例えばMtGではアングルードやアンヒンジドなどのアンシリーズ、遊戯王では《オシリスの天空竜》などの原作再現版三幻神や《希望の創造者》《勝利の方程式》《奇跡の創造者》などレギュレーションとは無関係に使用ができないカードが存在するが、それらは除外する。
順位 |
カード名 |
TCG/フォーマット |
日数 |
第1位 |
《緊急プレミアム殿堂》 |
デュエル・マスターズ |
-7 |
本項目の通り。そもそもが禁止カードにすべくして作られた禁止カードのため、これを超える速度のカードは登場することはまずないだろう。 |
第2位タイ |
《精神の願望/Mind's Desire》 |
Magic: The Gathering/Type1.5(レガシー) |
0 |
ライブラリをシャッフルして1番上のカードをコスト無しで唱えられるソーサリー呪文。更にこのカードを使用する前に使った呪文の数だけこのカードの効果を発動できる。 直近2年のカードしか使えないスタンダード環境においてはオーバーパワーではなく、当時存在した4年分使えるエクステンデッド環境では複数の派生系がコンボデッキフリークに好まれたが、それでもまだ適正レベルであった。 発売されたすべてのカードが使用可能なType1(現ヴィンテージ)とType1.5ではめくれるカードの1枚1枚が頭おかしいので使用可能になる当日をもって制限(Type1)or禁止(Type1.5)となった。 なお細かい話だが当時は流通の問題もあり、セットの発売日と大会で使用可能になる日が別になっており、一応発売からは31日経っている。 2023年8月に20年ぶりに解禁…というか初めてレガシー環境で使用可能になった。 |
第2位タイ |
《統べて識る者ギルガメシュ》 |
Z/X |
0 |
Z/X初の封神指定にして、発売日から指定されたカードであるが、そもそも指定されていた理由がこのカードのストーリー上の出自によるもの(つまりフレーバー的な意味合い)であり、3ヶ月後に解禁されている。 ついでにいえばこのカードの出自から禁止指定の名前が封神指定となっている。意味合いと狙いこそ全く異なるが、《緊急プレミアム殿堂》と似たような枠であるといえよう。 なお彼自身の効果もフレーバーを重視したものであり、カードパワーは全く問題なかった……のだが後に登場したとあるカードと組み合わせると相手のリソース(デュエマでいうマナゾーン)を容易に消し飛ばせることが発覚、エラッタでもはや別物レベルに弱体化されてフレーバー上の役割も果たせなくなってしまった。 |
第2位タイ |
《ドナドナ》 |
Precious Memories/ミックスレギュレーション他 |
0 |
『電波女と青春男』のパックに収録されたカード。(作品・カード種類に指定なく)捨て札3枚をデッキに戻し、捨て札の『電波女と青春男』のキャラ一枚を手札に戻す効果のイベントカード。 イベントカードは使い捨てかつ回収手段が基本ないからこそ強力な効果が多いのだが、それもデッキへの回収が可能。しかもデッキ回収の方には作品指定がなかった為、異なる作品間で無限ループのデッキデス(先攻1ターンでも可能)が発売前の時点で考案される事態になった。 その結果、発売日当日にミックスレギュレーション、MIX-Two limitedレギュレーションで禁止指定。作品単デッキでも普通に強いのでその後結局規制された。デザイアとことなり運営が理解した上で出したわけでなくプレイヤーから指摘されたものであるため実質単独首位。 |
第2位タイ |
《王家の神殿/Temple of the Kings》 |
YU-GI-OH! TRADING CARD GAME |
0※ |
海外版遊戯王OCGにおける最速。罠カードをセットしたターンに発動できるという、マキュラよりは弱いが永続的にした効果と、おまけ程度で聖獣セルケトと一緒にリリースしてデッキのあらゆるモンスターか融合モンスターをリクルートする効果を持つ。 基本的に強力な効果である罠カードをターン内に使えるのは強力なのでマキュラ共々相当昔に禁止カード送りにされている。日本では1716日で余裕のランク外だが、海外において発売即禁止を達成。 なお日本での禁止カード行きから換算すると-1509日となる。この1535日後にエラッタされ制限復帰し、後に解除されている。ちなみに後半の効果で指定されているセルケトはこっちの壊れ方に比べればさほど大したことはないモンスターなのだが、このカードがないとフィールドに存在できず表になった瞬間破壊されてしまう。そのせいで長年冤罪で使用不能にされたまま発売即使用不能の死体蹴りまで食らうというあんまりな仕打ちをされている。 |
