三月一日はかざまつり



風間さん(かざま-)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間,宇宙人ほか
  • 関連人物:
  • 関連用語:肖像画,吸血鬼,狸,生霊,スンバラリア星人,スンバライト

概要

 『学校であった怖い話』に登場した風間望の名を持つ人物。『晦』に特別出演という形で劇中に頻繁に姿を現す。
 『学怖』の風間とキャストも同じく「越谷勝治」氏である。『晦』の主要人物全員が彼と何らかの形で遭遇している。
 TV局、田舎の旅館、通学路、病院、社交ダンスの会、結婚披露宴、そして前田家の「開かずの間」……、様々な場所に異なる境遇で出没しており、ともすれば同一人物が各所に現われているかのようである。
 しかし、同じ名前と姿を持った彼が大量に出現する機会もありその場合は「風間一族」なるものの存在が明らかとなる。

 SFC版『学怖』の風間望がそのまま登場したようなキャラクターだが、『学怖』と『晦』が同一世界であると明示されてはおらず、一種のスターシステムのような形での登場といえる。設定的には学生ではなく、二〇代から五〇代の男性と年代もばらつきがある。

 なお「アパシー・シリーズ」に出演するのはあくまで『学怖』の延長線上にある「風間望」の方であり、『晦』由来の風間さんが登場する機会は今のところ存在しない。
 シリーズでは『2008』の風間丈をはじめ風間望の親族も新登場しているが、そちらは風間望と非常に似通った外見・性格を備えていてもあくまで風間望とは別人というスタンスで通されている。また、各々が微妙に異なった個性を有している。
 そもそも『晦』での風間一族の設定自体独自のものと言えるので、今後なんらかの形でシリーズに生かされるかは不明である。

 本編中八話風間シナリオが存在しており、グラフィックも数多く用意されている。
 特別ゲストでありながらも、オープニングで名前の挙がる和弘よりもはるかに出番が多い。
 並みいるサブキャラたちを押しのけ、前田家の面々に次いで登場比率が高い。ほぼメインキャラと言えるほどに存在感がある。

 そんな風間さんたちの登場する話のほとんどは怖い話というより変な話、といった様相であり、六話通して風間シナリオを通過すると六話目担当の由香里から鋭いツッコミが入る。そんな彼女が語る話も風間である。
 風間シナリオは一部を除き分岐や展開も多様であり、大多数は気の抜ける喜劇であるが、中には背筋の冷たくなるような恐怖、あるいは悪寒を感じさせるような展開も存在している。

 話を聞いているだけの葉子にも被害が及ぶ場合が多々あり、降霊会で風間の魂が葉子に憑依する展開はその最たるもののひとつ。
 その際の葉子と風間の掛け合いは非常にコミカルに描かれている。展開によってはUFO降臨や実は泰明も絡んだドッキリだったりと、一息つくような場面もある。

 条件を満たして由香里七話を終えると隠しシナリオが発生し、風間本人が一同の前に現れる、という展開となる。
 対応次第では全員に被害が及ぶバッドエンドとなるが、風間指導のもと一晩中踊り明かして窮地を脱するという一幕もある。
 条件を満たさないままだと、それまでの展開から一転して悲劇的な結末を迎え、『晦』独特の不可思議な哀しさを演出しながら風間が大活躍するような内容となっている。つまりはどうあがいても風間。

 彼及び彼らの正体は展開によっては微妙に異なるものの、『学怖』に登場した「スンバラリア星人」などの多くの設定を投入されており、スタッフの愛と悪ノリを感じさせるキャラクターとなっている。


 (執筆者募集中) 


 泰明一話、哲夫二話、良夫三話、正美四話、和子五話、由香里六話、由香里七話、隠しシナリオに登場、

 泰明一話「絵画に隠された謎」。
 今回の風間さんは泰明さんの部下で、CG担当スタッフもしくはテレビ局のADである。 
 ただし、上記の任は「片山徹」という別のスタッフに回り、ふたりに襲いかかってくる謎の怪異役に「風間(?)」が回されることも多い。


