターをほぼ全員実装しただけに留まらず旧作・秘封倶楽部のキャラまでもを登場・実装させるなど他のソーシャルゲームとは違う特異なマーケティングを実施したことでも知られる。
とは言え上記のような後にも先にも類を見ない独自のスタンスを貫き続けた結果、上記のキャノンボールや後発の
東方Project公認スマホ向けゲームが僅か1年近くほどで悉く
サービス終了の憂き目に合っていく一方で本
ゲームは2023年10月をもって3.5周年を迎えるほどのロングランを続ける長寿
ゲームとなった。それでも
ZUN氏はやってないが
なお
ゲーム以外でも配信元のグッドスマイルカンパニーが2019年末の「
コミックマーケット97」にてグッズ展開を開始。缶バッジやクリアファイル、フィギュアといったものに加え文房具や完全オリジナルグッズなど幅広いジャンルの商品展開を行っており、以降は
アニメイトの一部店舗で委託販売されている。
【ストーリー】
失われた言葉 ー ロストワード。
このロストワードをめぐり、幻想郷では壮大な異変が発生。
おなじみの博麗霊夢や霧雨魔理沙はもちろん、さまざまなキャラクターとともに幻想郷をめぐり、異変を解決していこう!
- アプリ配信ページの説明欄より引用
○メインストーリー
プレイヤーは突然幻想郷に出始めた謎の結晶「封結晶」の力によって幻想入りしてしまった記憶喪失の女の子(性別固定)となり、失った記憶を取り戻し元いた世界に帰るべく、博麗霊夢たちとともに封結晶異変の解決に奔走することとなる。
その後調査を続ける中「赤い封結晶」を発見した主人公一行はその赤い封結晶の力により「パラレルワールドの幻想郷」に飛ばされてしまう。更にその幻想郷は「あるひとつの言葉」が失われた事で、崩壊寸前という未曾有の危機が迫っている状況であった。しかも、この異変は他の並行世界にも伝播してしまう危険性もあるのだという。
失われた言葉が暴走し、滅亡する...「ロストワード異変」と名付けられた新たな異変を解決すべく、主人公たちはいくつもの並行世界を駆け巡る。
東方LostWordは『東方Project』を原作とした公認二次創作作品です。
本作品は上海アリス幻樂団のゲーム作品『東方Project』を元に、許可を頂いた上で、自由な発想・解釈を加えて構成したものです。
『東方Project』及び関連タイトルは上海アリス幻樂団の著作物です。
この様に本ゲームではアプリ起動時時に加えて、各章シナリオパートの導入部分にも上記の注意書きと原作のロゴが表示される。これの注意書きの目的として、プロデューサーは「本作が二次創作作品であることをわかりやすくお伝えするため(意訳)」としている。
ストーリーはいい意味で二次創作らしさ満載の仕上がりとなっており、「幻想郷の滅亡」「パラレルワールド」を扱った二次創作だからこそできる非常に重厚かつ壮大なストーリーが展開される。
更にはシナリオライターの異常なまでの原作に対する造詣の深さも相当なものであり、キャラの台詞一つとっても多くの小ネタが隠されていることもあって、正にターゲット層である「東方Projectが好きな人」であればニヤリとできること請け合い。そしてライト層は確実に置いてけぼりにされる
序章
突如幻想入りした主人公と一部幻想郷の住民達とのファーストコンタクトが描かれる。また幻想郷で新たに起こり始めた異変についても語られ、本作の幻想郷の世界観が分かる内容となっている。
序章ということもあってか内容も危機感も無いほのぼのとしたモノで、登場キャラクターは人気・知名度ともに高い紅魔郷、妖々夢、永夜抄に登場したキャラのみに限定されている。まだ原作をよく知らない人にも優しい仕上がり
第1章 幻想孤島
物語の舞台が並行世界の幻想郷に移行。この幻想郷は「ロストワード異変」によって暴走したロストワードにより一部の住民達を除いた全員が「折り畳まれて」消滅し、残された数人も消滅間近という絶望的な状況に置かれている。
主人公達は元いた幻想郷で起きている封結晶異変解決の鍵となる「ロストワード異変」の存在について知らされ、この幻想郷を救う為ぶっつけ本番で解決する事になる。つまり本作の真の目的が分かる章と言える。
またとある理由で幻想郷に海が出来ていたり、他の人気キャラクターを差し置いて摩多羅隠岐奈がメインキャラとして登場するなどそのシナリオライターの濃いファンっぷりが存分に活かされた予想の斜め上を行く内容は、多くのプレイヤー達の度肝を抜いた。
第2章 紅魔塔
前編と後編の2部構成からなる章。舞台はまた別の幻想郷に移り、この章では『紅夢の魔女』というレミリアすら一蹴する程の強さを持つ謎の人物が存在し、その魔女を隔離する為に自動的に長さが伸びていく『紅魔塔』へと姿を変えた紅魔館が舞台となる。
「主人公以外は並行世界での記憶が元いた幻想郷に戻ると失われ、また並行世界を訪れると思い出す」「隠岐奈や並行世界の自分とコンタクトが取れる紫等は並行世界での出来事を知っている」等と言った重要な情報も提示された一方で、本作初のオリジナルキャラクターが登場するなど色々初物尽くしの展開となった。
第3章 白玉擂台
並行世界は再び変わって今度は西行妖が満開寸前に至った白玉楼が舞台。初っ端から大惨事。またこの世界では別の並行世界からの来訪者が多いという稀有な特徴があり、その為この世界の白玉楼の主である「小さな亡霊楼主」とその従者「幽玄の剣聖」は近い時期にこの幻想郷を訪れた別々の来訪者同士を「白玉擂台」という決闘場にて仕合させ、負けた側を生け贄にする事でなんとか満開を防ぎ続けてきた。
この章最大の特徴はなんと言ってもその長さ。第1編、第2編、第3編そして最終編からなる驚異の4部構成となっており登場人物の多さも随一。加えて上記したオリジナルキャラクター以外の登場人物も元とは違った種族・役職になっている事もあり、ある意味「霊夢と魔理沙と咲夜以外は全員オリキャラ」といっても過言ではない。
この章では今までの様にただロストワード異変を解決するだけでなく、同じくこの異変に立ち向かう同業者との邂逅、初めて明言された黒幕の存在、ロスワなりの解釈を含むとあるキャラの過去回想などの重厚かつ濃密なストーリーが展開される。必見。
第閑章 人間の里
第1編と完結編の二部構成。舞台は一度序章以来となる「主人公が居候している普段の幻想郷」に戻り、これまで主人公が会う事がなかった永夜抄以降の作品に登場するキャラクター達との顔合わせが描かれる。中には一部虹龍洞のキャラも実装に先駆けて登場していた。
第4章 永遠戦線
最新の章。現在は第4編まで公開されている。
【戦闘システム】
戦闘は編成したキャラの行動を選択し、速い(速力が高い)順から行動していくオーソドックスなコマンドRPG。
しかし本
ゲームではそれに加えて「グレイズ」「スペルカード」といった弾幕シューティングゲームである原作におけるお馴染みの要素も多数盛り込まれているのが特徴。
またプレイヤーの分身となる主人公自身は攻撃手段を持たないので直接戦闘には参加せず、指揮官としてキャラクターの行動を逐一指示する、という役回りになっている
●ショット
俗に言う通常攻撃。威力は控えめながら自身の攻撃を強化できる「霊力」が貯まるPアイテムを多く入手できる拡散ショット、単純に威力が高い集中ショットの二つからなり、目的に応じて使い分けられる。
攻撃対象(単体・全体)や、属性、効果等はキャラクターやショットによって千差万別。
●スペルカード・ラストワード
言わずと知れた
東方Projectシリーズの代名詞である
スペルカードシステム。本作でももちろん
必殺技ポジションとして実装。初期段階では2種類のスペルカード2つのみが使え、『突破』を重ねていくことで最終的には通常スペカ2種類を2枚ずつと、ラストワード1枚の計5枚のスペルカードを使えるようになる。
原作におけるスペルカードは自機キャラやボス、(一部を除く)中ボスキャラクターが使用する大技で、東方紅魔郷以降の
東方Projectシリーズ最大の特徴とも言えるシステム。
一方のラストワードは『東方永夜抄』のみに登場する、各キャラクターの本気弾幕。正式に登場を果たしたのはこの作品一つのみだが、外伝作品である『東方心綺楼』『東方深秘録』『東方憑依華』にも最終奥義ポジションで登場しており、本
ゲームでは『永夜抄』『心綺楼』に登場したものが実装されている。
勿論こちらも原作にてスペルカード・ラストワードがあるキャラには原作と同じものから選出されており、逆に自機経験がないキャラにはオリジナルのものが用意さ(ry。