第6位 |
《ティボルトの計略》 |
Magic: The Gathering/モダン |
10 |
以前あった「吹き荒れる潜在能力コンボ」のような挙動を起こすカード。本当は相手のクリティカルな呪文をすり替えるためのカードだが、デッキを特定の構造にして、3マナの続唱呪文から《ティボルトの計略》、対象を自分で唱えたスタック上の3マナ続唱呪文にすることで、確定で《引き裂かれし永劫、エムラクール》などのエンドカードに繋ぐコンボデッキが登場。 「モダンをプレイして面白くないものにするような、ゲームにならないゲームに寄与している」という身も蓋もない文で禁止された。まあ真面目に言うと、《ティボルトの計略》からエムラに繋ぐと、追加ターンが発生するため「実質3キル」が成立するので、モダンの禁止カードガイドラインに引っかかるというのはある。 |
第7位 |
《しまめぐりのあかし》 |
ポケモンカードゲーム/エクストラレギュレーション |
21 |
BW~剣盾までのカードが使えるフォーマットに於いて禁止されたポケカ最速規制。EX・GXポケモンにつけるとHP上限が100下がる代わりに相手のわざできぜつしてもサイドを1枚しか取られなくなる。 このカードをあえてHPの低いジラーチEXにつけてきぜつさせ相手のサイドを減らし、その後相手の手札をすべて叩き落とし、山札の上を固定することで妨害するという先攻絶対有利なデッキができてしまったため規制。 なおしまめぐりのあかしは相手のわざ以外のきぜつには効果を発揮しない(つまり上記の自滅だと相手はサイドを2枚とれる)が、ことこのコンボデッキではむしろ効果対象外であることが仇となっている。 |
第8位 |
《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》 |
Magic: The Gathering/スタンダード他 |
25※ |
4マナ4/4のボディにキャントリップがある上に、土地を置くたびに誘発する効果でアドバンテージを鬼のように稼ぐ。下記のオーコですら超えられなかったスタンダードの最速禁止記録を更新した。 ちなみにこのカードはテーブルトップ・スタンダードだと17日、北米のセット・ブースターに至っては未発売である。通常製品の拡張的な限定製品とはいえ本当に発売前禁止をやらかしてしまった。 |
第9位タイ |
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》 |
Magic: The Gathering/ヴィンテージ他 |
32※ |
悪名高き相棒クリーチャーの1種で、詳細は当該記事に譲るが「2マナ以下のパーマネント・カードでデッキを組む」という相棒条件を持ち、自分ターンに1度、墓地から2マナ以下のパーマネント呪文を唱えられる。 相棒条件がヴィンテージおよびレガシーでは何の縛りとしても機能しておらず、かつ自身の効果と噛み合いすぎた結果、相棒の春を巻き起こしてヴィンテージおよびレガシーにて規制された。ヴィンテージでの禁止指定は20年ぶり。ちなみに32日はArena基準で、日本テーブルトップ基準では31日、新型コロナウィルスの影響を受けた北米テーブルトップではなんとわずか3日での禁止指定となってしまう。 後に相棒ルールそのものにエラッタまで加えられた後にヴィンテージでは禁止解除。しかしカードプールの増加により、モダン・パイオニアでも相次いで禁止されることに。 |
第9位タイ |
《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》 |
Magic: The Gathering/レガシー |
32※ |
こちらもルールスと同じ弾で登場。デッキのパーマネントカードがすべて起動型能力を持つならばサイドボードから唱えられる。そしてその能力を発動しやすくなるコスト軽減効果持ちで、お手軽無限ダメージコンボが発覚。 噛み合ってる能力を持ちながらマナさえあれば確実に召喚できるというのはルールスと同じ強み。そもそも相棒能力のメカニズムそのものが強かった。ルールスと同じセットの収録なので日数についても同じ。 |
第9位タイ |
《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》 |
Magic: The Gathering/ブロール |
32※ |
全フォーマットを奈良公園にした。やっぱり32日はアリーナ基準。ただテーブルトップスタンダードでも49日とやっぱり早い。 |
