プトレマイオス(機動戦士ガンダム00)

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プトレマイオス(機動戦士ガンダム00) - (2020/10/20 (火) 22:51:06) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/21(日) 18:41:58
更新日:2024/02/18 Sun 15:32:35
所要時間:約 8 分で読めます




そんなに硬くならないで。

私達ソレスタルビーイングの初お披露目よ、ド派手に行きましょ!





PTOLEMAIOS



本項では『機動戦士ガンダム00』及び『劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-』に登場する艦船
「プトレマイオスシリーズ」について解説する。



【プトレマイオス】

型式番号:CBS-70
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング
全長:251m
全幅:84m
全高:74m
動力機関:GNコンデンサー
装甲材質:Eカーボン


1stシーズンに登場した、ソレスタルビーイング実動部隊「チームプトレマイオス」が運用する多目的輸送艦。通称「トレミー」。

動力源はGN粒子だが、GNドライヴを搭載していない為、ガンダムのGNドライヴから供給された粒子で稼動している。
ガンダムが不在の場合はコンデンサーに貯蔵した分しか稼動出来ない。
それでも粒子貯蔵量はかなり多く、大量の粒子を消費するGNフィールドで艦全体を覆う事が可能。

ガンダム各機は船体前部の円環レールに固定された4基のコンテナに格納される。

艦首には展開式リニアカタパルトが備わっており、使用の際には発進させるガンダムのコンテナを上部にローリングさせ、機体をカタパルトデッキに移動させる。
また、コンテナを開放して直接発進させる事も可能。

輸送艦という事もあり非武装だが、通常のコンテナを「強襲用コンテナ」に換装する事により、GNキャノンとGNミサイルが使用可能になる。


◆劇中の活躍
あくまで輸送艦という区分なので、序盤は特に出番も少なく戦闘に晒される機会も少なかった。

軌道エレベーターのオービタルリング付近で待機していた所を、GN粒子の特性を逆手に取った人革連に位置を特定されガンダム鹵獲作戦を実行される。
大量のティエレン宇宙型による攻撃やラオホゥ級輸送艦による特攻を受けるが、GNフィールドや直掩に就いたエクシア及びデュナメスによる艦砲射撃で凌ぎ切る。

国連軍によるガンダム掃討作戦『フォーリンエンジェルス』では、アルヴァトーレの砲撃で右舷を抉られ医務室を含め被弾。GNフィールドの展開が不可能になってしまう。更に空になっていたGNコンテナ2基を喪失し、残るデュナメスの強襲用コンテナで艦砲射撃を試みるも、最終的には接近したGN-Xにブリッジを潰されて航行不能となってしまった。




皆、行きましょう…!

私達が世界を変えた事への償いを…そのけじめを付けましょう!

イノベイターの支配から世界を解放し、再び世界を変えましょう!未来の為に!


ラストミッション…スタート!!





PTOLEMAIOS 2



【プトレマイオス2】

型式番号:CBS-74
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング
全長:251m
動力機関:GNコンデンサー
装甲材質:Eカーボン

武装
  • 大型GNキャノン×4
  • GNキャノン×4
  • GNバルカン×4
  • GNミサイル発射管×38
  • GN魚雷発射管×4
  • GNフィールド
  • 光学迷彩


2ndシーズンに登場した、プトレマイオスの後継艦。引き続き「トレミー」の愛称で呼ばれる。
輸送艦であった先代とは打って変わり、本艦は多目的攻撃母艦として建造された。
船体のメインブロックは先代とほぼ同形状だが、MS搭載区画の一新と武装化により、そのシルエットは大きく変化している。

また、システム面も大幅に進歩しており、先代では宇宙のみに限定されていた行動範囲が地上にも拡大され、水中航行も可能。故に大気圏突入・離脱能力も備える。

ローリングコンテナに替わって両舷に設置されたMS搭載ブロックは3層式で、上段はリニアカタパルトデッキ、中段は格納庫、下段は水中発進用注水室となっている。
左舷第1格納庫には、主にダブルオーガンダムアリオスガンダム、右舷第2格納庫にはケルディムガンダムセラヴィーガンダムが収容される。
このブロックの外側には空力制御用の翼があり、大気圏内での飛行時には左右に展開する。

先代から継承した艦首の第3カタパルトには格納庫が設置され、主に支援機であるオーライザーGNアーチャーが収容される。

特筆すべきはトランザムシステムへの対応と耐久性能にある。
まず前者は、太陽炉を接続したガンダムがトランザムを起動する事により、艦も連動してトランザムを行えるのみならず、ガンダムが居らずともコンデンサーを解放してトランザムを使用可能。
大気圏離脱はこれを利用して行い、メメントモリ攻略戦等のの特殊任務にも使用された。