●グレイズ
コマンド選択時、攻撃とは別に「結界」を1枚消費して、そのターンに1回相手の攻撃を無効化出来るシステム。
1キャラにつき1ターンに最高3回グレイズができ、その場合は1ターンに3回攻撃無効化する=1ターン無敵となる。
しかし1キャラにつき使用できる結界の枚数は4つまでで、一部スキル等を使わない限りは回復もしないので、より慎重な使い方が要求される。
またこの結界は敵にも用意されているのだが、こちらは仕様が異なりプレイヤー側の攻略要素として存在。
敵の結界はプレイヤー側が弱点属性で攻撃することによって破壊することが出来、敵の結界枚数を0枚にすると敵がフルブレイク状態と呼ばれる、1ターン行動不能になる上に喰らうダメージが大きく跳ね上がる状態になる。
●ブースト
拡散ショット等で敵を攻撃すると『霊力』というポイントが溜まり、これを消費する事で自身の攻撃を強化できるシステム。
キャラクターのショット・スペルカードには「バレット」が設けられており、ブーストが無い場合は1バレット、ブーストすると最大で6バレットでの攻撃となる。バレット数が多ければより火力も高くなり、属性も増え、追加効果も獲られるという仕組み。
『霊力』はバトル開始時に必ず1.00入手でき、最大で5.00まで溜める事ができるが、ブーストの最大は3段階まで。ブースト1つ強化する為に1.00の霊力が必要なので、3.00の霊力があれば最大強化出来る。
ブーストによる恩恵は計り知れない一方で頼りすぎて後半に枯渇しないよう、グレイズ同様慎重な管理とやりくりが必要となる要素である。
●チェンジ
編成にて前衛/後衛にキャラを配置しておくと、戦闘中に前衛/後衛をチェンジできる機能。
- ピンチのキャラや、霊力や結界、スペルの切れたキャラを後衛に下げて守る。
- 敵に対して、より相性の良いキャラを出す。
- 前衛キャラでスキルを使用した後、チェンジしたキャラでさらにスキルを重ねる。
- 連携効果を利用する。(下記)
...等の恩恵を得られ、より戦略に幅を持たせることが可能となる。
また本ゲームでは『チェンジ』を行うと前に出たキャラに対して『チェンジ連携』なる効果が発動。各キャラは火力が上がるアタック連携、防御力が上がるガード連携、早さ・命中力が上がるスピード連携、霊力を増やすパワー連携、体力が回復するバイタル連携、結界が回復するシールド連携の6種類からなる連携パターンのいずれか1つを必ず持っており、交代時にバフをかけてくれる仕組み。また上昇量は前後キャラ同士の組み合わせや信頼度によって変動する。
しかし一度チェンジすると、そのキャラは5ターンの間チェンジができないため注意。
●ゲージバースト・エクストラアタック
共にサービス2年目から新たに追加されたシステム。ゲージバーストは1キャラにつき通常とは異なる色の体力ゲージが用意され、そのゲージを0にした上でもう一度新しいゲージが出てくるというもの。現段階では赤→黄の2つで、それらを0にすれば通常の緑に戻る。ゲージが移ることでそれまでのバフ・デバフ・結界数は最初の状態に戻ってしまうため、短期決着を付けにくく難易度を上昇させる一因となっている。
そしてエクストラアタックはWAVE開始時や、ゲージバーストが発生した際に敵が起こす、ターン開始時の特殊行動。
敵自身にバフ、プレイヤー側にデバフ、一部の行動を制限(一定ターンの間グレイズ使用不可など)を行ってくるというもの。特にスペルカード・ラストワードやグレイズを禁止されると最悪詰むので、非常に凶悪な要素である。幸い一部スキルで解除できるので、入念な対策を怠らないように。
【ホーム】
○探索
霊P(スタミナ)を消化してステージを攻略し、ストーリーを読み進めていくモード。
ただNORMALステージをクリアしてストーリーをクリアするだけなら苦ではないのだが、難易度LUNATICやEXステージが相手となると初心者ではクリアすらままならない程の高難易度を誇る。
しかし難易度が高ければ高いほど得られる報酬も豪華になり、特にLUNATICステージではそこでしか手に入らない絵札も存在する他、イベントステージではアイテムと交換できるイベントPやレアイベントアイテムも多く入手出来るので、
ゲームになれてきたら是非とも集めておきたいところ。
また、定期的にステージクリア時の報酬量が三倍になるキャンペーンが実施されるので、普段ではまともにドロップしないレア絵札等を入手できるチャンスとなる。
●メイン
メインストーリーを読みながら進んでいく、本
ゲームのメインコンテンツ。現在第4章(第4編)まで実装済み。
章ひとつ、もしくはその前編や後編を全てクリアすると難易度が選べるようになる。難易度は原作同様に「
NORMAL」→「
HARD」→「
LUNATIC」の3つ。難しくなるほど貴重なドロップアイテムを入手しやすい。
また、一部の章では初回クリア時に「EXTRA」ステージが出現。その章とリンクするストーリーが用意されている。1日3回しか挑戦できないが、通常のメインクエストでは入手できない貴重な素材を入手できるので、ぜひ毎日挑戦したいところ。
こちらにも先に挙げた3つの難易度があるが、NORMALの段階で推奨レベルが70~91まであり、ほぼほぼエンドコンテンツのような仕上がりになっている。幸い常設のコンテンツであり、敗北しても回数制限は減らないので万全の準備を整えてから挑もう。
●デイリー
1日3回のみチャレンジできるステージで、
経験値や素材がメインより多く入手できる。挑戦できるステージは3種類あり、それぞれ入手出来る素材が異なるが普段はそのうち1つしか挑戦できない。
日曜日のみ、全3ステージを選択して合計9回行える。
デイリー探索には6段階の難易度があり、プレイヤーレベルの上昇によって上の難易度を選べるようになる。勿論難易度が上がるほど報酬も豪華になる。
期間限定で探索できる回数が一日5回に増えたり、普段の数倍以上の大量の
経験値が貰える特別ステージが登場することも。
●イベント
期間限定で登場する、メインとはまた違うストーリーを読み進めていくモード。難易度等の設定は全てメインと同じ。
毎月3つのイベントステージが登場するがうち2つは復刻であり、毎月月末に新イベントが登場する仕組み。
イベントではとにかくクリア時にドロップするポイント・アイテムを集めて様々な景品と交換できる形式となっているので、交換のためには周回がより重要な意味を持つ。
交換所では貴重な強化アイテム以外にもイベント限定絵札や高レアリティのキャラクターを限界突破できる「巫形代」・「靈形代」、高レアリティアイテムと交換できる「福塵」等無課金勢にとっては垂涎モノの貴重な素材も並ぶので是非入手したい。
●スペシャル
上記のメイン、デイリー、イベントのどれにも属さない常設探索はすべて此処に分類されている。
転生鏡探索
後述する少女転生に必要な「転生鏡」を集められる探索。対応キャラクター各自にステージが一つずつ用意されており、1キャラにつき1日3回のみ挑戦できる。
ただし一日に入手できる転生鏡の量は雀の涙。その為回数制限故に1キャラにつき何日も周回しないといけない点や、キャラが増えれば増えるほどかかる手間も多くなるという懸念点から東方LWで唯一周回スキップが実装されているモードで、毎日一括探索ボタンを押して霊Pを消費するだけで一度クリアした探索は報酬を獲得できる救済措置が施されている。
記憶遺跡
上述したMVProjectの各キャラクターに対応した特別なストーリーを読むことができる。ストーリーの最後は主役となるキャラクターをお試しで使えるので、新キャラの性能紹介としての役割も持つ。
メインストーリーの根幹にも関わる要素への言及、旧作キャラクターたちの登場など、非常に興味深い要素も多数ある上に、1つの読み物としてもかなり高い完成度を誇るので、是非とも読んでもらいたい力作。
絵札旅稿
専用の絵札を獲得できる探索。また、その絵札の背景ストーリーも読むことができる。ストーリーの内容は幻想郷での他愛のない日常を描いたほのぼのな内容となっている。貴重な癒し
常設化イベント
初登場からかなりの年月が経過した初期イベントが常設化したもの&そもそも当初から常設イベントとして登場したイベントステージの2つからなる。
○おつかい