第12位 |
《記憶の壺/Memory Jar》 |
Magic: The Gathering/スタンダード他 |
45 |
ただでさえ、一時的とはいえ5マナで7枚もカードを引けるという点で壊れていたが、当時存在した他のカードとの相互作用もあり大暴れした。 特にそのパーツがすべてスタンダードで揃う(=直近に刷ったカードである)点は開発部への批判を招いた。スタンダードの他、エクステンデッド、Type1.5、ウルザ・ブロック構築…つまりType1以外の全フォーマットで禁止された。 |
第13位 |
《むかしむかし/Once upon a Time》 |
Magic: The Gathering/スタンダード |
49 |
ゲームでいちばん最初に唱えるという条件こそあるがノーコストで唱えることができ、ライブラリーを5枚も見て1枚を手札に加えられる。 素で唱えても高いカードパワーなのだが、そこになぜ踏み倒し条件をつけてしまったのか。オーコと違いアリーナで先行規制されなかったためこの順位。 |
第14位 |
《パチモン幼馴染み》 |
Precious Memories/シングルレギュレーション |
67 |
効果は「同じ名称の相手のキャラ3枚は、このターン、アプローチに参加することができない。」という物。 プレメモのシングル(一作品指定)レギュでは一人のキャラ中心でほぼそのキャラのみ、場合によっては完全に一人のみでデッキ構築する事も珍しくない為、このカードでお手軽に最大5人(極一部に例外有)中3人のアプローチを止められてしまう。流石にやり過ぎと判断され、シングルレギュのみとはいえかなり早くに禁止カード入りしてしまった。 |
第15位タイ |
《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》 |
Magic: The Gathering/スタンダード他 |
80 |
アーティファクトを出せば出すほどマナが貯まる。ウルザ・ブロックはアーティファクトをテーマにしているため、効果が噛み合いすぎている。 MoMaを生み出す要因となった。エクステンデッドとType1.5でもスタンダードと同日に禁止。なおその後のミラディン・ブロックやカラデシュ・ブロックといった、やっぱりアーティファクトをメインテーマとして、やっぱり壊れカードを濫発したこともあり、レガシーでこいつが使える日はおそらくないだろう。 |
第15位タイ |
《意外な授かり物/Windfall》 |
Magic: The Gathering/スタンダード他 |
80 |
ハンデスと手札補充を両立できるカードがあるってマジ?こいつと上述のアカデミーのせいでMoMaが成立したと言っても過言ではない。 ちなみにこのカードをデザインした人がこのカードの存在を忘れていたせいでアカデミーと精神力は見過ごされてしまったといえる。エクステンデッドとType1.5でもスタンダードと同日に禁止。 |
第17位 |
《第六感/Sixth Sense》 |
YU-GI-OH! TRADING CARD GAME |
82※ |
1~6までの数字のうち2つを指定してサイコロを振り、当たればドローできるが外れればその分墓地送りというリターンの大小しか書いてないカード。 ドロー期待値1.83枚ってほぼ禁止カードの壺と等価ですよね?日本では現在でも罠カードでは最速となる529日で禁止されたが、海外では発売即制限であり王家の神殿と違って即禁止は免れている。 それでも当然のように暴れ、当時一強であった【征竜】を更に助長する結果になった事も有り年明けに禁止となった。日本での禁止から換算すると-3146日。世界で禁止された同年にとあるカードのおかげでドロー期待値4.67枚に跳ね上がったのでおそらく二度と帰って来れない。 |
第18位 |
《切断の細糸 金糸梅》 |
Z/X |
91 |
コスト2でありながら、リソースを増やしてかつ必要カードを回収できる効果を持つ。エラッタ前の時点ではリソースに置いてから回収効果が発動するうえ、同名カードも回収できたことから強力とされ封神指定となる。 |
第19位 |
《豊水尊神 イチキシマ》 |
カードファイト!!ヴァンガード |
107 |
相手のガーディアンの能力を封じる効果と手札枚数に応じて前列全てにパンプアップを与える効果、その手札枚数のカウントを増やす効果を持つ。 インフレしきった過去フォーマットの強化用弾(MtGで言えばモダンホライゾン枠)で登場したことで、かなり強くデザインされたと考えられるものの、流石にやりすぎたか。枚数規制ではなく使用禁止になる初めてのカードでもあった。 |