そして、後者は尋常ではない粒子貯蔵量によるもの。
ガデッサのGNメガランチャーにはGNフィールドごと装甲が貫かれてしまったが、一撃の余波だけでもダブルオーライザーのシールドを焦がすガガの特攻を立て続けに受けても耐えるだけのGNフィールドの出力とフィールド効果による頑強な装甲を有する。

この二つの機能によって、嘗て輸送機に過ぎなかったプトレマイオスは不沈艦とすら評せる代物へと変貌を遂げた。


プトレマイオス「Ⅱ」とよく間違えられるが、正しくは数字の「2」なので注意。


◆武装
  • 大型GNキャノン
第1第2カタパルトデッキ上部後方に2門ずつ搭載。本艦の主砲。

  • GNキャノン
第1第2カタパルトデッキの外側に2門ずつ装備された副砲。

  • GNバルカン
艦首部に内蔵されている。

  • GNミサイル
艦全体に計38門の発射管を持つ。ミサイルだけでなく、スモーク弾や機雷、ジャミング用グレネードも発射可能。

  • GN魚雷
水中用装備。艦底に4門の発射管を持つ。

  • GNフィールド
先代に引き続き搭載。部分的に粒子濃度を高めて防御力を上げる事が出来る。
大気圏突入・離脱時などには前面に展開し、空気抵抗と衝撃を軽減させる。

  • 光学迷彩
地上でのみ使用する。船体上面に展開し、監視衛星の目を欺く。
GN粒子とは相性の悪い機能なので、戦闘等粒子を大量に消費する際には解除の必要がある。


◆劇中での活躍

最初の見せ場である第3話のアレルヤ・ハプティズム奪還作戦では、大気圏突入から直接海に突っ込むという戦術、津波を起こしてビームの威力を半減させる役目を果たした。

次の第4話ではトリロバイトに風穴を空けられ、ケミカルボムで拘束プレイを喰らう。
第11話ではガデッサの砲撃で第3格納庫がブチ貫かれる等、かなりハードにやられる。

第2の見せ場は第13話のメメントモリ攻略戦。低軌道リングの上を猛進する姿は実にカッコイイ。
電池の「トランザム(キリッ」でレーザーを回避し、最終的にミッションは無事成功……したのだが、
直後にエンプラスとガデッサ、ガラッゾの襲撃に遭い、止む無く地上へ降下してしまう。

ブレイク・ピラーの後は再び宇宙に戻り、アニュー・リターナーの離反を経てヴェーダ奪還作戦へ。
アロウズの猛攻をカタロンとカティ・マネキン率いる反乱軍の協力で凌ぎ、ソレスタルビーイング号へ向かう。
ガガの特攻受けつつソレスタルビーイング号に突入し、オートマトンに群がられるも、何とかヴェーダを奪還。
刹那・F・セイエイのサポートの為に(オーガンダムを落下させながら)発進し、援護射撃を行うが、
リボーンズキャノンの一撃で航行システムに不調を来し、スモーク弾で目晦ましを行う。最後はガンダムエクシアリペアⅡを射出して、戦闘から離脱。
戦闘終了後はガンダム各機を回収した。




皆、これがソレスタルビーイングの……

いいえ、私達に残された…ラストミッションよ!





PTOLEMAIOS 2 Kai



【プトレマイオス2改】

型式番号:CBS-742
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング
全長:260m(ブースター装着時)
動力機関:GNコンデンサー
装甲材質:Eカーボン


劇場版に登場。
プトレマイオス2を改修した艦で、改修前と外見上の差異は無い。愛称は変わらず「トレミー」。

改修されたのはシステム面が主で、トランザムの最適化技術が導入されている。
これによりトランザムの継続時間が延長され、追加ブースターを艦尾両舷に装備する事で超長距離航行が可能になった。

内装面では第3格納庫が大型化され、ダブルオーライザーを合体状態で格納・発進出来るようになった。


◆劇中での活躍

本艦による直接戦闘は皆無と言っていい。一応防衛戦線外から最終防衛ラインへの援護はしていたが。

火星圏出向の際にはブースターを装備していた。

イノベイド達との最終決戦ですら航行を維持した頼れる存在だった本艦ですら、ELSとの最終防衛戦では紙一重の所まで追い詰められた。
最終的にはELSに船体の半分ほどを侵食されてしまっており、如何に凄まじい攻勢だったかがここからも見て取れる。