他ゲームでの「派遣」システムに該当。一定のキャラクターを一定時間おつかいに出す事でアイテムと経験値を取得できる機能。「おつかい」に出したキャラクターも戦闘に出すことができ、おつかいによるデメリットは無いに等しいのでガンガン活用することをオススメする。一定の時間帯や探索をこなすことで出現する「
臨時おつかい」は、封結晶のみならず本来ならば課金専用アイテムである神結晶を手に入れられる貴重なチャンスとなっているので見つけたら逃さないようにしよう。
ちなみにおつかいの内容は「博麗の巫女代行」「紅魔館でメイド見習い」「白玉楼で庭師の手伝い」など東方の各キャラに因んだものになっている。
もちろん博麗の巫女に「博麗の巫女代行」をさせる事も可能。
○特設
通常の探索とは異なる特殊ルールの探索や、攻略とは一切関係のないミニゲームなどのコンテンツが集められている。
●紅魔塔
毎月後半に1週間のみ解放される非常設ステージにして、本作屈指のエンドコンテンツ。
メインストーリー第2章の舞台となった「紅魔塔」の1階から登り、最上階を目指すイベント。その為メイン探索にて第2章をクリアしなければ挑戦することができない。
エンドコンテンツだけあって、通常ステージと比べても敵の火力・体力がかなり強化されているのだが、紅魔塔の最大の特徴はバトルが終了しても体力や結界の残量、結界の状態、霊力やスペルカードの使用状況が回復せず引き継がれるということにある。当然そのバトルで戦闘不能になったキャラクターは使えなくなってしまうほか1日4回のみ使用できる「全回復」を使わない限り永遠に回復しない。2回目以降は封結晶を消費するのがネックだが
しかしこれは敵も同様であり、たとえ敗北しても敵の体力などが回復することは一切ないので、どのようなステージでも時間と戦力をつぎ込めばいつかは勝てるようになっている。
また本モードでは戦闘が長引くのを避けるために5ターンが経過しても勝敗がつかなかった場合、敵味方共にその状態のまま戦闘を切り上げることができる脱出機能が実装されている。
ステージは毎月開催される度に10階層増えていき、10層ごとにボスが登場。クリアするとメインストーリーの根幹に大きく関わる専用のストーリーを見ることができる。一方で非常設コンテンツかつ高難易度ステージであるにもかかわらず、ストーリーが非常に重要なものであるのは如何なものかとの批判の声も
●白玉擂台
第3章冒頭の舞台となった「白玉擂台」が舞台となる常設ステージ。こちらは第3章をクリアしないと挑戦できない。後述する「日次の部」「週次の部」からなるが、どちらも特殊強化の素材「上香木」「上香炉」を集めるというコンテンツであるという点は共通している。
日次の部
日替わりで現れる敵を倒して報酬の上香木と上香炉をゲットする常設コンテンツ。
ほかのステージとは違い、ここだけ唯一4waveが実装されていることに加えてバフ、デバフの効果が普段の三分の一になるので、長期戦を強いられる
上級者向けステージ。
またこちらも唯一の要素としてNORMALより簡単な「
EASY」、LUNATICよりも難しい「
PHANTASM」の二つを加えた計5つの難易度が用意されている。
週次の部
毎週月曜日の午前0:00に更新される敵を倒すコンテンツ。日次の部との違いはズバリ「擂台P」の存在。擂台Pはステージでの評価によるスコアの合計から獲得できるもので、スコアは「ステージの難易度」「攻撃回数」「グレイズ使用回数」「満身創痍した人数」の4つを基準に評価される。 獲得した擂台Pは上香木と上香炉と交換ができる。
3Waveのステージ4つは、それぞれ対象の式「陽攻&陽防」か「陰攻&陰防」のどちらかが2倍になる。難易度はNORMAL、HARD、LUNATICの3種類で、こちらもバフ、デバフの効果が普段の三分の一になる。
●幻想おとぎ草子
本作を題材とした三次創作漫画が読めるコンテンツ。漫画は毎月新作が入荷され、現時点で
20冊を超えている。
但し
ゲーム開始時には1冊どころか1ページすらも読むことはできず、読了のためには定期的に開催されるイベント内の課題をクリアすることで手に入るポイントを用いて、1ページずつ解放していく必要がある。
●香霖堂
メイン探索「第閑章(第1編)」をクリアすると解放される、様々なミニゲームを遊べるモード。
霊夢のお祓い大作戦!(早期開催)
現在唯一実装されているミニゲーム。
楽曲に合わせて迫りくる幽霊をお祓いするリズムゲームで、流れる曲に合わせてタイミングよく譜面を押す典型的な
音ゲー。選べる楽曲は東方MVprojectによって作成された楽曲が中心となっている。
●VS複霊
複霊と呼ばれるボスと対戦することができるモードで、上述の紅魔塔と双璧を成す本作屈指のエンドコンテンツその2。常設コンテンツだが、出現する複霊は週替わりで変わる。
複霊には60から120までのレベルが存在し、1階層倒すことで徐々に高いレベルの相手を解放することができる。高レベルの複霊は難易度が非常に高くなっていき、徐々に強力になっていくボスを何度も何度も打ち倒して、最上階を目指す仕組み。
1階層毎に様々な豪華報酬を獲得できるのだが、最大の目玉は各複霊に対応する限定絵札にある。
因みにこのコンテンツは一度アップデートによってその仕様が大きく変更された経緯があり、変更前は非常設かつ、超高難易度、ドロップ率低め、馬鹿にならない周回時間と、絵札を完成させることは愚か一枚入手すら至難の業という今以上の鬼畜ぶりであった。
○施設
ユーザーにとって有難いアイテムが手に入ったり、キャラクターの育成等が出来る計4つの施設が用意されている。
●おやしろ
時間経過で霊P(スタミナ)を入手出来る施設。入手量・保有量はユーザーレベルの高さに比例して増加していく。
素の回復速度は非常に微々たるものであるため、霊Pの回復は実質これがメインとなる
イラストには境内を掃除する霊夢、背景には萃香・あうんの姿も描かれている。
●賽銭箱
時間経過で賽銭を入手出来る施設。入手量・保有量の増加システムはおやしろと同じ。
賽銭はキャラの育成や交換所・ガチャ等幅広い用途で使う重要アイテム。だが霊Pと比べるとほかの入手方法も豊富なため
カンストしやすく、
ゲームに慣れてくると貯まりきった賽銭箱の中身を回収できず放置せざるを得なくなってしまうことも。
●寺子屋
キャラクターを預ける事で時間経過により
経験値を得られる施設。初めは2枠のみが使え、神結晶を使用することで最大6枠まで増える。
得られる
経験値は放置時間のみならず、プレイヤー側が手動で与える「食べ物」によって変動する。
学び舎で飲食とはこれ如何に
また、隠しパラメータである「やる気」の回復を早める効果もある。こちらは「食べ物」は不要。
やる気の回復は戦闘中にも行われるため、周回要員を預けておくと目に見えて「やる気」が長続きするようになる。
ただ、その性質上、ある程度戦力が整ってくるとほぼ用済みになるため、最終的に放置される施設筆頭となっている。
イラストに描かれているのは勿論慧音。生徒には
チルノや大妖精、
ルーミアに混じって妹紅の姿も。
●道場
キャラクターを預ける事で時間経過によりスキルを強化できる施設。
強化には指南書と呼ばれるアイテムが必要。だが指南書の一部はほかの強化に使うこともあるので使いすぎには注意。
イラストには白蓮と華扇、その背後にぬえと霊夢の姿も描かれている。
【秘封LostWord】
“Reverse Prayer in the Genesis,”
ZUN氏が手掛ける音楽CD「ZUN's Music Collection」に付属しているブックレットに登場する「秘封倶楽部」を原作としたストーリーモード。ZUN氏も招かれていた公式生放送にて、半ばサプライズ的に実装が発表された。
登場人物や物語の舞台等がメインシナリオと大きく異なり、舞台となる世界も登場人物もまた違った新ストーリーが展開される。
秘封LostWordは『ZUN's Music Collection』を原作とした公認二次創作です。
本作品は上海アリス幻樂団の音楽CDシリーズ作品である『ZUN's Music Collection』を元に、自由な発想・解釈を加えた上で東方LostWordの世界観に組み込んだ創作物です。
『ZUN's Music Collection』及び関連タイトルは上海アリス幻樂団の著作物です。
本モードでも同じように注意書きが挿入されるが、上述の通り普段の物とは異なる注意書きが挿入される。
○ストーリー
