プレミアム殿堂(デュエル・マスターズ)

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プレミアム殿堂(デュエル・マスターズ) - (2022/08/05 (金) 22:25:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2010/06/09 (水) 00:27:34
更新日:2024/03/11 Mon 18:23:46
所要時間:約 17 分で読めます




デッキに1枚でも強すぎる「特別な切り札」だけに与えられる最強の称号!
認定されると公式・公認イベントではデッキに1枚も入れられないぞ!

プレミアム殿堂とはデュエル・マスターズにおける禁止カードの総称である。

一枚制限の殿堂入りでも環境を荒らし回るようなカード格上げされて使えなくなる。
一方で、制限なしの状態でもあまりにも酷い場合は一発でプレミアム殿堂になることもある。強すぎるから締め出されるってのも因果な話ですな。

通常の公式大会では使えないものの、時々開催される特殊ルール(殿堂ゼロデュエル、メガデッキデュエル7など)の大会では扱う事が許される。
もちろん各プレイヤーが自由に対戦する分には何ら問題なく使えるし制限もないため、徹底的に世紀末状態を味わうのもまた一興。超パワーカードを存分に扱える為、超高速環境になるのは間違いなしだろう。

主役級のクリーチャーが多いのでイラストアドも高い傾向にあるが、プレミアム殿堂を喰らったカードは背景ストーリーでも戦線を退いた扱いとなっており、フレーバーテキストでは
「儲かりすぎるのも考え物だね」(アクアン)
「ボルバルザークの血は永遠なり!」(ボルバルザーク・エクス)
「王は天に召されました(クイーン・アルカディアス)
といった皮肉を言われることもある。
王来篇ではこの点が掘り下げられており、「強大すぎる力を持ってしまい、それを制御出来なかったが故に歴史の修正力によって歴史の裏側に封印された存在」とされ、プレミアム殿堂入りしたカード達は「プレミアムズ」、彼らのいる歴史の裏側の空間は「殿堂王来空間」と呼ばれているとの事。なお、「殿堂王来空間」がフィールドとしてカード化されたことで殿堂王来空間が本当に温泉地だったことが判明している。

切り札として使ってきたカードが禁止になったときの子供の感情に配慮してか、
あくまで名目上ではあるものの、デュエルマスターズにおける制限や禁止は「強すぎることの証明」=「名誉なこと」として扱っている
そのため「殿堂入り」というポジティブなニュアンスの言葉が使われているのだ。
またキクチ師範代が後にツイッターで語るところによれば、そのカードを産みだすまでの過程で、様々な人たちが関わっており、そういう人たちの努力を無下にするような呼称を導入したくなかったということもあるらしい。
確かにイラストを描いたカードが公式から「クソゲーを生むカードだ」みたいな扱いされたら嫌だろう。

他にも当初から明確なカードパワーを持つ物がある一方で、地味だが実際に使われた事で評価が見直された物や、環境がフィットした事によって活躍できる様になったプレミアム殿堂も多数存在する。
あの悪名高き《無双竜機ボルバルザーク》ですら当初は特殊敗北効果を備えた事により、使用が躊躇わられていた時期があったのだ。

なお「使用禁止」という区分が無いわけではなく、「性能だけなら問題ないものの、使い方が特殊過ぎてリアルでトラブルを招く恐れがある」カードの方は普通に「使用禁止」という扱いになっている。
じゃあなんでそんなモンを出したんだ・・・・・・と思うかもしれないが、これにもプロモーション的な側面があって誕生した物が多い。
例えばかつて海外で販売されていた外国語版カードや、映画や雑誌の下敷き付録として誕生したジャンボカード、「メリークリスマス」などお祝いの喜びを込めたホリデーカードなどが当て嵌まる。
これらのカードは日本国内の対戦で使う用途が明らかになく、本当の意味でコレクション的な扱いにされていたので特に問題は無いのだ。

さて、デュエマでは、規制を掛けられたカードが復帰するというケースは存在しなかった・・・・・・のだが。
2015年に入り革命編がスタートすると、ボルバル亡き後の環境を焦土と化した蒼い伝説《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がプレミアム殿堂解除。
翌年の2016年には、《炎槍と水剣の裁》、《凶星王ダーク・ヒドラ》の2枚のプレミアム殿堂解除*1が決定し、プレイヤー達の間では衝撃が走った。
その後は殿堂から解除されるカードも相次いでいる。一部では次に殿堂・プレ殿解除されるカードが予想されてるとか。

ちなみに、数少ない例外として「プレミアム殿堂コンビ」や「プレミアム殿堂超次元コンビ」と言う規制*2が掛かることもあり、
これまでの規制は、

《龍仙ロマネスク》+《母なる大地》or《母なる紋章》(大地のプレミアム殿堂及び紋章の殿堂入りに伴い2009年4月15日に解除)
《時空の支配者ディアボロス Z》+《超次元バイス・ホール》(バイス・ホールのプレミアム殿堂により2014年3月15日に解除)
《偽りの名 ゾルゲ》+《紅蓮の怒 鬼流院 刃》(2017年1月に解除)
《超戦龍覇 モルトNEXT》+《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》(2020年12月に解除)

の4例。ほばあって無いのが現状である。


プレミアム殿堂一覧

※単独項目があるカードの詳しい解説はリンク先で参照のこと。

光文明(3種類)】




水文明(7種類)】




闇文明(9種類)】



火文明(0種類)】

2022年現在、プレミアム殿堂の火文明単色カードはありません。
しかし、今後の施工で登録される可能性はあります。



自然文明(5種類)】





多色(4種類)】




以上、28種類のカードが2022年7月時点でのプレミアム殿堂に選ばれている。


ちなみに《ガルベリアス・ドラゴン》と英語版DM(及びkaijudo)はプレミアム殿堂ではなく、「使用禁止カード」と分類されていたが、
前者に関しては公式大会でも使用可能なカードが登場した。(効果は同一だが裏面が異なる為、旧版は使用不可)

また、プレミアム殿堂入りしてるカードは《カモン・ビクトリー》《カモン・レジェンド》《超電磁 パックE》による効果でブースターパックを開封して入っていた場合のみ、公式大会でも使うことは可能である。
プレ殿はあくまでデッキに投入してはいけないのであって、デッキ以外から手札に加えるのはOKという裁定である。
その理屈で言うとドローカードを書き換えても有効なわけですが。
(もちろん試合終了後はそれらのカードは全部抜かなければならない。大人しく自分のコレクションに加えておこう)


おまけ:元プレミアム殿堂カード(10種類)

詳しい詳しい解説は単独記事や殿堂入りの項目を参考のこと



以上、10種類のカードが2022年7月時点での殿堂解除されたカードである。
もしかしたら上記のプレミアム殿堂カードもこれらのカードの様に使える日が来るかもしれない。
大切にとっておこう。


追記・修正はプレミアム殿堂に指定された人がお願いします。

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