 (執筆者募集中) 


 哲夫二話「妖力を持つ狸たち」。
 今回の風間さんは哲夫おじさん以下冒険家仲間たちが訪れた風間旅館の主人、もしくはそれに化けた「」である。


 (執筆者募集中) 


 良夫三話「電柱に出没する謎オヤジ」。
 今回の風間さんは良夫の通学路に出没する謎の露天商である。
 いかにもそれらしい田舎の香具師っぽい恰好をしているほか、例のごとくにこやかな顔の風間さんなのでうさんくさい。

 そんなわけで風間を名乗るこの男は幸運を呼ぶという触れ込みで「アクセサリー」、「カブト虫」、「人形」を出会った良夫に売ってくれる。
 で、前者ふたつを買ってしまったあとはトラック事故の身代わりになってくれたとも本当に幸運を招いてくれたとも解釈できる出来事が良夫の下に起こる。偶然なのか、触れ込みは本当なのか……? オヤジの足取りも微妙につかめないので謎ばかりである。

 三百円、五百円、そして千円とカモにされる(?)につれて小学生にとっては段々懐が痛んでくる金額になってくる一方で、良夫にとってはまぁあきらめのつく範疇ではあったようだが……。
 この場合「開かずの間」での怪談の席に「幸運を呼ぶ人形」こと――、ニ十センチくらいの風間さんをそっくりに模したヘンテコな人形を持ち込んでしまった良夫が災厄を退けられることを祈るべきなのか、それとも生温かい視線を送るべきなのはわからない。

 ただし、これら幸運を呼ぶシリーズをことごとく退けるとオヤジはスペシャルアイテムと称しタダで手のひらサイズの卵をくれる。それでも断ると、スペシャルな「呪い」を良夫はオヤジからかけられて以後、ビミョ~な不幸が続くことになったのだとか。
 必見なのは受け取って温めた際で、良夫が温めて孵すと五センチくらいの風間が誕生するし、近所の養鶏所のニワトリに温めてもらうと風間頭の人面ひよこが誕生するという、雑コラみたいでクラクラしたくなるオチを拝む羽目になる。

 托卵で繁殖するとはなんとも風間さんらしく人を食ったやり口だが、温めた相手次第で姿が変わると知ればもはや考えること自体が負けなレベルといわざるを得ないだろう。風間さんは風間さん、そーいう種族で片づけるのがベストなのかもしれない。

 正美四話「風間、病院に現る!!」。
 今回の風間さんは正美さんが勤務する病院に棲む医者もしくは患者、ひょっとしたら妖怪「座敷童子」である。


 (執筆者募集中) 


 和子五話「風間さんの生き霊
 今回の風間さんは和子おばさんが通うダンス教室の会員で五十代くらいの紳士である。


 (執筆者募集中) 


 由香里六話「結婚にまつわるできごと」。
 今回の風間さんは結婚式に出席した新郎および新郎側出席者一同、場合によっては魔人である。


 (執筆者募集中) 


 由香里七話「襖の向こうの恐怖」。
 今回の風間さんは前田一族の一員でまさかのこの人である。
 スーツ姿の服装からすると私服刑事であり、少なくとも複数人の制服警官を指揮する立場にいると推察できる。

 風間さんが仕事で間に合わなかった六年前の運命の日――、「開かずの間」にいた親族は強盗殺人鬼「梨竹史隆」に殺されてしまう。
 そして今、奇しくも一族の命日に風間さんの手で梨竹を逮捕することができたという話は少なからずグッとくるのだが……。画面から見切れてわからなかった某人物の顔が、いざクローズインした際に「お前かい!?」とズッコケたプレイヤーも多いだろう。

 隠しシナリオ「風間の世界」。
 今回の風間さんは葉子ちゃんの脳内に直接語りかけてくる謎の声である。


 (執筆者募集中) 



情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。
もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。

名前:
コメント:


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年06月22日 18:16