常に「夢」のような世界に巻き込まれる「主人公」は、その世界で起きたことを記録し、遺す為に地図にも載らない町からも外れた廃墟のような研究所に一人で暮らしていた。
主人公には自身が幼少期の頃の記憶も、そもそもその時代に自分が生きていたことを示す痕跡も一切なく、己が何者かを知るために研究を続けているのであった。
ある日そんな主人公が住む屋敷に、そこを廃墟と誤認した秘封倶楽部の2人がやって来た事から両者は出会い意気投合。出会って早々良き友達となった3人はお互いの活動に興味を持ち、結果として秘封倶楽部の2人も主人公が行う「異世界渡り」に同行することとなり、3人は様々な世界を駆けていくこととなる。
第1章終わりの君
主人公と秘封倶楽部の出会い、そして初となる3人での異世界渡りが描かれる。舞台となる場所はそもそも幻想郷ですら無く、まさかの「月」。月に出来ていた謎の無人基地に迷い込んだ3人は、元いた世界に戻るべく脱出を図る。
脱出の過程で主人公はこの基地にまだ人が居た頃の記憶を断片的に観れるようになり、その幻覚から明かされる「帝都」そして「レジスタンス」との戦いを追っていく事となる。
偽りの楽園を求めて
ある日主人公と秘封倶楽部の2人の元に差出人不明の謎の招待状とパンチカードが送られてくる。
謎のパンチカードによって汽車に乗り込んだ3人は不思議な紅い屋敷に迷い込むことに。
舞台となる幻想郷は紅魔館で、新たに登場するキャラクターも紅魔館メンバーのみ。
またストーリーの一部にはZUN's Music Collection第一弾 蓬莱人形(C62版)のストーリーの要素が組み込まれている。
最終区
この章では諸事情により主人公が探検に同行せず聞き手に回っており、実質秘封倶楽部の2人が主役に抜擢された形となる。
舞台は夢の世界ではなく、3人が普段から生活している現実世界。それも遷都された旧首都「東京」が舞台となる。
この章では二次創作界隈では割と定石といえる「守矢神社の3人の、現実世界での出来事」を本ゲーム独自の解釈を加えた上で描いたものとなっている。
○登場キャラクター
東方LostWordの主人公に関しては後記の項目を参照。
性別、名前や所有している手帳は東方LostWordの主人公と共通するが、そちらと違って外見は大学生である蓮子が年上と判断する程に大人びており、精神年齢は更に老成しているように見える。
自身が12歳程になるまでの記憶が一切ないらしく、それだけならば記憶喪失で済むものの加えてそれまでの自分がこの世に存在していたことを証明する痕跡すら一切無いのだという。
記憶が始まる12歳の頃は「先輩」なる人物が彼女の保護者代わりとして傍におり、後にその先輩から現在の主人公の住居となる研究所を譲り受けている。主人公がこの場所で研究と記録を続けるのも先輩からの勅令である様子。
超統一物理学専攻の女子大生。秘封倶楽部のメンバーその1。
ひょんなことから出会った主人公と意気投合し、よく主人公の元を訪れるようになる。
原作同様「星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力(仮称)」を持つ。メリーからは「ただの引き算」と酷評されているオマケに原作ですらロクに出番がない能力だが、本ストーリーではこの能力が意外な形で生かされることになる。
普通の人間ながらかなり度胸があり、不測の事態やトラブルにも動揺することも少ない。良くも悪くも活発で無鉄砲な性格をしている。
また本ゲーム独自の設定として、「外の世界にいた頃の早苗と小学生時代同級生だった」という大胆なキャラ付けがなされている。
相対的精神学専攻の女子女子大生。 秘封倶楽部のメンバーその2。
ひょんなことから出会った主人公と意気投合し、よく主人公の元を訪れるようになる。
こちらも原作同様「結界の境目が見える程度の能力(仮称)」を持つ。On/Offモードも健在で、能力を行使すると瞳が琥珀色に変色する。秘封LostWordのストーリーでは「結界」の存在が非常に重要な意味を持つので、相対的に彼女の能力も蓮子と違ってまた重要な立ち位置にある。
蓮子と違ってしっかり者であるが、それ故に不測の事態に弱いのかトラブル発生時には多少取り乱したり動揺を隠せなくなることも多々ある。あと蓮子が他の娘と楽しそうに話していた様を見て嫉妬するなど可愛らしい一面も
【キャラクター】
現段階で既に原作ゲーム出身キャラクターは紅魔郷から獣王園までのキャラクターは全て網羅されており、加えて一部書籍・旧作・秘封倶楽部出身のキャラクターもプレイアブルキャラクターとして実装されている。
なおこの全キャラ実装という文言、一見当然のことのように思われるかもしれないが実はこれ、他の公認スマホ向けゲームでは例外なく到達できなかった前代未聞の偉業だったりする。
またこの手の
ゲームでは珍しく、立ち絵の作画を担当しているのはイラストレーターである夢野ろて氏一人だけ。
その為2次創作ではあるものの、
一部中ボスや書籍・黄昏作品挙げ句は秘封倶楽部や旧作キャラクターも含めた全ての東方キャラの作画が統一されたイラスト・立ち絵が実装されているという
原作ですら成し得てない功績を打ち立てており、一部キャラにとっては貴重な資料になっているほか、本作関係なしにキャラクターについて語る際にロスワのイラストが使用されるケースも少なくない。
本作をやったことが無くても立ち絵だけは見たことある、なんて諸兄は多いのではないだろうか。
とはいえサービス開始から3年以上もの歳月を経た今、今度は逆に深刻な新キャラクター不足に陥る新たな課題に直面することになり、その為本作では「パラレルワールド・平行世界」を題材としているメインストーリーを活かして、異なる幻想郷出身という設定を付与された
バージョン違いのキャラクターを複数人実装するというこれまた例を見ない独自の手法で乗り切っている。
バージョン違いのキャラクターは俗に言う「
もしも(if)の世界の幻想郷の住民」のようなもので、生きる世界や見た目、更には性格もオリジナルのそれとは大きく乖離した者も多い。ミリしらとか言わない
なお通常の原作キャラクターと上述のオリジナルキャラクターは、「汎異記号」と呼ばれる本作独自の設定で定義付けされている。
メタ的に言えば別バージョンと1周目のキャラを区別化するための機能なのだが、同時に汎異記号のフレーバーテキストには該当の汎異記号の詳細が書かれており、メインストーリーに深く関わる設定としての意味合いも持つ。
汎異記号はアルファベットと数字の組み合わせから構成され、アルファベットは住んでいる世界、数字はその世界がオリジナルからどれ程乖離しているかを表す仕組みになっている。
○育成
皆さんご存知
レベル上げ、最も基本となるキャラの育成。
経験値を得る方法は、「探索」「おつかい」「寺子屋」の3つ。
初期状態でのレベル限界は70までだが、後述の突破を重ねる毎に最大で100まであげることが可能。
「香木」を消費することで、体力や攻撃力などの「つよさ」を上げられる。
のちに「上香木」を使用する「特殊強化」も追加され、さらに強化量を上乗せできる。上香木による強化上限は「上香炉」を使用して解放することができる。
昇格アイテムをセットして、仲間のRANKを1つ増やすことで新たなスキルや特性を獲得させることができる。
同じキャラ、または「形代」を消費することで、そのキャラクターのレベル上限を上げることができる。
「割符」というアイテムを使用して、スペルカードレベルやステータスが上昇させることが出来る。
割符は絵札やキャラクターを売却することで入手できるアイテム。その為ガチャ禁時は枯渇しがち
スペルカードに絵札を装備することで、絵札のバフや能力をキャラクターもしくはスペルカードに付加できる。
絵札自体も強化と限界突破が可能。限界突破を最大の4回行うことで絵札の効果がアップし、強化上限も10回まで増える仕組み。
厳密には育成ではないが一応記載。探索に出る、寺子屋で時々出る
ハートをタップする、ホーム画面(お気に入り)設定することで上昇し、逆にやる気が「無理」の状態で探索に出す、戦闘不能になると下降していく。
信頼度が高ければ高いほどステータスに微量のバフがかかり、一部台詞も変動する。当然最低の信頼度ならばデバフが入る
し、キャラクターから馬鹿にされるかのような台詞を吐かれる
上香木と信頼度を除く上記の強化を最大まで行なったキャラクターのみが行うことができる、更なる強化システム。
