信長の忍び

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信長の忍び - (2018/08/01 (水) 22:11:42) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/07/25(月) 00:10:48
更新日:2023/12/26 Tue 22:06:46
所要時間:約 6 分で読めます




『信長の忍び』はヤングアニマルに連載されている4コマ漫画。
作者は重野なおき。2017年8月時点で既刊12巻。同じ世界観で描かれた戦国4コマ漫画が複数存在する(後述)。

織田信長に仕える忍びの少女・千鳥を主人公とした「忍びの目から見た戦国漫画」。
基本的にはギャグ漫画だが、歴史に関する逸話やうんちくがあったり、時にはシリアスな展開(例えば千鳥が拷問されるシーンなど)
となることもあり、単行本には専門家などによる解説も載っている。

2016年10月からアニメが放送される事が発表された。
重野なおき先生の作品でアニメ化されたのはこの作品が初だが、ドラマCD化は『Good Morning ティーチャー』が初めてである。
5分枠のショートアニメで、第一期(2016/10~2017/3)がゴールデンタイムで、続けて深夜枠に移って第二期:伊勢・金ケ崎編(2017/4~9)が放送。
現在、第三期:姉川・石山篇(2018/4~)が放送中。


〇登場人物

何気に変人多いぞ!【織田家】

主人公。織田信長に仕える忍びの少女。伊賀出身。推定1550年ごろの生まれ。
幼い頃に信長に命を救われたことがあり、その時から信長に仕えたいと思っていた。
戦闘能力だけなら作中最強クラスの実力者で、化け物と呼ばれることもある。
一方で頭を使うことが苦手。あほのこ。

千鳥と同じく信長に仕える忍び。
地味だが、知識が豊富で情報収集能力に長けており、天気を読むことも出来る。
千鳥のことが好き。

千鳥の主。尾張の戦国大名。
乱世を己の手で終わらせるという大志を持ち、技術革新と商業政策により戦国に覇を唱える戦国武将。
下戸であり、甘い物に目がない大の甘党でもある。

信長の家臣兼パシリ。猿顔でござる口調で話す。
常に前向きでポジティブな性格。武術や知略は並み程度だが意外性だけは高い。
後に侍大将に出世するもパシリなのは変わらなかった。
弓矢を何本か喰らったくらいじゃ死なない程タフ。
「出世して、みんなが笑顔で暮らせる世の中にしたい」という(本人無自覚ながら)立派な志も。

信長の家臣。作中随一のツッコミ師。
苦労人であり、信長に合流するまで全国を放浪していた。
鉄砲の腕と美しい土下座には自信がある。
斉藤家に仕えていた頃から帰蝶に惚れており、未だ諦めが付いていない。妻帯者のくせに
裏切りを許せない高潔な性格であり、裏切り者がいるとけちょんけちょんに貶している。


天才軍師。細身の女顔で若くして総白髪。
秀吉の部下として織田家に仕える。
些細なことで病気や怪我を患ってしまう程の虚弱体質。

織田家筆頭家老。
「かかれ柴田」や「鬼柴田」の異名を持つ。
お市のファンであり、彼女が嫁ぐ時にはショックで抜け毛&白髪になった。

織田家家臣。
常に先陣を切る勇将。「攻めの三左」の異名を持ち、女性ファンを持つ程のイケメン。
なお、これでも四十路が近いので、妻のえい曰くちょっと加齢臭がするんだとか。

織田家家臣。信長の親衛隊として槍を振るう猛将。
有名な愛妻家でもあり、妻のまつとの仲はバカップル。
ぶっちゃけ周りが迷惑するレベルで熱々。

秀吉の妻。ツンデレ
家事全般は壊滅的で、特に料理の腕は毒物に慣れた忍びの千鳥達にダメージを与えるほどに危険。
ちなみに結婚当時は14歳(秀吉は25歳)であった(勿論現代ならバリバリの犯罪)。

信長の妹。家臣の中にもファンが多い美少女。
後に浅井長政に嫁ぐことになり、嫁ぎ先の浅井家でも彼女の虜になる者が増えている。
スリーサイズは70・50・72(秀吉予想)。

信長の正妻。
超が付くほどの天然で作中一番のボケキャラであるが、気丈で心優しい一面も持ち合わせている。
「戦国雀王のぶながさん」では三回に一回は天和や地和でアガるチート能力保持者。

利家の妻。夫とは周囲が迷惑がるほどのバカップル。
なんと夫と結婚した時は12歳(利家は21歳)という当時としても若すぎるもので、翌年には長女を産んでいる。

可成の妻。斉藤家時代からの帰蝶の従者。天然さんに振り回される苦労人。一向宗門徒。



こっちも変なのばっかりだ!【友好勢力】

大和国の大名。前将軍足利義輝を殺した男。
天下の情勢を読み、あっさりと信長に降伏した策士かつ野心家。
派手好きで好色家でもあり、千鳥と会うと必ず尻を触る等のセクハラ行為を行う羨まs…、いや何ともけしからんセクハラ好きのエロオヤジ。
「裏切りは計画的に」が持論。