第20位 |
《優しくしてね》 |
魔法少女ザ・デュエル |
118 |
相手が自分を攻撃できなくなるカード。めちゃくちゃ強いわけでないものの、サルベージもできるということもあり遅延行為を招くため停学処分となった。現在の環境ではメタも多いが、サルベージ手段も増えており相対的に見てプラス要素が大きい。 |
第21位 |
《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》 |
Magic: The Gathering/スタンダード |
119 |
他にクリーチャーがいなければいけないという制約はあるものの、2マナ3/3の優秀なスタッツと、攻守どっちに回ってもカードを1枚引くという安定性向上を両立してしまったカードで、かつアーティファクトというのが登場弾のメインテーマであることもあり使用率が急上昇、環境の固定化を招いてしまった。 |
第22位 |
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》 |
Magic: The Gathering/スタンダード |
135 |
『印刷されるべきではなかった』とまで言わしめたとんでも装備品。ウィニーにつけてそのウィニーが死ねば2ドロー。パンプアップもできてドロー効率も改善、おまけに場に残り続け再利用も容易、と欠点らしき欠点がない。 |
第23位 |
《巨人港》 |
バトルスピリッツ |
163 |
超巨大スピリットの召喚補助のための遅延カードとしてデザインされたカードで、これ単体は壊れというわけでもないバランスの取れた良カード。 しかし《氷の覇王ミブロック・バラガン》の登場以後、相手をバウンスさせデッキアウトに追い込む遅延デッキの要となってしまい、しかもバラガンがアニメの販促都合上規制できないため身代わりになった。バトルスピリッツ最速規制である。 |
第24位タイ |
《Emヒグルミ》 |
遊戯王OCG |
167 |
自身が破壊されたときにEmをリクルートする効果と、Emが破壊されたときにライフを支払ってPゾーンから召喚できる効果を持つ。 ターン1制限がなかったうえ、こいつがペンデュラムモンスターと再利用が容易であることから【EMEm】の展開補助で活躍し規制。奇しくも《EMモンキーボード》とともに遊戯王の日本最速規制である。 その後エラッタで決闘者から散々ツッコまれた効果のターン1回制約が付いて制限に復帰。 |
第24位タイ |
《EMモンキーボード》 |
遊戯王OCG |
167 |
《EMペンデュラム・マジシャン》《EMドクロバット・ジョーカー》と並ぶEM安定の要。スケールに設置するだけなので召喚権を使うこともなく、ペンデュラムモンスターの抱えている「スケールが1枚しかないと息切れする」という難点を解消している。 このカード特有の弱点が存在しないのも強み。ヒグルミが規制されたことで一度は生き延びたものの、【EM竜剣士】の流行でメスが入り、同じ寿命で奇しくも規制された。しかし規制後もアニメにちらちら出てはデュエリストたちのトラウマを刺激したという。 現在は環境のパワーインフレにより制限に復帰。 |
第26位 |
《炎征竜-バーナー》《風征竜-ライトニング》 |
遊戯王OCG |
169 |
遊戯王屈指の壊れカード群と言われる征竜のうち二枚、通称「子征竜」。詳細は征竜のページに譲るが、最上級征竜の数少ない弱点であった「手札か墓地になければならず、デッキにいては意味がない」という問題を解決してしまう。 この結果、数少ない例外を除いて当時の環境デッキをすべて駆逐するという結果となった。ちなみに残り2属性の子征竜も同日に禁止カード入りしているが、初出がプロモパックの第一弾と第二弾と分かれていたため規制まで198日と若干遅れている。
それでもここの一覧に載るレベルで充分早い。その後最上級征竜の禁止と共に解禁され、下級モンスターとして普通に使えるが効果は使用不能という屈辱の日々を送っている。セルケトとかよりはマシだが。 |
第27位 |
《リンクロス》 |
遊戯王OCG |
172 |
10期の最後にお出しされたリンクモンスター最強の展開要員。生み出すトークンにはリンク素材に使えないという申し訳程度の縛りがあるものの、逆にいえば本体を含めそれ以外の縛りが一切存在しないため様々な展開ルートが考案された。 《水晶機巧-ハリファイバー》と組み合わせることでチューナーを含むモンスター2体が一気に5体にまで増えると書いたらその恐ろしさがわかるだろうか。 |