転生を行うと1度全てのレベルをリセットされてしまうため、もう一度あげ直す必要がある。とは言え転生後は内部的にステータスが上昇しておりレベル100の状態では「実質Lv.140のステータス」となる。
転生の為には準備段階で上述の転生鏡探索で転生鏡を大量に集める必要があり、準備・完成までにはかなりの根気と時間を要する要素である。
メタ的には実装された初期キャラクターの救済処置の側面が強く、基本的には一部例外を除き恒常キャラクター中心に実装されている。
○登場人物
封結晶の力によって幻想入りした人間でプレイヤーの分身。なのだがこの手のゲームにしては珍しく、
性別・年齢が固定されている。
幻想入りした弾みからか自身の名前以外の記憶をすべて失っており、当然元いた世界に帰る手立てもないので現在は博麗神社に居候中。
戦闘能力は持っておらず、戦闘時は司令塔的役割を担当。加えて飛べないため移動の際は他キャラに
おんぶや抱っこをして貰っている。
羨ましい
上記の様に彼女自体はこれといった能力を持たない反面、封結晶を安全に開封する事ができたり、暴発した封結晶を再び封印する事ができるなどの奇妙な能力を有した手帳を所持しており、現状
唯一ロストワード異変に対抗し得る数奇な力を持っている人物である。
また、
原作よかマシだがやたら血の気の多い幻想郷の面々と違って非常に温和な性格であり、それ故に周囲からの信頼も厚く交友関係も広い。それどころかメインストーリーよりも後の時系列となるイベントストーリーだと
幻想郷の住民全員と友達になっている。
ある意味異変解決より凄い
外見等に関する描写はほぼ無いが作中での扱いや、本人の趣向や性格から鑑みると
幻想少女よりも幼い年齢である様子。加えて一部キャラのホーム画面では
「楽器をある程度扱える(ルナサ)」「花の香りが故郷を思い出させてくれそう(幽香)」「隙あらばキャラの膝の上で寝る(ほぼ全キャラ)」といった彼女の人となりがわかるような台詞も幾つか聞くことが出来る。
●L1世界群(恒常・フェス限定キャラクター)
「主人公」が幻想入りした世界群。メインストーリー序盤やイベントの舞台となる並行世界である。
フレーバーテキストによると「全くの逸脱がないL0との乖離を生んだ「例外的要素」が何なのかは、今のところ明らかになっていない。(意訳)」…との事だが、どう考えても原因は主人公です、本当にありがとうございました。
とは言え裏を返せばL0世界群自体、「主人公」が観測された時点でなくなる机上にしか存在し得ない世界群なのかもしれない。
L世界団は東方Lostwordのストーリー中核となる世界団。
この団に属する世界群は、「数多の『分岐』と『合流』を繰り返した、一際複雑な世界群」と説明される。かみ砕いて説明すれば数多の二次創作物のごった煮といったところか。
ゲームにおける立ち位置は所謂恒常キャラクターの立ち位置にあり、レアリティは最も低い。一応原作にてEX・6面・(一部)5面ボスを務めたキャラクター等はフェス限定キャラクターとして実装されることもあるが実装から期間が空けば必ず恒常落ちするようになっている。
先程から何度か述べているように本ゲームではWindows・書籍版キャラクターをも含めたほぼ総てのキャラクターが実装されており、そのキャラクターが割り当てられる世界群がL1世界群である。
故にただ実装済みのキャラクターを羅列するだけで記事が膨大になってしまうため、いっその事
東方Projectのキャラクター一覧の項目を参照して戴きたい。
冗談抜きで当該記事に載っているキャラクターは(一部旧作キャラクターを除いて)ほぼ総て実装済みなのだから。
逆に旧作キャラクターでも無いのに現時点で未だ実装されていないのは発売からまだ日が浅い「東方獣王園」出身のキャラクター達、そしてそれぞれ書籍作品「東方香霖堂」「東方酔蝶華」「東方智霊奇伝」初出となる
森近霖之助、奥野田美宵、宮出口瑞霊辺りか。%%易者? 誰ですかそれは%%
その為本項目では敢えて、本作にて登場済みではあるにもかかわらず未だ実装されていないキャラクターを記述する。
皆さんご存知『香霖堂』店主。書籍作品『東方香霖堂』の主人公を務め、東方Projectにおける貴重な男性キャラクターとしても知られる。
本ゲームでは一切戦闘は行わない一方で、メインストーリーにおいては異変解決に奔走する霊夢や魔理沙、そして主人公を陰なから支える保護者のような立ち位置にある。
イベントストーリーでは道具屋という立ち位置が便利なためか出番が多く、本ゲームに登場する「衣装」はほぼ総て彼が作成した、という設定になっている。となると幻想少女全員のバストサイズを網羅していることになるが
知名度と人気も十分な彼が本ゲームに実装されていないのは、運営側が「弾幕ごっこは少女がする遊び」という設定を厳守し、絶対にプレイアブルとしては実装しないことを明言されている唯一のキャラクターだからである。一見すれば不憫すぎる彼だが、その代わりとしてかストーリーでの登場は割と多く、プレイアブルでも無いのに関わらず複数の専用衣装が登場する等、なんだかんだ運営側からは歪んだ愛情を受けているフシも。
人間の里にある居酒屋『鯢呑亭』の看板娘である自称「座敷童子」。書籍作品『東方酔蝶華』の実質的な主人公。
本ゲームでも『鯢呑亭』の看板娘としてはストーリーに時々顔を出す。同じ書籍版出身キャラクターであり既に実装されている小鈴や阿求との違いは、原作の連載が終了していないことが挙げられる。これは東方智霊奇伝の宮出口瑞霊にも同じことが言える。
その為本ゲームにおいてL1世界群の彼女は実装されていないが、後述するエピックキャラクターとしてまさかの参戦を果たすことに。
ファンの間では"朱鷺子"の愛称でも知られる、『東方香霖堂』の登場人物。プレイアブルキャラクターとしてでは無く、エネミー専用キャラクターとして登場。名前を見れば分かる通り原作ではそもそも固有の名前すら無いモブキャラクターなのだが、本Wikiにも記事が有るほどその知名度は高い。
立ち絵こそないが、メインストーリーでは「通りすがりの妖怪」としてセリフ付きでも登場。「人間は妖怪を襲っては持ち物を奪う」「白黒の人間に襲われた」と原作に関連したエピソードを話している。
霖之助とも面識があるらしく、度々香霖堂に入り浸っている様子。
また、彼女のように敵エネミー専用ながら登場するキャラクターには東方三月精の第三部に登場したモブ大妖精なども居る。
●A世界団(フェス限定キャラクター)
通称「2周目」「原作風」。異変が解決しない世界群を集めた謎多き世界団。博麗の巫女仕事しろ
この世界群のみ数字が逸脱度を表すものではなく、各数字が出典となる原作のナンバリング数に対応する様になっている。
恒常落ちしない正真正銘のフェス限定キャラクターだけあって、
ゲーム的なパラメータは大いに引き上げられており、L1キャラより目に見えて強くなっている。反面、必要な強化素材や確定入手のための天井は据え置き。
その為初期に実装され
ロートル化したキャラクターの救済措置の役割も持つ。通称の「2周目」はコレが由来。
この世界の住人は東方原作をコンセプトとしてデザインされており、台詞・弾幕の原作オマージュ、ZUN絵に寄せた立ち絵など、まさにオリジナル(原作)により近づけたキャラクターとなっている。
…なのだが特記すべきはその異常なまでの原作理解度。小悪魔がショートヘアーだったり、パチュリーの服に縦縞がなく代わりに帯の輪郭線になっていたり等の誤解されがちなマイナー設定をしっかり押さえており、その原作へのリスペクトぶりが存分に生かされていることを実感させられる。
あと先程シレッと書いたがこの世界団は本来解決されるはずの異変が一切解決していない世界群で構成されている。
異変によってはちょっとした氷河期到来だったり妖怪の山全面戦争勃発したりアメリカ大陸が火の海になったりするけど人類は大丈夫なのだろうか?博麗の巫女マジで仕事しろ
紅霧異変がいつまでも解決せず、幻想郷が永遠に紅い霧に包まれた世界群。数字の由来は東方Project第「6」弾「東方紅魔郷」と思われる。
しかし紅魔塔ストーリーによると紅霧が博麗大結界を超えて外界にまで影響してしまっているらしく、菫子が調査に乗り出す事態になっている。博麗の巫女マジで(ry
この世界群のみ少々勝手が異なり、こちらは楽曲「サニーミルクの紅霧異変」をイメージしたかのようなサニーミルク等の、本来登場しない面々まで一部名を連ねている。
その為出身キャラクター数は計20人で、異世界群としては最多である。