近江国大名浅井家の当主。お市の夫となる。
筋骨隆々の大男で、常に上半身裸で筋トレをしている、ある意味筋肉バカ。
そして生まれた娘を溺愛する子煩悩パパに。

狸顔で食いしん坊な三河の領主。
信長とは幼なじみであり、信長が今川義元を倒した後に清洲同盟を結ぶ。
姉川の合戦に参戦した理由の一つは「嫁が怖いから」という程の恐妻家。
三方ヶ原の例のアレでキャラがアレなことになり、薬の研究を始めてキャラ変更を目論んでいたりする。

前将軍・義輝の弟。
光秀の仲介で織田家を頼り、第15代将軍に就任する。
なのだ口調で話し、わがままでなおかつ非常にうっとおしく、擁立した信長でさえ「将軍うぜぇ〜」と頭を抱える程。

伊賀忍びのまとめ役で千鳥と助蔵の師匠。
彼が川で溺れている千鳥を拾わなければこの作品はなかっただろう。

美濃国大名。帰蝶の父。親バカ。
物語開始時点で故人であり、回想や番外編で登場する。

  • マム郎
キャラ付けのために道三の首に巻かれた蛇。安全を考えマムシではなく無毒のシマヘビ。

結局どいつもこいつも変人だ!【敵対勢力】

  • 顕如
一向宗の総本山・石山本願寺法主。
反射光で常に眩い輝きを放つ坊主頭とわかりやすい説法で高いカリスマ性を誇る。
信長の覇業を10年遅らせた男。

駿河国大名今川氏の当主。
大名としては物凄く有能だが、息子が馬鹿なのが悩みの種。
桶狭間で死んだ後もたまに幽霊として登場する。

越前国大名朝倉家の当主。
内政は有能だが、どうしようもないほどの臆病者。
滅多に戦場に出たがらず、出たら出たでフクロウの鳴き声にも怯える。

甲斐国大名武田家の当主。
四名臣をはじめとする戦国最強軍団を率いる名将であると同時に、「信玄の隠し湯」が高じて無類の温泉好き。

  • 望月千代女
「信玄の忍び」。諜報や暗殺のため、たびたび暗躍していたジト目の巨乳美女。
千鳥に匹敵する実力と自己判断で動ける裁量と狡猾さを持ち、躑躅ヶ崎館に現れた千鳥を打ちのめしたことも。
意外と単純なところがあり、千鳥の子供騙しな技や助蔵の口車に引っかかったりする。




○スピンオフ作品

  • 『戦国雀王のぶながさん』
ヤングアニマル嵐に連載された麻雀4コマ。全1巻。
麻雀が伝来し、戦の代わりに麻雀で天下や国盗りを行う。こちらは主人公である千鳥はほとんど登場しない。
伝承をモチーフに、あくまで技術の範疇だがどこか超能力めいた特技を使う者もいる。

  • 『尾張統一記』
現在ヤングアニマル嵐で連載中のスピンオフ。全3巻。
同一時間軸における若き日の信長を描いた作品(千鳥の仕官が桶狭間の少し前)。

  • 『軍師黒田官兵衛伝』
ヤングアニマルDensiでweb連載中のスピンオフ。既刊3巻。
日本一の軍師を目指す播州国人・黒田官兵衛孝高の活躍を描く。
スタート地点が秀吉が長浜城主になった頃なので、連載時点の本編よりも少し後の時代が描かれており(本作1巻と同時期に発売された本編8巻が三方ヶ原)、千鳥の姿は見られないが、名将に成長した秀吉や、例の事件前後の光秀も顔を出している。

  • 『真田魂』
官兵衛伝同様、Densiでweb連載されている作品。既刊1巻。
家と土地を守らんと奮闘する「戦国最強の血統」真田家を描く。
スタートは幸隆が武田家に仕官する場面だが、中心となるのは「日本一の兵」真田幸村の模様。
2015年1月時点では織田家と絡んでいないものの、信玄など本編と共通する人物も。

  • 『政宗さまと景綱くん』
コミック乱ツインズで連載されている作品。既刊2巻。
料理好きの伊達政宗と、サディスティックな部下の片倉景綱の活躍を描く。

○戦国大戦に参戦

SEGAの『戦国大戦 1570〜魔王上洛す〜』にて主人公・千鳥が戦国数奇(コラボなどの特殊枠)としてまさかの参戦を果たした。しかも背景にはモブとして信長もいる。
その後も下記の面子が追加されている。
  • ver.1.20『15XX〜五畿七道の雄〜』木下秀吉(背景:ねね)
  • ver.2.00『1590 葵 関八州に起つ』本願寺顕如(背景:如春)
  • ver.2.00 単行本7巻限定版付録 織田信長(背景:帰蝶)
  • ver.2.20『1477 破府、六十六州の欠片へ』帰蝶(背景:斎藤道三)
  • ver.3.10『1615 大坂燃ゆ、世は夢の如』望月千代女(背景:武田信玄)

蛇足だが、既にサービスは終了している為、今からでは彼女達の活躍は動画サイトなどの過去の戦いでしか見れない。
(ネットワークには繋がっていないが稼動できる店舗はまだ何個かあり、カードも捨て値で売られている可能性もあるが)
ちなみにアニメ化のかなり前のコラボなので声優陣は違うが、そっちもそっちでなかなか豪華だったりする。

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