第28位タイ |
《十二獣ドランシア》 |
遊戯王OCG |
175 |
9期末期に現れたリンク1エクシーズ集団の制圧要員。【十二獣】では当然のこと、最悪メインデッキに十二獣を入れずともレベル4×2で簡単にフリーチェーン除去を用意できるという状況を生み出してしまっていた。 |
第28位タイ |
《十二獣の会局》 |
遊戯王OCG |
175 |
そんなドランシアの安定性を高めていたのがこのカード。自分フィールド上の表側表示カードを破壊することで十二獣のリクルートが行えるのだが、何故か自身を破壊して効果を使用できるため実質ノーコストでリクルートを行うカードとなってしまった。 |
《Gleemox》 |
Magic Online/「フリーフォーム」を除く全マジックオンライン認定フォーマット |
0日 |
0マナキャスト、タップで「あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」という、すべてのMoxシリーズの上位互換。 が、カード自体に「このカードは禁止されている。」と書かれている前代未聞のカード。カードの開発段階から禁止故に番外扱い。 |
《頭蓋槌/Cranial Ram》 |
Magic: The Gathering/パウパー |
-7日 |
《頭蓋囲い》のリメイクカードで多少の違いはあるが、「アーティファクトの数だけパワー修正」というキモの部分がそのままで運用上大差無し。 《頭蓋囲い》自体はその爆発力が原因ですでにパウパーで禁止されているが、「カードのレアリティは各セット内のバランスも含めて総合的に考慮して設定する」という理念により《頭蓋槌》もまたコモンに設定された。 パウパーの禁止を決定するフォーマット委員会がプレビュー段階から協議した結果、「禁止カードほぼそのまんまのカードは流石に実証するまでもない(意訳)」との理由から正真正銘の発売前禁止の判断を下した。 「特定のレアリティのカードだけ使えるフォーマット」の特殊性故の出来事のため番外。 |
《呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser》 |
Magic: The Gathering/統率者戦 |
-15日 |
相棒クリーチャーの1種で、「デッキに入っている土地でない各カードが、それぞれ異なる名前を持っていること」を相棒条件に持つ。 要はデッキをハイランダー構築にすることを求められるのだが、統率者戦は元からハイランダールール。青赤が何の工夫も苦労もなく1枚追加で統率者を使えるような状態になってしまい、不公平が過ぎるのでカード情報公開からわずか数分後に禁止が予告された。 あくまで正式な禁止ではなく予告である点、公認(MtGの総合ルールに統率者戦は記載されている)ではあるが公式大会は開かれない半カジュアルルールにおける禁止である点から番外扱い。 |
《黄泉からの橋/Bridge from Below》 |
Magic: The Gathering/モダン |
-2116日 |
このカードが最初に印刷された『未来予知』というセットは「将来のセットで収録する予定のあるカード」を先行して収録する(例えば「プレインズウォーカー」がフレーバーではなく、カードタイプになると示唆されたのもこのセット。)というコンセプト。 かつこのカード自体がこの未来予知と、再印刷のみの「マスターズシリーズ」でのみ印刷されているため、フレーバー的には「まだ正式収録されていないのに禁止」という事になっている。-2116日はあくまで2025年04月27日 (日) 時点での暫定のもので、正式収録されるまで増え続ける。 |
《ヨミジ 丁-二式》 |
デュエル・マスターズ |
194 |
デュエマの規制速度ランキング第2位。マナさえあれば8マナ以下のクリーチャーをリクルートできるうえ、効果発動時に自身を破壊するせいでかえって使いまわしが効いてしまい、結果ループコンボを生み出してしまった。 《緊急プレミアム殿堂》を除けば最速規制。条件は一応厳しい……はずなのだが、同じ環境に《クリスマIII》がいたせいでないも同然の条件となっていた。 普通であれば1年も経たずに禁止というのは信用問題にも繋がりかねないあってはいけない由々しき事態だが、プレイヤーからは「英断」「妥当」と評され、(デザインしたことへの批判はあったものの)このカードの規制に否定的な声が上がらなかった(=それくらい規制そのものへの早さよりもこのカードのオーバーパワーに対する辟易が強かった)というのも特記すべきであろう。 |