A6世界群実装キャラ
- 博麗霊夢((紅)永遠の巫女)
- 霧雨魔理沙((紅)奇妙な魔法使い)
- ルーミア((紅)宵闇の妖怪)
- 大妖精((紅)名もなき大きな妖精)
- チルノ((紅)湖上の氷精)
- 紅美鈴((紅)華人小娘)
- 小悪魔((紅)名もなき小さな悪魔)
- パチュリー・ノーレッジ((紅)知識と日陰の少女)
- 十六夜咲夜((紅)紅魔館のメイド)
- レミリア・スカーレット((紅)永遠に紅い幼き月)
- フランドール・スカーレット((紅)悪魔の妹)
- アリス・マーガトロイド((紅)湿気の森の人形師)
- ルナサ・プリズムリバー((紅)湖畔の廃洋館の騒霊楽団)
- メルラン・プリズムリバー((紅)湖畔の廃洋館の騒霊楽団)
- リリカ・プリズムリバー((紅)湖畔の廃洋館の騒霊楽団)
- 魂魄妖夢((紅)異変の調査に来た冥界使者)
- 西行寺幽々子((紅)異変に興味津々な亡霊お嬢様)
- 八雲紫((紅)日常と非日常の境界)
- 風見幽香((紅)日差しを求めるフラワーマスター)
- サニーミルク((紅)輝ける日の光)
冬が終わらない世界群。最早軽い氷河期状態。例に漏れず数字は東方Project第「7」弾「東方妖々夢」が由来と思われる。
また、この世界群のみに実装されている要素として、原作において没となった自機組の立ち絵もA7A世界群という新たな枠組みを設けることにより実装にかこつけている。逆に製品版はA7B世界群として個別にまた実装されており、その為この世界群のみ自機組にそれぞれ2人ずつ新キャラが実装される事態に。
A7世界群実装キャラ
- 橙((妖)凶兆の黒猫)
- アリス・マーガトロイド((妖)七色の人形使い)
- 魂魄妖夢((妖)幽人の庭師)
- 西行寺幽々子((妖)幽冥楼閣の亡霊少女)
- 八雲藍((妖)すきま妖怪の式)
- 八雲紫((妖)神隠しの主犯)
A7A世界群実装キャラ
- 博麗霊夢((妖-霊符)楽園の素敵な巫女)
- 霧雨魔理沙((妖-魔符)普通の黒魔術師)
- 十六夜咲夜((妖-幻符)紅魔館のメイド)
A7B世界群実装キャラ
- 博麗霊夢((妖-夢符)楽園の素敵な巫女)
- 霧雨魔理沙((妖-恋符)普通の黒魔術師)
- 十六夜咲夜((妖-時符)紅魔館のメイド)
永遠に偽物の月が昇るようになり、常夜と化した世界群。アメリカ大陸終了のお知らせ
東方Project第「8」弾「東方永夜抄」が由来になっていると考えられる。
A8世界群実装キャラ
- 因幡てゐ((永)地上の兎)
- 鈴仙・優曇華院・イナバ((永)狂気の月の兎)
- 八意永琳((永)月の頭脳)
- 藤原妹紅((永)蓬莱の人の形)
花が咲き乱れる世界群。これまでとは打って変わって一気にメルヘンチックに。
東方Project第「9」弾「東方花映塚」が由来と思われる。
A9世界群実装キャラ
妖怪の山と守矢神社の神々が全面衝突した世界群。
霊夢が守矢神社の勢力拡大を食い止められなかった結果、守矢神社と山の妖怪がとうとう戦争状態になってしまった様子。博麗の巫女いい加減にしろ
A10世界群実装キャラ
- 河城にとり((風)超妖怪弾頭)
- 東風谷早苗((風)祀られる風の人間)
- 八坂神奈子((風)山坂と湖の権化)
- 洩矢諏訪子((風)土着神の頂点)
地底の怨霊が絶えず蠢き続ける世界群。
怨霊が地底から吹き出る異変がいくら長引こうとも、さとりは最後までその重い腰を上げなかったらしい。
A11世界群実装キャラ
- 古明地さとり((地)怨霊も恐れ怯む少女)
- 古明地こいし((地)閉じた恋の瞳)
宝船が空を飛び続けている世界群。
聖の封印を解き、悲願を達成したにもかかわらず、宝船は今も尚魔界を飛び続けている。
A12世界群実装キャラ
神霊が溢れ出る世界群。太子が復活しても尚、神霊は未だに湧き続けている様だ。
A13世界群実装キャラ
●超フェス限定キャラクター
主人公たちが暮らすL1世界群とはまた違う世界団に属する、「もしも(if)の世界の幻想郷」の住民達。
フェス限定キャラクターよりも更にレアリティが高く、より入手難易度が高い専用の強化素材を必要とするほか天井も少し高めに設定されている。
物語の都合上本ゲームでは多くの平行世界の幻想郷が登場するため実装頻度は高く、「同じキャラクターに複数の超フェスキャラがいる」なんてことも珍しくない。
あまりにも登場キャラクターが多いので、本項目では登場する世界団毎に分けて記載する。
B世界団
「帝都」と称されるディストピアの様な様相と化した月の都を中心とした、近未来的な世界団。
”B”は「Binary data(バイナリデータ)」の頭文字から来ている。バイナリデータとは二進数で表された、コンピュータが解読可能データ群のこと。
秘封Lostword第1章シナリオ「終わりの君」にてB3世界群が初登場し、4章でもB5世界群が登場する。
ストーリーでは度々帝都が他の世界群から「搾取」を行う構図や、H5世界群からやってくる謎の怪獣と戦う場面が描かれており、メインストーリーにおいて非常に重要な意味を持つ世界群と言える。
地球外生命体と化した通称・ちび純狐の出身世界群。
彼女がなぜ元の世界群を飛び出し、B3、B5世界群の月を侵攻しているのかは、今のところ不明。
B2世界群実装キャラ
上述の通り「帝都」を中心とする超近代的な文明を持つ世界群。
この世界の住人は何らかの理由により能力を封印もしくは秘匿しており、代わりに月の超科学によってエミュレートしている。
「帝都」は一見豊かに見えるが定期的に宇宙怪獣の襲撃に晒されており、そんな中でも月兎たちは幸福を強制されるというディストピアのような状況に置かれている。
帝都側に属する月人月兎、対立する人間たちと登場人物がかなり多く、A6に次ぐ多さを誇っている。
B3世界群実装キャラ
- 博麗霊夢(月戦型シャーマン)
- 霧雨魔理沙(月戦型エンチャンター)
- 十六夜咲夜(月戦型サーヴァント)
- 魂魄妖夢(月戦型ガーデナー)
- 鈴仙・優曇華院・イナバ(月戦型ソルジャー)
- 蓬莱山輝夜(善意と良心の慈愛院)
- 小野塚小町(地下廃区画のチケットパンチャー)
- 四季映姫・ヤマザナドゥ(地下廃区画のデポマスター)
- 東風谷早苗(月戦型オラクル)
- 清蘭(帝都の思想捜査官)
- 鈴瑚(帝都の熟練刑事)
- 稀神サグメ(正統と清廉の真理院)
- ヘカーティア・ラピスラズリ(ゲートアドミニストレータ)
- 庭渡久侘歌(地下廃区画のアライナー)
- 綿月依姫(穏和と敬虔の平和院)
- 綿月豊姫(豊富と平等の潤沢院)
- レイセン(帝都の平和維持隊員)
鈴仙が上述のちび純狐に降伏し、共に行動をするようになった世界群。NTR
元々その鈴仙専用の世界群だったのだが、第4章にて漸くB5世界群にスポットライトが当たった事で当該キャラクターが急増した。
オリジナルとはその生い立ちが異なるキャラがおり、他のB系列世界群とは明らかに異なる運命を辿っていると考えられている。
B5世界群実装キャラ
- アリス・マーガトロイド(精密ドロイド技師)
- ルナサ・プリズムリバー(メモリリーカーの長女)
- メルラン・プリズムリバー(メモリリーカーの次女)
- リリカ・プリズムリバー(メモリリーカーの三女)
- 鈴仙・優曇華院・イナバ(狂気の宇宙妖怪)
- 藤原妹紅(反骨の青き不死鳥)
- メディスン・メランコリー(メディカル・オートマタ)
E世界団
秘封Lostword第2章シナリオ「
偽りの楽園を求めて」の舞台となったE1世界群を有する世界団。
”E”は「
Englisce Spræc(古英語)」。文字通り、現代英語の祖となった言語のこと
どこからともなく届いた招待状とパンチカードに導かれ、
秘封倶楽部の2人と主人公一行は謎の汽車に揺られながらE1世界群に到達する。
どこか中世の空気を醸す世界群で、孤島に紅魔館が存在する。
主人公一行が招待された紅魔館がある幻想郷。同時にある例外を除いて、その世界に住む紅魔館メンバー達の出生地でもある。
E1世界群実装キャラ
- 紅美鈴(盤石なるデーモンズゲート)
- 小悪魔(高等魔法の集大成)
- パチュリー・ノーレッジ(令嬢付きの元素魔法使い)
- 十六夜咲夜(伝説の吸血鬼ハンター)
- フランドール・スカーレット(ハンター狩りの吸血鬼)
先ほど軽く触れた「ある例外」ことレミリアが元々住んでいた幻想郷がある世界群。元々強大な力を持つ吸血鬼であった彼女が、何故人格の一部が切り離され、満身創痍の状態でE1に流れてきたのかはわかっていない。