前述の通り、本艦は直接の戦闘はない。地球防衛に何をしているのか、というツッコミはあるかもしれないが、フォローすべき点はある。
まず、本艦は「積極的な攻撃を目的した戦艦」ではなく、「全領域で運用可能な強襲型輸送艦」である。そのため、本艦の武装は「艦の防衛」を主眼としている。これはミッションを行うにあたって、1season同様4機のガンダムを艦から離れたところで運用することによる防衛力の低下を想定しているからと考えられる。事実、2seasonにおいても本艦の戦闘シーンは「GNフィールドと併用して、GNミサイルと小型GNキャノンで迎撃」する、「4機のガンダムによる艦の防衛のフォロー」をする場面がかなり多い。また本艦の武装強化は「先代の課題」を理由になされていることからも、防衛が主眼となっていることが分かる。


【ゲームでの活躍】
第2次Zにて初参戦。
『00』がシナリオの中核の為、母艦になる事が多い。

GNフィールドを備え、スメラギ・李・ノリエガを始めとするクルーの精神コマンドもあって雑魚の攻撃では掠り傷一つ付かない鉄壁振りを見せる。

但し、その鉄壁のGNフィールドはENを消費する上、
原作再現で初期ENがたったの100なので、フル改造ボーナスで「バリア・ジャマーのEN消費0」を付けるか「電力受信アンテナ」を装備させたい。

また、スメラギが修理スキルをデフォで持っている為、鉄壁の防御力を活かして前線のユニットの修理屋にも出来る。
「パーツ供給」も持たせると更に便利屋に。

但し、非武装艦の為、攻撃は不可能。「必中」を持つラッセ・アイオン涙目。

シナリオ中盤で武装コンテナが追加され、晴れて攻撃が出来るようになる。
これまで「カットイン?何それ美味し(ry」状態だった所為か、
攻撃時のカットインでは武装コンテナの設定完全無視の女性陣(だけでなく男性陣もチラッと映ってる)総出演。

また、エクシア・デュナメスとの合体攻撃(GNアームズ TYPE-E / D)も追加されるが、
ガンガン斬り込むエクシアや後ろから狙い撃つデュナメスに付いていくと前者では集中砲火を浴び、後者では攻撃が届かないという状況に陥る為、結構使いにくい。


『再世篇』ではプロローグでプトレマイオスが撃沈し、本編ではプトレマイオス2が登場。
修理装置が撤廃されてしまった代わりに初期から武装があるため、エースボーナスの獲得はし易くなっている。
ガンダム達のトランザムと違い、特殊コマンドとしてのトランザムを所持しており、2ターンの間移動力が向上することで搭載ユニットの迅速な展開が可能となる。
ただし、加速を持つアニューがフラグを満たさないと途中離脱してしまう点に注意。


第3次Z』両編ではTV版から劇場版に移行したため、プトレマイオス2改が登場。
修理装置が復活したものの、スメラギのエースボーナスの変更やトランザムの弱体化、アニューの離脱(Zシリーズでは生存が正史だが)もあって戦闘に出し辛くなった。


UX』では劇場版初参戦に伴い、プトレマイオス2改が初登場。
一斉射撃が追加され、修理装置もあるため幅広く活躍できる。

BX』では基本的な仕様はUXと変わらないが、不屈バグのおかげで不沈艦と化す。


V』では第3次Zと同様の仕様。



通常のプトレマイオスは武装が無いため、自軍で運用できるのは強襲型コンテナ仕様のもののみ。
ただし、宇宙専用(CROSSRAYSのみ地上でも使用可能)であることと搭載チーム数が1であるため使い辛い。
プトレマイオス2(改)は作品によってトランザムの仕様がまちまちで、WORLDでは移動力向上、OVERWORLDでは無し、CROSSRAYSでは武装となっている。
GNフィールドでENを食う点はネックであるが、水中でも動けて一通り武装が揃っている為、最終的な母艦候補として十分。


プトレマイオス2が家庭用のミッションモードでCPU専用ユニットとして登場。
遠距離からミサイルを発射してくるが、所詮は艦船ユニットなので的が大きくこちらの攻撃が通りやすい。
耐久値こそ並外れているが、チマチマと削っていこう。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTから追加されたステージ『最終防衛ライン』でも背景で登場。



皆、行きましょう…!

冥殿がアニヲタWikiを凍結・閉鎖した事への償いを…そのけじめを付けましょう!

項目荒らしの支配からアニヲタWiki(仮)を解放し、再び項目を追記・修正しましょう!未来の為に!


ラストミッション…スタート!!

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