逸脱度はL80を除外すれば最大となる9を観測している。
E9世界群実装キャラ
H世界団
住人の能力や容姿に著しい変質が見られる世界団。その乖離っぷりは凄まじく、名前と顔以外でオリジナルとの共通点が一切ないと言っても過言でない程。
”H”は「Hypercorrection(過剰修正)」の頭文字から来ている。これは「さ入り言葉」等の、本来は正しい言葉遣いであるにもかかわらずより一般的な規範の影響で間違いと扱われている言葉のこと。
この世界団に属するH5世界群は、「帝都」を襲撃する宇宙怪獣たちの原産地となっている。
「帝都」を襲撃する宇宙怪獣たちの原産地となっている世界群。
怪獣博士にして最初の怪獣であるという風見幽香の手によって様々な宇宙怪獣たちが生み出されている。
なおこの怪獣たちは複数の妖怪の能力を合成したキメラであることが明かされている。
しかし如何様にして彼女がこの様な怪獣の創造技術を発見・確立したのか、そもそもなぜ帝都を襲撃し続けるのか、それらの謎は現状ではまだ紐解くことはできない。
H5世界群実装キャラ
- リグル・ナイトバグ(改造変異怪獣)
- ミスティア・ローレライ(暗黒音波怪獣)
- 上白沢慧音(異聞異説怪獣)
- 風見幽香(融合細胞怪獣)
- ドレミー・スイート(夢幻幽玄怪獣)
R世界団
反復する歴史の世界団。
メインストーリー第3章「白玉擂台」の舞台となったR2世界群を有する世界団で、その関係者も全員この世界団に属している。
”R”は「Recursive acronym(再帰的頭字語)」。略称表記の単語が正式名称の中に含まれる言葉のこと。
第3章「白玉擂台」の舞台となる世界群。同時にこの世界の幽々子が生まれた世界群でもある。
メインストーリーでの項目でも述べた様に、この世界群では定期的に訪れる「刻」の度に誰かの魂を西行妖に捧げないと「終わり」が来るという状況にあり、これを食い止めるため異世界群から呼び出した者同士を闘わせ、敗者の魂を生け贄に捧げるという人の心のない手段でこれを回避している。
R2世界群実装キャラ
第3章もう一人のキーキャラ、幽玄の剣聖・魂魄妖夢の本来の出身世界群。
現状はフレーバーテキストにてその存在が描かれているのみで、肝心の妖夢も世界群の記憶を失っている為にどのような世界群なのかはわかっていない。
そもそも本来R8世界群生まれの妖夢が何故R2世界群にいるのか、ならば元々R2世界群にいたはずの妖夢はどこに行ったのか……それは是非とも自身の目でストーリーを確認して戴きたい。
R8世界群実装キャラ
S世界団
歴史の地層に埋没した世界団。どういうことか全てが最初から埋まっているらしい。
また「帝都」の支配体制には反抗的な姿勢を貫いている。
つまりこの世界団は地底しか存在せず、地上や冥界などの他の異界が存在しないということになる。この世界団における「地上」や他の場所はどんな状態なのか、今のところは謎に包まれている。
”S”は「Synonym(同物異名)」。日本語でもシノニムと呼称され、生物学において同じ種に対して複数の学名がつけられている場合を意味する言葉として使われている。
小さな地底重鎮・古明地さとりの出身世界群。
オリジナルのさとりとは異なり、この世界群のさとりは生まれた頃から地底に居たらしい。
S2世界群実装キャラ
ナーサリーナースお燐、チャコールメイカーお空の出身世界群。
二人はオリジナルと比較するとかなり精神が老成しているように見え、地霊異変からかなりの年月が経過したことを窺わせる。
なぜ出生世界群が異なる彼女たちが、小さな地底重鎮・さとりの部下となっているのかは不明。
…と言うか実は彼女達はストーリーでの登場よりも先にキャラとして実装されたという異例の経歴を持っており、良くも悪くも「ぽっと出」の2人にはまだこれといったストーリー上での立ち位置が一切明確になっていないという背景がある。
S5世界群実装キャラ
- 火焔猫燐(令嬢付きのナーサリーナース)
- 霊烏路空(令嬢付きのチャコールメイカー)
T世界団
狂気と熱気に満ちた世界団。その様相はさながら開拓期のアメリカのような雰囲気である。
”T”は「
Transliteration(翻字)」。言語学において特定の言語を記した文字表記を別の文字による表記に移すこと。日本で言えばローマ字がそれに該当する。
この世界団に属するT5世界群では、住民が
勝てば願いが叶うという超長距離に及ぶ過酷な幻想郷横断レースを繰り広げながら弾幕勝負を行っているらしい。
言っておくが乗り物は馬じゃないし、いともたやすく行われるえげつない行為を働く大統領もいない。
Z3世界群アリスによって召喚された白蓮と天子の出身世界群。世界群の特徴は上記を参照。
T5世界群実装キャラ
- 比那名居天子(風火二輪シェアライダー)
- 聖白蓮(法輪を履いたディーバ)
Y世界団
現状名前のみ確認できる世界団。神仙思想の影響を強く受けているらしい。
”Y”は「Yáo(爻)」。「コウ」と読み、易の卦を構成する基本記号。陽爻・陰爻の二種類からなり、これらを3つ組み合わせた三爻による8種類の組み合わせがおなじみの八卦になる…とのこと。
この世界群に属するのは宇佐の叛乱参謀・因幡てゐのみだが、彼女の出生地はY5世界群ではない。
てゐ自身の能力テキストによれば元々B3世界群生まれのてゐに神霊を憑依させたものであるようで、すなわちてゐに憑依する神霊の出身世界群こそが、このY世界群である。
Y5世界群実装キャラ
Z世界団
第2章「紅魔塔」の舞台となった、Z1世界群がある世界団。後に2章EXストーリーにてZ3世界群も登場した。
”Z”は「Zodiac sign(黄道十二星座)」。黄道を経過する十三の星座のうちへびつかい座を除いた12星座を指す。
第2章の舞台となった「紅魔塔」を擁する世界群。紅魔塔は「紅夢の魔女」なる人物を隔離し、遠ざけるために紅魔館が変質を遂げたものである。
「紅夢の魔女」の影響によって、今や幻想郷は過酷な砂漠世界と化しているらしく、住民の中にはすでに移住したものも居るらしい。
長らくただ隔離のため増築を続けた紅魔塔であったが、「主人公」たちがロストワードを見つけ、解決した後は改装され、様々な並行世界の住人達が集まり各々が頂上を目指す一大アミューズメント施設へと生まれ変わった。その企画力の高さとバイタリティには脱帽せざるを得ない
なお事件解決後も紅魔塔の増築は続けられており、現在はその目標を「ロストワード異変の元凶」に変更し、今もなお目標に向かい続けている。
Z1世界群実装キャラ
「紅夢の魔女」の影響を受けて星の魔法に目覚めた魔法少女たちの世界群。
しかしZ1世界群に幽閉されているはずの「紅夢の魔女」の影響をなぜ受けているのかは今のところ不明。
Z5世界群実装キャラ
- レミリア・スカーレット(紅星の魔法少女)
- アリス・マーガトロイド(星座の魔法少女)
●レリックキャラクター
全員がL80世界群出身。空前絶後の逸脱度80を誇る世界群。フレーバーテキストによると終局に至りつつある世界群であるとされ、この世界群に属するキャラクター達は何かしらの要因で幻想郷の終焉を経験している上に、自身の記憶と能力の大半を失っている。
その後「記憶遺跡」にて謎の存在との邂逅を経て、一度消失した能力を再構築して今に至る。
メタ的な観点から言えば、レリックキャラクター達は元々
ゲームと一切関わりのないコンテンツであった「東方MVProject」を
ゲームに組み込むために作られたレアリティである。
超フェス限定キャラクターをも上回るレアリティと強さを誇る反面、当然育成素材も個別のものかつ、天井も相応に高めに設定されている。
上述の通り、この世界群出身のキャラクター達はロストワード異変によって幻想郷の終焉を経験し、能力と記憶の大半を失った者達である。
記憶遺跡の項目にあるようにレリックキャラクター達にはそれぞれ個別の専用ストーリーが用意されており、1度能力と一部の記憶を失った彼女たちが、自身に縁のある様々な存在に力を貸して貰う事で能力を新規に再構築する過程が描かれている。
力を貸すもの達も一概にそのキャラクターと縁が深い人物だけ…というワケではなく建物や部屋、更には風習といったものまでが触媒に選ばれることも。
- 霧雨魔理沙(夜に裂く光)
- 十六夜咲夜(月と十六夜)
- レミリア・スカーレット(指先の熱)
- フランドール・スカーレット(I'm Alright!)
- アリス・マーガトロイド(斑にマーガレット)
- 魂魄妖夢(Disillusion)
- 鈴仙・優曇華院・イナバ(祭月夜)
- 蓬莱山輝夜(祭月夜)
- 藤原妹紅(白銀の風)
- 八坂神奈子(サヨナラはどこか蒼い)
- 古明地さとり(NAЯAKA)
●ジェニックキャラクター
サービス開始3.5周年を節目に新たに創設されたレアリティ。
総合ステータスや育成素材、天井はレリックと同じ…なのだがレリックとの最大の違いは、当分は不可能だと考えられてきた「旧作・
秘封倶楽部キャラクターの実装」を成し遂げているということ。
元より「登場させることができただけでも快挙」とされていた両作品出身のキャラクターを、サービス開始から3.5年をかけて漸く実装させるに至った形となり、プレイヤー
と原作者の度肝を抜いた。
ゲームシステム的にも初の試みとなる「コンビキャラクター」の枠組みで、1キャラにつき
秘封倶楽部のキャラクター1人と旧作キャラクター1人がタッグを組んでいる。
これは
秘封倶楽部のキャラクターが元より戦闘手段を持たないためであり、その為「ホーム画面では
秘封倶楽部のキャラクターが顔を出し、戦闘は旧作キャラクターが行う」という体裁をとっている。
要はスタンドみたいなもの
共に「R文書」「M文書」に記載されていた世界団、とフレーバーテキストに書かれている。当然このRは著作者の蓮子、Mも同じようにメリーを表す。
またこの世界団から登場した世界群は現状L(RorM)1世界群のみであり、著作者を意味するRとMを除外すればL1世界群と同じとなる。
これは恐らく成長した「主人公」の存在によるものと考えられ、詰まるところ秘封LostWordの舞台はL1世界群の幻想郷の「外の世界」であると考えられる。
LR1世界群実装キャラ
LM1世界群実装キャラ
●エピックキャラクター
現状最も高いレアリティを誇り、本作における最も格式の高いキャラクター達が揃っている。
素材も当然の如く専用素材である上に、天井も最も高い400。これでも十分高いが実装当初は青天井システムだったのだからその入手・育成難易度がうかがえる。
しかしそれ程の入手難易度も相まって実力はまさに別格。他レアリティキャラと比較しても復刻の頻度もほぼ0に近い希少なキャラクターなので、欲しいのであれば必ず入手しておきたいところ。
現時点でこのレアリティに該当するキャラクターはストーリー上非常に重要な立ち位置にいる者達と、収益が見込みやすい水着仕様の者達の2種類から構成される。
主人公一行よりも早く「ロストワード異変」の謎を追う、平行世界の旅人達。現在はF1世界群のみが登場。
ストーリーにおいて非常に重要な立ち位置にあり、現状まだ実装されたキャラクターこそ少ないがおそらくこの世界団に属するであろうキャラクター達の立ち絵は幾つか公開されている。
”F”は「formula(数式)」。数学者にとっての言語と言える、数学的な文字。
この世界の住人は超巨大宇宙船風の「可能性空間移動船」を使ってロストワード異変の首謀者を追い続けているらしく、このことからこの世界群もB3世界群と負けず劣らずの超科学を有していることがわかる。
なお可能性空間移動船という単語は、旧作キャラクターである岡崎夢美教授の船の名でもある。関係性は如何に。
F1世界群実装キャラ
- 博麗霊夢(神を降ろす祈祷師)
- 東風谷早苗(人間と神様の重ね合わせ)
- 古明地こいし(白貌の無為)
何故か幻想郷の大半が水没した世界群であるC3世界群が属する世界団。本島にで済むのか?
しかしそんな幻想郷の惨状とは裏腹に、住民たちは呑気にビーチでパーティ三昧と洒落込んでおり常夏に酔う世界群だと記載されている。
一方で夜になると迷子妖精(別名「レヴァニアの落とし子」)に怯える程にその力は衰弱しきっているらしく、ストーリーではその弱さと軟弱さを酷評されている。
まあゲーム的には最高レアリティに属するだけあって普通にぶっ壊れレベルで強いが。
メタ的に言えば真冬だろうと年中いつでも水着が出せるようにするための世界群であると言える。事実上述のF1世界群キャラクターがストーリーの折り合いもあって迂闊に実装できない事情もあり、現時点のエピックキャラクターの殆どはこの世界群から実装されている。
4周年には新たにC5>世界群が登場した。
C3世界群実装キャラ
- 博麗霊夢(楽園の有閑な巫女)
- 霧雨魔理沙(バカンスの魔法使い)
- レミリア・スカーレット(流水と日射に備える吸血鬼)
- フランドール・スカーレット(流水と日射に備える吸血鬼の妹)
- 八雲紫(砂浜と海原の境界)
- 古明地さとり(水鏡も恐れ怯む少女)
- 古明地こいし(はっちゃけた恋の瞳)
- 多々良小傘(波にさらわれたビーチパラソル)
- ヘカーティア・ラピスラズリ(南国の女神)
- 奥野田美宵(海の家『こうりん堂』の看板娘)
- レミリア・スカーレット(流水と日射に備える吸血鬼)
- フランドール・スカーレット(流水と日射に備える吸血鬼の妹)
- 多々良小傘(波にさらわれたビーチパラソル)
- 西行寺幽々子(水着無縫の亡霊)
- 魂魄妖夢(清明の二刀流)
- 赤蛮奇(渚のデュラハン)
- 比那名居天子(海に来て有頂天の娘)
- 依神紫苑(ある程度は手に入れた有閑姉妹の姉)
C5>世界群
C世界団に属する世界は大量の水に満たされているのに対し、この世界群は異常な程「誕生の春」が力を持っている。その為、意志持つ存在は「入学と卒業」の儀式を繰り返しているとの事。
C5>世界群実装キャラ
- フランドール・スカーレット(華やぐ悪魔の妹)
- 古明地こいし(花咲く恋の瞳)
追記・修正はロストワード異変を解決してからお願いします。
- これだけキャラ数のある原作で「実装するキャラが足りない」問題が発生してるの草 -- 名無しさん (2023-11-17 22:42:15)
- 未実装の旧作キャラはまだ居るし、今後登場するであろう獣王園キャラや宮出口瑞霊にも期待 -- 名無しさん (2023-11-17 23:44:20)
- ほぼ最新作や旧作まで入ってるのがすごいよね。1、2年前にリアルのガチャガチャでこいつ実装されてるの!って驚いた覚えがある -- 名無しさん (2023-11-18 00:00:16)
- 項目出来てたんだ(by元ユーザー) -- 名無しさん (2023-11-19 06:12:49)
- 知らない部分もあったからありがたい -- 名無しさん (2024-02-14 21:17:38)
- ネムノ&山如の山姥コンビが出会って数秒で「頭なでたいから」っていう理由で取り合いするってどんだけ母性くすぐる見た目してるんだ主人公。 -- 名無しさん (2024-05-05 11:33:22)
- 実際その後邪仙や屠自古も挨拶してきた主人公を見るやあっさり魅了されてるし霊夢も妹分として気に掛け向こうも姉同然に慕ってる等すっかり仲良し姉妹になってる -- 名無しさん (2024-08-01 03:41:35)
- よもや、ゆっくりまで投入してくるとは…。スキル的に続投する気マンマンだし、最低6人は欲しいな -- 名無しさん (2024-08-30 19:05:02)
- 獣王園勢も来たな… -- 名無しさん (2024-10-23 23:03:57)
- 後述するエピックキャラクターってなんや… -- 名無しさん (2024-11-19 14:45:35)
- ↑なんかガッツリ消えてたから復元したよ。連絡が遅れてごめん。 -- 名無しさん (2024-11-19 18:09:39)
最終更新:2024年12月21日 18:54